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法事法要

位牌への魂入れとは?魂入れの必要性や手順、費用相場を調査

更新日:2022.02.03 公開日:2021.12.25

位牌

線香が立てられた仏壇

記事のポイントを先取り!

  • 位牌とは故人の魂が宿ると考えられている木の札のこと
  • 魂入れとは位牌などに魂を宿らせるための儀式
  • 菩提寺に魂入れを依頼した場合の金額の相場は3万~5万円程度

仏教では仏壇に位牌を安置することが一般的です。

この位牌は非常に大切なものですが、位牌の扱い方や魂入れなどの儀式について詳しく理解している人は少ないと思います。

本記事では、位牌への魂入れの意味や手順を中心にお伝えします。

故人の供養のためにもご参考にしていただけますと幸いです。

位牌の魂入れの費用や相場についても触れているのでぜひ、最後までご覧ください。

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  1. 魂入れとは
  2. 位牌とは
  3. 位牌への魂入れ
  4. 魂入れの費用相場
  5. 位牌への魂入れの必要性
  6. 位牌の安置場所
  7. 位牌への魂入れまとめ
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魂入れとは

開いた本の上に置かれた虫眼鏡

魂入れとは位牌などに魂を宿らせるための儀式です。

魂入れは別名、「開眼供養」「開眼法要」「お性根入れ」といった呼び方もします。

魂入れは寺院に依頼し、僧侶に読経してもらうことで可能です。

魂入れは位牌だけでなく、お墓や仏壇、仏像などにも行います。

宗派によって考え方が異なるため、魂入れが必要かどうか迷った際には普段お世話になっている寺院などに相談することをおすすめします。

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位牌とは

葬儀の祭壇

位牌とは故人の魂が宿ると考えられている木の札のことです。

故人の魂が宿っているため、位牌は故人そのものだと言っても過言ではありません。

そのため位牌は大切に扱わなければいけません。

四十九日を迎えるまでの位牌を白木位牌と言い、四十九日法要を過ぎると本位牌が必要になります。

本位牌は普段よく目にする仏壇に置かれている位牌になります。

白木位牌から本位牌に移すときには仮位牌を寺院などでお焚き上げし、本位牌に魂入れを行います。

本位牌は世代を超えて安置することになるため、大切に扱う必要があります。

位牌があることで供養の対象が明確になるため、自然と心を込めて手を合わせることに繋がります。

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位牌への魂入れ

お墓の前で手を合わせる高齢の女性の手元

位牌や魂入れの意味合いが理解できたところで次は位牌への魂入れの流れについて紹介していきます。

一般的には魂入れは寺院の僧侶に依頼します。

僧侶による開眼法要の順序

位牌の開眼法要を僧侶に依頼した際の流れとしては、僧侶に読経していただき白木位牌から本位牌に故人の魂を移します。

自宅ではなく寺院で法要を行った際に依頼する場合は、位牌を寺院に持って行き、寺院にて開眼法要を行うことも可能です。

魂入れまでに準備しておくこと

魂入れをする際に準備しておくことを以下にまとめます。

近くなってから焦らないようにするためにも時間に余裕を持ってしっかりと準備をしておくことが大切です。

僧侶への魂入れの依頼

まずは僧侶へ魂入れの依頼をします。

寺院に連絡して僧侶のスケジュールを確認し、日程の調整をします。

このときにお布施で包む金額の相場を直接確認しても問題ありません。

ぎりぎりになってしまうと、スケジュールが合わず日程調整に苦労する人もいるため、できるだけ早めに連絡を入れて調整するようにすることをおすすめします。

魂入れに必要なお供え物

魂入れの際に必要なお供え物は、宗派や寺院、地域によっても異なりますが一般的なものを紹介していきます。

線香や生花、赤飯、お膳、お餅、果物、お菓子などが一般的です。

花の種類や花の色で迷った際には、花屋さんで魂入れの際に使用する旨を伝えれば適した花を選んでくれますのでご安心ください。

地域によっては赤いロウソクを用意するところもあります。

この理由としては、赤いロウソクはおめでたい場面にて使用することが一般的であるからです。

お布施の準備

魂入れを僧侶に依頼した際にはお布施を用意する必要があります。

菩提寺に依頼した場合の金額の相場は3万~5万円程度とされています。

最近では僧侶を依頼してくれるサービスもありますのでそのような業者に依頼したケースでは、比較的に安く済む傾向にあります。

僧侶を自宅に招く場合にはお車代を用意します。

お車代は寺院から自宅までの距離にもよりますが、5000円程度が相場です。

遠方の場合には1万円程度用意することが一般的です。

お布施で用意するお札は新札を用意することがマナーとされています。

お布施は白い無地の封筒に入れ、表書きには「御布施」または「お布施」と記載します。

裏面には氏名と住所、お布施の金額を記載しましょう。

中袋がある場合には中袋の裏面に記載することが一般的です。

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魂入れの費用相場

「COST」と書かれた積み木の上にコインが乗っている

位牌の魂入れの流れについて理解できたところで次に気になることは魂入れの費用だと思います。

費用の相場を知ることでどこの寺院に依頼すればいいのかスムーズに決めることに繋がると思います。

地域や寺院によっても差がありますが、相場としては数千~10万円程度だとされています。

相場と言ってもこれほどの金額の幅があるため、詳しくは寺院に相談し比較して検討することをおすすめします。

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位牌への魂入れの必要性

頭の中にクエスチョンマークがある顔のシルエット

人それぞれ考え方やとらえ方は違うため、一概には言えませんが位牌への魂入れにはそれなりの金額が必要になります。

それではなぜそこまでして魂入れをする必要があるのかを理解しておく必要があります。

魂入れの必要性について以下で紹介していきます。

本尊を祀る場所という考え

位牌の魂入れの必要性の1つ目は、仏教の本来の考え方である本尊を祀る場所といった考えです。

本尊は仏壇の中心的存在であり、位牌はそのすぐそばにおくものだとされています。

先祖を供養するため

仏壇は先祖や故人にとってはあの世から帰ってきた際の仮の自宅のような存在であり、位牌は魂を宿らせることのできるものです。

そのため、位牌は言わば先祖そのものでありますので位牌を置いて大切に扱うことで供養に繋がるとされています。

位牌は故人の魂が宿る依代

位牌は故人の魂が宿る依代であるのでもし位牌がなければご先祖様や故人が帰ってきたときの居場所がなくなってしまいます。

そのため、位牌に魂入れをすることは大切なものになります。

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位牌の安置場所

葬儀の祭壇

最後に位牌の安置場所について紹介していきます。

安置場所にも注意点がありますので参考にしてください。

むき出し設置はおすすめできない

位牌はそのままむき出しに設置するとご先祖様や故人にとっても失礼になりますので必ず仏壇に安置するようにしましょう。

仏壇がない場合は基本的には四十九日までに仏壇を用意することがマナーとされています。

仏壇に安置する

位牌は仏壇に安置することがマナーですが、安置方法にも注意点があります。

仏壇の中心は本尊であるため、位牌は本尊の1つ下の段に配置します。

その際には本尊を位牌で隠さないように注意が必要です。

また位牌が複数ある場合には右側から順にご先祖様の古い順に並べます。

この理由としては、仏壇の中で向かって右手は上座になるためです。

夫婦の位牌の場合には夫の位牌を右手に、妻の位牌を左手に安置します。

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位牌への魂入れまとめ

「ま」「と」「め」と書かれた積み木と電卓と時計

ここまで、位牌の魂入れの必要性や手順についての情報を中心にお伝えしました。

この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 魂入れの相場は地域によっても異なるため、寺院に直接確認することがおすすめ
  • 仏壇は仏様にとっては仮の家であり、位牌は仏様の居場所である
  • 位牌は本尊の顔が隠れないようにして1つ下の段に安置することがマナーである

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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