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法事法要

十三回忌のお布施の相場は?渡す際のマナーについても徹底解説

更新日:2022.05.18

お布施

お布施と数珠と花

記事のポイントを先取り!

  • 十三回忌法要のお布施の相場は1万~5万円
  • お布施は白封筒か奉書紙で包む
  • 御膳料や御車料が必要になる場合もある

遺族は、葬儀後も法事を執り行わなければなりません。
一般的には葬式を終えた節目の四十九日法要から一周忌、さらには三回忌、七回忌、十三回忌と法事は続いていきます。

どの法事でも、お布施を僧侶に渡すことになるはずです。
そこで今回は十三回忌のお布施について解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 十三回忌とは
  2. 十三回忌法要のお布施の相場
  3. お布施以外の費用相場
  4. 十三回忌のお布施の書き方
  5. お布施の包み方
  6. お布施の渡し方
  7. 十三回忌法要の流れ
  8. 引き出物を選ぶ際の注意点
  9. 十三回忌の法事のお布施まとめ
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十三回忌とは

葬儀の祭壇

仏教における十三回忌とは、故人が亡くなった年から十二年目の命日に行う法事です。
回忌法要は三回忌以降は満年齢ではなく、数え年で数えるため、十二年目となります。

仏教の教えで、三と七には「迷いを離れる道を歩く」という意味が込められています。
三回忌・七回忌という節目に、故人を偲び、供養する法事が行われる理由のひとつです。
故人は死後仏となり、極楽浄土において精進するとされています。

特に十三回忌は、故人が大日如来(だいにちにょらい)とひとつになる重要な日となります。
大日如来とは、宇宙の生命のありとあらゆるものの仏で、密教ではすべての仏の中心とされています。

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十三回忌法要のお布施の相場

白い電卓

お布施とは、忌日・年忌法要の際に、読経をしていただいた僧侶への謝礼になります。
本来の意味は僧侶を通じて、ご本尊に感謝と施しの気持ちを込めて捧げるものです。

十三回忌でも僧侶を招き、法事・法要を執り行うので、お布施が必要になります。
十三回忌の法事でのお布施の相場は1万~5万円と幅があり、宗派や地域などで異なります。
お布施は感謝の気持ちを表すもので、金額は正式には決まっていないものです。

そのため経済的理由がある場合は低くても構いません。
お布施の金額を決めかねる場合には、法事を執り行う寺院に問い合わせると良いでしょう。

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お布施以外の費用相場

「お車代」と書かれた封筒

十三回忌の法事では、お布施以外にも御車代や御膳料が必要になることがあります。
それらが必要となるケースや、相場について項目ごとに分かりやすく解説します。

御車代

僧侶に会場までお越しいただいたことへの謝礼として渡すのが御車代です。
地域により多少の違いはありますが、市内など近隣の場合は、5,000~1万円が相場です。
遠方から新幹線などでお越しいただく場合には、相応のお車代費用が必要になります。

基本的に御車代は、十三回忌の法事を寺院で執り行う場合には必要ありません
また、僧侶の送迎を行う場合や、家族が手配した交通機関を利用する場合にも不要です。

御膳料

十三回忌の法事では、法要の後、僧侶や参列者の労をねぎらい、会食の席を設けます。
精進落としなどの会食に僧侶が不参加の時、おもてなしの代わりとして御膳料を渡します。
御膳料の相場は、5,000~1万円となりますが、地域や宗派によって違いがあります。

僧侶が複数人で来られた場合には、僧侶の人数分金額を一つの袋に入れて渡します。
この時、僧侶一人一人に御膳料の袋を分けて渡すことはせず、一つの袋に纏めてください。
会食に僧侶が参加される場合には、御膳料は必要ありません。

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十三回忌のお布施の書き方

墨汁が付いた筆の先

この章では十三回忌の法事でのお布施の書き方について分かりやすく解説します。

表書き

表書きは、薄墨ではなく通常の墨で中央上部に「お布施」と書きます。
下部にフルネームで氏名(苗字のみでもOK)を書きます。

裏書き

裏書きは、左下に右側から住所、氏名、電話番号、金額を書きます。
住所や電話番号の数字の部分は「一・二・三」のように漢数字の新字体で書きます。

金額

お布施に入れる金額の書き方は、「壱・弐・参・伍」のように漢数字の旧字体で書きます。
また、数字の前に「金」を、後には「也」を付け、「金参萬圓也」のようにします。
「四と九」は不吉な数字とされているため、この金額を包むのは避けましょう。

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お布施の包み方

筆ペンで香典袋を書いている手元

この章では十三回忌の法事での、お布施袋の選び方とお金の包み方を解説します。

お布施袋の選び方

お布施を包む際に最も正式な方法は奉書紙によるものです。
奉書紙は古くから、高位者が下位の者へ意思を伝達するために使われていました。
現在でも文具店で入手可能です。
奉書紙の表面はツルツルしており、裏面はザラザラしています。

もう一つの方法として、無地の白い封筒に入れる方法があります。
郵便番号記入欄がない、真っ白な無地の封筒を選びましょう。
また、文具店で販売されている封筒の種類には、封筒が二重になっているものもあります。
二重になっている封筒は「不幸が重なる」ことを連想させますので、絶対に避けましょう

地域にもよりますが、お布施袋に水引は付けないのが一般的です。
僧侶にお布施を渡す際に失礼のないように、あらかじめ親戚などに確認しましょう。

お金の包み方

奉書紙でのお金の包み方は、半紙でお金を包み、中包みを作るようにします。
表側を向くよう揃えたお札を入れた中包みを、更に奉書紙で包むのがマナーです。
中袋がある場合は、その中袋の袋口にお札の肖像画がくるように入れて奉書紙で包みます。

白い封筒にお札を入れる際も、一枚一枚の向きを揃え、肖像画のある面を表にします。
補足として、お布施に入れるお札は香典とは違い、できるだけ新札を入れるようにします。

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お布施の渡し方

お布施と数珠と袱紗

十三回忌の法事でのお布施の渡し方のマナーや、渡すタイミングについて解説します。

渡す際のマナー

僧侶にお布施を渡すときには、手渡しではマナー違反となります。
黒塗りの切手盆に載せて渡すのが正式な作法です。
その際、切手盆は絶対に床を滑らさないように注意しましょう。

切手盆が用意できない場合には、お布施を包んである袱紗(ふくさ)で代用可能です。
僧侶に渡すときは、お布施の封筒を袱紗から取り出し、袱紗の上に載せて渡します。
その際、お布施の名前が僧侶の方から見て正面になるように気遣いも必要です。

また、お布施以外に御車代や、御膳料を渡す際は、必ず袋を分けるようにします。

渡すタイミング

十三回忌の法事においてお布施を渡すタイミングは、法事の流れや状況によります
法要の時間より早めに僧侶の方が来られた場合には、挨拶を兼ねて渡すこともできます。

法要が終わり、会食がある場合はその後、ない場合は帰られる時に渡すこともできます
それでもタイミングが合わないときは後日渡しても問題ありません。

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十三回忌法要の流れ

数珠を持った喪服の親子の手元

十三回忌法要は主に故人の菩提寺や自宅で営まれることが多いです。
十三回忌の法事は会食など何かと準備が大変なことから、斎場で執り行う家庭もあります。

この章では十三回忌法要の流れを、8つの項目に分けて解説します。

僧侶入場

回忌法要は葬儀よりも参列者が絞られ、規模が小さくなることが多いです。
十三回忌法要でも規模が小さい場合が多く、受け付けなどもない場合が多いです。


座席については決まりがあり、僧侶の真後ろには施主が座ります。
残りの参列者は故人との関係が深い順に前から着席して僧侶の入場を待ちます。

そして法要の定刻に、僧侶が入場します。

施主による挨拶

最近の傾向として、十三回忌法要の参列者は身内だけのことが多いです。
僧侶が入場したら、施主が簡単に十三回忌法要の始まりの挨拶をします。

読経

施主による挨拶が終りましたら、僧侶による読経が始まります。
僧侶が読経している間、参列者は順次焼香を行います。

焼香

僧侶の読経が始まると、席の順番に焼香を行います。
宗派により焼香の回数など違いはありますが、焼香は故人に思いを届けるものです。
焼香する人の心を清め、故人を極楽浄土に導く意味合いがあるとされています。

法話

読経・焼香が終わりましたら、僧侶の法話が始まります。
法話と聞くと難しいイメージを持ちがちですが、世間話など雑談形式が多いようです。
僧侶によっては、正座を解き、膝を崩して楽な姿勢で法話を聞けるケースもあります。

僧侶退場

僧侶の法話が済みましたら、僧侶は退場します。

このタイミングで施主は「お布施」「御車代」「御膳料」を渡します

ただし、僧侶の方が会食に参加される場合には、会食の後に渡します。
その際、「御膳料」は必要なく、「お布施」「御車代」のみを渡しましょう。

施主による終了の挨拶

僧侶が退場されましたら、法要が滞りなく終わった報告と参列への感謝を伝えます。
法要には、高齢の参列者もいらっしゃることが多いです。
長時間の法要では高齢者の体調も考慮し、終了の挨拶は手短に済ませる配慮が必要です。

会食

施主による終了の挨拶の後は、お斎(おとき)と呼ばれる会食が始まります。
法要を執り行ってくれた僧侶や、参列者へのお礼を込めたおもてなしです。
会食の時は故人の話題を話すことがマナーとされます。

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引き出物を選ぶ際の注意点

数珠をもって合掌する喪服の男女

十三回忌の法事では参列者から、ご香典をいただくことでしょう。
返礼品となる引き出物を選ぶ際の注意点を解説します。

相場

通常は半返しの習慣にならい、香典の金額の3分の1から半分程度になります。
あらかじめ引き出物を選ぶ際は、一律に2,000~5,000円で問題ないでしょう。
あまりに高額の香典を頂いた際は、後日追加の返礼品を郵送することもあります。

好まれるもの

お渡しする相手に不幸が及ばないように消え物が好まれます。
お茶・コーヒーなどの飲み物や、お菓子やお砂糖などもおすすめです。
その他、白いタオルや洗濯洗剤・石鹸なども定番です。

のしの選び方

一般的に引き出物ののしは「粗供養」とし、水引は黄白・黒白の結び切りになります。
地域によっては「志」とすることもあります。

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十三回忌の法事のお布施まとめ

仏壇に向かって祈りをささげる僧侶の背中

ここまで十三回忌のお布施の相場情報や、渡す際のマナーについて解説しました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 十三回忌の法事でのお布施の相場は1万~5万円
  • お布施は奉書紙か無地の白い封筒で包む
  • 僧侶へのお布施は、切手盆か袱紗に載せて渡す

この情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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