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お墓

お墓参りの花の種類や選び方、相場は?花がいっぱいだった時の対策も解説

更新日:2023.11.21

お墓参り

記事のポイントを先取り!

  • お墓参りには菊やアイリスが良い
  • 造花を備えても問題ない
  • 花の費用相場は、500〜1,500円程度

お墓参りのお供え物として、花は「供花(くげ)」という仏教用語があるほど定番です。
持参する花の種類や供え方にマナーがあるのをご存知でしょうか。
マナーを知らなければ、良かれと思ってやったことがマナー違反になってしまう場合があります。

そこでこの記事では、お墓参りに持参する花の種類や備え方について解説していきます。

お墓参りですでに花でいっぱいだった場合の対処法も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. お墓参りの平均的な頻度は?
  2. お墓参りに花はなぜ必要なのか
  3. お墓参りに供える花の種類
  4. お墓参りでタブーな花はある?
  5. お墓参りの花の値段と本数
  6. 花の並べ方と色
  7. お墓参りでお花がいっぱいだった時の対処法
  8. お花を持ち帰る際の注意点
  9. お墓参りの花を長持ちさせる方法
  10. お墓参りは花なしでもOK
  11. お墓参りの花は造花でも問題ない
  12. お墓参りでお花以外に必要なもの
  13. お墓参りに適したお供え物は?
  14. よくある質問
  15. 供花は宗派や宗教によって種類が違う
  16. お墓参りの花についてのまとめ
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お墓参りの平均的な頻度は?

お墓参りの頻度について調査した結果は以下の通りです。
どの年代においても年に1,2回お墓参りをする人が約半数という結果になっています。

今年のお墓参り頻度についてのグラフ
出典:楽天リサーチ

https://insight.rakuten.co.jp/report/20140901/

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お墓参りに花はなぜ必要なのか

お墓 お供え 花

お墓参りに花をお供えする理由を紹介します。

花は人生を表す

永遠に咲き続ける花は存在せず、いつかは枯れてしまいます。
こうした短期間のうちに咲き、枯れてしまう様子を人生にたとえ、人生の無常生命の大切さを表しているとされています。

また、「過酷な環境でも咲く花のように、耐え忍んで生きていきます」とご先祖様に誓うといった意味もあります。

故人や先祖に哀悼の念を示すため

お墓参りの際に綺麗な花を供えることで、故人や先祖に対して哀悼の念を示すことができます。

自分や故人・先祖の心を清めるため

綺麗な花をお墓にお供えすることで、お墓参りをする自分や故人・ご先祖さまの心を清らかにすることができます。

ご先祖様は食事の代わりに香りを頂くと言われており、線香とともに新鮮な花の香りをお供えすることに意味があります。

動物除け

現在、多くの方が火葬して故人を供養していますが、昔は土葬が一般的でした。

土葬だと動物が寄ってきてしまい、お墓を荒らしてしまうことがあったようです。

そういったことを防ぐために樒(しきみ)をお墓にお供えしていました。
樒は匂いが強く、動物除けになったためです。

今でも樒をお墓にお供えしますが、樒に加え、色とりどりの花もお供えするようになったのです。

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お墓参りに供える花の種類

お墓参りにお供えする花は花屋やスーパーで購入することができます。
お店の方にお墓参り用の花を探していると伝えれば、予算に見合った花を案内してくれます。

お墓参りにふさわしい花は以下の通りです。

■菊
■カーネーション
■アイリス
■リンドウ
■金魚草

お墓参りに適している花として有名なのはです。

お墓参りに限らず、仏事全般で菊は用いられています。長持ちしやすく、枯れた後も散らかりにくいという特徴を持っているためです。

そのため、お墓参りに持っていく花に迷ったら、菊を選ぶのが無難でしょう。

カーネーション

母の日にお墓参りに行くときに良いとされています。
明るい色が多いカーネーションは、お墓を美しく彩ってくれます。

故人と花を楽しむという意味でもおすすめの花です。

アイリス

春のお供え花として多くみられるのがアイリスです。

花が長い間色褪せることがないため、お墓参りにはうってつけの花です。

リンドウ

秋ごろのお墓参りにはリンドウがおすすめです。

リンドウは花の色が青く、落ち着いた雰囲気を演出してくれます。

金魚草

金魚草は名前の通り、金魚のような可愛い花を茎の先端にたくさん咲かせる特徴があります。

開花時期は4月~6月の春から初夏にかけてで、仏壇にお供えする花によく含まれています。

故人の好きな花

お墓参りにふさわしい花としてなにが良いのか迷ったら、故人の好きな花をお供えすれば間違いありません。

例えばひまわりは、仏花としてはあまり見ない花ですが、故人が好きであれば問題ありません。

お墓参りの際のひまわりについて詳しく知りたい方は、「お墓参りのお花はひまわりでもいい?どんなお花を選べばいいのか解説」をご覧ください。

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お墓参りでタブーな花はある?

お墓参りには向かない花もありますので、次のような花は選ばないように注意しましょう。

トゲのある花

バラアザミのようなトゲのある花は、仏教やキリスト教において、お供えとして避けられてきた花でした。
お供えするときや片付けるときに怪我をする恐れもあります。

もしお供えしたい場合は、トゲを切り取った状態でお供えすれば問題ありません

毒のある花

毒のある花としては彼岸花水仙スズランがあげられます。

毒は死を連想し、不吉とされているため、仏事全般でふさわしくないとされています。

匂いが強い花

ユリ金木犀のような匂いの強い花は、周囲に匂いが漂うため好まない方にとっては迷惑となります。

また、虫が寄ってきやすいことも避けられる理由の一つです。

ツルが伸びる花

アサガオクレマチスのようなツルが伸びる花は、柔らかく花立てに入れづらいです。

また、伸びたツルが周囲のお墓に絡まるなど管理が難しいため避けた方が無難です。

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お墓参りの花の値段と本数

お墓にお供えする花にはどのくらいの費用をかければ良いのでしょうか。
また、お供えする適切な花の本数は何本なのでしょうか。

この2つについて解説します。

花の費用相場

お墓参りに持参する花の費用相場は、500〜1,500円程度と言われています。
特別な日のお墓参りには2,000円程度の仏花をお供えすることもあります。

花は、花屋やスーパー、ホームセンターなどで購入することができます。
そういった場所で仏花として売られている花は、500円で入手できることが多いです。

花屋では、花のアレンジを依頼することもできます。
アレンジを依頼する際に注意しなければならないことは、あまり派手にアレンジしないようにすることです。

あくまでもお墓にお供えする花なので、派手すぎるものはふさわしくありません。
1,500円程度でできるアレンジに収めるようにしましょう。

本数

お墓参りでお供えするお花の本数は3本、5本、7本などの奇数がいいと言われています。
割り切れない数字である奇数は、縁起の良い数字だという考えに基づきます。

一般的な花立てのサイズから考えると、奇数の中でも5本が最適と言えます。

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花の並べ方と色

お墓に供える花の正しい供え方をご紹介します。

並べ方

花は2束1対とされているので、左右対称に供えるようにしましょう。
左右対称にすることで、バランスが良く、見た目も良くなります。

花立てに飾る場合、上から見たときにひし形に見えるようにすると良いでしょう。
長めの花を中心にし、形を整えるようにしてお供えしましょう。

花の色は白・赤・黄・紫・ピンクの5色、もしくは白・赤・黄・紫の4色、白・黄・紫の3色の組み合わせが一般的とされています。

しかし、故人が亡くなられて四十九日までのお墓参りでは注意が必要です。
お供えする花は白色や白をベースとした淡い色の組み合わせにし、カラフルな組み合わせは避けます。

忌明け後は赤やピンクの花を使用して構いません。

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お墓参りでお花がいっぱいだった時の対処法

お墓 墓石

お花を用意してお墓参りに行ったはいいものの、すでに花がいっぱいだった…という経験のある方もいらっしゃるかもしれません。

お墓にお花がいっぱいだった時はどうすれば良いのでしょうか。

枯れている花がないかチェックする

まず、枯れていたり傷んでいたりするものがないかチェックしましょう。
そのようなお花があれば取り除いて、自分が持っていったお花と入れ替えます。

その際、取り除いたお花は所定のゴミ捨て場に捨てるなど、責任を持って処分しましょう

お供えしてから持って帰る

お墓参りの最中だけ適切な場所にお供えして、終わったら持って帰るという方法もあります。

ただし、「一度お墓にお供えしたものを持ち帰るのは良くない」という考え方を持つ人や地域もあります。
持ち帰ることは特に問題ありませんが、年長者の意見を聞くなどして対応するのが良いでしょう。

お供えせずに持って帰る

せっかく用意したものですが、お供えせずに持って帰るという選択肢もあります。
無理に置いて帰っても、枯れてゴミになったり、虫が寄って来たりと良いことはありません。

ご先祖様をまつる環境としてふさわしいとは言えませんので、持って帰る方が適切であると言えるでしょう。

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お花を持ち帰る際の注意点

お墓 お供え 花

持っていったお花を持って帰ることにした場合、そのお花はどのように扱えば良いのでしょうか。
お供えしたかどうしたかによって扱い方が異なるので注意が必要です。

一度お墓にお供えしたお花を仏壇へ移すことはNG

一度お墓にお供えしたお花を、再び自宅の仏壇へお供えするのはNGと言われています。

お墓参りで使った花を使い回すことになるので、仏様に対して失礼と考えられています。

お墓にお供えしなかった場合は使い回しにはなりませんので、仏壇に飾っても問題ありません。
安心してお供えしましょう。

お墓にお供えしたお花は自宅観賞用へ

せっかく買ったきれいなままのお花を一度お供えしただけで捨ててしまうのはもったいないです。
花瓶に活けて自宅での観賞用や装飾用としてお部屋を彩ることに活用しましょう。

仏様に対して使い回すことは失礼になりますが、自分で利用する分には何の問題もありません

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お墓参りの花を長持ちさせる方法

せっかく綺麗は花をお供えしたら、できるだけ長持ちさせてあげたいですよね。
お墓参りの花を綺麗に保つ方法を説明します。

水切り

水切りとは、花の茎を切ることで花が水を吸い上げやすくする作業のことです。

水切りのポイントは以下の3つです。

■水中で切る
■切れ味の良いハサミを使用
■斜めに切る

水中で切ることで花の導管(水を吸い上げる通路)に空気が入ることを防ぐことができます

このとき注意したいのは、流水で切っても空気が入り込み、あまり効果は期待できません。
必ずバケツなどに水を貯めて、その中で水切りをします。

水切りをしたら5分程度そのままにしておきましょう。

切れ味の良いハサミで斜めに切ることで、導管が潰れることなく、水の吸い上げをスムーズに行えるようになります

茎の根元についている葉の除去

茎の根元に葉がついたままだと、葉が腐り通常よりも早く傷んでしまいます
葉だけでなく、水も汚れて、花立ての中はバクテリアが発生してしまう可能性もあります。 

そのため茎の根本についている葉は全て除去し、花立ての中は茎のみにするようにしましょう。

花筒に漂白剤や十円玉を入れる

花筒に漂白剤十円玉を入れておくことで、水を腐らせないことや茎先の雑菌繁殖を防ぐことができます。

十円玉は銅でできています。
銅には微量の金属作用があり、水に溶け出た銅イオンがカビや殺菌の繁殖を抑える効果があります。

また、漂白剤には殺菌効果があります。
ただ、漂白剤の殺菌効果は強力であるため、実際に漂白剤を使う時は1滴程度入れるだけで十分です。 
入れすぎてしまうと逆に傷ませてしまうので注意しましょう。

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お墓参りは花なしでもOK

お墓参り 花

あえてお花を持っていかないことも一つの方法です。

お盆やお彼岸など多くの人がお墓参りをする時期には、お墓にお花がいっぱいになっているであろうことは簡単に予測できます。

親戚などのお墓参りをすると思われる人とあらかじめ連絡を取り合い、お花を誰が用意するかを決めておくのが良い方法と言えます。

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お墓参りの花は造花でも問題ない

最近はお墓参りの花として造花を選ぶ方も増えています。

頻繁にお墓に行けない場合は、枯れたお花がお墓にお供えされたままということになってしまうかもしれません。

造花であればきれいな状態が保てますので、そのような心配も不要です。
造花は100円ショップでも販売されており、いくつか組み合わせることで安価かつ手軽に仏花を作れます。

お墓参りにふさわしいものや故人の好みに合ったものを組み合わせて、素敵な造花を用意すれば故人も喜んでくれることでしょう。
ただし、造花などを利用することを快く思わない方もいるので、事前に関係者の意見を聞いておくことをおすすめします。

また、造花は生花より軽いので、風に飛ばされてしまうことがあります。
造花をお供えする際は、風に飛ばされないような工夫が必要になります。

造花を風に飛ばされないようにする工夫については、「お墓の造花が飛ばない方法はある?お花の強風対策について解説!」をご覧ください。

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お墓参りでお花以外に必要なもの

お墓参りは、お花をお供えすることが全てではありません。
ここでは具体的に何が必要なのか説明します。

ライターやマッチ

ろうそくに火をつけます。
直接ライターなどで線香に火をつけるとマナー違反になりますので、注意してください。

ろうそく

ライターやマッチで火をつけます。
お線香をろうそくの火に近づけ、火をつけましょう。

お線香

お線香は「仏様の食べ物」と言われています。
また、良い香りによって心穏やかにお祈りできます。

お供え物

普段のご飯やお供え物用のお菓子などをお供えしましょう。
故人の方が好きだったお菓子やお酒をお供えしても大丈夫です。
ただし、動物などに荒らされる可能性もありますのでお供えは必ず持ち帰りましょう。

掃除道具

お墓の掃除は、基本的に水拭きです。
ゴミや落ち葉、枯れた花などあれば片づけましょう。
お墓掃除での基本的な掃除道具は以下になります。

■ゴム手袋
■ゴミ袋
■柔らかいスポンジ
■毛の柔らかいタワシ
■手桶
■柄杓
■軍手
■タオルや雑巾
■ほうき
■ちりとり

お水

お水は清浄なものの象徴とされており、お参りする人の心を清められます。
お墓にお水を入れるための水鉢というくぼみがある場合、そちらに入れてください。
ない場合には湯飲みなどにお供えしましょう。

きれいな水をお供えしますが、水道水などで構いません。

数珠

安いものでも構いません。
ご先祖さまへの功徳を何倍にもする力があるとされています。
お墓参りだけではなく、お葬式や法事にも使うことができるので、一つ持っておくとよいでしょう。

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お墓参りに適したお供え物は?

仏教におけるお墓参りでは、五供(ごく)と呼ばれる5種類のお供え物がマナーとして存在します。
五供はそれぞれ、花・香・灯燭・水・飲食が該当し、この中でも花・香・灯燭は基本の3種類は特に基本のお供え物です。

それぞれが具体的にどのようなものをさすのかご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

お墓参りなどでお花を供えることはご存知の方も多いでしょう。
仏教における花は、故人への弔意を意味するとされるため、お供え物として適切なものになります。

また、花の一生は仏教の教えに通ずるところもあるため、仏教の中でも特別視されるものでもあるようです。
具体的な花の選び方などは別項でも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

お香

仏教でお香と言えば、線香または焼香ではないでしょうか。
葬儀からお墓参りまで、多くの場面で必要になるものとなります。

故人や先祖など、極楽浄土に住む方は現世の香りを食事とするといった教えもあり、線香などの香りが故人の食事となる考え方もあります

あるいは、煙によって極楽浄土と現世がつながり、故人と心を通わせることができるとも考えられています。
いずれにせよ、仏教において線香や焼香は特別な意味を持っているため、故人の供養では欠かせない作法とも言えるでしょう。

灯燭

灯燭は仏教において、ろうそくなどの灯りを意味します。
自宅での供養などで最初にろうそくに火をつけたりすることもありますが、それらの行為が供養のひとつとなるのです。

仏教において灯りは、故人の道標になるとされています。
供養する際に灯りをつけることで、故人が迷わずに遺族のもとへ戻ることができるのです。

初盆などで盆提灯を作ることがあると思いますが、この行為も灯りが道標になるという教えからできた風習だと言われています。
故人を供養する際には、ぜひ灯燭をつけるようにしましょう。

日本では昔から、水には浄化作用があるとされてきました。
神社や寺院の入り口で手水をするのは、身体を清める効果があるのです。

そのため、お供え物として水を供えることで、お墓や故人とのつながりの中にある汚れを取り払うことができます
きれいな水であればなお良いものですが、汚水などでなければ基本的に水の種類に決まりはありません。
お墓の清掃用の水なども備えてあることが一般的なため、持参する必要もないでしょう。

ただし、よりしっかりとした供養を望むのであれば、日頃から飲むような飲料水を持参するのもおすすめです。
なにより、故人のために用意したというその考えが、故人への供養として作用するので無駄な行為とはならないので安心してください。

飲食

飲食(おんじき)は、文字が表す通り食べ物や飲み物をさす言葉です。
一般的なお供えとして定番のお菓子やお酒などが該当します。

飲食には、飲食に困っていないことを故人に教える意味合いがあり、供えるほどの食べ物や飲み物があるので安心してほしいと伝えることができるのです。

そのため、飲食としてのお供え物には、普段食しているような食事や故人の好きだったものなどを用意すると良いでしょう。

また、飲食をお供えする際は直接お墓に置かないようにしてください。
用意したものにかかわらず、飲食物の成分というのはお墓の劣化を早めたりサビなどの原因になったりもします。
半紙などを用意して、飲食とお墓の間に敷くようにしましょう

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よくある質問

お墓参りについて、さまざまな疑問を持つ方も多くいます。
特に多くの方が疑問に思う質問を用意しましたので、回答と一緒に覚えておきましょう。

Q:お墓参りのお供え物は持ち帰る?

お墓参りでは、多くの方がお供え物を用意します。
お墓にお供え物をするのは一般的なマナーであり、誰しもが行う行為として常識となっています。

しかし、お墓参りにおいてお供え物を用意した際は、帰りに必ずすべて持ち帰るようにしてください。
お墓は常に雨風にさらされる場所にあるため、お供え物がお墓の劣化を早めるリスクがあります。

また、野外に飲食物を置いたままにするのは、野生動物の餌となる可能性もあります。
野生動物がお供え物を食べにきてしまえばお墓が荒らされる可能性もありますので、お供え物を置いたままにするのは必ず避けてください。

故人のお墓だけでなく、周囲のお墓にも迷惑をかけてしまうことを理解しておきましょう。

Q:お墓参りに適した服装は?

お墓参りの服装には、特に決まりはありません。
弔事だからといって喪服を着用する必要はなく、基本的には普段着で問題ないでしょう。
ただし、最低限のマナーはあります。

墓地に訪れる方はほとんどがお墓参りを目的とし、故人の供養や対話をしにきています。
このような場であまり派手な服装を着ていたり目立つアクセサリーを付けていたりすると、周囲の方にとってあまり気持ちのいいものではありません。
節度を守る程度の地味な色合いのものを選び露出は避け、殺生をイメージするような天然革などの小物も持参しないようにしましょう。

また、お墓参りでは清掃もします。
足場の悪い墓地もあることから、
お墓参りでは動きやすい服装が最適とされています。
周囲の参拝客のことも考え、最低限のマナーを守った範囲の服装を用意しておきましょう。

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供花は宗派や宗教によって種類が違う

供花を用意する際、どういった花を用意するか悩まれる方は少なくないでしょう。

仏教では菊の花を用意することが多いと思いますが、他の花が選ばれることも良くあります。

また、供花を用意する際は宗教によっても種類が異なるのをご存知でしょうか。

日本でも多くの方に信仰される三大宗教における供花について紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

仏教の場合

仏教では、菊やカーネーションなどが供花の主流と言えるでしょう。

故人が成仏するとされている四十九日の前後で、供花の傾向が異なります。

四十九日前では基本的に白を基調とした供花が、四十九日以降は明確な定めはないものの、白・黄・紫・赤・ピンクなどの色合いの供花が基本です。

トゲのある花や毒のある花など供花として好まれない花もありますので、供花を選ぶ際は注意して選ぶようにしましょう。

神道の場合

神道では榊(さかき)を供えるのが古くからの習わしとされています。

神道での祭事では常緑樹が大切な役割を持っているものとされており、供花ではなく榊を捧げることで宗教の教えに従っていたようです。

しかし昨今では宗教観が薄くなったこともあり、古くからの習わしを必ず守らなければならないといった考えが少なくなっています。

そのため、神道においても榊以外の供花を用意することもあります。

神道で榊以外の供花を用意する場合は、基本的に仏教と同じ考えで問題ありません。

ただし、仏教では鮮やかな色合いの花が用意されることもありますが、神道では白や黄色などの落ち着いた色合いが好まれる傾向にあります。

また、榊に良く似た植物として樒(しきみ)という植物もありますが、神道の本来の習わしで樒を使うことはありません。

樒は仏教の一部宗派や創価学会で扱われる植物ですので、誤って用意することがないようにしましょう。

もっとも、古来の習わしが曖昧となっている現代では、お参り用として樒が販売されていることも多く、宗派宗教問わずお参りで樒を選んでも問題ないともされています。

キリスト教の場合

キリスト教では、供花とは違い献花によって花が供えられます。

献花は仏教での焼香に近いもので、葬儀の中で用意されている花を遺族や参列者が各個人で供えていくのです。

キリスト教で使用される花の多くは白い花とされており、白のカーネーションや白い百合(ゆり)などが一般的なものとなっています。

白いカーネーションはアメリカ南北戦争時に献花として使用されたエピソードがあることから、白い百合は聖母マリアを象徴することから親しまれているようです。

もっとも、白い花であれば基本的に明確な決まりはなく、故人が好きだった花の白いものを用意しても良いでしょう。

昨今では必ずしも白くある必要もなく、故人を追悼する意さえこもっていればさまざまな色の花を用いても問題ありません。

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お墓参りの花についてのまとめ

キーボードの上に載っている「ま」「と」「め」と書かれた積み木

ここまで、お墓参りの花に関する情報や供え方のマナーについて解説してきました。
ポイントをまとめると以下の通りです。

  • お墓参りの花は故人や先祖への哀悼の念を示す
  • お供え物にふさわしい花は菊・カーネーション・アイリスなど
  • タブーな花は棘や毒がある花
  • 供えた花は当日に持ち帰る

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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