法事法要
お彼岸の花は何がおすすめ?花を飾る理由やNGな花も紹介
更新日:2022.05.17 公開日:2022.01.06

記事のポイントを先取り!
- お彼岸は春分の日と秋分の日を中心に年に2回行われる
- お彼岸で定番とされる花の代表は菊や白いユリである
- 棘や毒のある花はお供え物としてマナーに反する
お彼岸の代表的なお供え物は花ですが、その選び方についてご存知でしょうか。
どのような基準で、お彼岸に適した花を飾ればいいか知っておくと良いでしょう。
そこでこの記事では、お彼岸の花について詳しく説明していきます。
この機会に、お彼岸には適さないとされる花を覚えておきましょう。
春と秋のお彼岸でお供えするお菓子の違いについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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お彼岸に花を飾る理由
お彼岸に花を飾る理由は、故人やご先祖さまを偲び感謝の気持ちを込めて供養するためです。
お彼岸は、特定の期間として年に2回あります。
仏教の教えにおいて、お彼岸の時期はあの世とこの世が近くなる時期とされています。
そのような背景からお彼岸は供養に適したタイミングとされ、花を飾ったりお墓参りをしたりするのです。
お彼岸に飾る花の選び方
お彼岸に飾る花といっても、花の種類は非常に多いです。
お彼岸の花の選び方や、おすすめの花についてご紹介します。
色で選ぶ
お彼岸の花は、色で選ぶのがポイントです。
全体的に淡い色の花が選ばれますが、中でもおすすめの色は白です。
白は一般的に、亡くなってから間もないうちに飾る花の色として認識されてきたためです。
一周忌を過ぎてから、少しずつ色のある花を足していく傾向があります。
しかし現在では、親しい関係の人であれば白以外を一周忌前でも選ぶこともあるようです。
あまり親しくない人に贈る花であれば、一般マナーである白が無難かもしれません。
白以外では淡い黄色や紫の花も人気な色です。
種類で選ぶ
お彼岸の花は種類で選ぶこともおすすめです。
代表的なおすすめの花は、以下の通りとなります。
- 菊
- 胡蝶蘭
- ユリ
- カーネーション
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お彼岸にNGな花の種類
実はお彼岸に不適切とされる種類の花があります。
どのような花がNGなのか、具体的な花の種類や理由について解説します。
棘や毒を持つ花はNG
花の中には棘や毒を持った種類があり、それらをお彼岸に飾ることはNGとされています。
棘は触ると痛みを感じるため、ご先祖さまへの供養には適さないという理由があります。
毒に関しても、仏に毒を供えるのと同じ行為と見なされることがNGの理由とされています。
棘のある花の種類はバラやアザミ、毒のある花には彼岸花やスイセン、スズラン、チューリップなどです。
しかし、事前に棘をすべて抜いておけば問題としないケースもあるようです。
花は籠で飾ってもいい?
お彼岸で飾る花を用意する時に、籠で飾ってもいいかどうか気になる方もいるのではないでしょうか。
色とりどりの花を籠にアレンジする趣味を持っている方であれば、なおさら気になるところかもしれません。
実は、お彼岸に飾る花についてはあまり厳しい決まりごとがありません。
そのため、お彼岸の花を籠に敷き詰めて飾っても大丈夫です。
また、飾る花は生花に限らず造花でも問題がないので、事情に応じて使い分けることができます。
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春と秋でお彼岸の内容は変わる?
お彼岸は年に2回、春と秋にあります
お彼岸についての知識がない方は、祝日の「春分の日」「秋分の日」を基準にするとわかりやすいでしょう。
春分の日と秋分の日をそれぞれの中日として、前後の3日間を足した7日間を「春彼岸」「秋彼岸」として分別します。
そこで気になるのが、春彼岸と秋彼岸でお彼岸の内容は変わるのか、ということです。
お彼岸の意味や細かな違いについて、以下で解説します。
春と秋で違いはほとんどない
お彼岸の内容自体は、春と秋どちらもほとんど違いがありません。
そもそもお彼岸とは、ご先祖様への感謝を捧げる日として、古くから日本で引き継がれた教えです。
なぜこのタイミングが感謝を捧げる日になったのでしょうか。
お彼岸として設定されている春分の日と秋分の日は、太陽の軌道が真東から真西に沿って動きます。
このことからお彼岸は、極楽浄土とこの世がもっとも近づくとされる時期と信じられてきました。
そのため、お彼岸に極楽浄土があるとされる西方に祈りを捧げることは、良い慣習となりました。
この慣習によって、お彼岸のタイミングが春と秋に行われるようになったのです。
ぼたもちとおはぎの違い
お彼岸の内容は春と秋で違いはありませんが、お供え物について異なる点があります。
お彼岸のお供え物として定番の「おはぎ」と「ぼたもち」は、どちらも同じ材料で作られた和菓子です。
しかし、おはぎは秋のお彼岸に、ぼたもちは春のお彼岸にお供えするものと決まっています。
その理由は、それぞれの由来となっている季節の花による違いです。
おはぎは漢字で「お萩」と書き、ぼたもちは「牡丹餅」です。
萩は秋に咲く花として、牡丹は春の花として知られており、お供え物のお菓子の名称が異なるのです。
このことから、お彼岸では春と秋それぞれの季節に応じたお供えを意識する傾向があります。
ご自身がお彼岸にお供えする花を選ぶ際は、春か秋かで飾る花を決めるとよいでしょう。
お彼岸の花まとめ

ここまでお彼岸の情報や、お彼岸に飾る花について中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- お彼岸は春と秋にあり、ご先祖さまへ感謝を伝え供養する時期
- お彼岸に飾る花に迷ったら、定番の種類や色を参考に選ぶとよい
- お彼岸の花には厳格なルールはないが、棘や毒のある花はNG
- 春と秋のお彼岸は基本的に同じ
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者

山口 隆司(やまぐち たかし)
一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター
経歴
業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。