お墓のステンレス製花立はどんなものがある？花立の種類等を解説！

更新日：2022.11.21 公開日：2021.09.18

墓地

お墓にはお花を供えることが常識となっています。
正面に左右一対で飾られるお花は、お墓に設置された花立に収められています。
花立にはさまざまな種類と特徴がありますが、最も一般的な素材はステンレスです。

なぜ花立にステンレスが多く用いられるのでしょうか。
また、お墓参りにおいて花をお供えする際に注意すべき点もいくつかあります。

そこでお墓のステンレス製の花立について、本記事では以下の内容を網羅的に解説します。

• ステンレス製の花立が一般的な理由
• 花立の素材にはステンレス製以外の種類もあるのか
• お墓参りでお供えするお花のマナー

ぜひ最後までご覧ください。

1. お墓のステンレス製の花立の特徴
2. 様々なステンレス製花立
3. 素材別花立の種類
4. 取り付け方法別花立の種類
5. 花立は2つないとダメ？
6. お墓のステンレス製の花立まとめ

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お墓のステンレス製の花立の特徴

花立とはお墓にお供えする花を入れる筒状の入れ物です。
一般的に花は花瓶に入れますが、お墓に花瓶を置くと風で倒れたりするため花立が使われます。

代表的な花立の素材はステンレスです。
ステンレス製の花立にはいくつかの特徴があり、お墓に設置するのに適しています。

ステンレスはサビに強いです。
雨風に耐える丈夫さを持ち、重量も軽く扱いやすいです。
そのため現在のお墓で最もよくみられる花立の素材です。

相場は3,000円程度です。

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様々なステンレス製花立

一口にステンレス製の花立といっても種類は多岐にわたります。
それぞれの特徴を項目ごとに簡単にご紹介します。

着脱式ステンレス花立

着脱式ステンレス花立は本体と台座がネジで止められており、必要に応じて着脱が可能です。
形状によって一体型・渕巻型・新型・ユリ型・ひょうたん型があります。

一体型と渕巻型にはレンゲ飾りという飾りをつけるタイプもあります。

中入れステンレス花立

中入れステンレス花立は、お墓に花立専用の穴が空いた中に落とし込むタイプの花立です。
花立の出し入れや清掃が簡単です。

中入れステンレス花立は通常タイプに加え、仕切り付きタイプ・蓋付きタイプがあります。

ツバ付きステンレス花立

ツバ付きステンレス花立は中入れステンレス花立に飾りのついたツバを施した花立です。
飾りがついている分お墓の印象が変わります。

ツバ付きステンレス花立には広口タイプ・仕切り付きタイプ・蓋付きタイプなどの種類があります。

回転式花立

回転式花立は使わないときに反対側からお墓の穴に入れることで蓋ができるタイプです。
筒に蓋をしてゴミや余計な水の侵入を防ぎ、ボウフラが沸く心配がありません。

石ツバ花立

石ツバ花立はお墓に設置したときに見える部分だけ石で作られています。
花立全体の素材はステンレスを使い、見える部分を石にすることで墓石との調和が取れるタイプです。

ラッパ型花立

ラッパ型花立は口径が広くて見た目に特徴があります。
通常の花立よりも水が多く入り、花が長持ちするようになっています。

ラベンダー花立

ラベンダー花立はお墓の花立穴が小さい場合でも、花や水を多く入れることができる構造になっています。

角型ステンレス花立

角型ステンレス花立はお墓の角石（花立が入る穴が空いた石の台座）とサイズを合わせた花立です。
角石とサイズがマッチして見た目がスッキリし、水も多く入ります。

花ごよみ花立

花ごよみ花立はお墓を華やかかつ豪華に彩るタイプです。

野花立・地刺花立

野花立・地刺花立は地面に刺すタイプのシンプルな花立です。

リフォーム花立

リフォーム花立は古くなった花立を再利用できるようにしたタイプです。

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素材別花立の種類

ステンレス製以外の素材の花立は以下の通りです。

• プラスチック：安価ですが、劣化しやすく割れやすい
• アルミ：重量がありステンレス製と同様の丈夫さ
• 銅：重量があり高額で、殺菌作用があるため花が長持ちする
• 陶器：衝撃が加わると割れやすく、固定され取り外しできないタイプの花立

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取り付け方法別花立の種類

花立はお墓に取り付ける方法が複数あります。
取り付け方法は以下の通りです。

• ネジ式：花立とお墓の台座をネジで止めて固定するタイプ
• 落とし込み式：お墓に専用の穴を開けて、そこに花立を入れるタイプ
• 接着式：花立とお墓の接地面を接着剤で固定するタイプ

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花立は2つないとダメ？

通常お墓の花立は左右対称に一つずつ設置されているものです。
お墓やお墓参りには仏教のさまざまな教えがあり、宗教的教えに基づいた作法やマナーがあります。
伝統的なお墓は左右対称に花が供えられていることから、一対の花には何かの教えがありそうです。

しかし当たり前のように思われる左右一対の花立は、実は絶対に2つないといけないわけではありません。
あまり見かけることがないかもしれませんが、実際に花立が1つだけのお墓もあります。

傾向として、伝統的な和型のお墓は花立を左右一対設けるのがほとんどです。
しかし、デザイン墓と呼ばれるオリジナル形状のお墓では花立が一つだけのお墓も存在しています。

ではお墓にお供えするお花に関して、何か決まりごとはあるのでしょうか。
ご先祖さまが祀られているお墓へのお供えでマナー違反をしないために事前に知っておきたいものです。

仏教的に花立の数には決まった制約はありませんが、花の本数には注意が必要です。
仏花（仏教におけるお供え物の花）は奇数がよいとされています。
そのため仏花は3本か5本、7本で作られています。
左右それぞれの花の本数が奇数になっているかどうかが重要なポイントです。

また、仏教において花はお供えする人と亡くなった人にとって非常に重要な役割があります。
お墓参りや仏壇、葬式などでは必ずお花がお供えされます。
それは古くから花は亡くなった人を偲び、供養を捧げる対象とする仏教の教えがあるためです。
お花は故人に対する敬意の表れといえるものかもしれません。

ちなみに仏教において特に蓮の花は特別です。
泥の中に根をはり美しく咲く蓮の花は、極楽浄土そのものとして崇められてきたためです。

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お墓のステンレス製の花立まとめ

ここまでお墓の花立の情報や、ステンレス製の花立の種類などを中心に書いてきました。
内容をまとめると以下のようになります。

• ステンレス製はサビに強く、雨風にも耐える素材のため採用されやすい
• ステンレス製以外にもプラスチック、アルミ、銅、陶器といった素材がある
• お花は左右一対でなくてもかまわないが、本数は奇数でお供えするのがマナー

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

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