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お墓

お墓に立てる卒塔婆とは?卒塔婆の役割・意味から費用や立て方まで解説

更新日:2022.11.18

墓石

記事のポイントを先取り!

  • 卒塔婆は、故人の成仏を願って立てられるもの
  • 卒塔婆は古代インドのストゥーパ(仏塔)が由来
  • 卒塔婆の相場は2,000円〜10,000円
  • 通販での購入は、納期にゆとりを持つ

お墓参りに行くと、お墓の後ろに文字が書かれた木の板が立てられているのを見たことがあるかと思います。
この記事では、お墓に立てる卒塔婆について詳しく説明していきます。

この機会に卒塔婆の意味や立て方、処分方法を覚えておきましょう。

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  1. 卒塔婆とは
  2. お墓に立てる卒塔婆の役割・意味
  3. お墓に立てる卒塔婆の種類
  4. お墓に卒塔婆を立てる時期と費用
  5. お墓に卒塔婆を立てる方法
  6. お墓の卒塔婆を処分する方法
  7. お墓に立てる卒塔婆は通販でも購入可能
  8. お墓に立てる卒塔婆についてまとめ
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卒塔婆とは

お墓の後ろに立てられている平たい木の板のことを卒塔婆と言います。
卒塔婆は、仏教の起源である古代インドのサンスクリット語の「ストゥーバ(仏塔)」に由来しています。

ストゥーバ(仏塔)とは、紀元前2世紀頃から立てられた仏陀の遺骨や所持物を埋葬した建物のことで、仏信徒より崇められています。

仏塔は各地に複数建てられて、現在では釈迦の遺骨埋葬地としてだけでなく仏教信者が読経するシンボルとして広がっています。

卒塔婆の歴史

卒塔婆は、もともとは権力者のお墓の象徴として建てられる、三重塔五重塔などの豪華で大規模な建物のことでした。

しかし卒塔婆はどんどん庶民に普及し、簡素化され、現在の小さくて軽い木の板の形として定着したのです。

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お墓に立てる卒塔婆の役割・意味

お墓に立てる卒塔婆は何のためにあるのでしょうか。
卒塔婆に書かれている文字や書かれている内容、決まり事などをご紹介いたします。

卒塔婆には追善供養の意味がある

お墓に卒塔婆を立てることは、追善供養の意味が込められています。
追善供養とは、故人の成仏を願って行われる法事のことで、生きている人が善行をすることで故人の善行にも繋がると考えられています。

つまり、卒塔婆を立てるという行為そのものが故人に対する供養なのです。

しかし、浄土真宗の場合は他の宗派と「成仏」の考え方が異なるため、卒塔婆を立てることはありません。

卒塔婆に書かれている文字と意味

お墓にある卒塔婆をよくみてみると漢字で文字が書かれています。
卒塔婆に書かれている文字は、上部と下部、裏面に分かれています。

上部には五輪と呼ばれる宇宙を表現する5つの文字が書かれています。
梵字で上から「空、風、火、水、地」と書かれています。
梵字とは、インドから伝わった文字を東アジアの漢字に当てはめた字のことです。

下部に書かれるのは故人や先祖の戒名や施主の名前が書かれます。
また、卒塔婆を作ったタイミング(一周忌や三回忌など)も下部に記されます。

裏面には各宗派の経文が書かれています。

卒塔婆の形の意味

卒塔婆をよく見ると、左右に切り込みが4箇所入っていますが、これは五輪塔をイメージしたものです。
切り込みごとに区分けされた5つのスペースに各1文字が同じように書かれています。

五輪塔とは仏教のお墓や塔のことで、宇宙を表現する5つの要素を表しています。
五輪塔の形は、それぞれの要素を表しています。

  • 空:空輪 宝珠型
  • 風:風鈴 半円形
  • 火:火輪 三角形
  • 水:水輪 球形
  • 地:地輪 四角形

五輪塔はこの5つの形をベース作られていて、卒塔婆の切り込みはこの五輪塔から影響を受けています。

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お墓に立てる卒塔婆の種類

卒塔婆の種類について解説します。

板塔婆(いたとうば)

木製の長い板です。
一般的な卒塔婆はこれを指します。

角塔婆(かくとうば)

厚みのある四角い柱状の卒塔婆です。

七本塔婆(しちほんとうば)

初七日から四十九日に7日ごとの法要で使われる7本の卒塔婆です。

梢付塔婆(うれつきとうば)

卒塔婆の木に枝がついたままで立てられる塔婆です。

経木塔婆(きょうぎとうば)

卒塔婆の木をさらに薄く削った塔婆のことです。

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お墓に卒塔婆を立てる時期と費用

実際に卒塔婆をお墓に供えるのは、どのような時期が適しているのでしょうか。
ここでは卒塔婆の費用面などもあわせて解説いたします。

卒塔婆を立てる時期

まず初めに、卒塔婆をたてる時期に決まりはありません

しかし、傾向として定期の法要時(一周忌や三回忌)に立てることが多いです。
追善供養の考えに沿って、法要のたびに新しく供える方も多いようです。

卒塔婆にかかる費用相場

お墓にはじめて卒塔婆を立てる場合、一般的な相場としては2,000円〜10,000円と言われています。

卒塔婆料の書き方・渡し方

卒塔婆料を包む紙は、正式には奉書紙という紙を使います。
和紙を素材の原料とした格式の高い紙です。

仏具屋や通販で購入することができます。
表書きには「卒塔婆料」や「塔婆料」と書きます。

最近ではすでに印刷された包みも売っていますので、問題なく利用できます。
半紙に包んだ状態の紙幣を奉書紙封筒に入れます。

紙幣を直接奉書紙の封筒に包まないように注意しましょう。

卒塔婆の本数は?

お墓に立てる卒塔婆の数は決まっていません
1人で2本3本立てる人もいますし、親族でない方が供養のために立ててもいいのです。

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お墓に卒塔婆を立てる方法

実際に卒塔婆を立てるにはどのような方法があるのでしょうか。
ご自身のお墓や立場によって変わりますので、以下のポイントごとに解説いたします。

お寺や墓地・霊園に依頼し相談

卒塔婆を立てたい場合、お寺や霊園の管理者に依頼します。

何本立てるのか、立てる日時は、支払う費用、法要の有無などあらかじめ決めた内容を伝えます。
管理者の都合によって希望通りにいかない場合もありますので、時間に余裕を持って相談します。

塔婆立てのスペースを確認

卒塔婆を立てる際に気をつけるのが塔婆立てです。

その名の通り、卒塔婆を立てかけるものです。
はじめてお墓に卒塔婆を立てる際には、塔婆立てを置けるスペースがあるか確認します。

卒塔婆は誰が立てる?

卒塔婆は一般的に僧侶に用意して立ててもらいます。

しかし、厳密な決まりはありませんので、施主が自ら立てることも可能です。

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お墓の卒塔婆を処分する方法

木製の卒塔婆はいずれ劣化します。
処分してもいいのか、どのような処分方法があるのかをご紹介します。

卒塔婆を処分するタイミング

特に決まったタイミングはありませんが、新しい卒塔婆と交換するタイミングが多いです。

そのため法要時の処分が一般的です。

卒塔婆の処分方法

卒塔婆の処分はお寺で行うのが一般的です。

その際はゴミとして捨てるわけではありません。
お寺や霊園で焚き上げてもらうことが一般的なので、処分する際は確認をしましょう。

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お墓に立てる卒塔婆は通販でも購入可能

現在、卒塔婆は通販で買えます。

申し込み時には卒塔婆の上部や下部、裏面に書く内容をあらかじめ発注先に伝えますのでまとめておきましょう。

また、法要の日付が決まっている場合は納期にゆとりを持って発注するようにします。

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お墓に立てる卒塔婆についてまとめ

キーボードの上に載っている「ま」「と」「め」と書かれた積み木

今回はお墓の卒塔婆の役割や費用を中心にお伝えしました。

この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 卒塔婆とは、梵字で書かれた故人への供養
  • 卒塔婆は、誰でも何本でも立てられる
  • 卒塔婆の一般的な相場は2,000円〜10,000円
  • 通販での購入は、納期と記入する内容を準備しておく

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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監修者

評価員(やまぐち)

山口 隆司(やまぐち たかし)

一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター

経歴

業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。

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