法事法要
法事は何時から始めるもの?当日の流れや事前の準備についても解説
更新日:2022.11.21 公開日:2021.10.14

記事のポイントを先取り!
- 法事の所要時間は4時間〜5時間
- 法事は午前に始められることが多い
- 法事に参列する際は服装に注意する
法事を行う際、何時から始めるかについて疑問に思われる方もいらっしゃると思います。
また、法事を滞りなく行うための事前準備など、わからないことも多いでしょう。
そこでこの記事では、
- 法事は何時から始めるべきか
- 法事の所要時間はどのくらいか
- 法事の事前準備でやること
以上の内容で解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
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法事は何時から始める?

法事を始める時間に決まりはあるのでしょうか。
午前の場合と午後の場合に分けて解説します。
法事を午前中に始める場合
法事では、始まる時間についての決まりはありません。
しかし、基本的には午前から始められることが多いです。
午前中に始める場合には、10時〜11時の開始が一般的です。
・参列された方々が日帰りで自宅へ帰宅しやすい場合は、午前の開催が望ましいでしょう。
法事を午後から始める場合
午後の場合は14時〜16時の間の開始であれば、滞りなく行うことができるでしょう。
中には午前中しか法要を受け付けていないお寺もあります。
事前に確認をとっておきましょう。
法事の所要時間

法事にかかる所要時間は、4~5時間が一般的です。
何時から始まるかを把握し、法事が始まる1時間前には全ての準備を整えましょう。
僧侶が到着して、祭壇の前に座ると読経が始まります。
読経から焼香までにかかる時間として約1時間程です。
そこからお墓に移動してお墓参りを行うのに、30分ほどかかります。
納骨式を行う場合は、さらに30分ほど延長するでしょう。
その後に会食が行われます。
レストランや料亭などが会場に選ばれることもあれば、自宅で行うこともあります。
参列者が帰られるまで続くのが一般的なので、所要時間は1~2時間となります。
最後に施主が参列者の方々に挨拶をし、返礼品とともにお見送りをし、終了となります。
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法事の事前準備

法事は事前の準備が非常に重要です。
それぞれの準備のポイントや注意点についても詳しく解説しています。
法事の日付を調整する
法事をいつ、何時から行うのかを明確にする必要があります。
そこでまずは、日付の調整を行います。
法事をする日の一か月前までに準備を行うようにします。
参列者が多いほど、早めの準備が必要です。
日程はもちろんのこと、何時から行うのかは特に重要です。
理由としては、午前か午後かによっては対応できない参列者がいるためです。
会場と僧侶の手配を行う
法事の会場となる場所は自宅やお寺、葬儀会館やホテルなどがあります。
何時から行うかにより、どの会場で行うかを調整すると良いでしょう。
次に僧侶の手配が必要となりますが、菩提寺(先祖代々のお墓があるお寺)があれば手配も簡単です。
菩提寺が無い場合は、僧侶を紹介してくれるサービスなどを利用して手配することになります。
いつ、何時から行うかを明確にして、手違いのないようにしましょう。
法事の案内状を出す
往復はがきや返信用はがきを同封した案内状を、参列者の方々に送付し、出欠のお伺いを立てます。
ご親族のみで法事を行う場合には、案内状ではなく電話のみの連絡でも良いでしょう。
お墓と位牌の用意
四十九日の場合は、仏壇・お墓・本位牌の準備も必要です。
仏壇やお墓がすでにある場合には、それを継承する形となるでしょう。
新たにお墓を準備する場合、3ヵ月かかる場合がありますので注意が必要です。
四十九日に間に合わない可能性も十分にあるため、早めの準備が必要です。
法事の際の引き出物の用意
引き出物には、お菓子・お茶・海苔といった食品や、タオルなどの実用品が一般的です。
お布施の準備
お布施は年忌法要や開眼供養の際に、僧侶へと御渡しする謝礼金のことです。
法事の場合の相場は、その場面によって異なります。
例えば法事の場合には、四十九日や一周忌で3万~5万円、三回忌以降で1万~3万円程度が相場となっています。
一般的な法事の流れ

法事には一般的な流れがあります。
以下に、順を追って詳しく解説します。
1.施主・参列者の着座
施主、遺族、参列者が入場し着座します。
遺族、親戚と血縁関係の濃い方から前列に座る形での着座となり、僧侶の後ろに施主が座ります。
2.施主による法事開始のご挨拶、僧侶の入場
感謝の言葉を添えて、参列者へ向けて法事開始の挨拶を述べます。
3.僧侶による読経~お焼香
読経から、僧侶の合図でお焼香が始まり、前列から、故人との関係が深かった順番でお焼香を行います。
4.僧侶による読経法話
僧侶からの法話をお伺いします。
法話とは、仏教に基づいた教えを説くことです。
5.施主の挨拶
施主による法事終了のご挨拶を行い、参列者へ引き出物をお渡しします。
6.会食
お仏壇には故人の生前の好物をお供えし、参列者には会食でおもてなしをします。
料理の種類は精進料理が一般的でしたが、懐石料理も多くなっています。
7.僧侶の退場
僧侶へ感謝の気持ちを添えて、お布施をお渡しします。
僧侶は会食をされない場合は、読経法話のあとに退場します。
上記が法事の一般的な流れとなります。
各法事によりこの流れは多少変わったり、会場先の都合により順番が変更になることもあります。
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法事に参列する際のマナー

法事には参列する際には色々なマナーがあります。
悪目立ちしないように、以下を参考にしてみてください。
招待を受けたらできる限り参列する
法事の案内状が届いた場合、速やかに返事を出すことが一般的です。
そして余程の事情が無い限りは、出席をすることがマナーです。
亡くなられた方のことを偲び、親類や友人が一堂に会する場です。
そのため、旧交を温めることができる機会にもなります。
また、法事の時間は午前からと午後からがあり、開始時間は喪主によって違います。
当然、参列者の都合で何時から参列するかを決めることはできません。
法事の開始時刻がわかったら、参加出来るように出来るだけ日程の調整をしましょう。
服装に注意する
案内状に「平服でお越しください」といった内容が記載されていることがあります。
しかし当然カジュアルな服装はNGです。
参列にあたっての服装には最大限の配慮が必要です。
準喪服が基本であり、靴下や靴も基本的には黒を選びます。
また、喪主側がどのような喪服で参列されるかは当日にならないとわかりません。
ブランド品などは避けたほうが望ましいでしょう。
喪主側よりも格式の高いものを身に着けることで、悪目立ちをすることはNGです。
香典を用意する
香典の金額相場については、会食の席が用意されている場合は1万~5万円です。
なお、あくまでも一般参列者としての金額相場です。
血縁の濃さによっては、相場より多めにお包みすることもあります。
また、香典には宗派などによりその呼び方が変わる点には注意が必要です。
お通夜や葬儀などでは「御香典」と書きますが、四十九日を過ぎた場合には「御仏前」と書きます。
仏教では、四十九日目に亡くなられた方が仏となって、この世からあの世への旅立たれるとされることから「霊」ではなく「仏」と書くため、「御仏前」となる点を意識しておきましょう。
法事での挨拶

法事には施主の挨拶が必須となっています。
しかし急には対応できないため、予め準備しておく必要があります。
以下、ポイントと注意点について詳しく説明します。
挨拶の内容
挨拶の場面は主に4回あります。
法要の始まり、法要の終わり、会食前、会食後の4回です
会食が無い場合には2回となります。
法要の始まりの挨拶
これから法事を始めるという簡単な挨拶として始まります。
「本日は大変お忙しい中(御多忙の中)お集まりをいただき、誠にありがとうございます。
これより(故人との続柄、名前)の(四十九日など目的)の法要を執り行います。」
といった具合です。
また、雨が降っていたりと天候が悪い中での開催であった場合は、「本日はお足元の悪い中~」などと付け加えるのが一般的な挨拶です。
法事の終わりを迎える際
「本日は大変お忙しい中(御多忙の中)お集まりをいただき誠にありがとうございました。
皆様のおかげにより(故人との続柄、名前)の(四十九日など目的)の法要を、無事に終えることができました。
今後とも変わらぬご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。」
といった形で締めくくります。
会食の始まり
「本日はお集まりをいただきありがとうございました。
皆様のおかげで(四十九日などの目的)も滞りなく済ませることができました。
粗宴ではございますが、(故人)の思い出話でもしながらお召し上がりいただき、お時間の許す限りおくつろぎいただけますと幸いでございます。」
会食後
「本日はお忙しい中最後までお付き合いをいただき、誠にありがとうございました。
皆様とこうして一話をすることができ、(故人)にとって何よりの供養になると思います。
これからも家族一丸となり、力を合わせて過ごしていきたいと思っておりますので、どうか変わらぬご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
本日は誠にありがとうございました」
という形で会食を締め括ります。
挨拶での注意点
挨拶の流れについて解説しましたが、挨拶の際にはいくつかの注意点があります。
挨拶の内容を考える際に、ぜひ参考にてください。
簡潔に挨拶をする
感謝の気持ちをお伝えする意味でも大切な挨拶です。
あまり長すぎるのはNGです。
参列者も疲れてしまいますので、1~2分程度にまとめるのが良いです。
挨拶のタイミングを見計らう
特に会食後の挨拶についてはその終わりのタイミングは難しく、タイミングを計る必要があります。
- 最後の料理が何時から運ばれるかを把握する
- 参列者同士が盛り上がっている状況で切ることはしない
以上の2点を気にすることでタイミングは問題ないでしょう。
予定通りに会食を終了することが難しい状況もあるかと思われます。
その際は、最後の料理を運ぶ時間など料理を出す業者との相談が必要な場合があります。
縁起の悪い言葉を使わない。
弔事において縁起の悪い言葉、つまり忌み言葉は避けるべきというマナーがあります。
法事も同様に忌み言葉を避ける必要があります。
間違って使用してしまわないように注意が必要です。
例えば、「重ね重ね」「迷う」「再三」「次々」などの重ね言葉です。
数字の4と9も、「死」「苦」を連想させるため使用は避けましょう。
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法事は何時からについてのまとめ

ここまで、法事の所要時間についての情報や、法事の挨拶についての注意点などを中心に書いてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 法事の所要時間は、全体的な所要時間として4時間〜5時間が一般的
- 法事は何時から始めるかは午前であれば10時〜11時、午後からであれば14時〜16時の間
- 法事の事前準備として日付の調整、会場の予約、僧侶の手配、案内状や位牌の用意などを行う
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者

田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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