お墓
お墓の建て方はどうするの?費用や納骨の流れも紹介
更新日:2022.08.26
お墓の建て方について、詳しく知っている方は実は少ないのではないでしょうか。
お墓の建てるまでの流れや費用について知っておきましょう。
そこでこの記事では、お墓の建て方について解説します。
この機会にお墓を建てるタイミングも覚えておきましょう。
後半では、吉相墓や納骨に必要なことにも触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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お墓を建てるまでの流れ
お墓を建てるまでの具体的な流れを説明しますので、参考にしてください。
墓地の下調べをする
一言にお墓と言っても、一般墓の他に永代供養墓や納骨堂、樹木葬など供養形態はさまざまです。
どのような供養形態にするのか親族間で話し合って検討し、それに合った墓地を探していきましょう。
まずはどの霊園でお墓を建てるのか決めるために、墓地の下調べをしましょう。
インターネットや新聞などで霊園の資料請求をしたり、石材店に確認するなどして下調べをすることをおすすめします。
いくつかの霊園にしぼり予算を決め、見積もりを出して比較すると良いでしょう。
墓地を見学をする
墓地を見学することは大切なことです。
実際に足を運ぶことで、アクセス面や霊園の雰囲気が分かります。
見学することで資料だけではわからない点を現地でチェックし、お墓選びを進められます。
このときに埋葬方法、区画、広さ、設備、宗派などをチェックしましょう。
石材店を選ぶ
次に石材店を選んでいきますが、霊園によっては利用する石材店が指定されています。
あるいは指定されている石材店がいくつかあり、その中から好みに合うところを選ぶケースもあります。
この時に注意が必要な点として民営霊園では、「指定石材店制度」というルールがあることです。
これは指定された石材店でしか契約できないことがあります。
そのため、他に利用したい石材店があったとしても、霊園側で石材店を制限され、利用できないことがあります。
石材店を自由に選べる墓地であれば、インターネット上の口コミなどで評判を調べたり、見積もりをとって金額を比較すると良いでしょう。
石材店によって取り扱っているお墓の種類なども異なるので、事前に確認して決めていくことをおすすめします。
また、石材店と話を進める中で、墓石の知識、アフターフォロー、実際に工事したお墓などを教えてもらって見学することも石材店を選ぶポイントとなります。
墓石の種類やデザインを決める
石材店が決定したら墓石の種類やデザインを決めていきます。
お墓に使用される石材の種類は非常に多く、国産で50種類以上、外国産は100種類以上あると言われています。
この中から好みの石材を選び、墓石のデザインや刻む文字を決めていくことになります。
必要であれば、石灯籠や五輪塔などの付属品も一緒に注文すると良いでしょう。
形状については、和型墓石や洋型墓石、デザイン墓石などさまざまです。
比較的新しいタイプのデザイン墓石はオリジナリティーを出せるので、人気が出ています。
ひと昔前は和型墓石がほとんどでしたが、最近では洋型墓石の安定性は地震大国である日本の風土に合っており、利用者が増えています。
霊園によってはお墓の大きさが定められているところもあるので、注意が必要です。
お墓の工事
お墓の工事前には工事契約書を取り交わしましょう。
価格や図面、引き渡し年月日は確実にチェックしましょう。
お墓のデザインが決まったらお墓の費用を支払い、お墓の工事が始まります。
お墓の工事には2〜3カ月かかり、凝ったデザインや区画が広ければ広いほど時間がかかる傾向にあります。
そのため、期間に余裕を持って注文することをおすすめします。
お墓を建てるタイミングについては別の章で紹介します。
納品時は図面通りか、傾きはないか、基礎はしっかりしているか、石にひび割れがないかを確実にチェックしましょう。
お墓を建てるまでにいくら必要?
地域や霊園、供養形態によっても異なりますが、お墓を建てるのに必要な費用の総額は、150万円を中心に50万〜300万円程度が相場になります。
費用の内訳としては、お墓を建てた土地を使わせてもらうための永代使用料や墓石にかかる墓石代、年間管理費や法要費用などが挙げられます。
この他にも葬儀をした際には、僧侶に対するお布施や葬儀で香典をいただいた場合には、香典返しが必要になります。
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お墓を建てるタイミング
お墓はいつまでに建てなければいけないといった明確な決まりはありません。
ただし新しくお墓を建てるのであれば、生前がおすすめです。
この理由として、生前にお墓を建てることで、課税対象となる現金が減るので結果として節税につながるためです。
生きているうちにお墓を建てることは縁起の悪いことであると思う方もいます。
しかし、実は生前にお墓を建てることは「寿陵」と呼ばれ、縁起の良いことであるとされているのでご安心ください。
病気や事故などの突然の不幸により生前にお墓を建てることが難しかった場合には、一周忌や三回忌、初盆などの法要のタイミングに合わせてお墓を建てることが一般的です。
法要のタイミングであれば開眼供養や納骨法要を一緒に執り行えるので、おすすめです。
吉相墓の建て方
次に吉相墓の建て方について紹介していきます。
以下で吉相墓の意味や条件などを詳しく説明していきますので、参考にしてください。
吉相墓とは
まずは吉相墓について紹介していきます。
お墓にも形や建て方、向き、石の種類、お墓の環境などによって家運の良し悪しが決まると考えられており、これを「墓相学」と呼びます。
墓相学の考え方にのっとって考えたお墓のことを吉相墓といいます。
吉相墓の条件
良いお墓の条件を以下にまとめます。
- 墓石に戒名を彫り、祀られる方を明らかにしてある
- 一代一基、一人一基、夫婦は夫婦墓で供養する
- 親の墓は子が建てる
- 大きさは家にふさわしいものである
- 墓石の色は白色である
- 先祖を祀るための五輪塔を建てる
- 遺骨は骨壺から出して埋葬している
- 土の上にお墓を建てる
子孫が末長く繁栄するためには、親のお墓は子どもが建て、子どものお墓は孫が建てるといったように代々順々に建碑していくことが大切であるとされています。
方角
お墓は「死」を連想させるもののため、陰の気があるとされていますので、日の当たる明るいところが良いとされています。
方角から言いますと、東や南あるいは南東を向いている位置が最も良いとされています。
石材の種類・色
お墓の石材の色合いで避けたいものとしては、青や黒のものです。
青い墓石でお墓を建てると、その家系に病人が続出すると言われており、黒の墓石は将来子孫に悪人が出てくるとも言われているので、注意が必要です。
墓相学では、白や白に近い色合いが好ましいとされています。
石材の種類で言うと、北木石、庵治石、大島石などが挙げられます。
墓石の形状・大きさ
墓石の大きさとしては敷地が広ければ広いほど良いと言われています。
この理由としては、良いお墓は入口に向かって右から順番に左に、代々の石塔を順に建碑していくためです。
そのためには、3坪以上の広さがあった方が良いと言われています。
またお墓の大きさとしては、見上げるほどの背の高いお墓は避けるべきであるとされています。
墓相学においては、背が高すぎるお墓を建てると、周りから下に見られる家庭になると考えられているため、注意が必要です。
墓地の環境
墓地の環境としては、木の陰や湿地帯、山頂、太い木がある場所や窪地、崖下は避けるべきであると言われています。
吉相墓でないと幸せになれない?
墓相学はあくまでも占いの一種であるため、守らなかったからといって必ず不幸になるといったものではありませんのでご安心ください。
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納骨するまでの流れ
次に納骨するまでの流れについて紹介します。
納骨するまでの流れを以下にまとめますので、参考にしてください。
- 納骨する場所の選ぶ
- 石材店に戒名などを彫ってもらう
- 埋葬許可書を用意する
- 霊園や僧侶へ連絡する
- 会食する場合は料理を手配する
- お供え物やお布施などの小物を用意する
- 参列者へ連絡する
納骨式の大まかな流れは以下の通りになります。
- お礼のあいさつ
- 僧侶による読経
- 納骨
- 僧侶による読経
- 焼香
- 会食
納骨に必要な書類
次に納骨に必要な書類や必要なものを紹介していきます。
- 埋葬許可証
埋葬許可証がないと埋葬できないので必ず持参しましょう。
- 墓地使用許可証
納骨する際に霊園の管理者に渡してください。
- お供え物
納骨式の際にお墓にお供えするお供え物を用意しましょう。
- 塔婆
塔婆とは長さ1〜2m程度の細長い板のことです。
塔婆には戒名や経文、命日、供養日などが記載されます。
- お布施
読経していただくお礼の気持ちとして僧侶にお渡しします。
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納骨に必要な費用
開眼供養の際には僧侶へお布施をお渡しする必要があります。
お布施は、3万円〜5万円程度が相場になります。
塔婆を建てた場合には、お布施とは別に塔婆料を用意する必要があり、3,000円〜1万円程度が相場になります。
お墓の建て方まとめ
ここまでお墓の建て方について解説してきました。
まとめると以下の通りです。
- 実際に霊園に足を運ぶことで、アクセス面や霊園の雰囲気をうかがえる
- お墓の工事には2〜3カ月かかるので期間に余裕をもってお墓を建てる必要がある
- 墓相学の考え方にのっとって考えたお墓のことを「吉相墓」という
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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