遺品整理
家財整理の費用は?家財整理と遺品整理の違いを解説!
更新日:2025.02.12 公開日:2022.07.10

記事のポイントを先取り!
- 家財整理は遺品整理とほぼ同義
- 家財整理を頼める業者がある
- 悪徳整理業者もあるので注意
親がなくなり戸建てを相続したときに行うことの一つに、家財整理があります。
家財整理では、どのような費用が必要になるのか気になる方は多いでしょう。
そこでこの記事では、家財整理の費用について解説します。
この機会に、家財整理におけるトラブルについても覚えておきましょう。
後半には家財整理と遺品整理の違いについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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- 家財整理とは
- 家財整理の簡単なやり方
- 家財整理の費用の相場
- 家財整理の費用を抑える方法
- 家財整理の作業時のトラブル
- 遺品整理士とは?
- 家財整理と遺品整理の違い
- 家財整理の費用のまとめ
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家財整理とは
家財とは、主に生活用品などをさす言葉ですが、一家の財産といった意味合いもあります。
家財整理は、そのような一家の財産を整理する作業の総称として使われます。
一般的に、生前整理・遺品整理・空き家整理といった3つの整理の総称とされる言葉が家財整理です。
ただ、そもそも家財整理という言葉に明確な意味はないため、上記はあくまで一般的な考え方として認識しておきましょう。
遺品整理は故人の財産を整理するものです。
親が亡くなったときに行う遺品整理は、最も多くの方が経験する家財整理でしょう。
生前整理は自信が亡くなった後のことを念頭に入れて財産を整理するものです。
断捨離も、その考え方によっては家財整理となるため、広義的には同義と言えます。
空き家整理は様々な理由から所有している空家の中にある家財道具を整理することを言います。
親から家を相続した場合が多く、その場合は遺品整理とほぼ同義と言えるでしょう。
家財整理の簡単なやり方

家財整理には一般的に3つの意味合いがあることは紹介しましたが、どの場合でもその手順に大きな違いはありません。
おすすめする家財整理の手順を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
スケジュールを決めよう
家財整理にしろ断捨離にしろ、乱雑としたものをまとめる際は、最初にスケジュールを作成するのがおすすめです。
最初に段取りを決め、しっかりとスケジュール化しておくことで、後々の進み具合や整理状況の管理が容易になります。
必ずやらなくてはならない作業ではありませんが、スケジュールを決めておくことでその後の整理がスムーズに進みます。
これはあくまで作業の視覚化を目的としているため、あまり具体的に決める必要もありません。
段取りを考えながら、あまり考えすぎない程度にスケジュールを作成しましょう。
実際に作業し始めてから新しいスケジュールが発生することもありますので、臨機応変に対応する必要があります。
そのため、少し余裕のあるスケジュールを組むのがおすすめです。
家財・遺品の仕分けをしよう
家財とひとくくりにしても、その内容はさまざまです。
家具家電はもちろん、ちょっとした小物から思い出の写真などもあり、遺品整理や生前整理ともなれば、不動産なども整理する必要性があります。
残すものと捨てるもの、金銭的価値のあるもの、思い出深いものなど、仕分け方も多様です。
特におすすめなのが、思い出深いもの、金銭的価値のあるものを優先して整理する方法です。
最初に思い出深いものを整理しておくことで、誤って捨てる可能性を除外しておき、金銭的価値のあるものは処分方法を考える必要があるため仕分けます。
その後に残すものと捨てるものを分けることで、必要なものを誤って捨ててしまうリスクを回避できるのです。
また、残すもの捨てるものの選び方として有名なものでは、1年以上使っていないものを基準にする方法もあります。
考え方は人それぞれですが、ひとつの考え方として覚えておくと良いでしょう。
仕分け後の対応を考えよう
仕分けを終えたあとは、それぞれの家財について処分方法を考えます。
金銭的価値のあるものは、どの程度で売れるのかを調べたり鑑定依頼したりして、売却するか廃棄処分するか考えましょう。
思い出深いものについては、思い出を共有する親族などと相談して決めるのがおすすめです。
関係している方と相談することで思い出話もできますし、全員の意見が一致すればその意見に従うことで解決します。
家財整理では思い切りも大切なため、未練が残らない程度に処分してしまうことをおすすめします。
写真などであればデジタル化したり、布類であれば小物にしたり、別の形にして残すこともできますので、家財整理の際は検討してみても良いでしょう。
処分するものについては、その種類や量に応じて業者に依頼するか一般ごみとして処分するかなど考えることをおすすめします。
一般ごみとして処分する場合は、自治体のルールに従って処分してください。
家財整理の費用の相場

家財整理は、個人で行うのが大変なケースも少なくありません。
そうした場合は、遺品整理業者などに依頼することも検討する必要があるでしょう。
家財整理のいずれの場合でも、整理業者の選択に大きな違いはないため、特に依頼されることの多い遺品整理について相場を紹介します。
費用相場の基準は、整理する家の間取りが主に影響し、家財の量などで上乗せされるケースがほとんどです。
間取りでの一般的な費用相場は以下の通りになります。
1K/1R | 3万5,000円〜 |
1DK | 5万5,000円〜 |
2DK | 10万円〜 |
3DK | 16万円〜 |
1LDK | 8万円〜 |
2LDK | 14万円〜 |
3LDK | 18万円〜 |
上記はあくまで一例であり、業者や家財の内容、家の状況などで大きく異なるので、あくまで参考程度に考えてください。
家財整理の費用を抑える方法
遺品整理業者などに依頼する際は、少しでも安価で済ませられるのが理想的です。
どうにかして費用を抑えられないか考えている方もいるでしょう。
以下では、費用を少しでも抑えられる方法について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
自分でごみを捨てる
業者に依頼する場合では、整理する家財の量によって費用が異なります。
事前に自分で処理できるものは処理しておけば、その分費用が抑えられる可能性があるのです。
業者に依頼するからなにもしなくていいとは考えず、自分で少しでも整理しておくことで、少しでも安価な家財整理が行えます。
この際、一般ごみとして処分できるものは処分しますが、廃棄物処理施設まで運ぶことでも処分可能です。
軽トラなどを借りれば大きなものでも無料で引き取ってくれる場合もありますので、少しでも費用を抑えるのであれば検討してみても良いでしょう。
リサイクルショップに出す
家具家電などは、自前での処分では費用が必要なケースもあります。
リサイクルショップなどに持っていくことで、安価でも買い取ってもらえたり、買い取りはしてもらえずとも無料で引き取ってもらえる場合もあります。
処分に困っている場合は、一度査定にだしてみても良いでしょう。
ちょっとした小物でも、リサイクルショップに持っていくことで買い取ってもらえるものがあります。
買い取ってもらえれば費用が抑えられるうえ、思わぬ収入が得られることもあるでしょう。
どんなものでも、一度リサイクルショップに持っていってみると良いかも知れません。
ネットの買取を利用する
インターネットではさまざまな買取サービスがあります。
各家財に合わせた専門のサービスを探して利用するのも良いでしょう。
もっとも手軽に利用できるものでは、フリマアプリなどもあります。
特に古い品物やブランド品などは、予想外の値段で売れたりすることもある方法です。
やり取りや梱包、売れるまでの間保管しないといけないなど、さまざまなデメリットもあります。
どのサービスを利用するにしても、自分の目的に見合ったものを選ぶと良いでしょう。
業者に依頼する
業者に依頼する方法がもっとも多い手段になります。
少しでも費用を抑えるためのコツがありますので、注意してみましょう。
業者の公式ページを何社も確認し、料金や口コミ、関係する資格などがあるかも調べてください。
依頼ではなく、相談や見積もりをしてもらう名目で電話やメールなどのやり取りをするのもおすすめです。
やり取りをしてみると、対応の丁寧さや見積書の内容などから、業者の良し悪しも判断できます。
電話の対応が悪い業者や、見積書の内容が曖昧な業者は、実際に依頼した際も対応に問題が生じる可能性があるので注意しましょう。
見積もりも、最低3社程度から出してもらうことで、ある程度の相場や費用が安い業者を見つけることも可能です。
値段が安いだけでは、後々オプションを付けられるなどもあるので、上記の対応や見積書も考慮して依頼する業者を選びましょう。
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家財整理の作業時のトラブル

家財整理を業者に依頼する際は、さまざまなトラブルに見舞われるリスクがあります。
特に多いトラブルと対処法を3つほど紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
高額請求や追加請求がくる
整理業者への依頼でもっとも多いトラブルは、オプションサービスへの代金として請求される追加請求のトラブルです。
これは、事前に出してもらった見積書の内容よりも高額を請求されるトラブルです。
事前の見積もりはあくまで見積もりであり、実際に依頼したらさまざまな難癖をつけて請求額を釣り上げる業者がいます。
こうした請求をしてくる業者の特徴として、見積書の内容が詳細でないケースがほとんどです。
見積もりの内容に対して、総額だけであったり部屋の広さ程度しか書いてなかったりする業者は避けるのが無難でしょう。
さまざまな作業内容に対して明確に価格が記載されている見積書をだしてくれる業者が、信頼できる業者である可能性が高いのです。
そのため、業者に依頼する際は必ず見積書を出してもらってから判断しましょう。
また、値段の良し悪しを判断するため、複数の葬儀社から相見積もりを取ることも大事です。
廃棄物の処理違反
値段が異様に安い業者にも注意が必要です。
値段が安い業者の中には、廃棄物の処理の際に本来行わなければならない手順や手段を無視して処分する業者がいます。
万が一、依頼した業者が不法投棄した場合は、依頼主である自分たちにも被害が及ぶ可能性があります。
事前に公式ページなどで、一般廃棄物収集運搬業の許可を得ている業者かどうか確認しておきましょう。
資格や許可を受けていない業者では、不法投棄する可能性が高いため、予想外のトラブルに巻き込まれるリスクがあります。
貴重品の窃盗や建物の損害が起こる
家財整理は、その依頼内容から自分の家に業者を入れることとなります。
そのため、悪徳業者などが依頼を引き受けた際は、窃盗や損害のリスクが生じます。
作業中に依頼主の目を盗んで、金銭的価値のあるものを盗んだり、壁や床、大切なものが傷つけられる可能性があるのです。
こうしたリスクを避けるためにも、大切なものや貴金属などは事前に金庫などに保管しておきましょう。
そのうえで、作業時には必ず立ち会わせてもらうことで、少しでもリスクを抑えることが可能です。
また、事前に口コミなどを調べておくことで、業者の信頼度がわかるので、可能な限り多くの口コミを見ておくことも大切なこととなります。
遺品整理士とは?
遺品整理士とは、遺品整理の専門的な知識を持った人のことです。
一般社団法人遺品整理士認定協会が認定する資格を取得することで遺品整理士になることができます。
遺品整理に関する法令が様々あるため、そうした法令を守りながら遺品整理を行うために遺品整理士がいます。
遺品を処分すべき対象としてではなく、故人の生きた証として扱うという心構えを大切にしているため、故人の大切な遺品を真心こめて整理してくれます。
遺品整理業者でお悩みの方は、この資格の有無も判断基準に入れてみるのもいいでしょう。
参考:遺品整理業者ランキング優良おすすめ11選比較|片付大学
家財整理と遺品整理の違い
前述した通り、家財整理は遺品整理・生前整理・空き家整理などの総称です。
中でも親が亡くなった時などに行う遺品整理は最もよく行われる家財整理だといえます。
ただ、あくまで上記は一般的な意味合いであり、家財整理にはほかにも様々なものがあります。
例えば、家財整理には片付け・清掃・遺品整理(生前整理)・リサイクルといった意味もあります。
ちなみに、この際の家財整理における項目の詳細は以下の通りになります。
- 片付け…部屋の整理
- 清掃…汚れなどの処理
- 遺品整理(生前整理)…自分または故人の死と関係する整理
- リサイクル…不用品を加工などして再利用すること
片付けなど普段から行う可能性のあるものも家財整理と呼べるのです。
もっとも、ほとんどの場合は家財整理といえば遺品整理のため、遺品整理と家財整理には大きな意味の違いはないと思って良いでしょう。
家財整理の費用のまとめ

ここまで家財整理についての情報や、注意点と費用を中心に解説してきました。
まとめると以下の通りです。
- 家財整理の費用相場は部屋の広さが基準として決まる
- 自分で一部整理することで費用を抑えられる
- 遺品整理は家財整理の一種
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者

袴田 勝則(はかまだ かつのり)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。