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法事法要

三十三回忌にはどんな服装で参列する?持ち物やお布施の相場も紹介

更新日:2022.05.17 公開日:2022.04.03

回忌

記事のポイントを先取り!

  • 三十三回忌の服装は基本的には平服
  • 弔い上げがある場合には準喪服
  • 弔い上げは、宗派・宗教によって扱いが異なる

三十三回忌の法要に参列する機会はなかなかありませんよね。

もしも三十三回忌の法要に招かれた時、どのような服装で参列したら良いかご存じでしょうか。

この記事では、三十三回忌の法要に参列する際の服装について解説していきます。

大切な法要の場に招待いただくのですから、その場に相応しく、礼儀を欠くことのないような服装を選びたいものです。

服装以外のこともお伝えしていきますので、どうぞ最後までお読みいただき、お役立ていただければと思います。

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  1. 三十三回忌とは
  2. 三十三回忌の服装
  3. 参列に不適切な服装
  4. 三十三回忌の持ち物
  5. 三十三回忌のお布施
  6. 弔い上げのやり方
  7. 三十三回忌の服装まとめ
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三十三回忌とは

まずは、三十三回忌がどのような法要なのか、説明していきます。

三十三回忌は、定められた年数ごとに行われる年忌法要のひとつであり、故人に対する最後の法要として行われることが一般的です。

年忌法要は、故人がなくなった年を1年目と数えて、翌年を一周忌、2年後を三回忌と呼んで行われます。

その後、七回・十三回・十七回…と供養が継続して行われます。

つまり、三十三回忌は故人がなくなった32年後に行われる法要ということになります。

多くの仏教宗派では、三十三回忌法要を持って故人が極楽浄土に行ったと考え、弔い上げを行い年忌法要を終了させるのが一般的です。

一般的に「弔い上げ」といって、三十三回忌の法要をもって、その後の法要を行わずに終了することが多くなっています。

故人を知る人も少なくなり、法要を行う遺族側も高齢となっていくため、弔い上げをすることが多いようです。

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三十三回忌の服装

ここからは、三十三回忌に参列する際の服装について、詳しくご説明いたします。

法要に着用していく服装には、大きく分けて正喪服・準喪服・略喪服(平服)の3種類があります。

現代においては、正喪服を着用する機会はあまりなく、喪主であっても、準喪服を着るのが一般的となっています。

年忌法要は、三回忌までは故人の遺族や親族だけではなく、知人・友人も招待して行うことが多いです。

そのため、服装としては準喪服での参列がふさわしいとされています。

七回忌以降になると、規模を縮小して基本的に遺族や親族のみで法要を行うことが一般的であるため、平服でもよいとされています。

平服、と聞いて普段着をイメージする方がいるかも知れませんが、そうではありません。

ここで言う平服とは、「略喪服」とも呼ばれる通り、喪服の一つを指しているので、誤って普段着で参列して、恥ずかしい思いをすることがないように気をつけましょう。

男性の服装

まずは男性の服装からご説明いたします。

平服の場合は、落ち着いた地味な暗めの色のスーツが好まれます。

着用するものは、柄の無い無地のものを選びましょう。

シャツは光沢のない白の無地のものとし、ネクタイは落ち着いた色で無地のものであれば問題ありません。

準喪服の場合は、黒色の礼服とし、白無地のレギュラーカラーのシャツに、ネクタイは光沢のない黒色のものとしましょう。

ベルトや靴下などの小物も、黒で統一しましょう。

女性の服装

続いて女性の服装について説明していきます。

平服の場合は、落ち着いた地味な暗めの色のワンピースや、セットアップスーツが好まれます。

肌の露出は避け、スカートスタイルで足元が出るような服装の場合には黒のストッキングを着用します。

厚手のタイツや、ベージュ色のもの、柄があるものは避けましょう。

気温の高い時期の法要の場合でも、薄手のカーディガンを準備しておくなど、肌の露出を避けるか目立たない工夫をしましょう。

準喪服の場合はブラックフォーマルが原則だと考えましょう。

露出が少ないもので、袖丈は短くても5分丈までにしておくとよいですね。

平服の場合も準喪服の場合も、アクセサリーは真珠が一般的ですが、連が重なるものは「不幸が重なる」ことが連想されるので控えましょう。

数珠や袱紗、ハンカチが入る大きすぎない黒いバッグを持参するのが一般的な参列スタイルです。

弔い上げする際の服装

ひとつ気を付けたいのは、三十三回忌で「弔い上げ」を行う場合です。

弔い上げを行う場合には、故人の親しかった知人や友人を招くことがあります。

その場合、服装は平服ではふさわしくありません。

故人の年忌法要に区切りをつける節目の法要ですので、正喪服もしくは準喪服で参列するのが原則と考えましょう。

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参列に不適切な服装

では逆に法要の場にふさわしくない服装にはどんなものがあるでしょうか。

これまでにご紹介した、平服や準喪服のイメージからかけ離れたものはふさわしくないと言えますね。

色柄の派手なもの、光沢のあるもの、デザインが奇抜なもの、肌の露出が多いものなどは遺族の方に不快な思いをさせることにもなりますので、やめましょう。

また、ファーなど、動物の毛を連想させるものも避けましょう。

「死」を連想させる素材は、タブーだと考えておくとよいでしょう。

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三十三回忌の持ち物

ここでは三十三回忌に持参する持ち物についてご紹介します。

香典

香典については、故人との生前の関係の深さによって、金額が変わってきます。

相場から大きく外れることのないように、常識として知っておくとよいでしょう

故人との関係相場
故人が父母、義父母3万から10万円程度
故人が兄弟姉妹1万から10万円程度
故人が祖父母1万から5万円程度
故人が親戚・知人・友人3,000から1万円程度

上記を参考に、相場の範囲内で、またご自身の年齢に応じて香典に包む額を決めましょう。

「孫一同」など、連名で香典を出すこともあるかもしれませんので、その場合は一緒に出す人と金額を決めるとよいでしょう。

また、香典を持参する際には、マナーとして袱紗に包んで持参します。

法要の席ですので、地味な色合いの袱紗を選びましょう。

お供え物

香典もお供えの一つではありますが、ここでは現金以外のお供え物について説明していきます。

金額としては親族であれば5,000から1万円、知人友人であれば3,000から5,000円と考えておけばいいでしょう。

お供え物として選ぶものは、法要の後にいつまでも残らないものにしましょう。

あとに残るものは遺族が故人を思い出すきっかけになることもあるため、使用したり食べたりすることで残らないものがよいとされています。

俗にいう「消えもの」が良いとされるのはそのような理由です。

以下のものがよく選ばれています。

線香・ろうそく

お仏壇で毎日使用するものなので、重宝されます。

また、線香の香りは心身を浄化する、ろうそくの明かりは故人のいるところを照らす、という考えもあり、お供物として最適といえます。

食べ物・飲み物

消費期限の長いもの、参列者に分けやすいもの、という前提で選ぶようにしましょう。

お菓子であれば個包装のものが喜ばれるでしょう。

生花

供花と呼ばれ、法要の場を華やかに彩ってくれるでしょう。

四十九日以降の法要であれば、好きな花を飾っても良いとされています。

故人の好きだった花があれば、それを選ぶのが良いでしょう。

花束ですと遺族の手を煩わせることもありますので、世話に手のかからないアレンジメントで、優しい色合いのものを選びましょう。

お供え物は故人に供えるものではありますが、実際にそれを受け取る遺族に喜ばれそうなものを選ぶことを心掛けるのが良いです。

数珠

数珠は、宗派によって形や色が異なります。

参列する場合にご自身の宗派の正式な念珠を使用することは失礼にはあたりません。

それでも気になるという方は、他宗派の法要に参加する場合のことを考えて、どの宗派でも使用できる略式念珠を持っておくのもよいでしょう。

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三十三回忌のお布施

宗派によって、お布施を僧侶への謝礼として渡すか、仏様への感謝の気持ちとして渡すかの違いがありますが、相場金額としては3万から5万円という金額が一般的です。

法要をお願いする先によっては、金額が定まっている場合もありますので、確認しておくとよいでしょう。

自宅で法要を行う場合と、お寺などで行う場合とで、お布施以外にも渡すものがあります。

・御車代

自宅まで僧侶に来てもらう場合に渡すもので、5,000から1万円程度でしょう。

・御膳代

法要の際に会食の準備があるときで、僧侶が参加しないときに渡すものです。

こちらも5,000から1万円程度と考えればよいでしょう。

お布施などを僧侶に渡す際には、それぞれ名目ごとに分けて渡すようにしましょう。

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弔い上げのやり方

ここでは弔い上げのやり方について解説します。

普段の法要よりも盛大にする

冒頭で説明しましたが、弔い上げは、故人に対する法要に区切りをつけるためのものです。

年忌法要の総仕上げともいえる弔い上げは、通常の法要よりも盛大に行われることが多いです。

通常の法要は自宅で行うこともありますが、弔い上げとなると自宅ではなく寺などの会場を使用して行われることが主流のようです。

法要の流れは、通常の法要とあまり変わりはありません。

弔い上げのない宗派もある

そもそも弔い上げの概念がない宗派があります。

仏教においては日蓮宗がそれにあたります。

そのほか真言宗・曹洞宗・臨済宗・天台宗・浄土真宗など仏教においては、大体同じタイミングで法要が行われ、弔い上げもされます。

そして全般的に、三十三回忌のタイミングに弔い上げが行われるケースが多いようです。

他宗教における弔い上げ

神道の場合

神道では、仏教の法要にあたる「霊祭」と呼ばれる行事が行われ、最終的に「三十年祭」に弔い上げが行われるのが一般的です。

キリスト教の場合

キリスト教では、故人の死後に供養を行うという考えそのものがありません。

しかし、日本においては、仏教の慣習に合わせる形で「追悼ミサ」「記念集会」などと呼ばれる行事が、法要の代わりに行われているようです。

ですがそれも、故人の死後1年以内に行われ、それ以降特に法要に当たる行事はありません。

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三十三回忌の服装まとめ

日本において最も信仰されている仏教において、三十三回忌が重要な法要であることが多いことはご理解いただけたでしょうか。

三十三回忌のタイミングで弔い上げを行う場合も多いため、服装にも注意が必要です。

この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 三十三回忌の服装は、基本的には平服でよい
  • 弔い上げを行う場合には、平服ではなく準喪服を着用する
  • 三十三回忌には、香典・お供え物・数珠を持参する
  • 弔い上げは、宗派・宗教によって扱いが異なる



これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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