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終活

生前整理の進め方とは?いつから始めるべきかのタイミングも解説

更新日:2023.11.19

遺品

記事のポイントを先取り!

  • 生前整理は終活のひとつで、主に家族のために行う活動
  • 生前整理を急いだり、断捨離しすぎることは推奨されない
  • 新たに人間関係を見直すことも、終活において必要な活動

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生前整理にはさまざまな内容がありますが、その進め方についてご存じでしょうか。

よりよい生前整理のためにも、注意点や始める時期について知っておくことが大切です。

そこでこの記事では、生前整理の進め方について詳しく説明していきます。

この機会に、生前整理以外の終活も合わせて覚えておきましょう。

生前整理で作成するものについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 生前整理とは
  2. 老前整理・遺品整理との違い
  3. 生前整理の目的
  4. 生前整理をするメリット
  5. 生前整理の進め方
  6. 生前整理における注意点
  7. 生前整理はいつから始める?
  8. 生前整理以外にすることは?
  9. 生前整理を業者に頼む場合
  10. 生前整理の進め方まとめ
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生前整理とは

生前整理とは亡くなった方の家族が行う遺品の整理を、生きているうちに自分で行うことです。

遺品に限らず、様々な手続きがスムーズに行えるように準備することも含みます。


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老前整理・遺品整理との違い

生前整理とよく似た言葉で「老前整理」と「遺品整理」の2つがあります。

言葉としては似ていますが、意味合いは異なります。


以下では、「老前整理」と「遺品整理」の意味と「生前整理」との違いについて説明します。

老前整理

老前整理とは、衰えていくご自身の身体を考えて、老後を快適に過ごすために身の回りの整理をすることを指します。

そのため、生前整理が「家族のために行う作業」という意味合いに対し、老前整理は「自分のために行う作業」という意味合いが強く、作業を行う目的が異なるということになります。

遺品整理

遺品整理とは、ご自身が亡くなった後にご自身の生活用品や大切にしていたものを遺族等が整理して片付ける作業のことです。

従って、生前整理と遺品整理では、ご自身が存命中かそうでないかという点で大きく異なります。


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生前整理の目的

生前整理は何のために行われるのでしょうか。

生前整理を行う目的について解説します。

家族のため

生前整理は家族の負担を減らす目的のために行われます。

人は生活を続けると持ち物が増えていくもので、意識しないと整理することなく増え続ける一方です。

そして亡くなった方の所有物は基本的に遺族が整理することになります。

多くなりすぎた物の処分は骨が折れますし、誰かが大切にしていた思い出の品を廃棄することは気がひけるものです。

自身のため

生前整理を行うことで、余計なものを省いた生活を送ることができます。

身の回りをすっきりとした状態にすることで、快適な日常生活を送れることでしょう。

また、老後で体が動きにくくなると掃除をするのも一苦労になることです。

体が動かせるうちに生前整理をして、穏やかな老後生活にしましょう。


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生前整理をするメリット

生前整理にはどのようなメリットがあるのか気になる方も多いと思います。

そこで生前整理をするメリットについて解説します。

トラブルを回避できる

生前整理は家族の負担を減らすこと以外にも、トラブルを回避できるメリットがあります。

生きているうちに所有している資産についてまとめ、誰にどの程度相続するかを決めることも生前整理の一環です。

相続内容を被相続人が明確に決めておけば、相続人の間で揉める要因がなくなります。

また生前整理を行うことは、家族のためだけでなく自分の気持ちも整理できます。

物であふれていた部屋が片付くと、気持ちがスッキリするもので精神的にいい影響が期待できます。

万一の事態に備えられる

生前整理をすることは、万一の事態に備えることにつながります。

急な病や事故に遭って入院しなければいけなくなった際に、生前整理をしておけば慌てることがありません。

身の回りを整理しておくことで、自身も遺族も困らずに相続などの手続きも

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生前整理の進め方

生前整理の効果的な進め方には、主に4つのポイントがあります。

むやみに生前整理を始めると、途中で挫折しかねませんので下記の進め方を参考にしてください。

財産目録を作る

財産目録とは自分が所有するさまざまな種類の金銭価値がある財産を、ひと目でわかるようにリスト化した一覧表です。

また、財産だけでなく借金などの負債の内容も記録します。

相続を検討する上でも役に立ちますし、老後の生活費の目安にもなります。

財産目録の作成は生前整理の進め方として、早めに少しずつ取り組んでいただきたいです。

不要な物を処分する

生前整理の進め方の基本は不用品の処分です。

小さな物であればすぐに始められるため、取り組みやすい項目です。

処分方法は廃棄だけでなく、売却や誰かに譲るという選択肢も検討しましょう。

粗大ゴミ扱いになる不用品は、回収費用が発生することを事前に確認しておくと後で困りません。

貴重品をまとめる

必要な物として仕分けた物品から、貴重品だけを取り出し一箇所にまとめて保管します。

一箇所にまとめておくことで、ご自身に不測の事態が生じたときに、家族へ頼む等の行動に素早く移せます。


まとめておくべき貴重品は以下のとおりです。

  • 印鑑
  • 通帳、カード
  • 保険証
  • 株式や債券
  • 年金手帳
  • 貴金属
  • 契約書類など

また、貴重品に関連する書類は、貴重品保管場所の近くにまとめておけば、必要時に探さずに済みます。

デジタル遺品を整理する

近年の生前整理の進め方では、デジタル遺品の整理が重要になっています。

デジタル遺品とはSNSやネットサービスの会員登録で使うIDやパスワードにくわえ、スマホやパソコンのデータなどです。

デジタル遺品はセキュリティ保護の観点から、本人以外は家族であっても手続きが困難です。

そのため、本人が家族のために行う生前整理が重要で、スムーズな解約手続きが行えるような配慮が必要です。

不要な登録は自分で解約し、継続するものは自分の死後にIDとパスワードを家族が閲覧できるように記録します。

遺言書や終活ノートを作成する

生前整理の具体的な進め方として、遺言書や終活ノートの作成があります。

遺言書は適切に作ることで、自分が決めた相続人と分配割合で相続をすることができます。

遺言書は法的効力を持ち、被相続人の意志が優先されるため家族間での争いが起きにくくなります。

終活ノートとは終活を効率的に行うためのノートです。

終活とは自らの死に対して行うポジティブな活動全般を指した言葉で、生前整理はその一環です。

また、終活ノート作成の進め方は遺言書と違い自由です。

家族へのメッセージや自分の計画を書いても良いですし、デジタル遺品や不用品整理のプランを立てるのにも役立ちます。

家族信託を利用する

財産関係の生前整理では、「家族信託」を選択する方も増えています。

家族信託とは、ご自身の老後や介護に備えて、保有する不動産や預貯金等の財産を信頼できる家族に託し、その管理や処分方法を一任する契約を結ぶ財産管理方法です。

家族信託の特徴としては

  • 遺言書よりも幅広い遺産の継承ができる
  • 信頼できる家族に財産管理を任せるため、高額な報酬は基本的に発生しない
  • 認知症になった場合の対策として利用できる

等が挙げられます。


利用にあたっては専門知識が必要ですが、家族信託に対応できる専門家はあまり多くないのが現状です。家族信託への知識を持った信頼できる専門家に相談しましょう。


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生前整理における注意点

さまざまな利点がある生前整理ですが、進め方として注意していただきたい点があります。

ここでは、生前整理における注意点を紹介します。

急いで生前整理する必要はない

生前整理のメリットに強い魅力を感じたとしても、衝動的に始めることは賢い進め方とはいえません。

生前整理で行うことは非常に多く、時間をかけて行うやり方が推奨されているためです。

初めから無理な進め方で取り組むと、途中で挫折してしまう可能性がありますので余裕を持って整理するのがおすすめです。

断捨離し過ぎない

断捨離という言葉は広く世間に浸透するほど、多くの人に支持されています。

ただし、極端に断捨離を行うことは、生前整理の進め方としておすすめできません。

本来は必要である重要な物を、誤って捨ててしまっては意味がありません。

また、自分の時間を豊かにしてくれる趣味などで使える物を処分してしまうのは、その後の生活に悪影響が出てしまいます。

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生前整理はいつから始める?

生前整理のメリットや進め方を知ると、開始する時期について気になるものです。

多くの方はいつごろから生前整理を始めているのでしょうか。

65歳以上からが一般的

一般的に65歳くらいから生前整理を始める方が多いようです。

ただし、健康状態や家庭環境、考え方などは人それぞれなので、必要だと思えばいつでも始めることができます。

一例としては大病を患って退院した後や配偶者や親友を亡くしたことをきっかけに始める方もいるようです。

子供が家を出たとき

「進学」「就職」「結婚」などの理由で子供が家を離れるタイミングは、生前整理を始める良い機会といえます。

子供が家から離れるとその分の荷物が減るため、物の要・不要の仕分けが容易になります。


また、夫婦2人の生活になった場合には、老後について話し合う時間を持ちやすくなります。

話し合いの中で生前整理に対しての夫婦の意見を出し合い、確認しておくと作業を効率よく行えます。

若者の生前整理

生前整理は労力も判断力も必要になる活動なので、元気なうちに開始するのが進め方としてはおすすめです。

早い方では20〜30代という若さで取り組み始める方もいらっしゃいます。

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生前整理以外にすることは?

生前整理の具体的な進め方や利点を知ると、その他にすることはどのような活動があるのか気になる方も多いのではないでしょうか。

基本的には家族のために行う活動がメインとなりますが、生前整理と同様、自分の人生に役立つ点もあります。

そこで本記事の最後に、生前整理以外の終活で行う具体的な活動の進め方を3つご紹介します。

ご自身の状況に合わせて、ぜひ参考にしてください。

葬儀や入院の準備

自分がどのような葬儀を希望しているのかを明確に指定することは、残された家族にとっても利点があります。

家族を亡くした遺族は葬儀や火葬、お墓などでさまざまな決断を繰り返すことになります。

葬儀の準備を自ら進めることで、自分の葬儀などによってかかる家族の負担を減らすことができます。

また年を追うごとに誰でも病気にかかりやすく、入院する可能性も大きくなります。

自分の健康状態を確認し、入院する可能性も視野に入れて準備することも重要です。

老後のプランを考える

終活では自分が年老いてからどのように生きていくのかを考え、計画を立てます。

いつまでにどこに住んで、死ぬまでに何をしたいかといった希望も終活ノートに記します。

希望を実現するために費用はいくらかかるのか、どのようなスケジュールや進め方があるのかなどのプランを組み立てます。

人間関係を見直す

独り身の方だけではなく夫婦で老後を迎える方も、人間関係を見直すことが終活で検討すべきこととされています。

残りの人生をどのように過ごすかは、人間関係に大きく左右されます。

パートナーが先に亡くなることも考えつつ、新しい人間関係を築くことが重要です。

独り身になったとしても頼りにできる方がいれば安心です。

悔いのない人生のために家族との時間を増やしたり、一緒に趣味を楽しんだり会話する仲間を作るとよいでしょう。

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生前整理を業者に頼む場合

生前整理を長期的な入院や体力の衰え等の理由でご自身で行うのが難しい場合、料金はかかりますが、専門業者への依頼を考えてみてもよいでしょう。 


以下では、生前整理を業者に頼む際に知っておきたいことをお伝えします。

業務内容

生前整理業者は、依頼人の要望を確認しながら作業を行います。


主な作業内容は以下の通りです。

  • 仕分け作業
  • 不用品の廃棄
  • 不用品の買取及び回収
  • 部屋の片付け及び清掃
  • デジタルデータの整理

生前整理の経験が豊富で、ノウハウを持っている業者であれば、ご自身だけでは気付けない細やかな部分をプロの視点から助言していただけるメリットがあります。

選び方

専門業者に依頼する場合、生前整理に精通している業者を選びたいところです。

生前整理に精通している業者かを知る一つの目安となるのが、「生前整理アドバイザー」などの有資格者が在籍しているかどうかです。

有資格者が在籍している業者であれば、ある程度の知識を持った業者と判断することができます。


そして、業者選定において一番やっておきたいのは、見積を依頼して実際のスタッフと直接会って話すことです。

業者の中には、事前見積にはなかった高額な作業料金を請求する「悪徳業者」も存在するため注意が必要です。


生前整理は人生においてとても重要な作業です。

その重要な作業で後悔のないように、何社か見積もりを取って実際に会い、信頼できると感じた業者に依頼しましょう。

金額相場

生前整理の金額は各業者で異なりますが、どの業者も作業の必要な部屋の数やその大きさで、おおよその相場を提示しています。


生前整理を業者に頼む場合の料金目安は以下の通りです。

  • 1K:4万円程度
  • 2LDK:13万円程度
  • 4LDK:23万円程度

ただし、これらの価格はあくまでも目安です。


実際には作業する人数や部屋の広さ、処分する廃棄物の量、作業内容、時期等で料金は変動します。

事前に見積書と作業内容の確認を行い、書面に残しておきましょう。


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生前整理の進め方まとめ

ここまで生前整理の情報や、生前整理の進め方などを中心にお伝えしてきました。

この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 生前整理には財産目録の作成や、デジタル遺品の整理などいくつかの進め方がある
  • 一般的に65歳から生前整理を始める方が多いが、若い世代で開始する人もいる
  • 終活には生前整理以外にも葬儀の準備や老後のプランを考えるといった活動がある

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(かまた)

鎌田 真紀子(かまた まきこ)

国家資格 キャリアコンサルタント ・CSスペシャリスト(協会認定)

経歴

終活関連の業界経歴12年以上。20年以上の大手生命保険会社のコンタクトセンターのマネジメントにおいて、コンタクトセンターに寄せられるお客様の声に寄り添い、様々なサポートを行う。自身の喪主経験、お墓探しの体験をはじめ、終活のこと全般に知見を持ち、お客様のお困りごとの解決をサポートするなど、活躍の場を広げる。

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