法事法要
七回忌のお供えには何を用意すれば良い?相場やNGな物も紹介
更新日:2022.08.21
七回忌のお供え物は、何を用意すればいいのでしょうか、またお供え物料の相場はどれくらいなのでしょうか。
そこで、この記事では七回忌でのお供え物やお供え物の金額相場を中心に解説していきます。七回忌のお供えについて学び、七回忌の法要も問題なく参列できるようにしましょう。
記事の後半では「お供え物は御供物料でも良いのか」ということについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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- 七回忌とは
- 七回忌のお供え物には何がおすすめ?
- お供え物の金額相場
- 七回忌にNGなお供え物
- 七回忌のお供えに関するマナー
- お供え物は御供物料でも良い?
- 七回忌に参加できない場合は?
- 七回忌のお供えまとめ
- みんなが選んだ終活の電話相談はこちら
七回忌とは
七回忌(ななかいき)とは故人の没後6年目の命日に行われる法要になります。
3回目の年忌法要で一周忌、三回忌に続くものです。一周忌法要は、故人の没後1年目の命日の法要です。三回忌は故人の没後2年目の命日に、そして七回忌は故人の没後6年目の命日に行われる法要です。
また、法要が行われる周期に関してですが、仏教で大切な数字とされている3と7にちなんで、3と7がつく年に法要が行われるようになったとされています。
3の数字には「有・無」や「損・得」「勝ち・負け」など両極端にかたよった考え方である2を超えるものとされていて、中道の思想が含まれていると考えられています。
さらに、7の数字は「お釈迦様が生まれたときに7歩歩いた」という言い伝えに由来しています。六道の迷える世界を超えて、悟りの世界に到達できることを暗示している数字です。
こちらの記事で七回忌について解説しているので、ぜひご覧ください。
七回忌のお供え物には何がおすすめ?
七回忌のお供え物にはどのようなものを用意するのがいいのでしょうか。
お供え物は五供に合わせると良い
七回忌のお供え物の選び方は一周忌や三回忌同様に「五供(ごくう)」から選ぶと良いと言われています。
五供とはお供えの基本とされているものであり、具体的には香、花、灯燭(とうしょく)、浄水、飲食の5つとなります。
飲食
お供えとしてよく用いられるものは果物やお菓子です。
特に旬の果物を供えることで故人は季節の変化を知ることができます。また、果物はリンゴやミカン、ブドウといった丸い形のものにすると縁起がいいとされています。
その理由は丸い=円=縁、という考え方があるためです。お菓子は和菓子でも洋菓子でもかまいませんが、お供えするときは日持ちするものにしましょう。
せんべい、もなか、マドレーヌのような個別に包装されたお菓子が好ましいです。
こちらの記事では仏壇のお供え物でお菓子を選ぶポイントについて解説していますので是非ご覧ください。
花
供花とは仏前にお供えする花のことであり、「仏様を花で飾る」「花で故人への気持ちを表す」「仏様を敬い、修行の誓いを立てる」といった意味が込められています。
よく用いられる供花として菊や胡蝶蘭が挙げられますが、故人が好きだった花を贈っても問題ありません。花言葉や花の特徴から選定するのもおすすめです。
また、法要のために作られたアレンジ花束は花瓶が必要なく、プリザードフラワーは水がいらないため、施主側の手間を減らすことができます。
ろうそく
ろうそくの炎には不浄なものを浄めるという意味があり、お供えには適しています。
また、仏様や御先祖様、故人を明るく照らすものでもあります。ろうそくの種類は、洋ろうそくや和ろうそく、LEDろうそくといったものがあります。
その他、ろうそくの側面に美しい絵柄が手描きされた絵ろうそくもあります。絵ろうそくは花の代わりに仏壇を華やかにしてくれます。
線香
線香は法事や法要には定番のお供え物です。
線香の煙は心身を浄化し、煙を通じて故人と対話できるという意味を持ちます。また、煙は仏様の食事とも言われています。
法要の線香にははっきりした決まりはありませんので、故人の好みや遺族の意向に合ったものが好ましいです。近年では、色や香りが付いていたり、煙や灰の少なかったりする線香も売られています。
いろんな種類の線香がありますが、選ぶのに迷った場合はギフト用にパッケージされた線香がおすすめです。
浄水
浄水とはお酒やジュースなどの飲み物のことを言います。
生前、故人がお酒好きだった場合は、日本酒やビールのお供えもいいでしょう。しかし、宗派や地域の風習によってお酒はよくないとされることもあります。
さらに、遺族の好き嫌いもありますので注意が必要です。故人が好きだったお酒を飲みながら故人を偲んでみるのもいいでしょう。
しかし、お酒の瓶や缶が祭壇にたくさん溜まっているのは見た目もよくありませんので注意するようにしてください。
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お供え物の金額相場
故人との親密度や地方によって異なりますが、七回忌のお供え物の金額は約3,000~5,000円が相場です。
高価なお供え物は逆に遺族に負担をかけてしまいます。お供えにかける予算をいくらにしたらいいのか悩んだ時はまわりの人に聞いてみると安心です。
七回忌にNGなお供え物
ここまでは七回忌におすすめのお供えについて解説してきましたが、七回忌にNGなお供え物も存在します。
殺生を連想させる物
いくら個人の好物だったとしてもお供え物として食べ物を贈りたい場合は、殺生のイメージがある肉や魚やハムなどの加工品は避けましょう。
食べ物であればお菓子や果物といったものから選ぶのがおすすめです。
日持ちしない物
生クリームを使用したケーキやシュークリームなどは賞味期限が短かったり、冷蔵保存が必要になるため、法要では避けるべきです。
食べ物をお供え物とする場合は、しっかり賞味期限をチェックすることが大切です。お供えの食べ物は法要後に参列者へ分けてあげることがあるため、小さく袋詰めにされているものが便利です。
お供えの品を選ぶ際の基準は、持ち帰りやすさ、食べやすさ、配りやすさになります。
毒や棘のある花
供花にはとげのあるバラや、毒のある彼岸花といったものは避けるようにしましょう。色が派手すぎたり、棘があったり、毒を持つ花は法要向きではありません。
故人が好きだった花に棘があった場合は棘を抜いてからお供えする方法もあります。
匂いが強い物
匂いの強いニンニクなどが含まれた食物や、クチナシのような匂いの強い花は避けましょう。周囲に迷惑をかける可能性があるのでお供え物には好ましくありません。
忌み数のセット品
お供え物を選ぶ際は、忌み数字である「4」や「9」の数量の物や名前につく物は控えます。
忌み数字や忌み言葉は、縁起が悪く、その場にふさわしくないものとして避けられています。お供え物を選ぶ際は名前に使われる数字や個数についても気をつけなければなりません。
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七回忌のお供えに関するマナー
お供え物の包み方
七回忌のお供え物は、包装紙できれいに包んでのしをかけます。
のしをかけるときには内のしと外のしがありますが、お供え物を包む際には「外のし」とします。
外のしとすることで、仏前に沢山のお供え物が並んでも誰からのお供え物であるかを一目で分かるようにするためです。
また、お供え物にかけるのしの水引は、結び切りにします。
結び切りは一度結んだらほどけない結び方のため、何度も繰り返したくない出来事に対して使用されます。
七回忌法要のお供え物には白黒の水引を使用します。
関西では黄白の水引を使用することが多いです。
このように地域によって違いがあるため、その地域の風習に従って水引の色を選びましょう。
こちらの記事でお供えののしについて解説しているので、ぜひご覧ください。
お供え物の表書きの書き方
お供え物の表書きは「御供」または「御供物」とします。
表書きを書いたら水引をはさんでその下に氏名を記入します。
複数名で贈るときは連名で記載します。
3名以内のときは、目上の方を右から順番に記入します。
4名以上で贈るときは代表者の氏名を書き、その左横に「外一同」と書きます。
のしに名前を書くときには、四十九日前であれば薄墨を使用しますが、四十九日が明けてからの法要では濃墨を使用します。
お供え物を渡すタイミング
法要に出席する際は、施主に迎えられたタイミングで持参したお供え物を手渡します。
お供え物は紙袋などに入れていくことが多いですが、袋から中身を取り出して施主に手渡しましょう。
「御仏前にお供えください」などと一言添えて渡すようにしましょう。
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お供え物は御供物料でも良い?
お供え物はお供物料でもかまわないのでしょうか。
御供物料とは
法事や法要でお供え物の代わりにお金を包むことをお供物料と言います。
お供物料には、遺族を支援するという意味もあるため、亡くなった人に捧げるだけではありません。昔はお供え物としてお菓子や線香などの品物を持参するのが常識であり、マナーとされていました。
しかし、近年では、品物は持参せず、代わりにお供物料ということでお金を渡すケースが増えてきています。
また、お供物料とよく似たものとして香典がありますが、香典は通夜や葬儀・告別式で線香の代わりにお悔みの気持ちとして渡す現金のことです。
一方、お供物料とは法事・法要で渡す現金のことです。これらは中身が同じでも意味が全く異なるので、一緒にして包んだりしないように注意しましょう。
御供物料の相場
御供物料の相場としては通夜や葬儀などに持参する金額の50~70%を法事の御供物料とするのがよいとされています。故人との関係による金額の相場は以下のとおりです。
故人との関係 | 金額相場 |
---|---|
夫婦・親子 | 2万円~3万円 |
親戚 | 5,000円~1万円 |
知人や友人 | 3,000円~1万円 |
会社の上司・同僚 | 5,000円~1万円 |
故人との関係が深い人や年配の人、目上の人などは相場より多めになる傾向があります。
法要が終わってから会食に参加する場合は、会食代を上乗せした金額にします。会食場所によって金額は変わってきますが、5,000~1万円程度がいいでしょう。
キリスト教式の場合は生花を渡すのが原則で御供物料は渡さないのが基本です。しかし、会食に招かれた場合は、お花料という名目で渡すのがいいでしょう。
御供物料に関しては故人のご親戚との間で近年トラブルが増えてきています。
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七回忌に参加できない場合は?
近年では都合で法要に参列できない代わりにお供え物を事前に送る人が増えてきています。お供え物は手渡しで渡すのが一般的ですが、事前に喪主側から了解を得られれば送っても問題ありません。
手配が終わり次第、いつ頃届くのかを遺族にお知らせするのがマナーです。
また、必ず手紙を添えて送るようにしてください。手紙には「ますます」「たびたび」などの重ね言葉を使わないように注意しましょう。
他にも、香典はお供えと一緒に送ってはいけないというマナーもあります。香典袋ごと現金書留に包んで送るようにしてください。
こちらの記事では法事に参加できない場合の対処法について解説していますので法事法要に欠席す場合の対処法にお悩みの方は、是非ご覧ください。
七回忌のお供えまとめ
この記事では七回忌のお供えについて詳しく解説してきました。ポイントをまとめると以下の通りです。
- 七回忌のお供え物は基本といわれる「五供(ごくう)」に関するものから選ぶとよい
- お供え物の金額相場は3,000~5000円が相場
- 七回忌で避けた方がいいお供え物には殺生を連想させる物や日持ちのしない物などがある
- 七回忌に参加できない場合はいつ頃届くのかを遺族に伝えたうえでお供え物を事前に送る
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
袴田 勝則(はかまだ かつのり)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。
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