お葬式
葬儀にコートを着ていきたい!ふさわしいコートの特徴やその他防寒具について解説
更新日:2022.11.18 公開日:2021.06.25
葬儀は予期せぬタイミングでやってくるものです。
冬場でも例外ではありません。
冬場の葬儀であれば、防寒対策としてコートを着ることもあるでしょう。
喪服に対する知識がある方でもコートについてはわからない方も少なくないと思います。
そこでこの記事では、葬儀に着ていく際に相応しいコートの特徴を中心に解説します。
コート以外にも、葬儀で身に着けることのできる防寒具についても紹介していますので、冬場の葬儀の服装にお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
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- 基本は黒の無地
- おすすめのコート
- コートで避けるべき色
- コートで避けるべき素材
- コートの避けるべき種類
- コートのデザインの注意点
- コートのサイズについて
- コートはどこで買う?
- コート以外の防寒具
- 葬儀のコートについてのまとめ
基本は黒の無地
葬儀に着ていくコートは、基本的に黒色で無地のものを着ていくようにしましょう。
紺や茶色のコートでも問題はありませんが、喪服に合わせて黒色のコートを着ていくのが最も無難です。
黒色のコートを一着でも持ち合わせていれば、葬儀以外でも結婚式のようなフォーマルな場で着回すことができますので、黒色のコートを一着持っていると便利です。
葬儀中のコートマナー
葬儀中はコートを脱ぐのがマナーです。
葬儀場にクロークがある場合は、コートを預けて葬儀に参列します。
どうしても葬儀場が寒い場合には、黒色のストールや膝かけを利用するようにしましょう。
おすすめのコート
ここからは、葬儀に着ていくコートを選ぶうえでお勧めしたいポイントをいくつかご紹介していきます。
黒で光沢のないもの
葬儀で着ていく場合には、黒色で光沢がないコートを購入します。
近年では、ネイビーやベージュなどの色のコートを着て葬儀に参列している人もよくいますが、基本的には黒色のコートを着るようにするのが無難です。
礼装用のコートも売られていますので、迷ったらそれを購入するのが無難でしょう。
普段使いできるものが欲しいのであれば、ステンカラーコートやチェスターコートのようなフォーマルなタイプのコートもおすすめです。
ライナー付きのタイプ
様々な季節に着こなせるライナー付きのコートは、一着持っておけば便利です。
着脱可能な裏地が付いているライナー付きのコートは、気温差があっても調整しやすくなります。
派手な装飾のないもの
コートにはボタンなどの装飾品がついてるかと思いますが、これらの装飾品が目立たないコートを選ぶことが大切です。
せっかく黒色のコートを購入しても、ボタンが白色など目立つ色では葬儀にふさわしくありません。
コート以外にも、靴やバッグなどの金具にも注意しましょう。
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コートで避けるべき色
葬儀は華やかな格好をして目立つ場ではありません。
そのため、参列者が目立った色のコートを着ていることはふさわしくありません。
以下から葬儀では避けるべき色について解説します。
派手な色
白や赤などの派手な色は避けるようにしてください。
ご遺族が喪に服している前で派手な色の服を着ていくことはよくありません。
コートの形状が無難なものでも、派手な色合いのコートでは、葬儀に参列している方に不快な思いをさせてしまう可能性が高いです。
明るめの色も避ける
紺色など地味系の色でも明るめの色のコートは避けましょう。
明るめの色のコートを着ていると、おしゃれな印象が強く周囲の人に不謹慎だと思われてしまうことがあります。
参列者はなるべく、暗めの色の目立たないコートを着るようにしましょう。
コートで避けるべき素材
コートは色だけでなく、素材にも気を配る必要があります。
ここからは葬儀で避けるべきコートの素材について紹介していきます。
毛皮のコートはNG
動物の毛皮が用いられているコートはNGですので、葬儀では避けます。
葬儀の場において、動物の殺生をイメージさせる素材を身につけてはいけません。
たとえ模造品であっても、毛皮やそれに準ずるものは身に着けないようにしましょう。
光沢感のあるコートもNG
葬儀は参列者が目立つ場ではないため、派手な印象を与える光沢感のあるビニールのような素材のコートはNGです。
ただし、ポリエステルのコートは光沢がなければ着ても問題ありません。
ナイロン素材のコートもNG
ナイロン素材のコートも葬儀ではふさわしくないとされています。
ナイロン素材のコートは動いた時に音が出やすいためです。
厳かな雰囲気で進行する葬儀にはふさわしくなく、悪目立ちしてしまうことも考えられます。
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コートの避けるべき種類
コートに限らず、葬儀に目立つ服装はNGです。
ここでは、葬儀で避けるべきコートの種類を説明していきます。
カジュアルなコート
スポーティーなコートや、アウトドア系のコートのようなカジュアルなコートは避けます。
葬儀はあくまでもフォーマルな場です。
フォーマルな喪服の上に、カジュアルなコートを着ることはふさわしくありません。
ダッフルコートやモッズコート
ダッフルコートやモッズコートも避けます。
葬儀の場では黒色のコートが好まれますので、学生でもない限りダッフルコートやモッズコートを着ることは避けるべきです。
フードの付いたコート
フードのついたコートは、たとえ黒色であっても避けるようにしましょう。
カジュアルな印象を与えてしまうため、ふさわしくありません。
フードが着脱可能なタイプのコートであっても、フードを外した後のシルエットがカジュアルに見えてしまうことあるため、葬儀にはふさわしくありません。
コートのデザインの注意点
ここからは、葬儀にきていくコートで、気をつけるべき点を解説します。
フォーマルなシルエットのデザインを選ぶ
葬儀ではフォーマルな服装をすることが求められることが多いです。
喪服に合わせるコートはカジュアルなものは避けて、フォーマルなデザインのものを選びます。
装飾にも気をつける
コートが無地であっても、チャックやボタンなどの装飾品が目立つものだと、葬儀にふさわしくありません。
どうしても装飾が目立つコートしかない場合には、ボタンカバーを被せるなど目立たないように努める必要があります。
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コートのサイズについて
コートのサイズは、膝が隠れるくらいの丈にします。
着丈が短いコートはカジュアルな印象を与えてしまいます。
特に女性の場合はコートの種類が豊富にありますので、意識的に選ぶことが大切です。
コートはどこで買う?
黒色のコートを購入する際は、実際にデパートや礼服を売っている服屋に行くのがおすすめです。
通販サイトを利用して購入することも考えられますが、サイズ感や質感などインターネット上ではわからない情報もあります。
黒色のコートといっても形状や素材は様々ですので、自分の目で確認した上で購入する方が、後で買い直す必要もなくなります。
預かってもらえる場所がない場合は
コートを預かってくれる場所がない場合には、膝にかけるか膝の上に置いて参列します。
焼香で立ち上がる際は、コートを座席に置いて焼香に立ちます。
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コート以外の防寒具
冬場の葬儀は長時間寒さにさらされるため、コート以外にも防寒対策が必要になることがあります。
ここからは、コート以外の防寒具のマナーについて解説します。
セーター
葬儀場が寒い場合には、黒色や紺色などのセーターを着ても原則問題はありません。
ただし、我慢できる程度の寒さであればセーターは着ない方が無難です。
基本的にはカイロを身につけたり、インナーに暖かいものを着るなどして防寒対策をするといいです。
ブーツ
近年ではブーツを履いての参列も問題ありません。
ただし、ブーツの丈はショートのものを選ぶようにしましょう。
色は光沢のない黒色のものにしましょう。
手袋
手袋をすることはマナー違反ではありません。
黒色のものを選び、素材は布やナイロンのものを選びます。
葬儀のコートについてのまとめ
いかがでしたでしょうか。
葬儀が冬場の場合、コートにも気を付けなればならないことがわかったと思います。
ここまで葬儀の際のコートの情報や注意点などを中心に、
- 基本的には黒色で無地のものを着ていくべきであること
- 参列者は派手な色や目立つ色のコートは避けること
- フォーマルな形状のコートを選ぶべきであること
などを記載しました。
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
鎌田 真紀子(かまた まきこ)
国家資格 キャリアコンサルタント ・CSスペシャリスト(協会認定)
経歴
終活関連の業界経歴12年以上。20年以上の大手生命保険会社のコンタクトセンターのマネジメントにおいて、コンタクトセンターに寄せられるお客様の声に寄り添い、様々なサポートを行う。自身の喪主経験、お墓探しの体験をはじめ、終活のこと全般に知見を持ち、お客様のお困りごとの解決をサポートするなど、活躍の場を広げる。
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