法事法要
お彼岸の服装に決まりはあるの?お墓参りと法要に分けて解説
更新日:2024.02.21
お彼岸でおはぎをお供えしたりすることは一般的ですが、お彼岸の服装について詳しく知っている人は少ないかと思います。
お彼岸に行く際に、どんな服を着ていけば悩んだりすることもあるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、お彼岸の服装について詳しく説明していきます。
故人やご先祖様のためにもご参考いただけますと幸いです。
お墓参りのマナーについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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お彼岸とは
お彼岸とは、お盆同様に先祖の魂を弔う行事のことです。
春分の日と秋分の日は太陽が真東から昇って真西へと沈むため、この世である此岸(しがん)とあの世である彼岸がもっとも通じやすい日であると考えられています。
お彼岸は仏教的な意味合いも強く、古くからお彼岸の期間は煩悩を無くすために、西に沈む太陽に祈りを捧げていたと言われています。
西に沈む太陽に祈りを捧げる理由は、極楽浄土が西にあると考えられているためです。
そのため、ご先祖様や故人に感謝の気持ちを込めてお供えやお墓参りをして供養する風習になりました。
お彼岸のお墓参りでの服装
お彼岸の意味合いが理解できたところで、次は本題に入っていきます。
ここからはお彼岸の際の服装について紹介します。
平服でOK
お彼岸にいくお墓参りの服装は、一般的に平服や普段着で問題ありません。
普通の服といっても、だらしない服装や露出の高い服装は、お墓参りに来ている他の参拝者に失礼となるので、ある程度のマナーは必要になります。
男性であれば地味な色のシャツにズボン、女性なら落ち着いた色のブラウスにスカート、またはワンピースなどがおすすめです。
いずれにせよ、派手な服装は避けるようにすることがマナーになります。
お墓掃除する場合の服装
お墓参りの際に掃除も一緒に行うときは、動きやすく汚れても気にならない服装を選択することがおすすめです。
掃除の際に水で濡れたりすることも予想されるため、速乾性の高い素材が適しています。
草むしりをする場合には、軍手やエプロンなどがあると便利になります。
また長時間の作業となる場合は虫刺されスプレーや日焼け止め、帽子を持参するといいでしょう。
お墓は足場が悪いところも多いため、サンダルやヒールではなく、歩きやすいスニーカーなどがおすすめです。
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お彼岸の法要での服装
次にお彼岸で行う法要時の服装について紹介します。
普段のお墓参りとは異なり、法要となると注意点がありますので参考にしてください。
お彼岸法要・彼岸会とは
お彼岸法要や彼岸会とは、お彼岸の時期に合同で行う法要のことです。
お寺の檀家やお墓を持っている人達が一同に集まり、ご先祖様や故人を供養するものです。
一般的にはお寺の本堂などで行われることが多いです。
希望があれば僧侶に自宅に来ていただいて、個別で法要を行うこともできます。
お彼岸法要の服装
お彼岸法要や彼岸会に参加する際の服装は、男性は黒や暗めの色合いのスーツ、女性は地味な色合いのスーツやワンピースなどがおすすめです。
喪服でなくても構いませんが、TPOに合ったある程度きっちりとした服装で出かけることが大切です。
スポンサーリンク初彼岸で訪問する際の服装
次に、初彼岸の訪問時に着ていく服装について紹介します。
基本的には法要や彼岸会と同様の考え方であり、カジュアルすぎる普段着は避けるべきです。
ある程度マナーに準じた服装をしていくことが大切になります。
派手な色は避け、黒やグレー、紺などの落ち着いた色合いを選ぶようにしましょう。
男性はスーツやブレザーを着用すると丁寧な印象を与えます。
女性の場合も同様に、派手な色やデザインは避けることが一般的です。
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お墓参りのマナー
お墓参りのマナーについて紹介します。
お彼岸以外にも、お盆や法要の際などにお墓参りに行く機会はあると思いますので、ぜひ参考にしてください。
お墓参りの時間
まずお墓参りの時間帯についてですが、明確にこの時間に行かなければいけないと言った決まりはありません。
しかし古くから、暗くなってからお墓参りに行くと悪い霊に取り憑かれるなどと言い伝えられていました。
この理由として、昔はお墓のある場所は足場の悪いところにあることが多く、暗い中でお墓参りに行くことで転倒などのリスクもあり、危険であることからだと言われています。
そのため、できれば暗くなってからではなく、明るい時間帯に行くことをおすすめします。
また、お墓参りは何かの用事のついでなどに行くことは、ご先祖様にとって失礼に当たります。
そういった意味でも、午前中に行くことをおすすめします。
お墓掃除の作法
次にお墓の掃除手順について紹介します。
お墓の周りの掃除
お墓周りの雑草を取ったり、ゴミが落ちていた場合には拾います。
植木がある場合には剪定バサミなどで葉を整えていきます。
雑巾などを使用して墓石を水洗いする
雑巾やスポンジなどを使用して水洗いします。
このときに上から下に向かって掃除すると、スムーズに掃除できます。
刻まれた文字の部分などの凸凹した部分や隙間などは、使い古しの歯ブラシを使用して汚れを落とすことがおすすめです。
線香皿や花筒を取り外して洗う
花筒や線香皿は特に汚れがたまりやすいため、取り外して洗います。
細長い花筒は洗いにくいので、柄付きのスポンジを使うといいでしょう。
墓石についた水分を拭き取る
最後に墓石についた水気はしっかりと拭き取ります。
ホコリや花粉などの汚れは水分があると付着しやすいため、最後に乾拭きすることが大切です。
おすすめのお供え物
お墓参りの際のお供え物の基本は「五供(ごく)」です。
具体的に言うと、お線香や生花、ろうそくや清水、故人の好きだったものなどをお供えするといいです。
お供え物は持ち帰る
お供え物は必ず持ち帰ることがマナーになります。
そのまま置いておくと、野生の動物が墓地を荒らしたり、腐敗して墓地自体が汚れてしまうこともあるため、注意が必要です。
また火事の原因にもなるため、ろうそくに灯した火は必ず消すようにしてください。
お墓参りに行けないときはどうするべき?
どうしてもお墓参りに行けない場面が来ることもあります。
次はお墓参りに行けないときにどのようなことをすべきか解説します。
供養の気持ちを大切にする
さまざまな事情でどうしてもお墓参りに行けないこともあるでしょう。
そんなとき、お墓参りに行けないことを心苦しく感じることはありません。
大切なのはご先祖様を思う気持ちです。
お彼岸にお墓に行くことができない場合は、代わりに自宅でご先祖様を思い、手を合わせましょう。
それだけでも十分ご先祖様への供養になります。
中には、お墓参りをしないことによって先祖の祟りがあるのではないかと心配する人もいます。
しかし、ご先祖様は子孫のことをいつも温かく見守ってくれている存在ですので、祟りを気にすることはありません。
特にお墓から遠方に住んでいるとお彼岸時期にお墓参りすることは難しいこともあるでしょう。
そんなときは、帰省の折などに行くなど、無理のない範囲でお墓参りに行くようにしましょう。
お詫びを入れ、お供え物をする
お彼岸にお参りをしなかったことで、親戚とのトラブルに発展するケースもあります。
お参りをしないことで、先祖をないがしろにしている、と捉えられることもあります。
お彼岸をとても大切にしている親戚と付き合いがある場合などは慎重に対応することで余計なトラブルを避けることができます。
具体的には、お参りに行けないお詫びを伝えます。
先方からなぜお参りに来ないのかと尋ねられる前に、事前に電話などで、お墓参りに行くことができないことをお詫びします。
そしてお供え物を贈ります。
お供え物はお菓子やお花などが良いでしょう。
お菓子は日持ちがして個包装になっているものであれば、集まった人たちで持ち帰ることができるので、そういったものが無難です。
お供え物の目安は3千円程度で、黒白または黄白の水引が印刷されたものに「御供」または「御仏前」と書いたかけ紙をします。
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お彼岸の服装まとめ
ここまでお彼岸の服装の注意点や、マナーについて中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- お彼岸にはご先祖様に感謝の気持ちを込めてお供えやお墓参りをする風習がある
- お彼岸法要の服装は喪服でなくても良いが、ある程度きっちりとした服装が良い
- お彼岸のお墓参りの服装は平服や普段着で問題ない
- お墓参りでは、掃除や片付けなどをすることがマナー
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
山口 隆司(やまぐち たかし)
一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター
経歴
業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。
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