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お葬式

葬儀の種類、形式は何がある?世界の葬儀の種類や葬儀の供物・宗教、袋や数珠の種類も解説!

更新日:2023.12.15

葬儀 費用

記事のポイントを先取り!

  • 家族葬や密葬は親族のみで行う
  • 葬儀の形式によって費用が異なる
  • 最近では形式にとらわれない葬儀も行われている

葬儀と一口に言っても様々な種類があります。
それぞれの葬儀形式の、費用の流れやマナーなども異なることがあります。

そこでこの記事では葬儀の種類や形式について解説します。
どの形式の葬儀に参加しても、慌てないようにマナーや流れを覚えておきましょう。

また、世界の葬儀の種類や葬儀に使われる香典袋や数珠、供物の種類などについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 行われる葬儀形式の割合
  2. 葬儀の種類と費用相場
  3. 葬儀種類ごとのメリットデメリット
  4. 葬儀の種類ごと参列者の人数
  5. 葬儀形式に囚われない葬儀の種類
  6. 自然葬の種類
  7. 宗教別の葬儀の種類
  8. 仏教の宗派別の葬儀の種類
  9. 葬儀の香典袋の種類
  10. 葬儀の数珠の種類
  11. 葬儀の供物の種類
  12. 葬儀の花の種類
  13. 葬儀の焼香の種類
  14. 葬儀の注意点
  15. 埋葬方法の種類
  16. 世界の変わった葬儀の種類
  17. 葬儀の種類よくある質問
  18. 葬儀の種類のまとめ
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行われる葬儀形式の割合

「みんなが選んだ終活」が2022年6月に行なったアンケート調査では、行なった葬儀形式として最も多く選ばれていた種類は「家族葬」が47.6%、次いで「一般葬」が42.7%でした

最近では、核家族化や少子化などの影響もあり、家族葬や一日葬を中心に様々な葬儀形式が選ばれるようになりました。

また、新型コロナウイルスの影響により、葬儀や告別式を行わない直葬や、火葬後に遺骨を供養する骨葬などの葬儀の種類を選択する方も増えています。

本記事で葬儀の種類を理解し、故人の意志や遺族の意向に合わせた葬儀方法を選び、よりよい形で故人を見送るための参考になれば幸いです。

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葬儀の種類と費用相場

葬儀の種類は、参列する人数や葬儀を行う日数、葬儀の規模などによって、複数あります。
葬儀の種類や特徴について解説していきます。

一般葬の特徴

一般的に想像しやすい普通の葬儀を指します。
基本的に前夜に行う通夜と、当日の告別式からなるものです。

会場も寺院や斎場など、様々な場所が選ばれます。
参列者もご遺族やご親族以外に、故人の知人・友人も多いのが特徴です。

一般葬の費用相場は、総額で90万円程度となっていますが、地域・宗派によって差が大きいため、150万~200万円以上必要な場合もあります。
内訳は

  • 葬儀会場など施設使用に関わる費用 (祭壇・お花・棺など) 
  • 葬儀を行うための費用 (葬儀スタッフなど)
  • 参列者に関わる費用 (返礼品・飲食など)
  • 寺院に支払う費用 (お布施など)

に分けられます。

家族葬の特徴

少子高齢化や核家族の増加を背景に、行われる機会が増えている葬儀の種類の一つです。
身内や親しい知人だけが参列する葬儀です。

従って、ご遺族は参列者対応に追われることがありません。
家族葬の費用相場は、参列者の人数にもよりますが、およそ40万~150万円となっています。

費用項目は一般葬とあまり変わりはなく、

  • 葬儀会場などの施設費用
  • 葬儀を行うための費用
  • 参列者に関わる費用
  • 寺院への支払い

などですが、一般葬よりは規模が小さい分、それぞれにかかる金額が安くなることが多いです。


家族葬について、以下で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
家族葬の基礎知識|費用や流れ、メリットと注意点について

一日葬の特徴

一日葬は葬儀のうち、お通夜を省略した形の葬儀の種類の一つです。

一日葬は通夜がない分、家族葬や密葬よりも若干費用が少なくなる可能性もありますが、葬儀はきちんと行うために、相場は60万~140万円程度で、家族葬と大差ありません。

費用項目も家族葬と変わりませんが、通夜がない分参列者の飲食費や宿泊費などを省くことができます。

直葬の特徴

直葬は火葬のみを行う葬儀の種類の一つです。
会場も火葬場で、簡単な儀式を行った後に火葬に移ります。

葬儀を行わず、火葬で家で済ます直葬の費用相場は、20万~40万円となっています。

内容が簡潔である分、非常に安いです。
加えてあまり時間を掛けずに済む分、葬儀を手早く終えられます。

費用内訳は

  • 火葬に関わる費用
  • 寺院へのお布施(読経をしてもらう場合)
  • 棺・位牌など

となります。

社葬・合同葬の特徴

会社の創業者や殉職した社員のために、企業が行う葬儀です。
特にご遺族と一緒に行う場合は「合同葬」とも呼ばれます。

規模は様々で、大企業が行うものであれば参列者もかなり大人数になりやすいです。
会社が費用を負担する点や1度で済む点で、ご遺族や参列者の負担が軽くなるメリットがあります。

ただし規模が大きい分、準備に時間が掛かる点や、広めの会場を準備する必要がある点がデメリットです。

社葬・合同葬の平均的な費用は、参列者を500名程度と仮定した場合で500万~2,000万円程度となります。

合同葬の場合は、会社と遺族がそれぞれ負担する割合が決められます。

一般的な負担割合は次のようになっています。

会社負担会場使用料・装飾・設備費用など
葬儀スタッフなどの人件費
案内状に関わる費用
訃報掲載費
遺族負担戒名・読経などへのお布施
納棺・エンバーミング費用
霊柩車・タクシーの費用
火葬費用
香典返し
精進落としなどの費用
墓・仏壇に関わる費用

密葬の特徴

家族葬と似ている密葬という葬法があります。
密葬もご遺族と故人の親しい知人が参列します。

ただ密葬の場合は、周囲には故人が死去したことを伏せています
そして、後日他の参列者がお別れできる本葬を行うのが一般的です。

市民葬の特徴

市民葬とは自治体が民間の葬儀社と提携して行う市民向けの葬儀です

葬儀会場は、公民館などの公共の施設が使用されることが多く、料金体系も自治体独自で設定されたものとなっています。

葬儀の内容は、ご遺体搬送・安置・お通夜・告別式・火葬など、一般的な葬儀と変わりません。

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葬儀種類ごとのメリットデメリット

一般葬のメリット

一般葬では、多くの方が参列するため、故人の思い出を語り合って偲ぶことができます。


遺族も故人の友人との触れ合いの中で、心を慰められる機会も多く、幅広い知人や関係者とともに故人を見送れる点は大きなメリットです。


また、昔ながらの葬儀形態なので、周囲や親せきの理解も得やすく、後々のトラブルも起こりにくいと言えるでしょう。

一般葬のデメリット

一般葬では、参列者の方が多くなるため、事前の準備に手がかかりがちです。


故人の人付き合いが多ければ、遺族で把握しきれなくて連絡が取れない場合や、参列者の人数が読めずに想定よりも費用が掛かることもあります。

親族以外の参列者も多くなるために、遺族にとっては、参列者への挨拶も大きな負担となります。


また、通夜・告別式を2日に分けて行う一般葬では、会食費用や宿泊代なども必要となるため、費用が高額になる可能性もあります。

家族葬のメリット

家族葬では、家族や親族や故人と近しい間柄だった方の参列のみなので、遺族もあまり気を遣う必要がありません。

事前の準備もあまりなく、費用の点でも負担が軽くて済みます。


時間的な余裕もあるので、故人とのお別れがゆっくりできること、比較的自由な形式の葬儀を行うこともできることなどもメリットです。

家族葬のデメリット

家族葬は、参列者の数が限定されるため、誰に連絡するかを迷うところです。

後々トラブルになることもあるので、参列者の線引きは明確にしておくほうが良いでしょう。


当日の参列者が少ないと、葬儀後に弔問に来られる方が多い場合があるため、遺族がその対応をしなければなりません。


また、葬儀が縮小されたことに対して苦言を言う親族もいます。

そのようなことがないように、家族葬にするということやその理由を、事前にきちんと親族に伝えておくことも大切です。

一日葬のメリット

通夜を行わずに、葬儀を1日で終わらせる一日葬なら、遺族の体力的な負担を減らせることが大きなメリットです。

スケジュールの調整がしやすいので、仕事が忙しい方には助かります。


また日帰りで参列できるので、参列者の宿泊費など費用面でも抑えることが可能です。

一日葬のデメリット

葬儀が1日だけなので、当日に予定のある方には参列していただけません。


昼間は無理でも、通夜なら参列できるという方もいらっしゃるので、多くの方に参列していただきたい場合は、この点がデメリットになります。


また、菩提寺によっては通夜がない一日葬ができない場合もありますので、事前に菩提寺の許可を取っておかなければなりません。

直葬のメリット

一般的な葬儀のように通夜・告別式を行わないので、費用面での負担が抑えられます。


また参列は、遺族・親族など限られた方のみとなりますので、参列者へのさまざまな手配が不要となり、遺族の負担も少なくて済みます。


香典返しなどの、葬儀後の対応も必要最小限で済むという点もメリットです。

直葬のデメリット

親族の中には、一般的な葬儀を行わないことに、違和感や不快感を持つ方もいらっしゃいます。

後でトラブルにならないように、親族の方に葬儀を直葬で行うことを理解していただく必要があります。


菩提寺によっては、直葬を行うことに快く思わない場合もあります。

最悪の場合、納骨を断られる可能性もありますので、事前に相談し、許可をいただくようにしましょう。

社葬・合同葬のメリット

社葬・合同葬は会社が費用を負担する点や1度で済む点で、ご遺族や参列者の負担が軽くなるメリットがあります。

社葬・合同葬のデメリット

社葬・合同葬は規模が大きい分、準備に時間が掛かる点や、広めの会場を準備する必要がある点がデメリットです。

密葬のメリット

密葬は、近親者だけが参列するので、静かに故人を見送ることができます。

近親者だけなら、葬儀の形式も柔軟に変えることもできるので、費用面でも負担が少なくて済みます。


また、密葬の後に本葬を行う場合も、それまでに時間が置けるので、遺族の気持ちにも整理がつきやすく、場所や費用、形式などの決定も落ち着いて出来るというメリットがあります。

密葬のデメリット

密葬では、基本的には訃報を流さないのですが、親族や寺院に理解をしてもらわなくてはなりません。

この点が一般的な葬儀とは大きく異なる部分ですので、親族が不満を持たないように気を配る必要があります。


何らかの理由で訃報を知った方が、弔問に来られた時も、密葬にする理由を伝えて理解していただくという手間が必要です。


密葬をする場合、後日本葬やお別れの会を行うことが多いので、費用がかさむという点もデメリットとなります。

市民葬のメリット

市民葬は、自治体が関わっているので、料金も比較的安く、費用面での負担が軽減できます。


また自治体と提携している葬儀社が請け負いますので、信頼できるという点も大きなメリットです。

市民葬は一般的に、葬儀内容と料金プランがあらかじめ設定されていることが多く、葬儀の内容を一つ一つ決める必要がありません。


葬儀前のあわただしい時に、打ち合わせの時間を短縮できるので、遺族の時間的な負担も減らせます。

市民葬のデメリット

比較的安価な市民葬では、必要最低限の葬儀内容となっていることが多く、追加費用が必要となることがあります。


祭壇や棺、仏具なども質素なものが多く、それを変更すると逆に費用がかさんでしまうかもしれません。


また、自治体が提携している葬儀社しか選べないという点もデメリットで、自分が希望しているような葬儀ができない可能性があります。

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葬儀の種類ごと参列者の人数

葬儀は故人を偲ぶ大切な儀式です。その形態は多岐にわたり、参列人数や費用、進行の仕方などが異なります。ここでは、葬儀の種類ごとの特徴と、それに伴う参列人数の平均を紹介します。

 一般葬

一般葬は、家族や親戚だけでなく、友人や会社関係者など、故人と関わりのあった多くの人々が参列する葬儀です。大規模に行われることが多く、参列人数は平均で86.10人とされています。

家族葬

家族葬は、家族や親せき、故人と特に親しかった方が中心となって参列する葬儀です。規模は一般葬よりも小さく、参列人数の平均は24.51人です。


家族葬の参列者について、以下で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

家族葬の範囲や喪主挨拶|弔問や香典の辞退の仕方とは

一日葬

一日葬は、お通夜を省略し、葬儀・告別式と火葬を1日で行う葬儀です。参列人数の平均は32.64人とされています。

直葬

直葬は、お通夜や葬儀・告別式を行わず、火葬のみを行う葬儀です。参列人数の平均は19.77人です。

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葬儀形式に囚われない葬儀の種類

最近では葬儀への考え方が変わってきているため、形式に囚われない種類の葬儀も行われてきています。
「音楽葬」や「お別れ会」、「自然葬」など種類は様々です。

それでは1つずつ見ていきましょう。

音楽葬の特徴

音楽葬は故人が生前に愛用していた音楽を流したり、オーケストラなどで生演奏して貰う葬儀の種類の一つになっています。

故人にゆかりがある曲をご遺族が選別する際に、故人との思い出を確かめ、音楽に送る気持ちを託せる点がメリットとして挙げられます。

参列者にとって印象的な葬儀になることもメリットだといえるでしょう。

最近では従来の葬儀でも、音楽を取り入れる例が増えてきています。

しかし、新しい形式であることから参列者の同意を得ずらいことがデメリットです。
音楽葬を仏式葬儀で行う場合、僧侶の承認が必要なことに留意しましょう。

音楽葬の費用相場

音楽葬では、葬儀会場の音楽を生演奏にするか、CDなどを利用するかで大きく費用が変わってきます。
仮にプロの演奏家をお願いする場合なら、数時間で1人約5万円ほどが相場です。

2~4人程度の楽団の生演奏なら、20万円ほどかかる計算になり、この費用が葬儀費用に加算されると考えてください。

生演奏ではなく、CDを流すのであれば、演奏に関わる費用はほとんどなくなります。

故人が参加していたバンドや、故人の知人などに演奏してもらう場合なら、プロの演奏家よりも費用を抑えることができます。

お別れ会の特徴

お別れ会とは葬儀や火葬を近親者のみで済ませた上で、後日大勢の人を招いて行うものです。
特に有名人の葬儀で良く見られる種類です。

儀式で行うものと会食形式で行うもの、それらの混同形式があります。
いずれのやり方でも、普通の葬儀以上に故人を偲ぶための演出や内容が特徴です。

お別れ会の費用相場

お別れの会は、演出や会場、参加人数によって費用が変わりますが、相場としては1人当たり1万~2万円程度とされています。

ただ、お別れの会の場合は、参加者から会費をいただくことも多いので、費用負担は少なくて済むことが多いとされています。

費用項目としては

  • 会場や設備に関わる費用
  • 会場スタッフなどの人件費
  • 参加者への返礼品など
  • 飲食費

などとなっています。

生前葬

本人が喪主となって、元気なうちに行う葬儀の種類の一つです。
本人がお世話になった親しい人を招き、感謝の気持ちを伝える目的で行います。

一般的な葬儀と異なり、自由かつ楽しくでき、本人と友人・知人が交流できる点がメリットです。
また、時間の制約がない点や、家族の負担が少ない点もメリットとして挙げられます。

ただ本人が亡くなった後、ご遺族が葬儀を行うか行わないかで悩みがちになるデメリットがあります。

生前葬の費用相場

生前葬は、会費制になることが多いので、費用負担は少なくなることが多いです。

一般的な費用の相場は、小規模な会場で親族や親しい友人が参加する程度なら30万円前後、レストラン・宴会場などで行う場合は20万円程度です。

高級ホテルを利用するなら10名ほどの参加者で約120万円、30名以上なら150万円前後が目安となっています。

骨葬

骨葬とは、火葬を行った後に遺骨を祭壇に祀り、弔辞や焼香などを行う葬儀の種類の一つです。

一般的な葬儀の流れは、「お通夜」「葬儀・告別式」のあとに「火葬」となりますが、骨葬では「葬儀・告別式」の前に「火葬」を行います

日本では、特に東北や九州といった農業や漁業が盛んな地域で行われることが多く、農業や漁業の繁忙期を終えた後、余裕を持った葬儀を行っていたことが由来となっています。

そのような一部の地域では「前火葬」とも呼ばれており、古くから続いている葬儀形式の一つです。

また、新型コロナウイルスの蔓延により、感染した故人のご遺体の対面が叶わないことから、近年浸透している葬儀形式でもあります。

通常、人が亡くなってから24時間以内の火葬は法律で禁じられていますが、新型コロナウイルス感染症といった国が指定する感染症によって亡くなった場合は、この限りではありません。

感染防止の観点で、通常の葬儀を執り行うことができなくても、故人を見送る方法の一つとして骨葬を選択する場合があります。

骨葬のメリットは、ご遺体の状態を気にすることなく葬儀ができることや、亡くなった場所と葬儀会場が離れている場合にも葬儀が行えることが挙げられます。

一方でデメリットは、参列者が故人の顔を見て見送ることができないという点と、骨葬に馴染みのない地域の場合は親族の理解を得る必要があることが挙げられます。

無宗教葬

無宗教葬とは、特定の宗教にとらわれない葬儀形式のことです。

葬儀内容を完全に遺族が自由に決めることができ、故人の意志や遺族の希望を最大限に反映した葬儀が行えます。

また、無宗教葬では宗教者を呼ばず、基本的に戒名をつけることがないため、お布施代や戒名料が不要になります。

葬儀の自由度が高いことや、費用負担を抑えることができるという点がメリットの葬儀の種類の一つです。

ただし、

ただし、菩提寺がある場合は基本的にそのお寺のお坊さんに供養をしてもらう必要があるため、相談せずに無宗教葬を選択すると、のちにトラブルに発展する可能性があります。

また、親族とトラブルに発展する恐れもあります。

無宗教葬は一般に浸透している葬儀形式ではないため、親族の中に従来の形式や慣習を重んじる方がいる場合は、事前に説明し、理解を得ておく必要があるでしょう。

無宗教葬の費用相場

無宗教葬は、葬儀の内容によって大きく相場が異なりますが、およそ100〜200万円ほどとなっています。

宗教者を呼ぶ必要がないため、お布施や戒名料などの費用を抑えることができますが、演出によっては多額の費用が必要になることもあります。

事前に葬儀社のプランなどを確認し、よく検討した上で葬儀内容を決めましょう

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自然葬の種類

環境意識の高まりで、遺骨を山や海の自然に還す「自然葬」も行われています。
細かく見ていくと、以下の4種類があります。

樹木葬

樹木葬は、墓石の代わりに樹木の下に埋葬する自然葬の種類の一つです。
管理や維持が比較的簡単な点宗教・宗派を問わずに行える点がメリットです。

加えてスペースもあまり広くなくて良いため、費用も抑えられます
場所や広さ、形式により費用の振り幅がありますが、費用相場は15万~70万円程度です。

一方、墓地として認可を受けた土地でしか行えない点がデメリットです。

海洋葬

海洋葬は火葬後に粉砕した遺骨を海洋に撒く形の自然葬の種類の一つです。
船で沖合に出て、簡単な儀式の後にご遺骨を撒きます。

海がお墓になるため、海岸であれば場所に関係なく故人を偲びやすい点がメリットです。
しかし、費用は形式により大きく異なりますが、5~50万円程度と舟代が多額に上ります。

空中葬

空中葬は、ヘリコプターなどで空から散骨する形の自然葬の一つです。
空路で散骨する海域に向かい、簡単な儀式を経て散骨します。

故人が空が好きだった場合におすすめの方法です。

費用はセスナ機やヘリコプターを使用するため、業者によって大きく異なりますが、約20万円~と言われています。

宇宙葬

宇宙葬は、遺骨の1部が入ったカプセルを載せたロケットを打ち上げるものです。

宇宙空間を半永久的に回るやり方や、大気圏で燃え尽きさせる方法があります。
宇宙が好きな人や自然に戻りたい人向けの方法です。

ただし、ロケットの打ち上げが失敗する可能性がある点がデメリットとして挙げられます。
費用は8万~270万円と幅広いです。

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宗教別の葬儀の種類

葬儀の種類は宗教的な形式でも様々です。
主に仏教式や神道式などがあります。

仏教式

仏教の考え方に基づく葬儀で、僧侶がお経を唱えたり焼香を行ったりするのが特徴です。
一般的に知られている分、準備や開催もスムーズに行えます。

参列する人は全員、数珠を持参するのがマナーです。

神道式

神社などで知られる神道の考え方に基づいて行われます。
開式前に手水で清める点や玉串奉奠(たまぐしほうてん)という儀式を行う点、雅楽が奉納される点が主な特徴です。

神道式の場合は、葬儀は神社ではなく、自宅や葬儀会場で行われます。
神道では死を穢れとみなし、神様の領域に穢れが及ばないようにするためです。

キリスト教式

キリスト教の考え方に基づいた葬儀で、教会や斎場などで行われます。
焼香の代わりに献花を行う点や聖歌・賛美歌を斉唱する点、神に祈る点などが主な特徴です。

ちなみにキリスト教では死を神の祝福と考えるため、お悔やみを伝えないようにします。

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仏教の宗派別の葬儀の種類

日蓮宗

日蓮宗の葬儀は、ほぼ一般的な葬儀形式と変わりませんが、僧侶による読経の中でお題目を唱えるという点に特徴があります。

お題目とは、日蓮宗の中心的なお経である法華経の功徳が込められているとされる「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」の7文字のことです。

葬儀の最中、読経の尾張などに、参列者も一緒にお題目を唱えます。

このお題目を唱えることで、故人が浄土へ行き、成仏できると考えられているので、お題目読経は、葬儀の中でも重要な儀式となっています。

浄土宗

浄土宗の葬儀も全体の流れは一般的な葬儀と同じですが、途中で参列者も共に念仏を唱える儀式があります。

故人が迷わずに浄土へ行けるように、参列者全員で南無阿弥陀仏と10回唱える十念という儀式と、お焼香が終わった後で、もう一度念仏を唱える念仏一会という儀式が浄土宗の特徴です。

これは、「南無阿弥陀仏」という念仏を唱えることで、阿弥陀如来への帰依と感謝を表し、阿弥陀如来の救済により、死後は浄土へ生けるという浄土宗の教えに基づいています。

浄土真宗

浄土真宗は、浄土宗を開いた法然上人の弟子にあたる親鸞聖人が開いた宗教です。
浄土宗では、ひたすら「南無阿弥陀仏」と唱えることで極楽往生できると説いています。

浄土真宗では、ただ一度阿弥陀如来に帰依し南無阿弥陀仏と唱えさえすれば、極楽往生ができるという一念発起という教義に特徴があります。

葬儀自体はやはり一般の葬儀とほぼ同じですが、次のように一般的な葬儀とは異なる点があります。

  • 戒名を付けない(法名をつける)
  • 末期の水を取らない
  • 枕飾りをしない
  • 死に装束を着せない
  • 清めの塩が不要
  • 友引を避ける必要がない

これらは、亡くなった時点で、故人はすでに成仏しているために不要だという考えに基づいています。

真言宗

真言宗は弘法大師空海によって開かれた宗派で葬儀では故人を大日如来がいらっしゃる密厳浄土へ送り届けるため現世で身についた悪い習慣や考えを落とすための儀式ととらえています

そのため、僧侶が加持祈祷を行うという点がほかの宗派とは異なります。

また、読経の中で「南無大師遍照金剛(なむたいしへんじょうこんごう)」と、最後は光明真言という真言を唱えるという特徴があります。

天台宗

天台宗の葬儀では、顕経法要例時作法密教法要の3つの儀式が行われます。
顕経法要では、法華経を読経し、故人の生前の行いに対して懺悔をします。

密教法要で光明真言を唱えて、故人が極楽に引導されることを祈ります。
そして例時作法では、阿弥陀経を読経し、阿弥陀如来に極楽往生を願います。

この3つに儀式で、故人を浄土へ導くとされています。

葬儀の最後に散華といって、蓮を象った彩り豊かな紙を棺や葬儀会場にまくという儀式を行う場合もありますが、これは蓮の清らかな香りにより、悪いものを払うという意味があります。

曹洞宗

曹洞宗では葬儀の前半は故人が仏の弟子になるため後半は故人を仏の世界へ導くための儀式とされています

故人を仏の世界へ導く「鼓鈸三通(くはつさんつう)」という儀式では、僧侶がシンバルのような道具や太鼓を鳴らして、にぎやかに故人が導かれていく様子を表現します。

融通念仏宗

融通念仏宗では、「南無阿弥陀仏と念仏を唱えることで誰でも現世において極楽浄土に至るとされています。

葬儀では、銅鑼や太鼓を用いてにぎやかで華やかな雰囲気を作るという特徴があり、故人を浄土へ導く阿弥陀如来の光り輝く姿を彷彿とさせます。

融通念仏宗は、ほかの宗派に比べてあまり堅苦しくなく、葬儀の形式も自由度の高いものとなっています。

黄檗宗

黄檗宗は中国から来日した隠元禅師によって開かれた宗派であるため葬儀も中国の色彩が強く出ています。

葬儀の中で、仏教の経典で最も有名な般若心経を読経するのですが、普段聞きなれた言葉ではなく、「唐音」という中国式の発音で読経されます。

また葬儀は銅鑼や太鼓などを使い、リズムを取って唱える梵唄(ボンバイ)があり、とても賑やかなので、初めて参列する方は少し驚かれるかもしれません。

時宗

時宗の開祖は一遍上人で南無阿弥陀仏と唱えれば誰でも極楽浄土が叶うという考え方の宗派です。
時宗は、浄土宗からわかれた宗派ですので、葬儀の流れはほぼ浄土宗と同じです。

参列者とともに10回以上も「南無阿弥陀仏」と唱えることで、故人の極楽浄土がかなえられるとされています。

法相宗

法相宗は、奈良時代に日本に伝わった仏教宗派の1つで、葬儀を行わないという特徴があります。

法相宗は、一般の宗派とは異なり、信仰や布教を行わず、学問を中心とした活動を行っているため、宗教活動はしません。

葬儀を行いたい場合は、葬儀会社に依頼し、別の宗派の寺院などにお願いする形を取らなければなりません。

華厳宗

華厳宗も法相宗と同じ奈良時代に伝わった仏教系の宗派で葬儀は行いません
華厳宗の本尊は、奈良東大寺の大仏として有名な毘盧遮那仏です。

奈良仏教系で現在も残っているのは、華厳宗・法相宗と律宗だけで、他の3宗派はすでになくなりました。
これらの6宗派を南都六宗と呼び、経典の研究を目的として生まれた学問をするための宗派です。

そのため、宗教的な儀式は行っていません。
葬儀を行いたい場合は、法相宗と同じように、ほかの寺院にお願いしなければなりません。

律宗

律宗は唐の僧であった鑑真和上を開祖とする宗派で南都六宗の1つです。

僧侶が生活するうえで守るべき戒律を定め、その戒律を研究し、実践する宗派ですので、やはり葬儀は行っていません。

葬儀を希望する場合は、他に寺院にお願いして葬儀を行うことが必要です。

創価学会の友人葬

創価学会の友人葬では僧侶を呼ばないという特徴があります。
僧侶の代わりに友人代表が、葬儀の導師役となり、葬儀を進行します。

祭壇は、一般的な白木の祭壇ではなく、しきみの祭壇を使用します。
また、創価学会では成仏するのに戒名はいらないという考えから、戒名もつけません。

このように一般葬とは大きな違いがあるため、友人葬を行う場合は、葬儀社を選ぶ際にも友人葬の知識がある業者を選ぶなど注意が必要です。

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葬儀の香典袋の種類

ここからは葬儀の香典袋の種類についてご紹介します。
仏式や浄土真宗、神式、キリスト教のそれぞれの書き方や特徴について解説していきますので参考にしてください。

仏式の香典袋の書き方

仏式の香典袋は、四十九日を迎えるまでは御霊前」、四十九日後は御仏と書くのが一般的です。

これは四十九日までは故人が霊としてこの世に残っており、四十九日が終わった後に成仏して仏様になると考えられているためです。

そのため、通夜や葬儀では「御霊前」、四十九日以後の一周忌法要などでは「御仏前」と書くと良いでしょう。

浄土真宗の香典袋の書き方

浄土真宗も仏教の宗派の一つですが、他の宗派とは違い、故人は亡くなってすぐに成仏するという「往生即成仏」という考えがあります。

そのため、四十九日前に香典を持っていく場合であっても香典袋に「御霊前」とは書きません。
そのため、葬儀などの場でも、四十九日以後の法要と同様の「御仏前」と表書きに書くのが一般的です。

神式の香典袋の書き方

神式の香典袋は、葬儀では神道で金品をお供え物する時に使用する「御神前」「御玉串料」「御榊料」「御神饌料」などと表書きを使います。

また、仏式で使用する「御霊前」であれば、神式でも使用可能です。
もし参列する葬儀が仏式か神式か分からないという場合は、「御霊前」を利用しても良いでしょう。

神式では通夜・葬儀から法要まで、「御神前」「御玉串料」といった表書きが共通して使用可能です。

キリスト教の香典袋の書き方

キリスト教の葬儀で香典を持参する場合には、宗派がカトリックかプロテスタントかによって表書きが変わってきます。

カトリックの表書きはお花料」「御花料」「御ミサ料」と書くのが一般的です。
プロテスタントの表書きは「お花料」「御花料」「献花料」「忌慰料」と書きます。

通夜・葬儀、法事を問わず、全ての香典で「御花料」と書くことができます。
これはキリスト教では焼香ではなく、献花をすることで故人を弔うためです。

仏式や神式で使用可能な「御霊前」の表書きはプロテスタントの場合は使用できないためご注意ください。
そのため、キリスト教の葬儀に参列する場合は事前にカトリックかプロテスタントか調べることをおすすめします。

「御霊前」はほとんどの宗教宗派では使用できますが、プロテスタントと浄土真宗でのみ表書きとして相応しくないため、注意しましょう。

事前に上記の宗派の可能性がないか調べておくことをおすすめします。

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葬儀の数珠の種類

次は葬儀で着用する数珠の種類についてご紹介します。

仏教では数珠を着用して葬儀や法要に出ることが多いですが、宗派によって着用できる種類が異なるため覚えておきましょう。

本式数珠

本式数珠は宗派ごとに定められている正式(本式)な数珠のことです。
本式数珠は108個の珠で出来ておりこの108という数字は人間の煩悩の数を表しています

珠の数が多いため、大きな輪の数珠となっており、二連にして使用することが多いです。
本式数珠は宗派によって様式が異なるため、宗派ごとの本式数珠について一覧でご紹介します。

浄土真宗片側の房が蓮如結びになっているのが特徴です。
浄土真宗では数珠で念仏の数を数える必要がないため、蓮如結びをすることで念仏の回数を数えるために数珠を手繰ることがないようになっています。
浄土真宗では煩悩があっても成仏できるという「煩悩具足」の考えがあるため、数珠で念仏を数えなくて良いとされています。
真言宗108個の数珠が付いており、2つの親玉に2本ずつ房が付いています
また、房が付いている珠から7個目と21個目の珠だけが小さくなっているのが特徴です。
この小さな珠のことを、四天と呼び、この四天を使って、念仏を唱えた回数を7回、21回と数えていきます。
日蓮宗装束数珠と勤行数珠の2種類があります
一般的なのは勤行数珠で、房が2本付いた親玉と、3本付いた親玉が付いています。
房が3本付いた親玉の中の1本の房に10個の珠が付いているものがあり、これは数取玉と呼ばれています。
この数取玉を使用することで、念仏を唱えた数を数えていきます。
天台宗丸い珠ではなく楕円形の平珠を使っています
数珠には108個の珠が付いており、親玉には2つの房が付いています。
親玉には一つに10個の丸い珠、もう一つに20個の平珠が付いているのが特徴です。
この2つの房に付いている珠を使うことで、3万回までお経を数えることができます。

略式数珠

略式数珠は本式数珠とは違い、宗派を問わず使えます
そのため、葬儀に参列する際、どの宗派か分からない時には略式数珠を着用して参列するのが良いでしょう。

また、略式数珠は本式数珠に比べて付いている珠の数が少ないのも特徴の1つです。
略式数珠では、珠が54個36個27個のいずれかの個数が付いています。

ただし、男性用と女性用で数珠に違いがあることから、兼用はできないためご注意ください。
一般的に男性の方が珠が大きい数珠を使い、女性はそれよりも珠が小さいものを使います。

男性用は1012mm女性用は68mmのものを使用します。
購入する際は男性用か女性用、どちらのものか事前に確認しておきましょう。

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葬儀の供物の種類

葬儀の際には、故人への感謝や遺族への弔意を表すために、祭壇にお供え物が飾られます。
これを供物(くもつ)と言います。

こちらでは供物の種類や選び方について紹介します。

供物とは?

仏様へのお供え物には「五供(ごくう)」という基本の供物があります。
五供とは、灯明飲食です。

「香」は身体を清めるお線香、「灯明」は煩悩を取り除くためのろうそく、「飲食」は白飯を指します。

供物に適したもの

葬儀の供物としては、「五供」の種類から、線香ろうそくお花、果物やお菓子などもおすすめです。
果物では、季節の果物で日持ちの良いもの、お菓子も日持ちがして個包装のものが好まれます。

故人が好きだった食べ物や飲料もお供物として適していますが、殺生をイメージさせる魚や肉、臭いのキツイ食べ物などは避けてください。

供物の相場は、3,000円3万円と幅広く、故人との付き合いの深さなどで変わります。

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葬儀の花の種類

葬儀でお供えしたり、飾る花にも適した種類があります。

こちらでは葬儀に適した花について紹介します。

葬儀で使用される花の種類

葬儀で使用される花には、祭壇に飾る供花(くげ)、故人の枕元に手向ける枕花、キリスト教などでお焼香の代わりに小陣に手向ける献花、葬儀場の外に飾る花輪などがあります。

供花白系のアレンジメント、籠花
枕花白を基調とした小ぶりのアレンジメント
献花茎が長い白の生花 
花輪白や淡い色を基調とした造花

葬儀で使用される花の種類や色

葬儀でよく使用される花の種類には次のようなものがあります。

  • ユリ
  • 胡蝶蘭
  • デンファレ
  • カーネーション
  • デルフィニウム
  • トルコキキョウ
  • スプレーマム

色は白を基調とした淡色系でアレンジされたものが多いのですが、キリスト教の場合は、赤や青、ピンクなど明るい色の花も使用されます。

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葬儀の焼香の種類

焼香には「立礼焼香」と「座礼焼香」、そして「回し焼香」という方法があります

一般的によく行われる立礼焼香は、大きな斎場で行われ、祭壇の前に歩み出て立ったまま焼香します
座礼焼香は立って祭壇や遺影の前に行き、焼香台の前の座布団に正座して行います。

この方法は自宅や狭い会場でもよく使われ、法要でも採用されることがあります。
回し焼香は立ち上がらず、参列者の間で香炉とお香を乗せたお盆が回され、各自の席で焼香します。

この方法は非常に狭い会場で移動が難しい場合に用いられます。
3つの方法には優劣はないので、自宅葬や狭い会場で回し焼香を行っても失礼には当たりません。

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葬儀の注意点

葬儀は故人を偲ぶ大切な儀式ですが、その手続きや準備には様々な要点が含まれています。
適切な手続きを行うためには、事前の確認や準備が不可欠です。

そこで、葬儀を行う際の主要な注意点を詳しく解説します。

遺言書の確認

遺言書は故人の意志が詳細に記された重要な文書です。
葬儀の前に、遺言書の存在を確認し、その内容を正確に理解することが必要です。

遺言書には葬儀の手順や形式、さらには費用に関する具体的な指示が含まれている場合があります。

費用の確認

葬儀に関連する費用は多岐にわたります。

葬儀社との契約を結ぶ前に、詳細な見積もりを取得し、その内容を確認することが大切です。
さらに、故人が生前に葬儀に関する保険に加入していた場合、その詳細も確認しましょう。

家族への確認

葬儀は家族や親族が中心となって進行します。
そのため、葬儀の日程や内容について、家族や親族との十分な相談を行い、全員の意見を取りまとめることが重要です。

菩提寺への確認

故人や家族が所属する宗教や宗派によって、葬儀の手順や形式が異なることがあります。
特に、菩提寺や教会との関係が深い場合、事前に葬儀の日程や内容についての確認を行い、適切な指示やアドバイスを受けることが必要です。

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埋葬方法の種類

近年、伝統的なお墓以外の埋葬方法が増加しており、それぞれに独自の特色やメリットが存在します。
そこで、現代の埋葬方法の中から4つを紹介し、それぞれの特徴や選択のポイントを詳しく解説します。

お墓

お墓は、故人の遺骨を安置する伝統的な方法として、日本の文化に深く根付いている埋葬方法の種類の一つです。

家族の墓や先祖の墓として、代々受け継がれることが一般的です。
お墓のデザインや材質は多岐にわたり、家族の希望や予算に応じてカスタマイズが可能です。

樹木葬

樹木葬は、自然との共生を重視する埋葬方法として人気が高まっている埋葬方法の種類の一つです。
特定の木の下に遺骨を埋葬することで、自然の中で永遠の眠りを迎えることができます。

維持費が不要で、環境に優しいのが大きな魅力です。

永代供養

永代供養は、特定の寺院や施設で故人のための供養を行う埋葬方法の種類の一つです。
家族が墓の維持が難しい場合や、後継者が不在の場合に選ばれることが多いです。

一定の費用がかかりますが、長期的な維持や管理の手間が不要です。

納骨堂

都市部の土地問題を背景に、納骨堂の利用が増えています。
多くの遺骨を一つの施設内に収容することができ、清潔で手入れが容易です。

家族や親族で共同での利用も可能で、気軽に訪問できるのが特徴です。

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世界の変わった葬儀の種類

世界には日本で見られないような種類の葬儀も多いです。
代表的なものに以下の4つがあります。

鳥葬

中国のチベットなどで行われている、遺体をハゲワシなどの鳥に食べさせる世界の葬儀の種類の一つです。
故人の魂を天に還したり、人間以外の生物に命を与えたりする意味があります。

風葬

遺体を洞窟や岩陰に安置して、風雨の営みに任せる形の世界の葬儀の種類の一つです。
東南アジアなどで行われており、かつて沖縄でも行われていたことがあります。

獣葬

アフリカの先住民族であるマサイ族が行っており、遺体をハイエナなどに食べさせるものです。
生命を自然に還すというのが目的です。

水葬

インドやチベットで行われる、遺体を川に投じる形の世界の葬儀の種類の一つです。
特にインドの場合、聖なる河として有名なガンジス川に流す行為が知られています。

他にも船で亡くなった人に対し、遺体を海に流すケースもあります。

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葬儀の種類よくある質問

日本で主流の葬儀は?

日本で行われる葬儀の多くは、仏式です。大体の宗派が葬儀中に戒名を得て、仏弟子になる儀式を行います。 

仏教の主な宗派の種類は真言宗・天台宗・日蓮宗・浄土宗・浄土真宗・臨済宗・曹洞宗があり、葬儀に関しては宗派によって異なった考え方があります。 

故人を偲び、ご本尊を崇めるため読経を行う点は同じです。

参列者が多い葬儀形式は?

葬儀で参列者の多い形式は一般葬です。


一般葬の参列者人数の平均は86.10人です。


これは故人と生前関係のあった多くの人が参列するからです。


また家族葬や一日葬はより故人と親しかった人々と行われることが多く、平均参列者は20~30人程度です。

直葬・火葬式はさらに少なく、平均で19.77人です。

宗教による葬儀の違いは?

宗教により葬儀の考え方が違うように、その式のやり方にも大きな違いがあります。 

日本で多く見られる仏式葬儀では、宗旨・宗派により細かな内容が分かれます。しかし、葬儀の流れとしては、大きな違いはありません。

神社神道の神式の葬儀は「新葬祭」と言われ、神職の斎主が司ります。新総裁の流れは細かく分類されていますので確認しましょう。

キリスト教に告別式はなく、入堂式・ミサ聖祭式・赦祈式の3つの儀式からなります。

無宗教の方は無宗教葬があり、故人を偲ぶための自由な企画で行います。

弔事にはどんな種類がある?

弔事というのは、お悔やみの一連の葬儀の事をいいます。

ご逝去、通夜・告別式、火葬、納骨までに加え、初七日、四十九日までが一般的に弔事に含まれます。

法事と混在されてしまう方もいますが、法事は一周忌・三回忌といったように一定の周期で行う行事を指します。

葬儀をしないという選択肢はある?

葬儀を執り行わない選択肢として直葬・火葬式があります。


この形式は葬儀の伝統的な流れを省略し、火葬場で簡潔なお別れの時間を持ち、火葬のみ行うものです。


特に近年経済的な理由などで直葬・火葬式を選ぶことが増えています。


またインターネット上では、この形式を取り入れた葬儀プランも多く紹介されています。

一日葬と直葬の違いは何ですか?

一日葬は、通夜、告別式、火葬を1日で行う葬儀のことを指します。
この方法は、時間の制約がある場合や、参列者の負担を軽減したい場合に適しています。

一方、直葬は、通夜や告別式を省略し、火葬のみを行う葬儀のことを指します。経済的な理由やシンプルな葬儀を希望する場合に選ばれることが多いです。

家族葬と一般葬の違いは何ですか?

家族葬は、家族や親しい友人のみを招待して行う小規模な葬儀のことを指します。
故人との最後の時間を静かに過ごすことができるのが特徴です。

一方、一般葬は、多くの人を招待して行う葬儀のことを指します。
故人の人生を多くの人々と共に振り返ることができるのが特徴です。

通夜には何種類ありますか?

通夜は、故人を偲ぶための夜を通しての儀式です。
日本の伝統的な通夜、仏教式の通夜、キリスト教式の通夜など、宗教や地域によって様々な種類があります。

それぞれの通夜には、異なる儀式や習慣が存在します。

火葬には何種類ありますか?

火葬は、故人の遺体を焼くことで骨にする儀式です。

一般的な火葬の他に、エコ火葬や水葬など、環境に配慮した火葬方法も存在します。
エコ火葬は、環境への影響を最小限に抑える方法で、水葬は、水中で遺体を分解する方法です。

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葬儀の種類のまとめ

キーボードの上に載っている「ま」「と」「め」と書かれた積み木

この記事では、葬儀の種類を中心に解説してきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 一般葬は通夜・告別式をしてから火葬
  • 最近では、形式にとらわれない葬儀もある
  • 世界には変わった形式の葬儀がある

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(はかまだ)

袴田 勝則(はかまだ かつのり)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。

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