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法事法要

葬儀後の四十九日とは?法要の日取りやマナーを解説

更新日:2022.11.20

焼香

記事のポイントを先取り!

  • 四十九日法要とは、故人が極楽浄土に行けるかを決める重要なものである
  • 基本的には故人が亡くなってから四十九日(48日目)当日に行う
  • 四十九日法要の準備としては会場の手配や本位牌の用意がある
  • 四十九日法要には準喪服や平服で参列する

葬儀が終わり、一段落しても次は四十九日の法要について準備していく必要があります。

葬儀後の四十九日の流れについてあらかじめ知っておくことで、スムーズに法要の準備を進めていくことができます。

そこでこの記事では、四十九日について詳しく説明していきます。

この機会に四十九日法要について覚えておきましょう。
家族のみで行う四十九日法要についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 四十九日とは
  2. 葬儀後の四十九日に行う儀式
  3. 葬儀後の四十九日法要の日取り
  4. 四十九日法要のための葬儀後の準備
  5. 葬儀後の四十九日法要の流れ
  6. 葬儀後の四十九日法要のマナー
  7. 葬儀後の四十九日法要での挨拶
  8. 家族のみで行う四十九日法要
  9. 葬儀後の四十九日のまとめ
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四十九日とは

四十九日とは仏教の教えで、故人が極楽浄土に行けるかどうかの判決が下される日とされています。

7日ごとに行われる法要の中でも最も重要なものです。

他にも、「満中陰法要」、「七七日忌」、「忌明け」などの呼び方があります。

四十九日の日数の計算方法は、百箇日までは命日を1日目として数えます。

そのため、四十九日法要は、故人が亡くなってから48日後になります。

亡くなってから49日後だと勘違いする人もいるので注意してください。

神式の場合は五十日祭まで10日ごとに霊祭を行います。

キリスト教(カトリックの場合)は亡くなってから3日目、7日目、30日目に追悼ミサを行います。

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葬儀後の四十九日に行う儀式

葬儀後の四十九日にはいくつかの法要を行います。

以下に四十九日に行う儀式について解説しますのでご覧ください。

四十九日法要

四十九日法要とは、故人が亡くなってから四十九日を目安に行われる法要のことです。

納骨法要

納骨法要とは、納骨式とも言い、火葬後の遺骨を納骨堂におさめる儀式のことです。

火葬後の遺骨は、骨壷におさめられることが一般的です。

その後、一定の期間は仏壇や祭壇に置き故人を供養します。

納骨法要は、四十九日法要と同じ日に続けて行われることが多いです。

開眼法要

開眼法要は、位牌や仏壇を新たに購入した場合やお墓を新しく建てたときに行われる法要のことです。

開眼法要の呼び方は「入魂式」、「魂入れ」、「仏壇開き」など宗教によって異なります。

開眼法要までには、本位牌の準備が必要です。

本位牌とは、戒名、俗名、享年、没年月日などが記載されている位牌で、仏壇に置かれるものです。

お斎

お斎(おとき)とは、法事のあとに施主が参列者を招待して行う会食のことです。

僧侶や葬儀の参列者に感謝の気持ちを込め、故人の思い出話で盛り上がる場でもあります。

お斎を省略する場合には、法要後に施主が挨拶する際にその旨を告げ、返礼品などをお渡しするといいです。

僧侶がお斎に参加しないときは、御膳料をお包みすることが一般的です。

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葬儀後の四十九日法要の日取り

次に、四十九日法要の日程の決め方や注意点を解説していきます。

四十九日法要に適した日

基本的には四十九日の当日に行うことが良いとされています。

平日に全員の予定を合わせることが難しい場合には、直前の休日に日程を調整する場合が多いです。

日程を決める際の注意点

四十九日法要をする際にも注意すべき点やマナーがあります。

先延ばしにしない

予定が合わないときは、四十九日より前に日程をずらすことが一般的です。

四十九日を過ぎてから法要を行うことはタブーとされています。

故人が極楽浄土に行くことに戸惑ってしまうと考えられているためです。

3ヶ月をまたがない

四十九日法要は、3カ月にまたがることをタブーとされています。

理由は、「始終苦(四十苦)労が身につく」と言われているためです。

身に付く→身着(みつく)→三月

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四十九日法要のための葬儀後の準備

ここからは四十九日法要の準備について説明していきます。

準備すべきことをあらかじめ理解できれば、四十九日法要の準備もスムーズに行えます。

法要の開催場所を決める

よく使われる開催場所は、お寺・セレモニーホール・ホテル・自宅です。

葬儀を行った、普段お世話になっている寺院に依頼することが多いです。

僧侶に依頼する

開催場所の手配ができたら早めに僧侶に依頼し、日程を調整します。

依頼がギリギリにならないよう注意してください。

案内状を出す

四十九日法要の日程が決まったら参列者に案内状を出します。

書き方にもいくつかのマナーがあるので以下に紹介します。

  • 縦書きにすること
  • 句読点を使わないこと

参列者の選び方については、親族全員を案内することが無難です。

故人の指定がある場合はそちらに従いましょう。

本位牌を依頼

仮の位牌である白木位牌を本位牌にする作業には、1~2週間ほどかかります。

そのため、葬儀が終わったら早めに依頼する必要があります。

以下が依頼の手順です。

  1. 位牌に彫りこむ「戒名」、「俗名」、「享年」、「没年月日」を控える。
  2. 仏壇が元々ある人は、他の位牌の大きさを測っておく。
  3. 仏壇店を探す。

この流れをおさえることで、四十九日法要の準備がスムーズに進みます。

会食の準備

自宅での法要は、仕出し料理を手配することが多いです。

お寺や葬儀場で行う場合は、近くの料亭を利用することが無難です。

予約する際は、法要の旨をあらかじめ伝える必要があります。

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葬儀後の四十九日法要の流れ

流れを把握しておけば、安心して法要を迎えることができます。

それでは、四十九日法要の流れについて解説していきます。

読経・焼香

施主の挨拶後に、僧侶から読経と焼香が行われます。

焼香の順番は、施主→故人の親族→故人の友人・知人の順です。

焼香のやり方は葬儀と同様に、以下の手順で行います。

  1. 右手の親指、人差し指、中指の3本で末香をつまむ。
  2. 額の高さまで上げます。(「おしいただく」といいます。)
  3. 指でこすりながら香炉の中に落とします。

僧侶の説話

説話とは、参加者に対して僧侶が仏教のありがたい話をすることです。

位牌の閉眼・開眼供養

仏教では白木の仮位牌に魂が宿ると考えられているため、故人の魂を本位牌に移します

納骨・お墓参り

お寺で四十九日法要を行う場合は、そのままお墓に向かいます。

会食・引き出物渡し

来ていただいた人たちに感謝の気持ちを込めて、会食と引き出物渡しをします。

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葬儀後の四十九日法要のマナー

葬儀や法事のように、四十九日法要にもマナーや注意点があります。

僧侶や参列者に対して失礼のないような法要を開催するためにも知っておきましょう。

お布施

お布施は、表面に「お布施」と記載し、裏面に金額や連絡先を記載します。

お布施の相場は、葬儀の際のお布施の10分の1程度とされています。

一般的には3万~5万円程度が多いです。

香典

香典の相場は間柄や親しさによっても異なります。

血縁関係がある場合1万~3万円
友人や知人の場合5千~1万円
友人の中でも関わりが強かった場合1万~3万円

会食がある場合は、この金額+1万円程度とみるといいです。

香典袋には、「御仏前」と書きます。

香典返し

香典返しの選び方のポイントは、あとに残らない物を選ぶことです。

食べ物や洗剤など、日持ちする品物が一般的です。

香典返しの相場は、いただいた香典の1/3~半分程度となっています。

服装

服装については、遺族側なのか参列者側なのかによっても少し違いがあります。

男女別に分けて解説していきます。

遺族の服装

遺族は準喪服を着用し、参列者よりも軽い服装にならないように注意します。

・男性:黒いスーツ

→ワイシャツは白い物、靴下は黒い物を用意します。

・女性:黒い長袖のスーツ、ワンピース

参列者の服装

男性:スーツ

女性:スーツやワンピース、アンサンブル

招待状に平服と指定があった場合は、黒などの落ち着いた色のスーツやワンピースを選びます。

平服の場合はカジュアルになりすぎないように注意する必要があります。

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葬儀後の四十九日法要での挨拶

四十九日法要では施主が挨拶する場面があります。

以下の記事で挨拶する際の内容やポイントを解説し、実際の例文も紹介します。

事前に準備しておけば当日不安なく、挨拶ができるのでぜひ参考にしてください。

挨拶する場面

四十九日法要の挨拶のタイミングを以下に詳しくまとめます。

  1. 法要の始まりを告げる挨拶
  2. 会食がある場合の中締めの挨拶
    会食がない場合の締めの挨拶
  3. 会食での挨拶

このように進行に沿って挨拶する流れとなります。

挨拶の内容・ポイント

挨拶の内容としては、まずお集まりいただいたことに対する感謝の気持ちを伝えるといいです。

遠方からわざわざ足を運んでいただいている人もいます。

そのため、お礼を伝えることを忘れないようにしてください。

ポイントとしては、挨拶は長くなりすぎないようにすることです。

手元のメモを見ながら話しても失礼にはあたりませんのでご安心ください。

また、「乾杯」は「献杯(けんぱい)」と言い方が変わることも覚えておいてください。

葬儀や四十九日法要では静かに「献杯」と言うことが一般的です。

この時、杯は打ち合わせず、唱和も静かに行い、拍手もしないようにします。

挨拶の例文

ここからは実際に挨拶の例文について紹介していきます。

ぜひ参考にしてください。

【始めの挨拶】

本日はお忙しい中、亡き父のためにお集まりいただき、ありがとうございます。

葬儀の際には、多大なるお力添えをいただきましたことを改めてお礼申し上げます。

ただいまより故〇〇の四十九日法要を行いたいと思います。

それではご住職様、宜しくお願い致します。

【中締めの挨拶】

本日はお忙しい中、亡き父の四十九日法要にご列席いただきまして、誠にありがとうございました。

皆様のおかげで無事に法要を終えることができました。

粗宴ではございますが、別席にてお食事をご用意しております。

故人との思い出話をしながら召し上がっていただけると幸いです。

【締めの挨拶】

本日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございました。

そろそろお時間となりましたのでこれで式をお開きとさせていただきたいと思います。

故人のお話をたくさんお聞きすることができて、父もさぞ喜んでいることと思います。

今後もかわらぬお付き合いをお願い申し上げます。

本日は誠にありがとうございました。

【会食での挨拶】

本日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございました。

おかげさまで無事父の四十九日法要を終えることができました。

ささやかですが、お食事をご用意しました。

お時間の許す限り、ゆっくり過ごしていただければ幸いです。

それでは○○様、献杯のご挨拶をお願いいたします。

献杯の挨拶では、軽く自己紹介(故人との関係)をしたあと、献杯します。

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家族のみで行う四十九日法要

四十九日法要は、規模よりも気持ちが大切なので親族だけの少人数で行っても構いません

四十九日法要を身内だけで行う流れや香典の用意は、一般的な流れと同様です。

身内だけの場合は、挨拶を省略することもあります。

また、レストランや自宅でお弁当など、食事も自由度が高まります。

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葬儀後の四十九日のまとめ

「ま」「と」「め」と書かれた積み木と電卓と時計

ここまで四十九日法要の日取りやマナーを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 四十九日法要とは、故人が極楽浄土に行けるかを決める重要なものである
  • 基本的には故人が亡くなってから四十九日(48日目)当日に行う
  • 四十九日法要の準備としては会場の手配や本位牌の用意がある
  • 四十九日法要には準喪服や平服で参列する

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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