お葬式
家族葬でも会葬礼状は必要?手配方法から書き方の例文まで徹底調査
更新日:2023.12.15 公開日:2022.01.29
通夜や葬儀で参列者から香典をいただいた際、香典返しと会葬礼状をお渡しします。
親しい人のみで行う家族葬の場合も会葬礼状は必要なのでしょうか?
そこでこの記事では、家族葬における会葬礼状について詳しくお伝えします。
家族葬で会葬礼状を作成しなかった場合の対処法についてもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧になってください。
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会葬礼状とは
会葬礼状とは、通夜や葬儀に参列していただいた方へ渡す礼状です。
斎場で香典を受け取った際、遺族から感謝の気持ちを込めて香典返しとともに受け取ってもらうのが一般的です。
会葬礼状はあくまでも「参列していただいたお礼」ですので、香典の有無にかかわらず全員にお渡しします。
受付で渡せなかった場合は焼香するときや帰られるときで構わないので、当日中にお渡しするのがマナーです。
葬儀に参列できなかった方から、郵送で香典を受け取る場合もあります。
忌明けに送る香典返しとともに添える挨拶状は、会葬礼状とは異なりますので注意しましょう。
スポンサーリンク家族葬とは
家族葬とは、故人の家族やごく親しかった方のみを迎えて行う葬儀のことです。
家族葬に人数の定義はなく、例えば参列者が5名でも50名でも家族葬となります。
ただ、一般的には30名程度が上限の目安と考えられます。
家族葬といっても、通夜と葬儀を行うスタイルなどは一般葬と変わりません。
僧侶へ渡すお布施や、祭壇セットの料金も同様にかかります。
家族葬は一般葬と比較すると料金は抑えられますが、参列者が減るため香典の金額も少なくなる点は留意しましょう。
ただ、故人が会社役員だった場合など、参列者が多くなると遺族は参列者の応対で慌ただしくなります。
故人との最後の時間をゆっくり過ごしたいという方にとって、家族葬は最適の葬儀スタイルといえるでしょう。
家族葬や参列者について、以下で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
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家族葬にも会葬礼状が必要
家族葬はごく親しい親族や知人しか参列しない葬儀スタイルですが、会葬礼状は必要なのでしょうか?
家族以外は身内でも参列者とする
家族葬といっても、「家族のみ参列」である場合は少ないのではないでしょうか。
故人の兄弟や親しくしていた友人などが参列することもあるでしょう。
家族以外の方はもちろん香典も持参しますし、身内でも参列者と認識するのが基本です。
一般葬と同様に、会葬礼状を用意してお渡ししましょう。
忌引き申請に必要
参列者が会社へ忌引き休暇申請をする際に、会葬礼状が必要な場合があります。
身内や親しい人のみの参列ですと、形式的なものは不要だと思いがちです。
しかし、参列者にとって会社への提出書類となることもあり得るため、基本的には用意することをおすすめします。
会葬礼状を作成しなかった場合の代用の書類については、後ほど詳しくご説明します。
スポンサーリンク会葬礼状の手配方法と例文
実際に会葬礼状を手配する際はどこへ依頼すればいいのでしょうか?
また、会葬礼状は自作もできますが、作成する際のポイントや例文も一緒にお伝えします。
会葬礼状の手配方法
会葬礼状は自作するか、業者へ依頼するかのどちらかになります。
業者ですと葬儀社、もしくはネットで注文できる専門業者への依頼が一般的です。
自分で作成する
自宅にパソコンとプリンタがあれば、会葬礼状を自作することも可能です。
業者へ依頼するとテンプレートに沿ったよくある文面になってしまいますが、自作であればオリジナルな礼状が作れます。
文面だけではなく、故人の写真やイラストを入れるなど自由に作れるのも自作のメリットです。
ありきたりな会葬礼状を避けたい方におすすめの方法です。
葬儀社に作成を依頼する
最も多い会葬礼状の作成方法は、葬儀社へ依頼することでしょう。
打ち合わせの中で内容を決められますし、何より遺族の手間がかかりません。
葬儀社が印刷の手配もしてくれますし、宗派毎のフォーマットもあるため安心です。
遺族にとって通夜と葬儀は何かと慌ただしいため、少しでも手間を減らしたいのであれば葬儀社に依頼するのが最適です。
専門業者に作成を依頼する
専門のライターが、オリジナリティあふれる文面を作成してくれる専門業者へ依頼する方法もあります。
遺族が故人の性格や思い出などを業者へ伝えることで、素人が作成するよりも上手に仕上げてくれるでしょう。
ただし、業者とのやり取りに手間がかかる点と、完成までの時間的余裕がないと難しい点だけ留意しましょう。
会葬礼状を書くときのポイント
会葬礼状を自作する際のポイントについてお伝えします。
主に以下の3つのことに気を付けましょう。
句読点は使わない
弔事の挨拶状では句読点を使用しないのが基本です。
句読点は「止まる」を意味するため、通夜や葬儀が滞ってしまうという縁起の悪いものとして捉えられています。
文字間は空白を入れたり、改行を入れたりしてバランスよく仕上げます。
重ね言葉は使わない
重ね言葉とは「くれぐれ」や「たびたび」など連続する言葉を指します。
重ね言葉は「不幸が重なる」という意味に捉えられるため避けましょう。
「くれぐれ」は「十分に」や「どうぞ」、「たびたび」は「よく」「しげく」などに言い換えて使用します。
薄墨を使用する
通夜や葬儀の香典袋にも薄墨で氏名等書きますが、会葬礼状も同様です。
濃墨で書くのはマナー違反となるため、薄墨を使用して作成しましょう。
自作でプリンタを使用する際は黒ではなくグレーなどの配色にします。
会葬礼状の例文
家族葬では、必要項目さえ押さえておけば個人的な思い出などを盛り込んだ自由な礼状作成ができます。
故人ならではのエピソードを交えることで、遺族と参列者の想いが共有できるでしょう。
必ず記載すべき項目は以下の5点です。
- 故人名・享年
- 参列の御礼
- 結びの言葉
- 通夜・葬儀日
- 喪主名・住所
礼状には「拝啓・敬具」や「謹啓・謹白」など頭語と結語が必要となります。
以下、例文となりますので参考になさってください。
【例文】
拝啓
亡父 〇〇儀 葬儀に際しまして ご多用中にもかかわらずご会葬いただき 誠にありがとうございました
いつも笑顔で家族を見守る 優しい父でした
別れはつらいですが あの笑顔はずっと心に残ったままです
長年 皆様とともに過ごしたことが 父の何よりの幸せだったと思います
本日までのご親交 父に代わって御礼申し上げます 誠にありがとうございました
略儀ながら書中にて御礼のご挨拶申し上げます
敬具
令和〇年〇月〇日
喪主住所
喪主名〇〇〇〇
地域によっては喪主名の後に家族名を入れたり、親族一同と入れる場合もあります。
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家族のお葬式でも会葬礼状は必要か
家族のみの密葬に近い葬儀でも、会葬礼状は用意するのでしょうか?
家族葬といっても、親しい親族や友人が参列する場合もあります。
会葬礼状は、葬儀にご参列いただいた方々に対してお礼の気持ちを伝える礼状であり、家族葬であっても準備するのが基本です。
一方で家族のみでの密葬に近い葬儀で、香典も辞退するのであれば会葬礼状は不要となることもあります。
会社に提出を求められることも
参列者側の事情として、勤め先や学校での忌引休暇申請時に会葬礼状を必要とする場合があります。
会葬礼状には葬儀日、喪主の住所・氏名などが記載されており、証明書類としての使用が可能です。
葬儀で会社を休むため忌引き休暇申請を行う際に、会葬礼状の提出を求める会社もあるようです。
学生も同様に学校から会葬礼状の提出を求められることがあります。
ない場合の対処法
家族のみの参列で会葬礼状を作成せず、会社へ提出できない場合は代用となる書類を発行する必要があります。
葬儀施行証明書の発行
会葬礼状の代用書類として「葬儀施行証明書」があります。
葬儀施行証明書は「葬儀をしたこと」のみを証明する書類のことです。
葬儀施行証明書には主に以下の内容が記載されます。
- 通夜・葬儀の日時
- 斎場名
- 故人名
- 喪主名
- 葬儀社名
葬儀施行証明書以外ですと、死亡証明書や火葬許可証のコピーでも代用できます。
これらの書類は喪主や遺族であれば入手しやすいですが、参列者が取得するのは難しいでしょう。
ちなみに死亡証明書と火葬許可証には葬儀日程の記載がありません。
そこまで詳細をみる会社・学校はないようですが覚えておきましょう。
葬儀社に問い合わせする
葬儀施工証明書は葬儀会社が発行してくれます。
会葬礼状を用意しないと決まった時点で、証明書の発行について葬儀社に問い合わせておくといいでしょう。
スポンサーリンク会葬礼状と家族葬まとめ
ここまで、家族葬の会葬礼状についての情報を中心にお伝えしました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りになります。
- 家族葬でも基本的には会葬礼状を用意する
- 会葬礼状は自作できるが、句読点や重ね言葉は使用しない
- 会葬礼状の代用として、葬儀社から葬儀施行証明書を発行してもらえる
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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