お墓
お墓の種類と費用相場は?墓石・納骨堂・樹木葬・散骨の相場を解説
更新日:2022.11.10
お墓には墓石の他に納骨堂や樹木葬、海などに遺骨をまく散骨など様々な供養の仕方があります。
お墓の種類や費用について、どの方法で供養すればいいか迷う方もいらっしゃると思います。
そこで、この記事ではお墓の種類や費用について解説しています。
お墓の購入時期にも触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。
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- お墓の供養の種類
- お墓の種類と費用を解説!墓石の費用と内訳
- お墓の種類と費用を解説!納骨堂の相場
- お墓の種類と費用を解説!樹木葬の相場
- お墓の種類と費用を解説!散骨の相場
- お墓の管理費の相場
- お墓の永代使用料を解説
- お墓の購入時期はいつが良いの?
- お墓の種類と費用についてのまとめ
お墓の供養の種類
お墓の種類としては、主に、お墓を建てる、納骨堂、樹木葬、散骨などの種類があります。
それぞれの特徴を詳しくご説明します。
お墓を建てる
お墓を建てる予定している場合は、土地の規模や墓石の種類によって金額に違いがあるため、具体的な費用を把握しておく必要があります。
まず、土地の規模によって金額が異なるということ、そして、墓石の種類は以下のようなものがあります。
- 和形墓石 100万円~200万円
- 洋形墓石 100万円~200万円
- 五輪塔 150万円~200万円
- デザイン墓石 100万円~200万円
墓石は、故人の希望や遺族の希望によって選択することが可能です。
お墓は子孫が引き継いでいくのか、夫婦のみで埋葬するのか、といった方法により異なる点もあるので注意しましょう。
墓石の値段を抑えたいのであれば、規模が小さく一般的な形状のものが良いでしょう。
納骨堂
お墓を建てるスペースの確保が難しい場合には、納骨堂という形で供養できます。
納骨堂とは、個人または夫婦など様々な単位で遺骨を収蔵できる「納骨スペース」のことをいいます。
納骨堂と契約をし、一定期間の供養や管理を依頼します。
運営元は主に以下の種類があります。
- 公営納骨堂:自治体が運営
- 民営納骨堂:宗教法人・公益法人が運営
- 寺院納骨堂:寺院が運営
1人用の納骨堂であれば、費用の相場は50万円程度で、永代供養に比べて依頼料を抑えやすいのが特徴です。
こちらの記事で納骨堂の種類や費用について解説しているので、ぜひご覧ください。
樹木葬
樹木葬とは、樹木の下に遺骨を埋葬して供養する方法です。
テレビや雑誌で取り上げられることが多くなり、耳にしたことのある方も増え、選択肢に含める方も増えてきました。
自然志向で、明るく自由なイメージのある樹木葬ですが、詳しいことをご存知ない方が多いのではないでしょうか。
樹木葬には3つの大きな特徴があります。
- 墓石の代わりに樹木をシンボルとするお墓だということ
- 基本的に後継ぎを必要としない永代供養だということ
- 一般的なお墓よりも費用を抑えられること
樹木葬は、まだまだ歴史の浅い供養のスタイルですが、現代人のニーズとマッチしているため、公共や民間とともに続々と整備が進められ、広がりを見せています。
こちらの記事で樹木葬の種類や費用ついて解説しているので、ぜひご覧ください。
散骨
散骨とは、遺骨をお墓などの決められた場所に埋葬するのではなく、故人のゆかり地などに粉末状にした遺骨を撒くことをいいます。
遺骨の供養の方法が多様化している中で、散骨という選択肢を知っている方は多いかと思います。
しかし、現実的に散骨の実施率は1%にも満たないといわれ、実際の詳しい内容について知らない方も多いのではないでしょうか。
散骨する場所について、直接的に取り締まる法律はありませんが、墓埋法に関連する法規に抵触しないように、散骨は以下の場所のみで行うと考えましょう。
- 海岸から遠く離れた沖合に
- 自分の私有地に
- 人のいない沿岸に
- 霊園を運営している業者や宗教法人が行政から許可を受け、管理している墓所に
山林は、普段人気がない場所であっても、誰かの土地であるため、むやみに散骨しないよう注意が必要です。
散骨する場所を選ぶのは思いのほか難しく、自分で散骨することに不安な方は、散骨している業者や団体に相談しましょう。
こちらの記事で散骨について解説しているので、ぜひご覧ください。
お墓の種類と費用を解説!墓石の費用と内訳
お墓の種類と費用について、また墓石の費用とその内訳について詳しくご説明します。
お墓の費用相場
お墓の購入費用の内訳として、主に「墓石代」と「墓地台」にわけられます。
相場として、墓石代は60〜200万円、墓地代は35〜130万円が目安となっています。
墓石には、産地や種類によって価格差があり、選ぶ墓石によって費用が大きく変動します。
墓石に使う石の種類・量
墓石の費用は、石の種類や使用する量によって金額が大幅に変わります。
石の種類には大きく分けて「国産」と「海外産」があります。
国産の石の値段は幅広く、有名産地のものだと100〜300万円以上のものもあります。
海外産の石は国産の石に比べて控え目な価格となっており、中国産は20万円前後、インド産は40万円前後が目安です。
当然のことながら、石の使用量が増えればそれに比例して墓石の値段も上がり、墓石に加工やデザインを施す場合には工賃が加算されます。
墓石の工事費用
墓石にデザインを加える場合には、加工の代金が上乗せされます。
オーダーメイドなどの手の込んだデザインに加工する場合には、墓石代も高額になることを頭に入れておきましょう。
新しく墓石を建てた場合には費用の中に、家名、題字・題目、建立者名、建立日などが含まれていることがほとんどです。
そのため、1人目に関しては墓石代に含まれることになりますが、2人目以降は墓石彫刻の際に、追加費用として一般的に3〜5万円前後が必要となります。
こちらの記事で墓石の価格について解説しているので、ぜひご覧ください。
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お墓の種類と費用を解説!納骨堂の相場
納骨堂の種類とその相場についてご説明します。
ロッカー式の納骨堂
コインロッカーのような形状で、コンパクトなスペースの納骨堂で、1人用または少人数用となっています。
コンパクトではありますが、思い出の品などを入れることも可能です。
相場としては、小さいタイプは20万円程度から、少人数分納骨できるタイプなら、高くても50万程度が相場となっています。
自動搬送式の納骨堂
自動運搬式とは機械式の納骨堂で、遺骨を納めたスペースが自動的に降りてくるタイプのことをいい、立体駐車場をイメージするとわかりやすいかもしれません。
機械式なので、24時間いつでもお参りできるところもあるようです。
料金の相場は50〜100万円程度となっており、大きさによって値段が変わります。
仏壇式の納骨堂
仏壇式とは、仏壇が並び、自分の割り当てられた場所に納骨し、家の仏壇にお供え物をしたり位牌を飾ったりするのと同じような感覚で供養ができるタイプの納骨堂です。
仏壇式の納骨堂はお参りがしやすいのが特徴ですが、費用としては100万円前後とやや高めになっています。
位牌式の納骨堂
遺骨は地下の別室に安置し、お参りが出来る場所に位牌のみを並べるタイプの納骨堂です。
ロッカー式とは異なり、遺骨は別の場所になってしまいますが、位牌を安置でき、相場は20〜50万円程度なので、費用を抑えられます。
室内型墓地
室内型墓地とは、その字の通り、室内に墓石を用意するタイプの納骨堂です。
一般的なお墓と同じような雰囲気でお参りできますし、天候に左右されることもないため、お参りも管理も手軽です。
ただし、墓石代が別途発生するため、納骨堂の中でも高額となる場合が多く、個人単位でも100万円を超えることもあるようです。
お墓の種類と費用を解説!樹木葬の相場
樹木葬の種類や相場について詳しくご説明します。
個別に納骨する場合の費用
個別に納骨するタイプとは、1家族に1つのシンボルツリーがあるタイプのものをいいます。
相場としては、50〜150万円程度が目安です。
集合墓の費用
集合墓とは、他人とシンボルツリーを共有して、遺骨は分けて納骨するタイプで、費用の相場としては、20〜60万円程度が目安です。
合祀墓の費用
合祀墓とは、シンボルツリーは他人と共有、遺骨も分けずに一か所に納めるタイプのものをいいます。
費用の相場は、5〜20万円程度が目安となります。
こちらの記事で樹木葬の費用について解説しているので、ぜひご覧ください。
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お墓の種類と費用を解説!散骨の相場
散骨の種類と相場についてご説明します。
海洋散骨の費用
自分の手で散骨する場合の費用
自分で遺骨を粉骨し、散骨する場合、費用はかかりません。
ただ、散骨する事自体はさほど難しいわけではありませんが、遺骨を粉骨にすることは、大変な作業となります。
自分が保有している土地に散骨する場合、当然費用はかかりません。
しかし、散骨の際には、散骨できる場所と、出来ない場所を事前に把握しておく必要があります。
こちらの記事で海洋散骨について解説しているので、ぜひご覧ください。
委託散骨する場合の費用
委託散骨とは、遺族は乗船せずに散骨業者に散骨を委託する方法です。
委託散骨は、代理散骨、または散骨代行サービスとも呼ばれています。
費用の相場としては5〜10万円程度が目安です。
自分で散骨することはできませんが、貸切散骨や合同散骨と比べて費用を抑えられます。
山林散骨の費用
山林散骨とは、山などの森の中に散骨する方法です。
山は海とは異なり、基本的に所有者がいるため、好きな場所に撒くことは出来ません。
山林散骨の場合、専門業者が用意した専用の場所で行われます。
業者と一緒に行く方法と、業者に代行してもらう方法があります。
山林散骨の費用の相場としては、5〜10万円程度が目安です。
宇宙散骨の費用
宇宙散骨は、あまり一般的ではありませんが、粉骨をロケットに入れて打ち上げる、月に送るなどの方法があります。
人工衛星に乗せて供養する
粉骨を納めたカプセルを、人工衛星に乗せて打ち上げて供養する方法です。
打ち上げられた人工衛星は地球の周りを数日から数年周回した後、流れ星となって燃え尽きます。
このことから、「流れ星供養」ともよばれています。
プランの種類によっては、人工衛星の位置が確認出来たり、衛星から見た地球の姿を確認が出来る、専用のアプリもあるようです。
費用の相場としては、打ち上げのみでは30万円程度から、オプションのプランによっては100万円以上など、価格の幅はあるようです。
月に送り供養する
粉骨を納めたカプセルを、ロケットに乗せて月に送って供養する方法です。
月に散骨するわけではなく、月面に安置するという考えで、遺族は月を見上げてお参りが出来るというコンセプトです。
費用の相場は120万円程度で、プランの内容や、粉骨を何グラム乗せるかによっても価格に差があるようです。
空中散骨の費用
空中に散骨する方法として、飛行機から空中に散骨する方法やバルーンで散骨する方法があります。
飛行機から空中へ散骨する
飛行機に乗って上空から散骨する方法です。
散骨は小型飛行機で行うため、乗る人数は限られるため、大人数で行くことはできません。
費用の相場としては30〜50万円程度が目安です。
バルーンで散骨する
バルーン葬は、丈夫なバルーンに粉骨した遺骨を詰めて空に舞い上がらせる方法で、費用の相場は20〜30万円となります。
成層圏に達したバルーンが破裂して散骨されるという方法なので、自分の手で散骨することはできません。
バルーンが空に舞い上がっていく様子を眺めながら、故人を偲びます。
こちらの記事で散骨の費用について解説しているので、ぜひご覧ください。
お墓の管理費の相場
お墓の管理費用は霊園の種類によって異なります。
霊園の種類別に詳しくご説明します。
民営霊園の費用相場
民営霊園の管理費の相場は、5,000円〜1万5,000円程度が目安だといわれています。
地方や郊外に比べて、都市部のほうが費用は高くなる傾向があります。
公営霊園の費用相場
「公営霊園」とは、都道府県・市町村などの自治体が運営している霊園のことをいいます。
民営霊園や寺院墓地と比べて管理費が安く、自治体が運営しているため経営破綻のリスクが少ないというメリットがあります。
公営霊園の管理費の相場は、4,000円〜1万円程度が目安です。
基本的に、その地域に住む人が利用対象であり、他の市町村の場合には、割増料金となることもあるようです。
寺院墓地の費用相場
「寺院墓地」の管理費は、寺院によって異なりますが、相場としては6,000円〜2万5,000円程度となります。
寺院墓地の場合、民営霊園や公営霊園に比べて高く設定されていることが多いようです。
寺院施設使用料、お布施、または冥加金(みょうがきん)として納めることもあるようです。
こちらの記事でお墓や霊園の管理費について解説しているので、ぜひご覧ください。
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お墓の永代使用料を解説
お墓を建てる場合、お墓を建てる場所を使用するために支払う費用として、「永代使用料」があります。
一般的に永代使用料は、墓地を取得した際に支払います。
永代使用料は、立地や地域、区画の大きさなどによって差があります。
例えば、東京都で例えると、23区内では150〜200万円前後が相場ですが、それ以外の地域では70〜90万円前後が相場となっています。
お墓の購入時期はいつが良いの?
お墓はいつ購入するべきか悩まれる方も多いのではないでしょうか。
お墓の購入時期に決まりはありませんが、参考として時期をお墓の種類別にご説明します。
お墓を建てる場合
お墓を建てる場合には、必ず「継承者」を必要とします。
一般的に納骨は四十九日法要のタイミングで行われます。
そのため、多くの方は、墓地の購入も四十九日までに行いたいと考えられるようです。
しかし、お墓を建てる場合、完成までに約2〜3ヶ月程かかるため、一周忌の区切りに合わせて建てるようになるようです。
納骨堂の場合
納骨堂の場合では、完成までに2〜3ヶ月かかる一般墓とは異なり、施設の使用料を支払えば利用することが可能であるため四十九日法要に間に合わすこともできます。
樹木葬の場合
樹木や草花墓標としてその下に埋葬する樹木葬では、一般墓のように墓石を必要としないため、四十九日法要に間に合わせることも可能です。
ただ墓標としてプレートを準備することもあります。
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お墓の種類と費用についてのまとめ
ここまでお墓の種類と費用相場、墓石・納骨堂・樹木葬・散骨の相場などを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントおさらいすると以下の通りです。
- 供養の種類として、お墓を建てる、納骨堂、樹木葬、散骨などの方法がある
- お墓の種類の中で、お墓を建てる場合が一番費用がかかる
- 公営霊園は管理費が安く、経営破綻が少ないというメリットがある
- お墓の購入時期に決まりはないが、お墓を建てる場合は一周忌が目安
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
袴田 勝則(はかまだ かつのり)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。
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