お墓
お墓の灯篭にはどんな意味がある?灯篭の種類と費用について解説
更新日:2022.11.18 公開日:2021.06.26
灯篭と言えば、お盆やお祭りを想像する人も多いのではないでしょうか。
そのような灯篭ですが、お墓にも建てることがあります。
では、どうしてお墓に建てられるようになったのでしょうか。
そこでこの記事では、お墓の灯篭について詳しく説明していきます。
この機会にお墓の灯篭の意味や種類、費用を覚えておきましょう。
お墓の灯篭の処分や修理についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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お墓の灯篭の意味
灯篭は仏教と共に中国大陸から伝わったと言われています。
お墓に建てられる灯篭は墓前灯篭と呼ばれ、故人を神仏のもとに導き、供養するためのものと考えられています。
つまり、故人があの世で迷わないようにする道灯りという意味があります。
他にも、暗闇を明るく照らすことで邪気を払う意味もあります。
また、お墓参りに来た人が道に迷わないように目印になる役割もあります。
故人も、故人を供養する人も、どちらにとっても重要な灯りだということです。
お墓の灯篭の種類とは?
ここでは4種類の灯篭をご紹介します。
お墓だけではなく、その周辺の道や庭、池まで優しく照らし出す灯篭があります。
墓前灯篭
お墓に一対、もしくは右側に一基のみ設置するのが一般的です。
お墓に眠る人を灯火で供養するという意味と、お墓参りに来た人が迷わないようにする役割があります。
仏式では丸型、神式で角形が用いられることが多いのです。
灯篭の大きさはお墓のサイズに合わせて造られることが多く、ロウソクが立てられるようになっています。
ロウソクの火が消えないように扉がついている場合もあります。
置灯篭
柱がなく、平らな石の上に置くのが特徴です。
形は様々あり、庭園などに飾られていることが多いです。
庭園に置かれているものには柱の上部分がぷっくりと膨らんだ形の織部灯篭と呼ばれるものがあります。
雪見灯篭
高さが低い灯篭で、水面を照らすために使われることが多いのが特徴です。
笠が大きいのも目を引きます。
足が3本であることが主流で、笠が丸い丸雪見と六角形の六角雪見があります。
水面を照らす雪見灯篭は、岬にある灯台になぞらえて岬灯篭とも呼ばれます。
春日灯篭
お寺の参道沿いに設置されている火袋が大きい形の灯篭です。
背の高い標準的な石灯篭であり、春日大社で多く用いられていたところから「春日灯篭」と呼ばれるようになりました。
春日大社で使われている木製、または青銅製のつり灯篭を指す場合もあります。
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お墓に置く灯篭の価格について
ここでは、お墓に置く灯篭の価格について見ていきましょう。
灯篭と言えば日本の文化のような気がしますが、中国大陸から伝わったものです。
そのため、灯篭にも外国産と国産があり、価格の幅もあります。
外国産の小さいサイズなら1万円ほどから
外国産、特に中国製の小さな灯篭なら1万円ほどから売っています。
デザインも無難なものが多くておすすめです。
重さが5㎏程度のものもあり、通販で買って自宅で受け取っても、自分で車で運んで設置することができます。
灯篭は欲しいけれど、費用と手間をかけたくない、手軽に設置したいと考える方に適しています。
国産の大きめサイズは値段が高い
国産の石を使って職人が造ったものは、100万円以上することがあります。
デザインが繊細な物は300万円以上かかる場合もあります。
また、石材店によっては設置に派遣する職人の人数で設置費用を計算する石材店もあります。
大きくなるほど職人の数も必要になるでしょうから、やはり費用が多くなります。
しかし、素人の手で設置しようとすると傷をつけたり壊したりする可能性があります。
初めから追加費用がかかっても職人さんに設置してもらった方がよいかもしれません。
お墓の灯篭の処分費用とは
お墓が壊れ使えなくなった場合など、処分が必要になった際にはどれほどの費用がかかるのでしょうか。
解体処分費用は数千円から2万円程度です。
人力で車に積み込めるのか、斫り(はつり)工事をして細かく砕いてから処分するのかでかかる費用が変わります。
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お墓に灯篭を設置するには
お墓に灯篭を設置するにはどうしたらよいのでしょう。
まず灯篭を設置する場所について、次に灯篭を設置できるだけの広さを確保できない場合を見ていきましょう。
灯篭を設置するには最低1.1坪ほどの大きさが必要
灯篭を設置する場合、最低でも墓地は1.1坪~2.1坪(3~7㎡)の区画面積が必要になってきます。
灯篭は原則一対で設置するルールがあります。
しかし、お墓の永代使用料が高くなったり、都心のお墓での区画の縮小化が進むなど、灯篭を置くスペースが狭くなってきています。
その場合は、簡略的に右側にひとつ置くことも増えてきています。
灯篭を置けない場合はロウソクで代用
お墓の面積や費用から考えてどうしても灯篭を設置できないこともあるでしょう。
その場合にはロウソクの火で代用しても問題ありません。
ロウソクの灯りも立派に暗闇を照らし、邪気を払ってくれます。
しかし「やはり灯篭がいい」という方は、灯篭型のロウソクも出てきているので、こちらを検討してみてください。
お墓の灯篭は修理できる?
お墓の灯篭が破損した場合はどうしたらいいのでしょうか。
実は場合によっては自分で修理することができます。
破損個所によっては自分で修理が可能
一部が欠けたなどの壊れた部分が小さい場合は、ホームセンターで購入できるコーキング材を使うと自分で修理することができます。
自分で修理する場合、業者のようなしっかりとした修理を行うのは困難です。
心配がある方は業者に依頼するようにしましょう。
破損個所が大きい場合は石材店に依頼する
壊れた部分が大きい場合には、修理に費用をかけるよりも新しいものと交換したほうが安い場合が多いです。
そのため、石材店に相談することをおすすめします。
相談に行くときは、破損個所の写真を撮るのを忘れないようにしてください。
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お墓の灯篭まとめ
ここまでお墓の灯篭の意味、費用相場、種類などを中心にお伝えしてきました。
今回の内容をまとめると以下のようになります。
- お墓の灯篭とは故人があの世で迷わないようにする道灯り。
- お墓の灯篭には墓前灯篭、置灯篭、雪見灯篭、春日灯篭などがある。
- 灯篭の価格帯は外国産が1万円ほど、国産は100万円以上することも。
- 処分費用は数千円から2万程度。
- 設置にはある程度の面積が必要だが、代用も可能。
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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監修者
山口 隆司(やまぐち たかし)
一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター
経歴
業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。
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