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法事法要

四十九日法要のお布施の相場は?渡し方や包み方についても解説

更新日:2022.06.05

お布施

お布施

記事のポイントを先取り!

  • 四十九日のお布施の相場は3~5万円
  • お布施に使う封筒は奉書紙か白無地の封筒
  • お布施は袱紗に包むか切手盆にのせて渡す

四十九日法要など法要を行うと僧侶さまに読経のお礼としてお布施を渡します。
お布施を包むにあたって、いくら包めばいいか、どの封筒を使えばいいか迷われていると思います。

そこでこの記事では四十九日法要のお布施の相場や包み方のマナーについて解説します。
浄土真宗のお布施についても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。


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  1. お布施とは
  2. 四十九日のお布施の相場
  3. お布施以外にお渡しするもの
  4. 四十九日のお布施の包み方
  5. 四十九日のお布施の書き方
  6. 四十九日法要のお布施の渡し方
  7. 浄土真宗のお布施について
  8. よくある質問
  9. 四十九日法要のお布施のまとめ
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お布施とは

数珠 お布施 花

お布施とは、読経や戒名などへの謝礼として僧侶へお渡しするお金のことです。
寺院の運営や建物の修繕費などにあてられます。
僧侶への謝礼金としてお渡しするお布施ですが、本来はご本尊へお供えするものです。

お布施とは本来、仏教における六波羅蜜(ろくはらみつ)という修行法の一つです。
六波羅蜜には、布施(ふせ)・持戒(じかい)・精進(しょうじん)・忍辱(にんにく)・禅定(ぜんじょう)・智慧(ちえ)の6つの修行法があります。
この6つの修行法を実践することで、悟りの世界に到達できると考えられているのです。

この六波羅蜜の一つでもある布施には、財施(ざいせ)・法施(ほうせ)・無畏施(むいせ)の3つの意味があります。
その中の法施には、他人のために読経を施すことが含まれています。

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四十九日のお布施の相場

白い電卓

お布施の金額相場は、お布施をお渡しするシーンによっても異なります。
ここでは、四十九日法要でお渡しするお布施の金額相場についてご紹介します。

四十九日のお布施の相場

四十九日法要に僧侶をお招きする場合、お渡しするお布施の金額相場は3万5万円程度です。

葬儀の際にお渡しするお布施の金額は、一般的に15万~50万程度といわれています。
四十九日法要のお布施はこれの10~20%を目安として準備をされる方が多いようです。

相場の金額に幅がある理由としては、様々な要因があります。
その他にも地域差や寺院の格、寺院とのお付き合いの深さなど、要因は多岐にわたります。

都心部においては、地方よりもお布施の金額が高い傾向にあります。
また、総本山など格の高い寺院に依頼すると、お布施が高額となるケースもあります。

お布施の金額を決める際には、寺院ごとにお布施の相場が異なる点に留意しましょう。

法要、法事のお布施の相場

四十九日法要でお渡しするお布施の金額相場についてご紹介しました。
ここからは、四十九日以外の法要について、お布施の金額相場をご紹介します。

祥月(しょうつき)命日法要の相場

祥月命日とは、故人の亡くなった月日と同じ月日のことをさします。
祥月命日の法要でお渡しするお布施の金額相場は、5000~1万円程度となります。
ただし、年数によってはこの相場が変動することがあります。

一周忌法要の相場

一周忌とは、故人の亡くなった日から1年後の祥月命日のことをさします。
一周忌の法要でお渡しするお布施の金額相場は、3万~5万円程度となります。

三回忌法要の相場

三回忌とは、故人の亡くなった日から3年後の祥月命日のことをさします。
三回忌の法要でお渡しするお布施の金額相場は1万~5万円程度となります。

三回忌法要以降、七回忌・十三回忌と法要が続きます。
これらの法要でも、金額相場は三回忌法要と同じく1万~5万円程度となります。

開眼供養や納骨を行う場合

四十九日法要は仏教において重要な節目となるため、法要と同時に開眼供養や納骨式を行う場合があります。
納骨式は遺骨をお墓や納骨堂に入れる法要です。

開眼供養は墓石に故人の魂を宿す儀式として、新たにお墓を建てるときや改葬をする場合に行われます。

四十九日法要と同時に開眼供養と納骨式を行うとき、四十九日法要のお布施とは別に、それぞれお布施を準備する必要があります。

お布施の目安は開眼供養が15万円納骨式が3〜5万円ですが、地域や法要の内容によって異なることを覚えておくと良いでしょう。

宗派ごとのお布施の相場

お布施の相場は、宗派や法要を執り行うお寺の格によって異なるため、事前に知っておくと安心です。

  • 浄土真宗:葬儀で渡した額の1割
  • 真言宗:3万円
  • 日蓮宗:読経1回につき5万円
  • 曹洞宗:3~10万円
  • 浄土宗・臨済宗・天台宗:3~5万円

地域ごとのお布施の相場

お布施の相場は、地域によっても変動するため、地域性の相場も確認しておきましょう。

  • 北海道・東北:3万5千円~4万5千円
  • 関東:5万円
  • 西日本:3万円~4万5千円

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お布施以外にお渡しするもの

お車代

法要の際にはお布施以外にも、お車代や御膳料といったお金を僧侶へお渡しします。
ここではお車代や御膳料について、お渡しするタイミングも含めご紹介します。

お車代

お布施以外に僧侶へお渡しするものとして、お車代があります。
お車代とは、簡単に言うと交通費にあたります。

法要をご自宅で行う場合、僧侶にご自宅まで出向いて頂いた感謝の意を込めて、お車代をお渡しします。
お寺で法事を行う場合やご遺族が送迎を行う場合には、お車代は必要ありません。

お車代の金額相場は、一般的に5000~1万円程度といわれています。
僧侶を遠方よりお招きする場合には、お車代に宿泊費なども含めてお渡しします。

お車代はお布施をお渡しする際に一緒にお渡ししましょう。
その際には、お車代はお布施の下に重ねてお渡しするのがマナーです。

御膳料

御膳料とは、僧侶が法要後に行う会食を辞退された場合にお渡しするものです。
会食の場を設けない場合や、僧侶が会食に出席される場合には御膳料は必要ありません。

御膳料の金額相場は5000~2万円程度と言われています。
御膳料もお車代と同じで、お布施をお渡しする際に一緒にお渡しします。

その際はお布施を一番上にし、その下に御車代・御膳料と重ねてお渡ししましょう。

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四十九日のお布施の包み方

ピンク色の菊と白黒の水引の封筒と数珠

お布施には、包み方にもきちんとしたマナーがあります。
ここでは、四十九日法要でお渡しするお布施の包み方についてご紹介します。

奉書紙か封筒で包む

お布施としてお金を包む際には、奉書紙(ほうしょし)か封筒を用います。
奉書紙はフォーマルな場で使用されることが多く、文房具店やネット通販で購入できます。

奉書紙でお布施を包む場合はお金を中袋に入れて包むか、直接お金を包みます。
その際、白黒結び切りの水引を付けることが多いです。

封筒の場合には、水引のない白無地の封筒を使用します。

お金の向きに注意する

お金を包む際は、お金の向きにも注意が必要です。

まずはお金の準備ですが、お布施として使用するお金には新札を用います。
香典では古札を用意するので注意しましょう。

お金の向きは封筒を使用する場合、開けた際にお札の肖像画が見えるように入れるのが基本です。
またお金を奉書紙で包む場合、包み方の手順は次のようになります。

  • お金を半紙または封筒に入れる(中包み)
  • 中包みを奉書紙で包む

中包みに半紙を使用する場合には、描かれている肖像画が上に向くようにお札を置いて半紙で包みます。

水引は基本的に不要

四十九日法要のお布施に使用する奉書紙や白封筒には水引をかける必要はありません
法要は法事ですが、お布施自体が故人に捧げるものではないため、忌事には該当しないと考えられているからです。

しかし、忌事に深く関連するものとして受け止められるため、水引のついた封筒を使うこともあります。

水引のついて封筒を使用する場合は、白黒地域によっては黄白あるいは双銀)の水引を、結び切りあるいは淡路結びにしてあるものを選びます。

お布施を包む際は、周囲の方へ確認することが最良な方法です。

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四十九日のお布施の書き方

香典

弔事で使用する不祝儀袋は、表書きの種類も多いです。
ここでは、四十九日法要でお渡しするお布施の書き方についてご紹介します。

表書きの書き方

四十九日法要では、お布施の表書きは「御布施」または「お布施」と書くのが一般的です。

地域によっては、「御読経料」(どくきょうりょう)、「御回向料」(えこうりょう)などと書くところもあります。
ただし御読経料や御回向料は、浄土真宗では使用ができないため注意が必要です。

表書きは、お金を包んでいる封筒または奉書紙の上半分の位置に書きます。
そして、表書きの下部分に自分の名前を書きます。

表書きを書く場合には、濃墨の筆か筆ペンを使用します。

裏書きの書き方

中袋のない封筒を使用する場合、表書きを書いた封筒の裏面に金額などを書きます。
裏面の書き方は、次のようになります。

  • 右側部分には金額を、左側部分には住所・氏名・電話番号を書く
  • 金額は、旧字体を用いる
  • 住所や電話番号は、漢数字を用いる

旧字体とは、壱・弐・参・拾・百・阡・萬といった表記になります。
例えばお布施の金額が1万円の場合、「金壱萬円」と書きます。

中袋の書き方

中袋のある封筒を使用する場合には、外袋の裏面には何も書かずに中袋に書きます。
中袋の書き方は、次のようになります。

  • 中袋の表面には、中央部分に金額を書く。
  • 中袋の裏面には、左下部分に住所・氏名・電話番号を書く。
  • 金額は、旧字体を用いる。
  • 住所や電話番号は、漢数字を用いる。

金額などの数字の書き方は、中袋がない封筒と同じです。

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四十九日法要のお布施の渡し方

お布施 数珠

お布施は、渡し方にもきちんとしたマナーがあります。
ここではお布施を渡すタイミングや渡し方についてご紹介します。

お渡しするタイミング

四十九日法要では、法要終了後にお布施をお渡しするケースが一般的です。
理由としては、法要前にはあまり時間を取ることができないことが挙げられます。

また、僧侶が法要後の会食に参加される場合には、その際にお布施をお渡しすることもできます。
法要前に僧侶と話をするタイミングがあれば、そこでお渡ししても特に問題はありません。

実際に状況を見ながら、法要前か法要後のどちらのタイミングでお布施をお渡しするかを判断します。

袱紗に包んでお渡しする

お布施をお渡しする際に、お布施をそのままの状態で持参するのはマナー違反です。
お布施は必ず袱紗(ふくさ)に包み、渡す時に袱紗から取り出すのがマナーとなります。

お渡しする際の手順は、次のようになります。

  • お布施を袱紗から取り出す
  • 袱紗を広げ、右・下・上・左の順で袱紗の端を中央に向けて折りたたむ
  • お布施をたたんだ袱紗の上に置く
  • 僧侶側から見て、お布施の向きが正面となるように直す
  • 袱紗の上にお布施をのせたままの状態で、両手で僧侶へと渡す
  • お礼の言葉を述べる

お布施を包む袱紗の色は、グレーや紫といった寒色系のものを選びます。
また袱紗の他にも、切手盆にお布施をのせて渡すケースもあります。

その場合はまず自分が読める向きにお布施を乗せ、切手盆を半回転させて渡すようにしましょう。

一言添える

僧侶にお布施をお渡しする際には、一言添えてお渡しするのが丁寧な渡し方です。
基本的にお越しいただいたことやお経をあげて頂いたことへのお礼を言うようにしましょう。

添える際の一言は、状況によっても変わります。
法要前に渡す場合と法要後に渡す場合で、臨機応変に対応しましょう。

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浄土真宗のお布施について

仏壇に向かって祈りをささげる僧侶の背中

お布施は、葬儀や法要で読経をして頂く際の謝礼として僧侶へお渡しするお金のことです。
しかしながら、浄土真宗においてはお布施の意味が少し異なります。
ここでは、浄土真宗のお布施についてご紹介します。

浄土真宗のお布施の相場

浄土真宗の葬儀のお布施の相場は10万円から30万円とされています。
この葬儀とは通夜、葬儀、告別式の全ての式を行ったときです。

他宗派のお布施は僧侶に対するお礼を表していますが、浄土真宗におけるお布施は「阿弥陀如来」への感謝を示すものです。

表書きの書き方

浄土真宗においてお布施とは、僧侶に対する謝礼ではなく阿弥陀如来に対するお供え・謝礼を意味します。
そのため、表書きとして御読経料や御回向料を使用することはマナー違反となります。
浄土真宗では、表書きは「お布施」または「御布施」のみ使用可能となります。

表書きを書く場合には、他の宗派と同じく黒墨の筆ペンを使用します。
表書きの下に書く名前は、フルネームまたは〇〇家と書きます。

四十九日法要のお布施の相場

前にも述べましたが、四十九日法要でお渡しするお布施の金額相場は3万5万円程度といわれています。
お布施の金額相場については、浄土真宗も他の宗派と変わりはありません

戒名料を必要としない

多くの宗派では、葬儀のお布施に戒名料を含むのが一般的です。
戒名とは、仏の弟子となった証に故人に授けられる名前のことをいいます。

一方、浄土真宗においては戒名がありません
浄土真宗では、戒名ではなく法名となります。
法名を付けて頂く場合は戒名とは異なり、お布施をお渡しするという決まりはありません。
しかし実際には法名を付けて頂く際、その謝礼として3万~10万円程度お渡しする方も多いです。

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よくある質問

Q:四十九日法要のお布施はいくら渡す?

A:四十九日法要のお布施の相場は3~5万円程度です。

Q:四十九日法要のお布施はいつ渡す?

A:四十九日の法要後に渡すのが一般的です。

Q:浄土真宗の四十九日のお布施はいくら?

A:浄土真宗も3~5万円が相場です。

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四十九日法要のお布施のまとめ

キーボードの上に載っている「ま」「と」「め」と書かれた積み木

ここまで、四十九日法要のお布施の金額相場や渡し方などを中心に書いてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 四十九日法要のお布施の相場は3万~5万円程度
  • お布施は奉書紙か封筒を用いて包む
  • お布施以外にお車代や御膳料をお渡しする

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。


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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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