お葬式
葬儀・告別式から出棺までにかかる時間は?各儀式の時間や出棺の流れ、マナーを解説
更新日:2024.02.26
葬儀・告別式にどれだけ時間がかかるかご存じでしょうか?
葬儀・告別式に参列する上で、あらかじめどれだけ時間がかかるかは把握しておきたいところです。
遺族として参列する場合、出棺までにかかる時間を知っておけば、火葬場の予約もしやすくなります。
そこでこの記事では、葬儀・告別式開始から出棺までの流れや時間について詳しく解説します。
この機会に出棺までのスケジュールの立て方を知っておきましょう。
出棺の主な流れや棺を持つ人の選び方などについても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
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出棺とは
出棺とは、火葬場まで故人のご遺体を運ぶ一連の儀式のことを指します。
火葬場へは一般的に、遺族や故人と親しい知人のみが向かいます。
そのため、一般の参列者にとっては出棺が故人との最期の別れの時間となるのです。
出棺にはただ棺を会場から運び出すだけでなく、儀式としての流れや守るべきマナーがあります。
出棺までの流れやマナーについては、後ほど詳しくご紹介します。
葬儀にかかる時間の目安
葬儀の前後の予定を立てる上で、葬儀にかかる時間を把握しておきたいと考える人は多いでしょう。
自分が一般参列者か遺族側かによっても、葬儀にかかる時間は変わってきます。
ここからは葬儀にかかる時間の目安をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
通夜
お通夜は葬儀・告別式の前に行われる儀式であり、元々は故人と最期の夜を過ごすためのものでした。しかし近年では、日付が変わる前に通夜の儀式を終える「半通夜」が一般的になっています。
ここでは半通夜の場合を基に、一般参列者と遺族ではどの程度時間がかかるのか、以下で解説します。
一般参列者の場合
一般参列者の場合は、通夜に参加して故人に祈りを捧げる時間は2時間ほどとなります。
通夜を終えた後に会食に参加する場合には、通夜の時間にプラスで1時間ほどかかります。
遺族・親族の場合
遺族・親族の場合には、準備から受付・後片付けまで行うこととなるため、4時間程度かかると考えておきましょう。
本通夜の場合は夜通し故人の側にいることとなるため、半日程度かかると考えられます。
葬儀・告別式
通夜が終わると、葬儀・告別式を行うこととなります。
葬儀・告別式にはどの位時間がかかるのか、一般参列者と遺族・親族の場合に分けてご紹介します。
一般参列者の場合
一般参列者の場合には、葬儀・告別式から、出棺までの所要時間は1時間程度となっています。
火葬場まで同行する場合には火葬から収骨まで2時間程度かかるため、合計で3時間程度となるでしょう。
火葬場まで同行するかどうかによって、所要時間が大きく変動すると考えられます。
遺族・親族の場合
遺族・親族の場合には参列者の受付から収骨まで、4〜5時間程度かかるのが一般的です。
これに加えて、火葬当日に初七日法要と精進落としを行う場合もあり、これらは上記に加えて1時間程度となります。
ただし、式を簡略化したり省略したりした場合には、上記よりも短くなる場合もあるでしょう。
また、これに加えて事前に葬儀などの準備を行う時間も必要となるため、その時間も考慮してスケジュールを立てましょう。
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出棺の流れ
出棺の流れについて解説していきます。
一般的な出棺までの流れを以下で詳しく紹介していくので、参考にしていただければ幸いです。
別れ花
最初に別れ花と呼ばれる儀式を行います。
これはご遺体の周りに花を飾って棺の中を満たす儀式です。
喪主、喪主の配偶者、親兄弟というように、故人と関係の近い人物から順番に棺へと花を手向けていきます。
別れ花が、故人と対面する最後の場となります。
別れ花で用いる花は、白を基調とするのが一般的です。
一般に白い菊・百合・カーネーションの花が捧げられる場合が多いとされます。
また、上記以外にも故人が生前好きだった花などがあれば、その花を飾っても問題ありません。
棺の中には手紙・故人が着ていた服など、燃えやすいものであれば思い出の品を副葬品として入れることができます。
しかし、燃えるものであれば何でも入れられる訳ではないため注意が必要です。
何を入れられるかは、事前に葬儀社に問い合わせると良いでしょう。
釘打ちの儀
別れ花が終わったら、次は釘打ちの儀へ移ります。
釘打ちの儀では、棺の蓋を閉めてその上から釘を打つ儀式です。
釘を打つことで、出棺のために蓋を閉じるだけでなく、残された人々が故人の死を受け入れるという意味も込められています。
しかし最近では釘打ちの儀を行わないケースもあります。
これには、故人の入った棺に釘を打つことに抵抗を覚える遺族が増えていることが関係しているようです。
近年では釘打ちの儀は省略されることもあるということを覚えておきましょう。
出棺
釘打ちを行ったら、次はいよいよ出棺となります。
出棺の際には、葬儀会場から棺を運び出すこととなりますが、ご遺体の入った棺は大変重いため注意しましょう。
遺族など複数人で持って、慎重に霊柩車へと運び出します。
また、棺を運び出す時にはご遺体の足側を前にするのがマナーだとされています。
これは霊柩車に乗せる時も同様のため、注意しましょう。
出棺の際には、位牌を喪主が持ち、遺影は他の遺族が持ちます。
霊柩車で火葬場に向かう前に喪主から参列者に対して、会葬の挨拶をしましょう。
一般参列者はここで、故人と最後のお別れとなります。
火葬
火葬場は、遺族や親しい知人たちにとっての最後の別れの時間となります。
棺の前で焼香を行い、火葬が終わるまでの時間は控室に移動して待ちましょう。
火葬が終わったら収骨を行い、故人の骨を骨壺に入れます。
収骨が終わると、出棺からの一連の儀式は終了となります。
出棺・火葬・収骨にかかる時間
出棺・火葬・収骨にそれぞれどの程度時間がかかるかをご紹介します。
前後のスケジュールを立てやすくするためにも、事前に想定される時間を知っておきましょう。
出棺
出棺までにかかる時間は、10分〜30分程度と考えられます。
別れ花や釘打ちの儀などを省略する場合には、比較的短い時間で出棺となるでしょう。
火葬
火葬場に到着してから、火葬が終わるまでには通常1〜2時間程度かかります。
火葬が終わるまでの間は、控室で待ちましょう。
また、火葬が終わるまでの時間は火葬場の人に聞くことで大まかな時間を教えてくれます。
収骨後に予定がある方などは事前に確認しておくと良いでしょう。
収骨
火葬後には、故人の骨を拾う収骨の儀式が行われます。
ここでは遺族が故人の骨を拾って、骨壺へと収めることとなります。
収骨には30分程度かかるのが一般的です。
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出棺の挨拶
出棺は一般参列者にとって故人との最後の別れの儀式になります。
そのため、喪主または親族代表が棺を霊柩車に乗せたあと、火葬場へ向かう前に一般参列者へ感謝を伝える挨拶をします。
以下に出棺の挨拶のポイントと例文を紹介しているので、参考にしてください。
出棺の挨拶のポイント
出棺の挨拶に含む内容は「自己紹介」「参列への感謝」「生前の故人への厚意への感謝」「今後とも縁が続くことを願う言葉」です。
出棺の挨拶は喪主だけでなく親族の代表者が行っても問題ありません。
そのため、初めに自己紹介をして故人との関係性を示したあと、参列者への感謝と今後とも縁が続くように願う言葉を続けます。
故人との思い出を語っても良いですが、2分〜3分ほどでまとまる内容にしましょう。
出棺の挨拶の例文
「私は、○○(故人との関係性、長男など)の○○でございます。
遺族を代表いたしまして、皆様にひと言ご挨拶申しあげます。
本日は、ご多用のところ故○○の葬儀に参列いただきまして、誠にありがとうございます。
生前からご親交いただきました方々にお見送りいただき、故人もさぞ喜んでいることと思います。(※生前の故人の思い出なども可能)
故人が生前ひとかたならぬご厚情を賜りましたこととあわせて、深く感謝申し上げます。
残された私どもにも、今後も変わらぬご厚誼を賜りますよう心よりお願い申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。
本日は、ありがとうございました。」
出棺時のマナー
ここからは葬儀・告別式が終わってから出棺する際に守るべきマナーをご紹介します。
霊柩車が見えなくなるまで一礼・合掌
棺を乗せた霊柩車が火葬場に向かい出発した後、参列者は霊柩車が見えなくなるまで一礼・合掌をします。
霊柩車がまだ見えているにも関わらず、途中でやめてしまうのはマナー違反だとされています。
また、霊柩車が見えなくなってからも周りの人と話をするのはマナー違反のため、注意しましょう。
防寒着は脱ぐ
霊柩車を見送る際、参列者は外で待つこととなりますが、その際、コートなどの防寒着は脱ぐようにしましょう。
葬儀・告別式への参列は通常、礼服で参加するのがマナーであり、出棺時も外ではありますが、コートを着るのはマナー違反となります。
出棺を待つ間にコートを着るのは問題ありませんが、出棺を見送る際にはコートを脱ぎましょう。
冬は防寒着なしで出棺を待つのは寒いことが予想されるため、インナーを厚めにするなどの対策を行うことをおすすめします。
雨天時の傘は地味なものにする
雨天時には傘の色にも注意が必要です。
弔事の場であるということを考えて、傘が派手になりすぎないよう気をつけましょう。
出棺の際はなるべく、黒や紺などの目立たない地味な傘を差すようにします。
ビニール傘を使用する場合も、透明や白などなるべく目立たないものを選びましょう。
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出棺する時間の決め方
出棺する時間の決め方についてご紹介します。
以下のことを考慮することで、最適な時間に出棺することができるでしょう。
火葬場の予約時間から考える
出棺の時間を決める際には、火葬場の予約時間から考えることをおすすめします。
これは、火葬場が少ない地域では、予約を希望の時間に抑えるのが難しい場合があるためです。
そのため、葬儀・告別式の時間を決める前に、火葬場を先に予約しましょう。
そうすれば、火葬場の時間から逆算する形で葬儀・告別式の時間を決められます。
丁度良い時間に出棺できるように、火葬場の予約時間から先に決めましょう。
僧侶のスケジュールを確認する
葬儀・告別式を行う上で、火葬場の予約時間だけでなく、僧侶のスケジュールの確認も重要です。
法要を行う場合には、葬儀・告別式に僧侶をお呼びすることとなります。
しかし、葬儀の時期がお彼岸やお盆と被った場合、多忙の可能性があるでしょう。
そうなると、檀家の寺院の僧侶にお願いすることが難しくなるかもしれません。
火葬場の予約時間と合わせて、僧侶のスケジュールの確認も怠らないようにしましょう。
僧侶が多忙な時期は、来られる時間を事前に聞いて、それに合わせてスケジュールを組むことをおすすめします。
出棺の時に棺を運ぶ人は?
出棺の際には会場から霊柩車まで棺を運ぶこととなりますが、この棺は遺族によって運び出されるのが一般的です。
棺はかなり重いため、女性ではなく、男性6〜8人程度で運び出しましょう。
また、遺族だけでは人数が足りず棺を運ぶのが難しい場合には、故人と親しかった知人などにお願いしましょう。
出棺の際には先頭に喪主が位牌を持って立ち、その後ろに故人と親しかった遺族が遺影を持って並びます。
棺は先導する2名の後ろを付いていく形で、霊柩車へと運び込まれます。
棺が霊柩車へと運ばれたら、遺族は横一列に並び、喪主から参列者へ挨拶をして出棺となります。
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出棺の時間についてのまとめ
ここまで、出棺までにかかる時間や葬儀から出棺までの流れを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると、以下の通りです。
- 葬儀は通常、参列者が1時間、遺族が4〜5時間程度かかる
- 半通夜の場合、参列者は2時間〜3時間、遺族は4時間程度かかる
- 一般的に出棺は10〜30分、火葬は1〜2時間、収骨は30分程度かかる
- 出棺の時には遺族を中心とした男性6〜8人で棺を運ぶ
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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