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法事法要

一周忌の法要は欠席しても大丈夫?欠席する場合のマナーを解説

更新日:2022.02.19

回忌

数珠をもって合掌する喪服の男女

記事のポイントを先取り!

  • 一周忌法要の出欠はすみやかに連絡する
  • 一周忌法要に欠席する場合の香典は相場の半額程度を包む
  • 一周忌法要を欠席することはマナー違反ではない

一周忌は、年忌法要の中でも最も大切な法要です。

しかし、どうしても出席が難しい場合はどのように対処すればよいでしょうか?

そこでこの記事では、一周忌の法要を欠席する際のマナーについて詳しく説明していきます。

この機会に、欠席する場合に気を付けることを覚えておきましょう。

一周忌の法要を欠席する際の香典についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

大切な家族や親族、友人の一周忌に「この日は都合がつかない」「最近体調がすぐれない」などの理由から、出席できないこともあるでしょう。

大切な一周忌の法要だからこそ、欠席する際に守るべきマナーがあります。

遺族に対して失礼のないように、しっかりとポイントをおさえておきましょう。

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  1. 一周忌とは
  2. 一周忌の法要を欠席する場合のマナー
  3. 欠席する場合の香典は?
  4. 一周忌の法要を欠席するのは失礼?
  5. 一周忌の欠席まとめ
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一周忌とは

一周忌とは、故人が亡くなってから一年後の「祥月命日(しょうつきめいにち)」に行われる法要のことです。

祥月命日とは、故人が亡くなった日の「同月同日」をさします。

一般的に、一周忌までは「喪に服す期間」とされています。

一周忌を終えると「喪が明ける」ことになります。

一周忌は、年忌法要の中で最も重要な法要です。

法要には親族や親しい友人などを招いて、故人を偲び弔います。

そのほかに、故人が没後に行う忌日法要として「初七日」「四十九日」があります。

四十九日法要のあとは、死後百日目にあたる「百箇日(ひゃっかにち)法要」が行われます。

しかし、近年では百箇日法要を簡素化したり、執り行わない場合も増えてきています。

そのため、四十九日法要のあとは一周忌が大きな節目の法要となるわけです。

ここで間違いやすいのが、「一回忌」です。

一回忌は故人が亡くなったその日のことで、一回目の「忌日」とされます。

そこから一年ごとに「一周忌」、翌年の満二年目で「三回忌」となります。

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一周忌の法要を欠席する場合のマナー

一周忌法要では、僧侶の読経や焼香のあとに会食が準備されていることが一般的です。

親族や友人・知人などが故人を偲ぶ、一つの供養の時間でもあります。

しかし、一周忌が平日で、仕事や学校行事などと重なる場合もあります。

前倒しで土日に法要を行うことも増えていますが、都合が悪く、やむを得ず欠席することもあるでしょう。

欠席する際はどのように連絡をするべきか、詳しく説明していきます。

早めの事前連絡

喪主や施主の方は、一周忌法要の段取りや会場の手配など、数か月前から多くの準備をしていると考えられます。

そのため一周忌の案内がきた場合は、出欠の連絡や事前に伝えておきたいことなどを、すみやかに先方へ連絡するようにしましょう。

案内状の返信ハガキで連絡

一周忌法要の案内状のハガキが届いたら、早めに記入をして連絡します。

「欠席」の場合は、「御」の文字を消して欠席の文字を丸で囲み、「させていただきます」と付け加えましょう。

そして、「ご出席」を二重線で消すのがマナーです。

また、ハガキの空白部分にお詫びなどを一筆添えて、相手に気持ちをお伝えするとなおよいでしょう。

電話で連絡

一周忌の案内が手紙や往復ハガキで届いた場合は、基本的に「手紙」または「ハガキ」で欠席を伝えるのがマナーです。

しかし、先方から電話で一周忌の案内をいただいた場合、その時に欠席の旨をお伝えします。

事情を説明し、お詫びの言葉も添えて誠実に対応するようにしてください。

また、病気などの理由で欠席する場合は、相手に心配をかけないように病名などの詳細は控えましょう。

一周忌法要まで時間がない時や、当日の体調不良などで急きょ欠席する場合も、必ず電話で連絡を入れるようにします。

別途お悔やみのお手紙を送る

一周忌法要を欠席するときは、早めに別途「お悔やみの手紙」を送ります。

ポイントとして、まず書き出しに法要の案内をいただいたことへの感謝を書きます。

続いて、お悔やみの言葉故人との思い出、ご冥福の気持ちを表します。

時候のあいさつなどは省略して問題ありません。

遺族への追悼や、気遣いの言葉も忘れずに書き記すようにします。

また注意点として、重ね言葉や忌み言葉は使用しないように気を付けましょう。

お悔やみの手紙の例文を下記に挙げますので、ぜひ参考にしてください。

【例文】

この度は、〇〇様の一周忌の法要にお招きいただきありがとうございます。

突然の訃報からもう一年という月日が経つのですね。

〇〇さんの優しい笑顔が今もなお鮮明に思い出され、ご生前のお姿を偲び、心よりご冥福をお祈りいたします。

本来であれば、大切な一周忌に出席するべきところですが、当日やむを得ない事情により誠に申し訳ございませんが欠礼することをお許しください。

また改めてお伺いさせていただく所存です。

故人のご冥福と、ご家族みなさまのご健康をお祈り申しあげます。

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欠席する場合の香典は?

法要をやむを得ず欠席する場合でも、香典は用意しましょう。

一周忌に出席する場合は、香典のほかに花や供物を持参します。

しかし、欠席する場合でも、香典のほかに供物を送ることがあります。

地域によってその方法も違いますので、事前に確認して失礼のないようにしましょう。

呼ばれていたら用意する

一周忌法要の案内をいただいたものの欠席する場合、香典を法要の前日までに、遺族へ届くように送ります。

その場合、お花やお線香などの供物を一緒に送ることも可能です。

手紙も一緒に同封し、故人のご仏前へお供えしていただくようにしましょう。

この時、くれぐれも法要のあとに届くことがないよう、早めに送ることが大切です。

金額は相場の半分程度

香典の相場は、故人との関係性や自分の年齢などによって異なります。

親・兄弟は1万~5万円、叔父や叔母・いとこなどは5,000~1万円、友人や会社の同僚は5,000~1万円が相場となっています。

また、この香典には食事代が含まれています。

そのため欠席の場合は通常より少なめに香典をお包みしても問題ありません。

もし出席した場合に1万円の香典を包むと考える場合は、その半額の5000円を目安に考えるとよいでしょう。

郵送する場合はお金を香典袋に包み、大きいサイズの現金書留の封書で送ります。

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一周忌の法要を欠席するのは失礼?

さまざまな事情から一周忌の法要に参列できないとき、欠席するのは失礼にあたるのでしょうか?

結論から言うと、一周忌の法要は「できるだけ参列することがマナー」です。

下記で詳しく説明していきます。

事情がある欠席はマナー違反ではない

前述の通り、一周忌の法要の案内をいただいた場合、できるだけ参列することが好ましいとされています。

しかし、事情がある場合の欠席はマナー違反ではありません。

仕事や学校行事、または病気や遠方であることなど、やむを得ない事情で出席できない場合もあると思います。

また、時期的に感染症などの心配もあります。

体調が悪いのを隠して出席することは、逆に周りに迷惑をかけてしまう恐れもあります。

そのため体調がすぐれない時は、無理に出席しない方がよいでしょう。

欠席する場合は、香典や手紙を送るなど誠意のある対応心がけるようにしてください。

遺族に失礼のないようにするのも、立派なご供養となります。

一周忌の法要は、必ず参加しなければならないということはありませんので、ご安心ください。

できる限り出席する

前述しましたが、一周忌の法要はできる限り出席することが好ましいとされています。

一周忌とは、故人の没後ちょうど一年にあたる日の大切な節目の儀式です。

一周忌の法要を境に「喪が明ける」ため、親族や近しい友人などが招かれて、故人を偲び、冥福を祈るのです。

そのため、招かれた場合は都合を調整し、できるだけ参列することが望ましいでしょう。

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一周忌の欠席まとめ

「ま」「と」「め」と書かれた積み木と電卓と時計

ここまで、一周忌の法要を欠席する際のマナーを中心にお伝えしてきました。

この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

一周忌は故人が亡くなって一年後に行われる法要のこと

一周忌法要の出欠は早めに連絡する

一周忌法要に欠席する場合も香典は必要である

一周忌法要はできるだけ参列するのがマナー

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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