法事法要
納骨式のお布施金額相場は?その他費用やマナーもチェック
更新日:2022.08.30
納骨式とは、故人の火葬後にお墓や納骨堂へ、遺骨を納める際に行う儀式のことを言います。
この納骨式には、お布施を持参する必要があるのでしょうか。
基本的には、納骨式にお布施は必要になります。
しかし、納骨式のお布施の相場がわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、納骨式でのお布施の相場を中心に解説していきます。
お布施以外に、納骨式に必要になるものも解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
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納骨式のお布施の金額相場
お布施とは
納骨式では納骨する前に、僧侶に続経をしていただきます。
お布施は、その際の謝礼として僧侶に渡すものです。
そのため納骨式には、お布施は必要ということになります。
納骨式のお布施の相場
納骨式の謝礼として渡すお布施の相場は、3万~5万円です。
ただし、これは納骨式のみの金額です。
開眼供養と納骨式を一緒に行う場合は、僧侶に上記の相場の1.5〜2倍程度の金額をお布施として包みます。
また、僧侶に遠方から来ていただく場合はお車代(交通費)が必要です。
更に僧侶が会食に参加できない場合は、御膳料の準備も必要になります。
お車代と御膳料の相場は、各5000~1万円です。
宗派ごとのお布施の相場
納骨までの法要なども含めた場合は、宗派ごとに相場が異なります。
宗派ごとのお布施の相場を見てみましょう。
浄土宗・浄土真宗
浄土宗・浄土真宗の相場は以下の通りです。
浄土真宗・浄土宗 | 葬儀のときに渡したお布施の1割 |
曹洞宗 | 3万〜10万円 |
真言宗 | 3万円 |
日蓮宗 | 5万円前後 |
天台宗 | 3万〜5万円 |
臨済宗 | 3万〜5万円 |
キリスト教
キリスト教の場合、教会や神父にお渡しする謝礼の目安は一般的に5万円程度です。
ただし、用意しなければならない金額は教会によって異なることが多いので、事前に教会や神父に確認をしましょう。
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地域ごとのお布施の相場
地域が変わると相場にも多少差があります。
地域を大きく3つに分けた相場を紹介します。
- 北海道~東北:約3万円
- 関東:約5万円
- 関西:約4万5,000円
お布施以外にかかる費用
お布施以外にもさまざまな費用が掛かります。
主に以下の3つの費用です。
- 卒塔婆費用:「塔婆料」お墓の後ろに立てる木の板
- お車代:「御車代」僧侶の交通費
- お膳料:「御膳料」葬儀や法要後の会席に僧侶が辞退したときに渡すお金
これらの費用は、お布施とは別の封筒に包むのがマナーになります。
仏教、神道、キリスト教の袋はコンビニでも販売されていますので、そちらを使っても構いません。
こちらの記事ではお布施を包む封筒の選び方について解説していますので是非ご覧ください。
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納骨式でお布施を渡す時のマナー
タイミングや渡し方などのマナーを紹介します。
渡すタイミング
お布施を僧侶に渡すタイミングとしては、基本的に納骨式の当日が望ましいです。
納骨式が始まる前か納骨式が終わった直後、どちらでもかまいません。
始まる前なら「本日は、よろしくお願いいたします。」とご挨拶します。
終わったあとなら「本日は、心のこもった続経ありがとうございました」と一言添えます。
このときに、「これは心ばかりですが、お納めください」と言ってお布施を渡します。
こちらの記事では納骨のお布施を渡すタイミングについて解説していますので是非ご覧ください。
渡し方のマナー
お布施を渡す際は、直接の手渡しは絶対にNGです。
必ず、切手盆か袱紗で渡しましょう。
切手盆の場合、切手盆の上にお布施を僧侶から見て表書きが読める向きにして置きます。
袱紗の場合、袱紗にお布施を包み、渡すときは袱紗を開いて袱紗ごと両手を添えて差し出します。
切手盆がない場合は、自宅なら小さいお盆でも構いません。
お寺などの場合は、お盆も用意されているところもあります。
納骨式のお布施まとめ
ここまで納骨式でのお布施の相場の情報や渡すときのマナーなどを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 納骨式では、僧侶に続経をしてもらうためその謝礼としてお布施が必要である
- 相場は3万~5万円、宗派によっては5万~10万円の場合もある
- お布施を渡すタイミングは納骨式当日が望ましい
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
山口 隆司(やまぐち たかし)
一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター
経歴
業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。
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