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法事法要

四十九日が過ぎるまで遊びに行くのはダメ?他にもNGな行動を紹介

更新日:2024.01.24

回忌

青空の日に草原の丘を散歩している3人の高齢者女性

記事のポイントを先取り!

  • 基本的に四十九日期間中に遊びに行くのは避けたほうが良い
  • 特に祝い事へ出席するのはできるだけ控える
  • 遊びに行く場合は四十九日の期間であることを忘れない

四十九日とは故人にとって重要な意味をもつ期間ですが、遺族はこの期間中に遊びに行っても良いのでしょうか。

そこでこの記事では、四十九日期間中に遊びに行くことは良いのかについて詳しく説明していきます。
四十九日に遊ぶ際の注意点や四十九日後のことについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 四十九日とは
  2. 四十九日中に遊びに行くのはダメとされる理由
  3. 四十九日中に祝い事に出席してはいけない
  4. 四十九日が過ぎたら遊びに行ける?
  5. 遊びに行く場合の注意点
  6. 四十九日に遊びに行くまとめ
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四十九日とは

葬式で数珠を持つ手

仏教では、故人は死後7日ごとに裁判が行われ、六道である「地獄道」「餓鬼(がき)道」「畜生道」「修羅道」「人道」「天道」のどこに行くかが決まるといわれています。

そして、その判決が出るのが49日目の最終裁判の日になります。

四十九日期間中は、故人が49日目の判決の際に、無事に極楽浄土である天道へ行けるよう、追善供養を行います

追善供養とは、生きている人が故人の冥福を祈って法要やお墓参りなどの善行をおこなうことで、故人様の善行に繋がり極楽浄土へ近づくというものです。

さらに、その善行は巡り巡って自分にもかえってくるといわれています。
四十九日の裁判を終えて故人が無事に旅立つことで、ご遺族は忌明けとなります。

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四十九日中に遊びに行くのはダメとされる理由

ばつ印を出している男性

四十九日までの期間は、故人が極楽浄土へ行けるかどうかの大切な期間になります。

そのため、四十九日の期間に遊びに行くことは重要な局面にある故人に対して不謹慎であるため、祝い事や楽しみなどは控えるべきとされています。

また、死は穢れ(けがれ)とされており、遺族も穢れを持っているといえます。

四十九日の期間に遊びに出かけるということは、外出先に穢れを拡散させるということになるため、外出は控えるべきという考え方が古くから伝えられてきました。

近年における四十九日への考え

以前は、四十九日の期間を大切にしていましたが、近年では以前ほど重視していない方がいるのも事実です。
そのため、事前に計画していた場合は遊びに行っても問題ない場合もあります。

ただし、四十九日を重要視するかしないかは、ご家庭や地域によって考え方が異なります。
四十九日を重要視する場合であれば、事前に計画していた予定でもキャンセルするのが無難でしょう。

一緒に出かける予定だった方が喪中になってしまった場合には、相手の気持ちを優先しましょう。
相手が四十九日の期間を大切にしたいと考えている場合には、予定を変更すると良いでしょう。

しかし、出かけることで気分転換になることもありますので、「どちらでも大丈夫だよ」というような声かけをしてあげると良いでしょう。

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四十九日中に祝い事に出席してはいけない

四十九日の期間は、故人の死を悼み、周囲の人に死の穢れを移さないようにする期間とされています。
以前は自宅で喪に服するのが一般的でした。

しかし現在は前述のように、四十九日の期間でも出かける方が増えているなど、あまり四十九日を気にしない傾向となってきています。
ただし、四十九日期間中にお祝いの席に出席することはマナー違反とされていますので、注意しましょう。

正月行事

お正月のお祝いは、1年間を無事に過ごせたことに感謝するものです。
しかし、大切なご家族が亡くなってしまったということは、無事に1年を過ごせたとは言えません。

また、大切な人が亡くなり悲しんでいる期間に、「おめでとう」という言葉も適切ではありません。

このことから正月行事は避けるべきですが、すべての正月行事を避けなければならないというわけではありません。

鏡餅やしめ縄などの正月飾り、おせち料理、年賀状は、お正月を祝うためのものなので避けましょう。
ただし、前もっておせち料理を予約してあった場合には、重箱から普段使用するお皿に取り分けて、普段通りの食事として食べましょう。

また、年賀状をいただいた場合には、四十九日を過ぎてから寒中見舞いにいて、忌中であることと訃報の連絡が遅くなってしまったことへのお詫びを伝えましょう。

お年玉に関しても、一般的には控えるべきとされていますが、「子供にとっての楽しみを奪ってしまうのは可哀想」という意見もあります。
そのため、忌中の期間のお年玉はお年玉としてではなく、お小遣いとして渡すと良いでしょう。

初詣に関しては、初詣に限らず四十九日の期間は神社への参拝が原則禁止となります。
その他の書き初めや年越しそばは、特に祝い事とは関係がないため、例年通り行っても問題ありません。

神社への参拝

神道では、死は穢れとされています。

そのため四十九日の期間は、穢れを持ち込まないように、鳥居をくぐることや敷地内に入ることを禁止しています。

しかし、鳥居をくぐらずに、鳥居の前に祈ることは認められている神社や地域が多いので、自分の住んでいる地域や近所の神社を確認しましょう。

ただし七五三などの子供のための行事であれば、事前に神社に相談してみると良いでしょう。

鳥居をくぐる前にお祓いをしたあとに行事を行うなど、お互いが納得のいく方法を一緒に探してくれます。

また、寺院であれば、四十九日の期間に境内に入っても問題ありません

結婚式

結婚式などのお祝い事への参加も基本的には禁止とされていますが、前もって予定が決まっていた場合などは参加しても良いとされている場合もあります。
主催者側かゲスト側かなどによって参列の有無が異なります。

結婚式の主催者の場合

主催者側であれば、四十九日中に結婚式を開催すると法要と挙式で慌ただしくなってしまいます。

キャンセル料がかかったとしても、命日から1年後の喪明けまで避けるか、少なくとも四十九日が明けてから行うべきとされています。

しかし、挙式直前に訃報があり、キャンセルすることでゲストに迷惑がかかるという理由で挙式を行う方もいます。
その場合には、「故人の希望により」などといった一言を式が始まる前に伝えてもらうことで、ゲストも参列しやすくなります。

教会式や人前式であれば問題ありませんが、神前式の場合にはお祓いをしてもらってから挙式を行うと良いでしょう。
お祓いに関しては、氏神神社などに相談すると良いでしょう。

ゲストとして招待されている場合にも、「死という穢れを持ち込んでしまう」「主催者に気を遣わせてしまう」という理由から参列は避けるべきとされています。

ただし、主催者との関係性によって、ご自分の気持ちに問題がなければ必ずしも欠席しなければならないというわけではありません。

欠席する場合、電報は贈っても問題ありませんが、ご祝儀に関しては忌明けに直接渡すか現金書留にて送りましょう。
金額は1万円程度が目安です。

欠席理由は、目上の方などであれば四十九日の期間であることを伝えますが、友人であれば後日四十九日の期間であることを伝えても問題ありません。

ちなみに、入籍は書類の提出のみですので問題ありません。

結婚式の参加者の場合

ゲストとして招待されている場合にも、「死という穢れを持ち込んでしまう」「主催者に気を遣わせてしまう」という理由から参列は避けるべきとされています。

ただし、主催者との関係性によって、ご自分の気持ちに問題がなければ必ずしも欠席しなければならないというわけではありません。

欠席する場合、電報は贈っても問題ありませんが、ご祝儀に関しては忌明けに直接渡すか現金書留にて送りましょう。
金額は1万円程度が目安です。

欠席理由は、目上の方などであれば四十九日の期間であることを伝えますが、友人であれば後日四十九日の期間であることを伝えても問題ありません。

引っ越し

近年では、引っ越しは四十九日に関係なく行う方が増えてきていますが、基本的には四十九日が明けてからおこなうべきとされています。

故人の魂は、四十九日が過ぎるまでは故人が住んでいた家にいるといわれています。
そのため、特に故人の住んでいた家から引っ越しをする場合には、四十九日明けに引っ越すことをお勧めします。
四十九日明けにゆっくりと引っ越しの準備をして、それまでは故人と過ごしたご自宅で故人を偲ぶと良いでしょう。

しかし、引っ越しを行う理由や引っ越し業者との兼ね合いで、引っ越し時期を延期できない場合もあります。
これから続いていく遺族の生活も大切ですし、生活に支障をきたすことは故人も望んでいないはずですから、今後の生活を優先して、延期できない場合には引っ越しをしましょう。

宴会

宴会も基本的には、欠席することが望ましいとされています。

会社の宴会であれば、上司に四十九日の期間であるため欠席したい旨を伝えれば分かってもらえる場合がほとんどですが、取引先との宴会など欠席が難しい場合もあります。

欠席が難しい場合には、代役を立ててもらうか、一次会のみ参加して二次会の前に退席させてもらいます。
退席の際には、必ず挨拶をすることを忘れないようにしましょう。

お中元・お歳暮

お中元やお歳暮は、地域によって捉え方が異なります。
お祝い事ではないため良しとする考え方もあれば、穢れを広めることになるため避けるべきという考え方もあります。

お中元・お歳暮を送らない場合は先方に忌中であることを伝え、非礼を詫びましょう。

忌中に送る場合は、水引の色に注意が必要です。
通常は、熨斗紙に紅白の水引が印刷されているものを使用しますが、四十九日の期間にお中元やお歳暮を贈る際には、白無地の奉書紙または白色の短冊を使用します。

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四十九日が過ぎたら遊びに行ける?

頭の中にクエスチョンマークがある顔のシルエット

四十九日が過ぎると、故人様は極楽浄土へと旅立つといわれています。
では、四十九日がすぎれば今まで通り遊びに行っても良いのでしょうか。

喪中は控えるべき

故人様が亡くなられた日から49日までを「忌中(きちゅう)」といい、故人様が亡くなられた日から1年間を「喪中」といいます。

忌中も喪中も、故人様を偲び喪に服す期間のことをいいますので、基本的には四十九日を過ぎても忌中の期間は遊びに出かけるのは控えるべきです。

ただし、喪中は1年間という長めの期間になります。

すでに予定してあった用事のキャンセルや友達や同僚などとの付き合いなど断ることで今後の関係にひびが入ってしまう場合には、遊びを優先しても問題ありません。

人によっては気にしない

基本的には控えるべき喪中の間の遊びですが、現在は気にしない人が増えてきているのも事実です。
ただし、故人と近い方が遊びに行くのを控えてほしいという場合には、その意見を優先すべきです。

また、喪中の間の遊びをよく思わない方もいますので、あまり公にするのは控えておきましょう。

故人と親しい間柄であればあるほど、喪中に遊びに行くことに抵抗がある方もいると思いますが、いつまでも悲しんでいる姿を見て故人が喜ぶとは思えません。

そのため、気分転換に遊びや旅行に出かけて、元気を取り戻すのも良いでしょう。

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遊びに行く場合の注意点

前述したように、現在は喪中の期間に遊びに行くことに対して寛容になってきています。
しかし、喪中の期間に遊びに行くことをよく思わない方もいますし、なにより喪中は、故人を偲び喪に服す期間です。
酔っ払うまで飲む、大騒ぎをする、長期旅行や頻繁に遊びに出かける、などという行為は好ましくありません。

あくまで、大切な人を亡くしたことで感じる心身のストレスを癒す目的で遊びに行くということを忘れないようにしましょう。

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四十九日に遊びに行くまとめ

祭壇

ここまで四十九日中に遊びに行ってもいいのか、遊ぶときの注意点をお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 四十九日は故人を偲び喪に服す期間
  • 故人にとって重要である四十九日の期間に遊びに行くのは控えた方が良い
  • 特に祝い事への出席などは控えるべき
  • 遊びに行く場合には四十九日の期間であることを忘れない

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(やまぐち)

山口 隆司(やまぐち たかし)

一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター

経歴

業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。

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