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お墓

両家墓とはどんなお墓?メリットや両家墓にする注意点も紹介

投稿日:2021.09.28
更新日:2021.09.28

「先祖代々之墓」と刻まれた墓石

両家墓という言葉聞いたことはあっても、どのようなお墓なのか分からない方も多いかもしれません。

また、両家墓にするメリットや注意点はどのようなことがあるのかわかりませんよね。

そこでこの記事では

  • 両家墓とは
  • 両家墓のメリット
  • 両家墓にするための注意点
  • 両家墓にする手順

以上の内容で解説していきます。

ぜひ最後までご覧ください。

  1. 両家墓とは
  2. 両家墓のメリット
  3. 両家墓にするための注意点 
  4. 墓石に入れる家名の決め方
  5. 両家墓にする手順
  6. お墓の両家墓まとめ

両家墓とは

人差し指を立ててこちらを向いている女性

両家墓とは、姓の異なる親族二世帯の家を一つのお墓に一緒に埋葬するためのお墓のことを言います。

お墓を継承する子供がいない、1人娘が嫁いでしまい将来的に墓の維持ができない、そのような時に両家墓にすることが多いです。

両家墓の仕組み 

子孫がいないお墓は無縁墓となってしまいます。

娘の嫁ぎ先の家系と一緒にお墓を作ることで、無縁墓になってしまう事態を防ぐことができます。

子孫がいなくなってしまった家系でも、繋がりをもってお墓に入れるという仕組みです。

少子化が進んだ現在、このような形は増えてきています。

また、祖先のお世話にかかる子孫1人当たりの負担を減らすことができます。

両家墓の種類  

両家墓には様々な種類があります。

それぞれの特徴を見ていきましょう。

  • 1区画に2つの墓を建てる

    同一区画の中に各家ごとに1つずつお墓を建てます。

  • 1つの墓石に両家の家名を並べて刻む

    家名を2つ並べ、それぞれ「〇〇家之墓」と刻みます。

    家名を2つ並べるだけの場合もあります。

    納骨室は1つの場合が多いですが、遺骨の数が多い場合は2つになるものもあります。

  • 1つの墓石に家名以外の物を刻む

    最近増えてきた洋型墓石に、家名ではなく好きな言葉などを刻みます。

    棹石の下部や花立、外柵の門柱に両家の家名や家紋を刻みます。

  • 五輪塔による供養をする

    1つの墓域に夫婦墓や先祖代々の墓、複数の家の墓が建っている場合、最終的に管理するお墓を一つにします。

    その上に供養塔として五輪塔を建てるというものです。

    

両家墓のメリット

OKサインを出す手

少子化の影響で人気が高まってきている両家墓には、多くのメリットがあります。

1番のメリットは、1人で2つの家のお墓の継承者になれることです。

お墓が遠い場合はお墓参りのために、時間と移動の諸費用がかかります。

両家墓だと、お盆やお彼岸のお墓参りが一度で済みます。

それではメリットを詳しく見てみましょう。

維持費用が安くなる

1人で2つの家のお墓の継承者になると、維持費用が安くなります

2基の墓石代は非常に高いです。

また、墓地を運営・管理するために必要な費用もかかります。

園内やお墓の清掃費・メンテナンス費用です。

両家墓にした場合、管理費用が非常に軽減されます。

お墓の管理が楽になる 

お墓を購入した区画は、購入者が管理しなければなりません。

草むしりや草木の刈り込み、区画内と墓石の掃除は遺族の役目になります。

お墓が荒れ放題になっていると、故人が悲しむだけでなく管理者にも迷惑が掛かります。

そのため定期的なお墓参りが必要ですが、2世帯分のお墓を1つにまとめることで管理が楽になります。

お墓参りも一度に済ますことができます。

継承者問題に悩まずにすむ

両親にとってお墓の継承問題は大きな課題です。

1人娘が嫁いでしまった後、実家のお墓の継承問題で悩むことは多いです。

その様な場合は両家墓とすることで、両家のお墓の継承問題も解決します

お墓を一つにまとめることで、両家のお墓の管理を継続することができます。

両家墓にするための注意点 

一つ一つチェックをつけていく男性

両家墓はお墓を守っていくための負担を軽減し、無理なく子孫の代へと引き継いでくれます。

メリットも多いですが、注意点もありますので紹介していきます。

両家の合意が必要

両家墓を建てることで、親族や継承問題でトラブルが起きることはよくあります。

当人たちで両家墓を建てると決めたとしても、親族や継承者から理解を得られるとは限りません。

中には先祖代々の本家の墓だから駄目だという親族もいるでしょう。

両家の関係悪化につながってしまうこともあります。

両家の遺骨を1つにすることはとても大切な問題なので、親族や継承者と十分に話し合いをしましょう

墓地によっては両家墓に対応していないことも

両家墓にする場合、寺院墓地と公営墓地、民営墓地とでは対応が違います。

寺院墓地ではお寺の壇家となることが前提なので、両家の宗旨・宗派を確認しましょう。

また、改宗・改派が必要になる場合もあります。

公営墓地では、お墓の維持管理の責任所在が分かりにくいという理由で両家墓にできない場合があります。

民営墓地ではほとんど両家墓にすることができます。

しかし、家名を2つ入れることを禁止されていたり、継承者の親等制限がある場合もあります。


両家墓にする場合は墓地・霊園の規約に注意しましょう。

先祖が多い場合は全員収めるための広さがあるか、両家にとって通いやすい場所かなどの確認が必要です。

宗派・宗教の改宗

寺院墓地では、宗教不問としているところもあります。

生前の宗教は問わないとしても、お墓に入るまでの改宗が条件となる場合があるので注意が必要です。

夫婦間、家族間で宗教が異なる場合は、民営墓地や公営墓地をお勧めします。

墓石に入れる家名の決め方

紙を指しながら説明をしている手元

1つの墓石に両家の家名を並べて刻む場合は、家名だけを2つ並べるものが多いです。

それができない場合は、「先祖代々之墓」「倶会一処」と彫ることが多いです。

最近増えてきた洋型墓石には、家名以外のものを刻むことも多いです。

好きな言葉を大きく刻み、棹石の下や花立、外柵の門柱などに両家の家名や家紋を入れます。

両家墓にする手順

「STEP1」「STEP2」「STEP3」と書かれた積み木

墓を継承する子供がいない、一人娘が嫁いでしまい将来的に墓の維持ができないなど、子孫がいないお墓は無縁墓となってしまいます。

その様な事態を防ぐために、お墓を改葬して両家墓にする手順を説明します。

両家の説得

自分の家庭内では両家墓を建てることに決めたとしても、親族や継承者から両家墓の理解が得られるかどうかわかりません。

両家墓を建てた後でトラブルが発生しないために、前もって親族や継承者の同意をもらえるように説得が必要です。

両家の遺骨をまとめることは、とても重大なことなので周りへの配慮をしましょう。

墓地探し・現場見学

墓地を選ぶ際、はじめに墓地の種類や宗派、価格を確認しながら選びましょう。

両家墓にする場合、寺院墓地・公営墓地・民営墓地では対応が異なります。

また、墓地によっては両家墓に対応していないこともあります。

両家墓に関する墓地や霊園の規約、交通手段や設備も重要なポイントになります。

墓地選びは実際に墓地や霊園に足を運んで、現地の状況を確認することをお勧めします。

インターネットやチラシでは、わからない情報も得ることができます。


見学で確認するポイントは以下の通りです。

  • 霊園や墓地の職員が常駐している管理事務所があるか

  • 駐車場は十分なスペースがあるか

  • 水道施設の近くに手桶や柄杓などがあるか

  • 休憩所の設置があるか

  • お年寄りでもお墓参りができるバリアフリーになっているか

  • 土地や区画の周りの地盤は緩んでないか

  • 区画の水はけの状態はよいか

  • 墓石の種類や色、デザインのイメージが霊園の雰囲気に合っているか

以上のポイントを確認しましょう。

現在の管理人への説明・許可願い

遺骨の引っ越しや移転をする場合、現在の管理人へ事情や理由を丁寧に説明することが大切です。

これを怠ると大きなトラブルの原因になります。

役所から交付してもらった改葬許可書を現在のお墓の管理者に提出します。

そのあと、ご遺骨を取り出して移動させることが出来るようになります。

改葬許可書の発行

改葬許可書とは、墓じまい・お墓の引っ越しをする際に必要になります。

現在遺骨が納骨されている墓地の管理者に証明してもらう書類です。


改葬許可書は、遺骨1つに対して1枚ずつ申請書の記載をします。

改葬許可書の交付に必要な書類は、受入証明書・埋葬許可書・改葬許可申請書の3つです。

この3つの書類を墓地所在地の役所へ提出すると、改葬許可書が発行されます。

交付には3日~1週間程度かかり、発行手数料は無料~300円程度です。

墓じまい

墓じまいとはお墓を解体・撤去し墓地を更地にして、管理者に返還するまでを言います。

墓じまいの後は別の墓地に遺骨を移動して、改めて供養する必要があります。

また墓じまいをする際には、魂抜きの儀式を行わなくてはいけません。

先祖代々のお墓には、ご先祖様が眠っていると考えられているからです。

新しい両家墓に納骨

墓石を作っただけでは、ただの石にすぎません。

その墓石に、魂を入れる儀式を開眼法要と言います。

お墓を清めて墓前にお供え物をし、読経とお焼香で供養をした後に納骨をします。

遺骨を納める際に行う儀式を納骨法要と言います。

開眼法要と納骨法要は一緒に行われます。

以上で両家墓が完成します。

お墓の両家墓まとめ

「ま」「と」「め」と書かれた積み木と電卓と時計

ここまで両家墓について書いてきました。

この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 両家墓とは姓の異なる親族を、1つのお墓に埋葬するためのお墓。

  • 両家墓のメリットは、お墓の維持費が安くなり管理が楽になる。

  • 両家墓にするための注意は、親族や継承者の理解を得ること。

  • 両家墓にする手順は両家の同意を得、両家墓に対応している墓地を探す。

    その後改葬許可を得て、墓じまいをして両家墓に納骨をする。

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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