お墓
木製のお墓「墓標」とは?特徴や意味合いなどを解説
更新日:2022.11.21 公開日:2021.10.09

記事のポイントを先取り!
- 木製のお墓は仮のお墓
- 墓標は色々な意味で使われる
お墓というと、石でできたものを想像する方が多いと思いますが、木製のお墓も存在します。
しかし、どういったものなのか知らない方が多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では「墓標」について詳しく解説していきます。
木製のお墓について学び、お墓についての理解を深めていきましょう。
後半では樹木葬についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

4つの質問で見つかる!
ぴったりお墓診断
Q.お墓は代々ついで行きたいですか?
都道府県一覧からお墓を探す
こちらでご希望のエリアからお墓を検索できます。

こちらでご希望のエリアからお墓を検索できます。
木製のお墓「墓標」とは

それでは、木製のお墓「墓標」とは何かについて解説していきます。
墓標の特徴
木製のお墓「墓標」は、いわゆる仮のお墓です。
墓標は木製なので墓石と比べると耐久性はなく、一時的に埋葬した場所が分かるようにするための存在です。
墓標に関しては、「墓標の種類」にて後ほど解説していきますので、参考にしてみてください。
墓標の起源
墓標の起源は土葬の風習によるものです。
人間は昔から穴を掘り亡くなった方を埋葬し、土を盛っていました。
そこに石や枝を置くようになったのです。
これがお墓や墓標の起源だといわれています。
墓標の費用
墓標の費用は、およそ10万円前後です。
墓標は木製の角材でできているため、風で倒れてしまわぬように太い釘でしっかりと固定します。
墓標の種類

墓標と一口に言っても様々な意味合いがあります。
ここではそれらの意味を紹介していきます。
仮に立てておく木材
まず、墓標として仮に立てておく木材のことを指すことがあります。
お墓を初めて建てる場合には建立までに時間がかかってしまうため、場所が分かるように一時的に目印として角材を建てます。
木標は角塔婆といって卒塔婆の種類の一つで、五大要素である「地」「水」「火」「風」「空」の意味する梵字が記されています。
また、故人の戒名や命日、俗名なども書いていることがほとんどです。
墓誌を墓標と呼ぶことがある
お墓の竿石の隣にある墓誌を墓標と呼ぶ場合があります。
墓誌とは、いわゆる各家の亡くなられた方の法名や俗名、命日などを記しているもので、墓碑(ぼひ)などとも呼ばれます。
お墓全体のことを墓標と呼ぶことがある
また墓標というと、お墓全体のことをいう場合もあります。
これは、お墓全体は故人を埋葬する場所のシンボルであるためです。
みんなが選んだお墓の電話相談
みんなが選んだお墓ではお墓選びのご相談に対応しております。 お客様のご希望予算と地域に応じた霊園をご提示することも可能ですので遠慮なくお申し付け下さい。
24時間365日無料相談
電話をかける

後悔しないお墓選びのためにプロのお墓ディレクター
を無料でご紹介いたします。
木のお墓ならば樹木葬がおすすめ

木のお墓は、いわゆる仮のお墓のようなものです。
なぜなら石のお墓に比べて、耐久性がないので数年で新たに新しいお墓を探す必要が出てくるためです。
そこで、おすすめしたいのが樹木葬です。
ここでは、樹木葬についてや樹木葬のメリット、デメリットなどについて解説していきます。
樹木葬とは
樹木葬とは、墓石の代わりに樹木をシンボルとするお墓で、基本的に後継ぎを必要としない永代供養墓です。
霊園やお寺の境内にある場合もあります。
樹木葬のメリット
- 一般のお墓よりも費用が抑えられる
- 宗旨や宗派を問われない
- お墓を継承していく必要がない
- 子どもや孫の負担にならない
樹木葬のメリットは、なんといっても一般のお墓よりも費用が抑えられる点です。
また、宗旨や宗派を問われない場合が多いので、菩提寺をあまり気にしない方には向いているといえます。
代々お墓を継承していく必要がありませんので、子どもや孫の負担になることがありません。
樹木葬のデメリット
- 家族間でトラブルになりやすい
- 後から遺骨を取り出すことができない
- 樹木が枯れたり折れたりするかもしれない
樹木葬は、比較的新しい埋葬方法なので家族や親戚の合意を得られず、トラブルになりかねません。
また、後から遺骨を取り出すことができないため、親族が反対する場合があります。
樹木葬にしたい理由や希望を家族や親戚同士で話し合う機会を作ると良いでしょう。
他にも、樹木が枯れたり折れたりする可能性があります。
不安なことや分からないことは、樹木葬を管理している管理者の方によく話を聞いてから進めていくとよいでしょう。
まとめ

ここまで木製のお墓についてを中心に書いてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 木製のお墓「墓標」は、いわゆる仮のお墓のこと
- 墓標の種類は、仮に立てておく木材や墓誌、お墓全体のことをいう場合もある
- 木のお墓には費用を抑えることのできる樹木葬がおすすめ
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

4つの質問で見つかる!
ぴったりお墓診断
Q.お墓は代々ついで行きたいですか?
都道府県一覧からお墓を探す
こちらでご希望のエリアからお墓を検索できます。

こちらでご希望のエリアからお墓を検索できます。
監修者

山口 隆司(やまぐち たかし)
一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター
経歴
業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。
お墓の関連記事
お墓

更新日:2024.02.03
お墓と納骨堂はどっちがいい?違いやどのような方が向いているかを解説
お墓

更新日:2022.11.17
塔婆を立てないのはマナー違反?立てない宗派についても紹介
お墓

更新日:2022.11.17
塔婆の名前の書き方は?塔婆に書く内容や塔婆料の書き方も紹介
お墓

更新日:2022.11.21
お墓の開眼供養に必要なお供え物は?流れや宗教の違いも紹介
お墓

更新日:2022.05.18
塔婆の数え方とは?正しい数え方・塔婆の意味や目的を合わせて解説
お墓

更新日:2024.02.03
お墓を移動したときにお祝いは必要?相場やお返しについても解説