お葬式
遺体を飛行機で運ぶには?空輸での遺体搬送の方法や費用を紹介
更新日:2023.01.22
遺体の搬送方法として一般的なものは霊柩車などが挙げられます。
しかし、故人が遠方で亡くなられた際などに、飛行機を使うこともあることをご存知でしょうか。
そこでこの記事では、遺体の飛行機での搬送についてくわしく説明していきます。
この機会に、遺体を飛行機で運ぶ際の知識を身につけておきましょう。
ヘリコプターやフェリーでの遺体搬送についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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遺体は飛行機に乗せて搬送できる?
そもそも、遺体は飛行機に乗せてもいいのか疑問に思った方もいるかと思います。
結論としては、遺体を飛行機に乗せて搬送することは可能であり、問題ありません。
出張先や旅行先などで亡くなられた際に、家族に囲まれた中で最後のお別れをしたいと遺族の希望があれば、飛行機で移送することは可能です。
移送には陸路もありますが、空路と比べるとどうしても時間がかかり、遠方の場合は費用も高くなります。
陸路が高額になる理由としては、陸路の場合ドライバーの人件費や高速道路代金、時間帯によっては深夜料金等も発生するためです。
上記のことからも、海外や地方などの遠方で亡くなられた場合、故人のためにも飛行機を利用することをおすすめします。
エンバーミングという方法もある
近年ではエンバーミングと呼ばれる遺体の腐敗を防止する技術も進化しており、きれいなままの状態で搬送することが可能になってきています。
亡くなられた際の状態によっては、飛行機での搬送ができないケースもありますので、詳しくは葬儀社などの専門業者に確認するといいでしょう。
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飛行機搬送の利用方法
次に、遺体の飛行機搬送の利用方法について紹介していきます。
国内なのか海外なのかによっても異なるため、参考にしてください。
遺体は納棺した状態で搬送される
飛行機での遺体の取扱区分としては、規則により納棺された状態での貨物として取り扱われます。
ケースバイケースですが、納棺した状態で衛生保全のため、防水の特殊シーツに包み、遺体の周りにドライアイスをあてて搬送することが多いようです。
国内で行う遺体搬送の流れ
国内で遺体を空輸搬送する場合、まず葬儀社にご遺体の搬送を依頼します。
葬儀社がご遺体のお迎えに来ますので、死亡診断書または死体検案書と、死亡届のコピーを渡してください。
どちらも空輸の手続きで使用されます。
死亡届は、故人の死亡場所・本籍地・故人が住んでいた地域にある役所や役場のいずれかへ、死亡を知った日から7日以内に提出することになっています。
死亡届が出せない地域で葬儀を行う場合は、空輸で移送する前に死亡届を出しましょう。
書類を提出したら、ご遺体を搬送する飛行機の便に乗るかどうか伝えてください。
火葬を行う場合には、死亡届を出してからさらに「火葬許可証」を交付してもらう必要があります。
このとき、飛行機の到着先でご遺体を受け取る葬儀社も選びます。
葬儀社が空輸の手続きを終えてから、搬送先までの搬送料や飛行機代を支払います。
そしてエンバーミングと納棺を行い、ご遺体を搬送します。
空港に到着した後は、空港で到着先の葬儀社が待機しており、安置場所や葬儀会場などへご遺体を搬送します。
海外で行う遺体搬送の流れ
故人が転勤などにより海外在住であったり、留学や旅行中の不慮の事故などで亡くなられたケースでは、国外間での飛行機による搬送が必要になります。
日本人の方が海外で亡くなられると、現地の警察から日本領事館や日本大使館に連絡がいき、そこから日本の外務省に連絡が入り、その後外務省によって遺族に連絡が入ります。
連絡が入ったら遺族は現地に向かう必要があります。
遺族の方がパスポートを持っていないケースでも特例措置として、数時間で発行してもらえるのでご安心ください。
まずは移送に必要となる書類をそろえます。
一般的に必要となる書類を以下にまとめますが、国によって遺体の搬送手続きは異なりますので、現地の日本大使館や日本領事館にあらかじめ確認することをおすすめします。
- 故人のパスポート
- 死亡診断書(事故死や変死などの場合には死体検案書)
- 埋葬許可証(現地で火葬した場合は火葬証明書)
- 遺体証明書
- 防腐処理証明書(エンバーミングを施した場合)
- 納棺証明書
- 非感染症証明書
これらの書類をそろえたら、航空便と葬儀社を手配していきます。
このとき葬儀社には、故人の名前や故人との続柄、連絡先などを伝えます。
海外の場合には、領事館の職員や葬儀社の手を借りて遺体を空港まで運んでいただき、納棺する流れとなります。
その後、検査を受けた後に国内へと移送します。
目的地に到着したら、国内で行う空輸と同様に葬儀社が遺体を受け取り、葬儀場や自宅へと搬送してくれます。
スポンサーリンク飛行機搬送の費用
飛行機で遺体を搬送することはあまり一般的ではないため、費用も想像がつかない方も多いと思います。
そのため、ここからは費用の相場を紹介していきますので参考にしてください。
国内間での費用
一般的には移動距離の長さによって料金設定がされており、距離が増えるほど費用は加算されていきます。
おおよその目安としては、移動距離が500kmを超えるようなときは、飛行機を利用したほうが陸路よりも費用を抑えられるケースが多いようです。
遺体は貨物として扱われ、飛行機の貨物代としてかかる費用は、10万~20万円程度が相場になります。
なお、故人の体の大きさや体重、棺のサイズによって費用が加算されるので注意してください。
国外間での費用
次に、国外間での飛行機の移送にかかる費用について紹介していきます。
日本へ移すためには空輸代や棺代の他にも、エンバーミングと呼ばれる御遺体防腐処理を施すための費用など、さまざまな費用がかかってきます。
国によって移動距離が異なるため一概には言えませんが、おおよそ100万~150万円程度が相場となります。
さらに、遺族が故人の遺体を確認しに行かなくてはならないため、遺族の移動費や滞在費なども必要になります。
このように、国外から日本への遺体の移送には高額な費用が必要になります。
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ヘリコプターで遺体搬送はできる?
飛行機を利用した遺体の搬送が可能なら、ヘリコプターでの搬送も可能なのではと思う方もいるでしょう。
ここからはヘリコプターでの搬送について紹介します。
結論から言うと、ヘリコプターでの搬送以外に他に方法が無ければ可能ですが、基本的にはヘリコプターでの遺体搬送はできません。
ヘリコプターでの遺体搬送の例としては、利島村内で死亡した利島村民を火葬するために遺体を搬送した事例が代表例としてあり、条例によって定められています。
スポンサーリンクフェリーによる遺体搬送
飛行機以外の長距離搬送方法としてフェリーでの搬送が挙げられますが、ここからはフェリーによる遺体搬送方法について紹介していきます。
フェリー搬送の利用方法
日本にはたくさんの離島がありますが、離島から本島に飛行機での搬送ができないケースでフェリーを選択することが一般的です。
まずは葬儀会社などに連絡してフェリーでの搬送の手続きを進めていきます。
飛行機での搬送のときと同様に、死亡診断書や火葬許可証などの書類を事前に用意する必要があります。
基本的には葬儀スタッフが中心となり手続きを進めてくれるため、相談したり確認しながら進めていくことをおすすめします。
フェリー搬送の費用
フェリー搬送での費用は距離によって異なり、例えば青森港~函館港であれば40万円以上の費用がかかります。
離島から本島に遺体を搬送する場合の費用としては、15万~25万円程度が相場になります。
フェリー搬送においてはドライアイスを使用でき、基本的にはセット内容にこの費用も含まれていることが多いようです。
ただし、港までは陸路で遺体を搬送しなければいけないため、別途料金がかかることになるので注意が必要です。
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よくある質問
遺体を飛行機で空輸するといくらかかる?
国内でご遺体を空輸する場合は、およそ15万円から35万円かかります。
高速代を含んだ病院や空港までの移動費、搬送するまでの安置代、ご遺体を保護するためのドライアイス代、シーツ代、納棺料と白布棺代、人件費、空輸代などを含んだ金額になります。
安置の日数が延びたり、病院や空港が遠い場所にあった場合は、その分の費用が加算されます。
また棺の重量が100kgを超えたり、大型の棺になった場合は、数千円から1万円ほどの別料金が課されます。
海外からご遺体を空輸する場合、全体で100万から150万円ほどになります。
このうちおよそ30万円から35万円が、手続き・人件費・寝台車・安置・棺・棺の解体と処分に関する料金になっています。
空輸にかかる費用は出国先によって違いますが、およそ20万円から50万円程度の運賃がかかります。
現地の空港へご遺体を移すための搬送料や、燃油サーチャージ代、遺族の分の渡航費などが加算されることもあります。
遺体のエンバーミングっていくらするの?
エンバーミングとは、遺体に防腐処置をして遺体をきれいな状態で保存できるようにし、肌に血色を足して、生前の顔色をよみがえらせる技術です。
エンバーミングは湯灌や死化粧とは違い、薬剤を使用した特殊技術のため、基本的に葬儀代とは別で料金がかかります。
相場は15万円から25万円ほどですが、その金額は遺体の状態によって変わります。
遺体の飛行機まとめ
ここまで遺体の飛行機での搬送方法の情報や、注意点について中心にお伝えしました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 遺体の飛行機搬送の費用相場は、国内であれば10万〜20万程度
- 飛行機搬送での遺体は納棺された状態で貨物として扱われる
- 海外からの飛行機搬送では、防腐処理後に納棺を経て遺体の搬送となる
- 飛行機での搬送が困難な場合はヘリコプターやフェリーで搬送できる
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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