法事法要
四十九日法要の準備は何をする?位牌や当日の流れについても解説
更新日:2022.11.21 公開日:2021.10.27

記事のポイントを先取り!
- 四十九日の法要とは命日から数えて49日目まで行う追善法要のこと
- 四十九日法要までに案内状や納骨式、本位牌、引き出物などを準備する必要がある
- 四十九日法要は、経読、説話、納骨、会食という流れで行われることが多い
四十九日の法要は、亡くなった方の供養のために行う法要です。
葬儀までに準備しなければいけないことや、費用について分からないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、今回の記事では
- 四十九日法要とは
- 四十九日法要までに準備しておくこと
- 四十九日法要の流れ
- 四十九日法要の費用相場
以上の内容で解説していきます
四十九日法要の準備について学び、大切な人をきちんと供養してあげましょう。
四十九日は自宅でできるかについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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四十九日法要とは

四十九日の法要とは命日から数えて、四十九日目まで行う追善法要、で満中陰や大練忌などといわれています。
人が亡くなると、浄土に行くまでに7日間ごとに浄土にいけるか裁判があるといわれています。
そのため、昔より追善供養の法要が行われてきました。
本来ですと、7日ごとに法要を行っていました。
ただ、現在は初七日(しょなのか)法要と四十九日法要のみを行っています。
四十九日法要までに準備しておくこと

四十九日法要までに準備しておくことは、下記のようなものを準備しておきます。
- 案内状を用意する
- 納骨式、本位牌の準備
- 引き出物の準備
また、これに加え四十九日の法要には、お骨や白木位牌・遺影写真・お布施・お茶代・香典返し・お供え用のお花などを持っていくようにしましょう。
お布施の金額については、一般的に3万~5万円程が多いです。
菩提寺の客間を使用する場合は会場料として、5000~1万円ほどを包んでおきます。
詳しくは、下記に解説していきます。
案内状を用意する
引き出物や法要後の会食を考えるために、四十九日法要の案内状を用意して、参列する人を把握しましょう。
基本的には、葬儀のときにあらかじめ四十九日法要の日程を決めて伝えています。
ただ、礼儀としても出すべきです。
本来は白封筒に挨拶状を入れて出しますが、返信用封筒で送る場合もあります。
案内上の内容は下記のように行っておきます。
〔四十九日法要の案内状の内容〕
- 故人の氏名
- 施主の氏名
- 四十九日法要を行うこと
- 法要の日時と会場の場所
- (法要後に会食がある場合は)会食があること
また、封筒の場合は不幸が重なるという意味合いから、二重の封筒は避けるようにしましょう。
納骨式、本位牌の準備
四十九日法要で、納骨をする場合が多いのです。
納骨式ができるように、石材屋に手配をしておきます。
また、本位牌の準備も忘れずに仏具店に依頼しておきましょう。
費用に関しては、納骨式では僧侶に3万~5万円のお布施と、石材屋に彫刻料で4万円ほど払うようになります。
本位牌に関しては、数万円から数十万円ほど価格帯が広くなっています。
仏具店で、対応してくれた方に相談してみるとよいでしょう。
引き出物の準備
四十九日の法要で忘れがちなのが、引き出物の準備です。
参列の案内状を送っていますので、その返信数だけ引き出物の準備を行います。
予定外の参列者が要る場合があるかもしれません。
少し多めに用意しておくとよいでしょう。
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四十九日法要の流れ
ここまで、四十九日法要とはどういったものか、それまでに準備しないといけないものは何かを解説してきました。
次に、四十九日法要の流れについて解説していきます。
- 挨拶
- 経読
- 説話
- 納骨
- 会食
一般的な、四十九日法要の流れとなっています。
順番にお伝えしていきます。
挨拶
四十九日法要の始まる前に挨拶をしてから始まります。
お寺で法要と自宅でする場合でも流れが違います。
事前にどういう流れになるのか菩提寺の僧侶に確認しておきましょう。
読経
挨拶が終わると、僧侶が故人のために読経、回向を行ってくれます。
場合によっては経本を渡される場合があるので、一緒に読んでいきます。
焼香をする場面があるので、きちんと行えるように確認しておきましょう。
〔焼香の作法〕
- 焼香台の前で僧侶に一礼し、故人にも一礼。
- 右手で抹香をつまみ、額におしいただく。
- 抹香を静かに香炉の炭の上にくべる。
- 合掌一礼後、少し下がり僧侶に一礼して席に戻る。
注意していただきたいこととしては、喪主以外の方は、親族に一礼することです。
説話
説話とは、法要後に行う法話のことです。
僧侶が、故人のことや経文について話してくださいます。
納骨
納骨は、法要後にお墓にいき行っていきます。
スムーズに行うためにも、事前に石材屋に依頼しておきましょう。
会食
法要と納骨が終了すると、参列した方や僧侶に会食をふるまいます。
僧侶がもし会食にいけない場合は、「御膳料(おぜんりょう)」を包むようにしてください。
会食前後でも喪主の方が、挨拶をすると四十九日法要を行った意味合いが一段と増すでしょう。
四十九日法要の費用相場

四十九日法要の費用相場について、費用項目ごとに解説していきます。
会食費
会食費の相場は、大体1人当たり3000~1万円です。
引き出物とのバランスもあります。
また、会食を行わない場合は、折箱に弁当を詰めたものをお渡しするようにしましょう。
お布施
僧侶の読経や回向をしてもらったお布施として、3万~5万円用意しておきます。
また、自宅に来てもらった場合は、「御車代」として、5000~1万円別で渡します。
お寺で行う場合は、御車代と同額程度で「会場料」を用意しておきましょう。
引き出物
引き出物の相場は、2000~3000円程度のものでよいでしょう。
食べたらなくなる消えものやタオルなどが喜ばれます。
葬儀のときに担当してくれた方に、事前に相談しておくとスムーズに進められます。
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四十九日は自宅でできる?

参列者の人数や予定の都合上、四十九日は自宅でできるかと検討される方もいるでしょう。
結論からいってしまえば、四十九日は自宅で行うことができます。
自宅でできる
まず、四十九日は自宅で執り行う理由は、お墓の場所やその日の流れによって変わってきます。
四十九日の法要が終わると、お墓参りに行くことが多いです。
お寺よりもお墓の方が近い、交通の便が良い場合に自宅で行うことがあります。
また法要後の会食における会場の場所が近いなどの都合もあるでしょう。
都会は稀な場合が多いですが、地方に行くと家から歩いて数分のところに、お墓という場合もあります。
そのような場合は、お寺や会館までわざわざいかなくても自宅にて四十九日の法要をおこなうことができます。
こちらは、会食でも同じような理由になってきます。
挨拶を省くことがある
自宅で法要を行う場合は、参列する方が家族や身近な親族の方のみですので、堅苦しい挨拶を省くことがあります。
なぜなら、普段から顔を合わせて会話を交わせるからです。
しかし、自宅で行う少人数で行う法要の場合はそれらを省くことができます。
服装について
自宅で四十九日の法要を行う場合は、準喪服でもいいです。
ふつう、1周忌までの追善法要までは、正喪服であるべきです。
しかし、近親者のみであることと自宅で行うがゆえに参列してもらった方にお茶などを出さないといけないためです。
参考までに、喪服についてお伝えすると下記のようになります。
〔喪服の種類〕
- 正喪服
喪主とその配偶者や、近親者の方など、主に葬儀を主催する側の方が着用する服装。公式の葬儀・告別式から一周忌までの法要などに用いられます。
- 準喪服
一般の参列者などが着る一般的な喪服。正喪服に準ずる喪服で、お通夜や葬儀、告別式、一周忌までの法要で喪主、親族が着用します。 - 略喪服
準喪服に準ずる喪服で礼服ではない地味な服装。急な弔問の仮通夜や三回忌以降の法要で一般の参列者が着用します。
スポンサーリンク四十九日法要の準備まとめ

ここまで四十九日法要の準備などを中心にお伝えいたしました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 四十九日の法要とは命日から数えて49日目まで行う追善法要のこと
- 四十九日法要までに案内状や納骨式、本位牌、引き出物などを準備する必要がある
- 四十九日法要は、経読、説話、納骨、会食という流れで行われることが多い
- 四十九日法要の費用相場は、会食費で1人当たり3千~1万円、お布施で3~5万円、引き出物で2~3千円程度
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者

袴田 勝則(はかまだ かつのり)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。
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