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お葬式

喪中にはどんな意味がある?喪中の期間ややってはいけないことも紹介

更新日:2022.07.14 公開日:2021.11.09

喪中

木のベンチの上に置いてあるユリの花

記事のポイントを先取り!

  • 喪中は故人の死を悼む期間
  • 喪に服すのは2親等の範囲まで
  • 喪中は慶事への参加を控える

葬儀にまつわる事柄として、喪中という言葉を耳にしたことがあると思います。

しかし喪中という言葉は知っていても、具体的な意味についてはご存じでない方も多いようです。

そこで、この記事では喪中の意味や、喪中の過ごし方について解説していきます。

普段の何気ない行動の中にも、喪中には控えるべきとされていることがあります。

喪中はがきの意味や記載内容などにも触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 喪中の意味
  2. 喪中の期間は?
  3. 喪中に控えるべきこと
  4. 喪中にしても問題ないこと
  5. 喪中はがきについて
  6. 喪中の意味まとめ
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喪中の意味

お墓参りで目を閉じで合掌する女性

喪中において、近親者を亡くした家族や親族は、慶事への参加を控えるべきとされています。

ここでは、そもそもの喪中の意味と、喪中に喪に服するべき故人との関係性について解説します。

喪中とは

身内を亡くした家族が、故人の死を悼み喪に服す期間を喪中(もちゅう)といいます。

喪中にある方はお祝いの席への参加は辞退し、結婚などの慶事を行うことは控えるのが一般的です。

喪中には、身内を亡くした家族が悲しみを乗り越え、通常の生活に戻るための準備期間という意味もあります。

喪中は、残された家族が故人の死を時間をかけて受け止め、心を癒す期間でもあるのです。

喪中は故人の命日から1年ほど続き、その間、遺族は喪に服して慶事への参加を控えます。

喪中の範囲

一般的に喪に服すべき続柄は、故人からみて2親等の親族までとされています。

  • 0親等:配偶者
  • 1親等:父母、子供、配偶者の父母
  • 2親等:兄弟・姉妹、配偶者の兄弟・姉妹とその配偶者、祖父母、孫

上記にあたる近親者が、2親等までの親族にあたります。

また、子どもの配偶者については、2親等に含まれない範囲であっても、喪中とするケースもあります。

忌中との違い

故人の逝去から数えて、仏教では四十九日神道では50日祭までが忌中の期間となります。

本来、喪中は「忌」と「服」の2つの期間で成り立つもので、忌中は死の穢れを祓う期間とされています。

かつては、故人が成仏できるように遺族は喪服を着て、門戸を閉ざし、外部との接触を避けていたようです。

死を穢れとする考えにもとづき、周囲に穢れを広めないために、自宅で故人を弔うことに専念したとされています。

また、残された家族が家にこもって冥福を祈ることで、故人の魂を浄めるという意味もあったようです。

死を穢れとして捉えるのは神道由来の考え方で、喪中や忌中は神仏習合による日本独自の風習です。

現代では、喪中は一般的な慣習になっており、お祝いごとなどを控える程度にとどめる傾向が強いようです。

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喪中の期間は?

水色の壁紙に半分見切れた白いアナログ時計

喪中の期間は、宗旨宗派を問わずおよそ1年間とされ、仏教では一周忌法要までが一般的です。

喪中は、明治政府が発布した「太政官布告(だじょうかんふこく)」をもとに、現在まで続いているしきたりです。

「太政官布告」は、昭和22年に撤廃されていますが、今も1つの目安にされています。

あくまで目安になりますが、以下に「太政官布告」での喪中の期間をご紹介します。

父母13ヶ月
13ヶ月
90日
子供90日
兄弟姉妹90日
父方の祖父母150日
母方の祖父母90日

故人が父母や夫の場合、およそ1年間続くことになります。

現在では、喪中を規定する法律はなく、故人との縁により親等に関係なく喪に服して問題ありません

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喪中に控えるべきこと

○と×のプラカードを持って悩む男性

喪中の期間は、故人の死を悼み、身を慎んで、慶事への参加を控えるべきとされています。

では、具体的にどのような慶事を避けるべきなのでしょうか。

お正月のお祝い

お正月は日本人にとって最も一般的な慶事のため、おせち料理などを作り盛大に祝うのが一般的です。

しかし喪中の場合、鏡もちや門松などの正月飾りはお祝いの意味を持つため、避けるべきです。

おせち料理などの祝い膳を作ることなども、喪中は控えるべきとされています。

また初詣は、神様へ新年の喜びを伝える行事であるため、喪中の人は控えたほうが無難です。

基本的には、忌明けをしていれば、喪中でも神社への参拝は問題ないとされています。

しかし、神社によっては初詣をすることを好ましくないとすることもあるため、注意が必要です。

ただし、死を穢れとするのは、あくまでも神道に基づく考え方で、仏教では死を穢れとは考えません。

そのため、忌中や喪中であっても、寺院へのお参りは問題ありません

仏教では、遺族が善い行いをすると、故人に回向されるという追善供養の考えがあります。

忌中や喪中に新年を迎えた場合は、お寺にお参りして故人を偲び、手を合わせて冥福を祈るとよいでしょう。

お年玉をあげる、もらう

結論として、基本的にはお年玉をあげても問題ありません。

とはいえ、お年玉という名目であげるのは避けたほうが良いとする方もいます。

そもそもお年玉とは、年末年始において1年の五穀豊穣を祈るために祀った「歳神様」が関係しています。

歳神様へのお供え物である丸餅を、歳神様が帰る時期に合わせて配下に配り、1年の健康などをあやかっていたことが起源です。

丸餅を玉のようなものと考え「歳神様の魂(玉)」あるいは「年の最初に賜るもの」として、お年玉という言葉ができたとされています。

このような起源から、時代の移り変わりによって歳神様へのお供えが少なくなり、代わりとしてお金が渡されるようになったようです。

このことから、神様の贈り物となるお年玉は、喪に服す期間にいただくのは好ましくないともされています。

起源を気にかけ、喪中のお年玉は良くないとされる方もいますので、避けたほうが良い場合もあります。

しかし、子どものことを考えればお年玉をあげたい方も少なくないでしょう。

そのため、もしお年玉を喪中にあげる場合は、お小遣いという名目であげるのがもっとも無難です。

お小遣いを渡すこと自体は喪中に禁止されていませんので、なんら問題になることはないでしょう。

慶事への参加

喪中には、結婚式や出産祝いといった大きなお祝いの席への出席も、避けるべきとされています。

しかし最近では、先方が気にしなければ問題ないという意見もあり、出席する方もいるようです。

もし招待された場合は、先方に喪中であることを伝えたうえで、出欠の相談をしましょう

年賀状を出す

年賀状には、新年を迎えた喜びを伝えるという意味があるので、喪中は控えるべきとされています。

しかし、毎年のように年賀状のやり取りをしている方に、何の連絡もしないのは失礼にあたります。

そのため、身内に不幸があった旨をお知らせする意味で、喪中はがきを出すのが一般的です。

喪中はがきについては、後ほど詳しく解説します。

大きな旅行や宴会への出席

喪中には故人を偲んで死と向き合い、気持ちを整理するための期間という意味もあります。

大人数での旅行や宴席に参加することは、喪中には相応しくないため、控えるべきとされています。

しかし、喪中の方を元気づけるために、親しい知人などが旅行などに誘うケースもあります。

悲しみを共有できるような友人たちとの、心癒されるような小旅行であれば参加しても良いかもしれません。

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喪中にしても問題ないこと

OKサインを出す手

喪中は身を慎み、控えめに暮らすべきとされていますが、参加が避けられない行事もあります。

特に、通夜・葬儀や法事などを欠席することは、できれば避けたいところです。

葬儀に参列する

喪中であっても、他の方の通夜・葬儀や法事に参列するのは問題ありません

葬儀後の会食についても、故人に対する供養という意味のある行事なので、出席を控える必要はありません。

お歳暮、お中元を送る

お歳暮やお中元は、基本的に忌中や喪中であっても、贈ったり受け取ったりすることができます。

お歳暮やお中元はお祝いではなく、お世話になった方へのお礼の意味で贈るものなので、控える必要はありません

ただし、お歳暮やお中元を贈る際の「のし」については注意が必要です。

一般的な紅白水引の「のし」はお祝いの意味をもつため、喪中期間の贈り物には相応しくありません。

白い短冊などに「お歳暮」「お中元」と表書きし、落ち着いたデザインの包装紙で贈りましょう。

年中行事

お祝いの行事に思えるような年中行事も、無病息災を願う行事が大半のため、喪中でも参加できます。

また、お宮参りや七五三は人生の節目を祝う年中行事ですが、基本的に時期をずらすことは困難です。

そのため喪中であっても、お宮参りや七五三をお祝いすることは、問題ないとされています。

ただし忌明けをしていないと原則として神社にお参りするのは相応しくないため、注意が必要です。

そのほかの年中行事も、必ず参加してよいか事前に確認しておくことをおすすめします。

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喪中はがきについて

墨汁が付いた筆の先

喪中はがき(年賀状欠礼挨拶状)とは、喪中のため年始の挨拶を遠慮する旨を伝えるものです。

普段から年賀状のやり取りをしている方や、新年の挨拶に伺っている相手に送ります。

喪中はがきに決まった形式はありませんが、挨拶状のマナーに沿って書くのが一般的です。

喪中はがきを送る意味

喪中にはお祝いごとなどを避けることがマナーとされており、それは正月行事における新年の挨拶なども該当します。

そのため、喪中に年賀はがきを送ることはマナーに反する行為です。

喪中はがきとは、このマナーに則って年賀はがきが送れないことを説明するはがきになります。

喪中であることを説明し、年賀はがきの交換を控える旨を伝えます。

送る相手

喪に服す範囲は、故人との関係が2親等以内の方とされています。

これは、あくまで一般的な範囲であり、故人や遺族との関係が深ければ、範囲に喪に服す範囲に捉われる必要はありません。

また、上記はあくまで送る側の範囲です。

送る相手に関しては、元々年賀はがきを送り合っていたかどうかが基準と思って良いでしょう。

喪中はがきは、年賀はがきを交換できないことについて知らせるはがきになりますので、元々送り合っていた関係であれば伝える必要があります。

それほど近しい関係の方であれば喪に服していることを知っている可能性は高いですが、年賀はがきの代わりに送る意味もありますので、忘れずに送っておきましょう。

喪中はがきの書き方

喪中はがきには、服喪につき年賀はがきが送れないこと・誰の喪中なのか・相手の健康を祈り感謝する旨を記載します。

また、誰の喪中なのかを記入する際は、具体的に記載しましょう。

自分にとっての故人の続柄および名前・故人の命日・没年齢を記入します。

この際、夫婦連名で喪中はがきをだす場合は、連名の最初に書いた名前の方にとっての続柄で記してください。

相手の健康を祈る言葉は、変わりなく過ごせることを祈る旨を伝えておきましょう。

相手の健康を祈るのと一緒に、生前に故人と親しくしてくれたお礼や、今後の自分たちとも変わりなく関わってもらえるような言葉を伝えます。

また、弔事の文章における注意点は共通していますので気をつけてください。

具体的には、忌み言葉や重ね言葉を避けることと、文中に句読点を入れないことです。

忌み言葉は、不幸や死を連想させる言葉で、死や生前などといった言葉が該当します。

重ね言葉は、重ね重ねや再びなどの、繰り返すことを連想させる言葉や同じ音が重なった言葉です。

いずれも、身内の不幸が続くことをイメージさせるため、弔事においての使用はマナー違反とされています。

また、文中に句読点をいれない理由には、不幸事を滞ることなく終えられるように祈る意味合いが込められています。

喪中を無事に過ごせるように祈るためのマナーですので、可能であれば守るようにしておきましょう。

記載する項目

一般的な喪中はがきの構成を、以下にご紹介します。

  • 年始の挨拶を欠礼することに対するお詫び
  • 亡くなった方の氏名や年齢、亡くなった日時
  • お礼の言葉など結びの挨拶
  • 差出年月日
  • 差出人の氏名

喪中はがきを作成する際は、ほかの挨拶状と同様に句読点を入れず、行頭一字下げもしないのが一般的です。

送る時期

喪中はがきは、10月半ばから11月末、遅くとも12月初めまでに送付するのがマナーとされています。

12月に入ってしまうと年賀状の手配を始める方も多いため、相手への配慮からこの時期に送ります。

しかし、12月に不幸があった場合など、喪中はがきが間に合わないようなケースもあります。

このような場合は、年始の挨拶ができなかったお詫びの言葉を添えて、年明けに寒中見舞いで返信するとよいでしょう。

文例

以下に喪中はがきの文例をご紹介します。

<文例>

服喪中のため年末年始のご挨拶を差し控えさせていただきます 
今年〇月〇日に父 〇〇が80歳で永眠いたしました
生前に賜りましたご厚情に 故人に代わり深く御礼を申し上げます
悲しみは尽きませんが 皆様からの励ましを支えに ゆっくりと進んでまいります
令和〇年〇月〇日
東京都~区~0-0-0
姓字 太郎
   花子

喪中はがきを夫婦連名で送る際は、故人との続柄は夫の立場で記し、差出人名は夫、妻の順で記載するのが一般的です。

また、喪中はがきは弔事を知らせるものなので、落ち着いたデザインで、文字色も薄墨色を用いるのが一般的です。

文章内では句読点は使わず、空白や改行に置き換えましょう

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喪中の意味まとめ

「ま」「と」「め」と書かれた積み木と電卓と時計

ここまで、喪中の持つ意味や期間、喪中の過ごし方などの情報を中心にお伝えしました。

この記事のポイントをおさらいすると、以下の通りです。

  • 喪中は故人の死を悼む期間
  • 喪に服すのは2親等までの続柄の親族
  • 喪中は、基本的に慶事への参加を控え、慎ましく過ごす

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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