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葬儀の遺影写真の選び方は?ない場合の対処法から処分方法まで紹介

更新日:2024.10.22 公開日:2021.06.26

遺影

記事のポイントを先取り!

  • 遺影は亡くなった日からなるべく近い時期のものを選ぶ
  • 葬儀後の遺影写真は自宅の仏壇の近くに飾る
  • 遺影には集合写真や免許証の写真を使用しても良い

葬儀では遺影写真が使用されることが多いですが、どんな写真がふさわしいかご存知でしょうか?

実際に遺影写真を準備したことがないという方もたくさんいると思います。

そこでこの記事では、遺影写真の選び方やポイントについて解説していきます

ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 遺影とは
  2. 葬儀の遺影写真の選び方・ポイント
  3. 生前に遺影写真を用意する方法
  4. 葬儀後の遺影写真の飾り方・処分方法
  5. 知っておきたい葬儀中の写真撮影のマナー
  6. 葬儀の遺影用の写真がない場合はどうする?
  7. 葬儀で撮った写真の送り方
  8. 葬儀の遺影写真についてのまとめ
  9. きれいな姿を残すために「AILE Clinic」
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遺影とは

遺影は故人を偲ぶための、故人の肖像画や写真です。

遺影を飾る理由としては、故人の家族や親戚、友人などが故人と生前に過ごしてきた思い出を振り返ったり、故人を偲ぶことができるからです。

また、残された人たちにとって故人の姿を記憶に残すために大切な写真です。

遺影の始まりは江戸中期から明治後期までに流行した「死絵」だと言われています。

明治に入り、撮影した時間を記載しない肖像写真や写真集が普及していきました。

昭和初期になると、大阪の公益社が業界で初めて葬儀カタログを作り、「写真撮影」が組み込まれるようになりました。

その後、カラー写真の普及が増えていき、葬儀写真もカラーが一般的となりました。

https://www.eranda.jp/column/funeral

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葬儀の遺影写真の選び方・ポイント

葬儀の遺影写真にはどんなものが選ばれるのでしょうか。

選び方とポイントを説明していきます。

ピント・画素数

遺影写真では生前までの故人の姿を鮮明に思い出してもらうために、故人の姿がはっきりと大きく写っていなければなければなりません。

そのため、ピンぼけしている写真を選んでしまうと、引き延ばした際に故人の顔がぼやけてしまいます。

また、故人が遠くに写っているものや集合写真なども拡大した際にぼやけてしまうので、おすすめしません。

画素数はできるだけ大きめで、200万画素以上のものが良いでしょう。

画素数が小さい場合、サイズ変更で大きく引き延ばした時に画像が粗くなってしまう可能性があるからです。

故人の表情

故人の表情は、生前の故人らしさが分かるものが良いでしょう。

昔は真面目な表情の写真が使われることが多かったのですが、最近は微笑む表情を使った写真もあり、生前の優しい性格を表すといった例も増えてきました。

撮影時期

遺影写真に使用するものは、亡くなった日からなるべく近い時期のものが良いです。

一般的には1年~5年のもので、あまりにも若い時期の写真だと故人のイメージが分からないため、なるべく避けるようにしましょう。

服装や背景は?

葬儀はフォーマルな場であるため、遺影でも服装はスーツや着物などが良いとされてきました。

しかし近年は表情でも笑顔の写真を使用することが多くなってきているように自由度が増してきています。

そのため、服装も故人らしさが出るものであればOKとされています。

写真を選んでいると、表情は良いけれど背景が悪いというケースもあると思います。

その場合は近年広まっている最新技術で、背景のみ加工することができます。

また故人の表情と服装の明るさを合わせることも可能になっています。

より故人らしい遺影写真を残すためには、生前の時に加工業者にどのように加工してほしいのかを伝えておくことがポイントです。

遺影写真のサイズ

遺影写真のサイズには2種類あります。

1つ目は葬儀会場の正面に設置される祭壇用のもので、後ろの席からでも故人の写真がはっきりと見えるように大きめのサイズを選ぶのが良いです。

基本的には、254mm×305mmの四つ切サイズ、もしくは210mm×297mmのA4 サイズが選択されています。

2つ目はお焼香用の香炉を配置する焼香台用です。

焼香台用のものは葬儀後に自宅の仏壇に飾られることが多いため、小さめのサイズにしておくといいでしょう。

基本的には、89mm×127mmのL判サイズ、もしくは120mm×165mmの小キャビネサイズ、127mm×178mmの2Lサイズから選ぶと良いでしょう。

通夜までに選んでおく

遺影写真を初めて使用するのは通夜の時です。

そのため通夜までに写真を選び、サイズ設定や加工等を済ませて準備しておきましょう。

ちなみに通常は、亡くなってから通夜までに1日かかります。

できるだけ早めに遺影写真を準備しておくと安心できるので、写真選びだけでも生前に行っておくとスムーズでしょう。

遺影写真は絶対に必要?

葬儀では、遺影写真を無理に飾る必要はないとされています。

しかし飾らない場合は親戚の了承を得ることが必要です。

親戚の中には「葬儀では遺影写真があることが当たり前である」という考え方を持たれている人もいるからです。

そのため、飾らない場合には親戚の方に飾らない理由をきちんと説明しておくようにしましょう。

生前に遺影写真を用意する方法

生前のうちに遺影写真を用意することができれば、葬儀の準備に焦ることなくスムーズに行うことができますよね。

では、その写真をどのように用意すればいいのかについて説明します。

遺影撮影ができるサービスを利用する

最近では遺影写真を撮影するための写真館や出張サービスなどがあります

こちらではプロに撮影してもらえるので、ピンぼけの心配もありません。

またプロの方にメイクやヘアメイクをしていただくことも可能です。

さらにプロの方は遺影撮影に慣れているので、表情や服装、メイクなどのアドバイスももらうことができます。

日頃から自分の写真を撮っておく

日頃から自分や家族の写真を撮っておくようにすると良いでしょう。

その際は写真を撮る場所に観光地や綺麗な景色を選んだり、1人での写真も撮影するようにしましょう。

また後ろに人が映らないよう気を付けて撮影しましょう。

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葬儀後の遺影写真の飾り方・処分方法

葬儀で飾った遺影写真は葬儀後、どうすればよいのでしょうか。

自宅での飾り方や処分方法など説明します。

飾り方

葬儀が終わると、自宅の仏壇の近くに飾るのが一般的とされています。

処分方法

遺影写真は、必ず自宅に飾る必要はありません。

そのため処分したい場合は通常の写真を捨てる時と同様で家庭ごみに出すこともできます。

しかし自分で処分するのに気が引けるという方も多いでしょう。

そのような場合はお寺や葬儀社の方に引き取って処分してもらうことが可能です。

注意点としては、後の法事などで使用する場合もあるので、葬儀後すぐの処分は避けたほうが良いです。

知っておきたい葬儀中の写真撮影のマナー

葬儀中に写真撮影をする場合はいくつかのマナーがあります。

葬儀に行く前に確認しておきましょう。

葬儀中に写真を撮る理由

葬儀中に写真を撮る理由は2つあります。

1つ目は会葬者に誰がいたかを確認して参考にするためです。

2つ目は親族での集合写真を撮るためです。

葬儀中の写真撮影マナー

葬儀中に写真撮影をする場合は、遺族や葬儀場に写真撮影を撮っても可能か、確認をとる必要があります。

またフラッシュやシャッター音を控えたり、祭壇に背を向けないようにしたり、失礼のないように注意しましょう。

プロのカメラマンに依頼するのがおすすめ

葬儀会社に依頼しておくと、葬儀の撮影の経験が多いプロカメラマンに撮影してもらうことが可能です。

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葬儀の遺影用の写真がない場合はどうする?

葬儀の遺影用の写真がない場合、以下の方法があります。

  • 集合写真や免許証の写真を使用する
  • 生前、親しかった友人などに写真の有無を聞いてみる
  • 似顔絵を描いてもらう
  • 遺人形を飾る

写真がない場合は、これらの選択肢も考慮してみてください。

葬儀で撮った写真の送り方

葬儀で撮った写真を、参列者の方に送る際に気になることがあるかもしれません。

葬儀で写真を撮った場合の写真の送り方について説明します。

送るタイミング

写真を送るタイミングは特に決められていません。

しかし、長い年月が経っていつの写真か分からなくなってもよくないので、3ヵ月以内には送るようにしましょう。

手紙の書き方

葬儀の写真を送る際に添える手紙には、葬儀に参列していただいたお礼と葬儀で撮影した写真を送る旨を書くようにしましょう。

送る際の注意点

参列者の方の中には、葬儀で写真を撮ることを良くないように思っている方もいます。

そのため、あらかじめ写真を送っても良いか確認しておくようにしましょう。

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葬儀の遺影写真についてのまとめ

キーボードの上に載っている「ま」「と」「め」と書かれた積み木

ここまで遺影写真についての情報を中心にお伝えしてきました。

この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 遺影写真には故人が亡くなった1年~5年前までのものを選ぶ
  • 生前に遺影写真を撮る場合、写真館やプロカメラマンなどに依頼するのがおすすめ
  • 葬儀後の遺影写真は自宅の仏壇の近くに飾る
  • 遺影用の写真がない場合、免許証や集合写真を利用する



これらの情報が、少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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