お葬式
葬儀でもらう塩の使い方とは?お清めを忘れた場合の対処法なども解説
更新日:2022.11.18 公開日:2021.06.28
葬儀のあと、参列者は会葬礼状を帰りがけにいただきます。
多くの場合、会葬礼状とともに小さな袋に入れられて、清めの塩が入っているをご存知でしょうか。
今回の記事では
- 塩で清める意味
- 清めの塩の正しい使い方
- 清めの塩を使わなくてもいいその理由
- 清めの塩がない場合の対処法
以上を中心に解説していきます。
地域による違いも記事で書いているので、最後までぜひご覧ください。
みんなが選んだお葬式の電話相談
みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。24時間365日無料相談
0120-33-3737
電話をかける
手配いたします
ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら
厳選して無料でご案内いたします
都道府県一覧から葬儀場を探す
こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。
こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。
なぜ葬儀でお清めの塩をもらうの?
古くから日本では「悪いものには塩をふりかけて清める」という一種のおまじないのような慣習がありました。
古代・中世の方々は「死」に関しては死=穢れ(けがれ)であるとする神道(神社)の考え方を信仰していて、穢れを家に持ち込まないように、お清め塩を使っていました。
現代では、古代・中世から伝わるお清めの行為がそのまま引き継がれています。
お清めの塩の使い方
清めの塩は葬儀から帰ってきたあと、自宅玄関に入る前に使います。
いつお清めの塩を使うのか
家に家族がいる場合、玄関先まで出てきてもらって塩を振りかけてもらいます。
家に家族がいない場合、自分自身で振りかければ問題ありません。
自宅に直接帰らない場合、葬儀場を出たあとに足下に塩を撒いて、落ちた塩を踏むと良いでしょう。
お清めの手順
葬儀でいただいた塩を取り出し、ひとつまみしたらまず最初に胸元から振りかけます。
次に背中、足下の順番で振りかけていきます。
自分自身で振りかける場合、背中に振りかけるのは難しいかもしれないので、肩越しに背中へ振りかけると良いでしょう。
そのあと、服に残った塩は振り払い、最後に、足下に落ちた塩を踏みます。
以上の手順で清めの塩を使用することにより、完全に穢れを祓い清めることができます。
塩の量が気になる方は、葬儀屋に相談してもう一袋いただくと良いです。
清め塩が余った場合
葬儀でいただいた清めの塩は余ってしまう場合が多いようです。
しかし、清めの塩は食用の塩ではないため、決して食べないように注意してください。
余った塩はゴミとして処分しても問題ありません。
塩に邪気を清める力はありますが、捨て方にこだわる必要はまったくありません。
玄関先ですべて撒いてしまったり、水に流してしまったりするのが良いです。
お清め塩の成分
清めの塩は海水100%で作成されているものが基本です。
もともと清めの塩とは、日本神話において身体の穢れを海水で浄化したお話が由来とされています。
みんなが選んだお葬式の電話相談
みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。24時間365日無料相談
0120-33-3737
電話をかける
手配いたします
ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら
厳選して無料でご案内いたします
お清めの塩を使い忘れた場合
ついうっかり塩を振りかけ忘れてしまったとしても問題ありません。
現代において、清めの塩は必ず使用しなければならないものではないので、気にする必要はありません。
どうしてもお清めをしたい場合は、喪服に着替え直し、玄関の外に出直してから、正しい手順で塩を振りかければ、問題ありません。
また、盛り塩を玄関先でおこなうことは、お清めに代わる行為です。
玄関の左右に塩を山型に盛れば、その間を通り抜けることで、穢れを清めることができます。
清め塩を使わない場合
現代において清めの塩は必ず使用するものではなくなりつつあり、葬儀のあとに、必ずいただいくものではなくなりました。
入っていないことで心配にならないように、使わない場合もあることを覚えておきましょう。
親族の葬儀
一般的に親族の葬儀に参列した場合には、清めの塩を葬儀のあとにいただかないことがあります。
ただし、清めの塩の使用を禁じているわけではないため、個人の判断で塩を振りかけても問題ありません。
浄土真宗の葬儀
浄土真宗の葬儀に参列した場合は、清めの塩をいただくことはありません。
「死=穢れ」という教えが浄土真宗にはありません。
みんなが選んだお葬式の電話相談
みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。24時間365日無料相談
0120-33-3737
電話をかける
手配いたします
ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら
厳選して無料でご案内いたします
清め塩は食塩でもよい?
清めの塩をいただけなかった場合でも、自分で塩を用意しても問題はありません。
その場合、100%海水の塩が用意できなくても、食塩で代用することができます。
ただし、家に入る前に振りかける必要があるので、独り身であれば、スーパーやコンビニで購入できる塩で代用することがも出来ます。
最近ではお清めの塩を配らない葬儀屋が増えているので、事前に葬儀屋にお清めの塩の準備があるのかを確認しましょう。
塩以外のものでお清めする
清めの塩を振りかけたあとに、お味噌を舐める場合も地域によってはあります。
また地域によって塩以外、または塩と一緒に他のもので穢れを清める風習があります。
すべての地域で行っている手順ではありませんが、地域性の感じる風習を一部紹介します。
- 茨城県では清めの塩と一緒にかつお節を振りかけるという習慣があります。
- 石川県では清めの塩を振りかける時にぬかも塗るという習慣があります。
みんなが選んだお葬式の電話相談
みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。24時間365日無料相談
0120-33-3737
電話をかける
手配いたします
ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら
厳選して無料でご案内いたします
清め塩のまとめ
ここまでお清めの塩の使い方に関する情報や、清め塩を使わない場合もあるということを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 清めの塩は胸・背中・足下の順に振りかける
- 清めの塩が余ってしまったらゴミとして捨てる
- 親族の葬儀に参列した場合、一般的に清めの塩を使用しない
- 清めの塩は食塩で代用可能
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
都道府県一覧から葬儀場を探す
こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。
こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。
監修者
袴田 勝則(はかまだ かつのり)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。
お葬式の関連記事
お葬式
更新日:2023.12.06
葬儀後の労いの言葉には何がある?遺族に声をかける際の注意点も解説
お葬式
更新日:2022.10.20
お悔やみの言葉は親戚同士でも言うべき?避けるべき言葉や挨拶とは
お葬式
更新日:2024.03.28
義理の祖母の葬儀には参列するべき?お悔やみの言葉についても解説
お葬式
更新日:2022.11.19
喪服はネックレスなしでもいい?知っておきたいネックレスの選び方
お葬式
更新日:2022.11.21
お通夜の服装は私服でも大丈夫?私服で良い理由や選び方などを紹介
お葬式
更新日:2022.11.21
葬儀で孫が行う挨拶のマナーは?文例や弔辞の書き方についても解説