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終活

年賀状じまいを親戚に伝える方法と送る文面のポイントや例文を紹介!

更新日:2022.04.01

年賀状じまい

記事のポイントを先取り!

  • 年賀状じまいは年賀状、メール、寒中見舞いで伝える
  • 文面のポイントは理由、時期、代替案を伝える
  • 全員に行なっていることを伝えると良い
  • スマホなどの普及が年賀状じまいの増加原因としてある

年賀状のやり取りを終えることとして、年賀状じまいという言葉をご存知でしょうか。

また、年賀状じまいを親戚に伝える方法も知っている方は少ないと思います。

そこでこの記事では、年賀状じまいを親戚に伝える方法について解説します。

この機会に、年賀状じまいを伝える文のポイントなども覚えておきましょう。

後半には年賀状じまいをする人が増えている理由についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 年賀状じまいとは
  2. 年賀状じまいを親戚に伝える方法
  3. 年賀状じまいを親戚に伝えるタイミング
  4. 年賀状じまいを親戚に送る文面のポイント
  5. 年賀状じまいの理由を親戚に送る例文
  6. 年賀状じまいを親戚に伝える際の注意点
  7. 年賀状じまいをするメリット
  8. 年賀状じまいをする人が増えている?
  9. 親戚に年賀状じまいについてのまとめ
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年賀状じまいとは

年賀状じまいとは、年賀状のやり取りを終了する旨を伝える最後の年賀状をさします。

また、年賀状じまいは別名終活年賀状とも呼ばれているようです。

終活というキーワードが2012年の「ユーキャン新語・流行語大賞」トップテンに選出されたことをきっかけに、年賀状じまいも世間に広まりました。

それによって、身辺整理として年賀状じまいの動きが増加したのです。

昨今ではスマホの普及に伴い、メールやSNSでの連絡が主流になっています。

よって年賀状の代わりに、手軽にメールやスタンプなどで新年の挨拶を済ませられるようになったことも、年賀状じまいが増加した一因といえるでしょう。

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年賀状じまいを親戚に伝える方法

年賀状じまいの伝え方は、いくつかあります。

それぞれの内容を把握し、自分に合った方法で伝えるようにしましょう。

年賀状で最後にすることを伝える

最後の年賀状には、来年から年賀状を出さないこと、年賀状じまいをする理由を書いて伝えます。

年賀状じまいの伝え方としては、この方法がもっともスマートでしょう。

年賀状じまいの旨を伝えられた相手は「関係を断ちたいのでは?」と不安に感じることもあります。

そのため年賀状じまいの理由は、誤解を招かないような文章作りを心がけてください。

年賀状じまいを伝えた相手に対し「年賀状での付き合いはなくなるが、今後ともお付き合いは続けたい」という気持ちを伝えることがポイントです。

メールで伝える

気心の知れた関係性の親戚や友人であれば、メールで年賀状じまいを伝えても問題ありません。

相手に年賀状を作成する手間をかけないように、12月の頭までには連絡しましょう。

ただし、相手によっては注意が必要です。

ご高齢の方の場合、年賀状でのやり取りを大切にしている方が多い傾向にあります。

そのため、メールでの年賀状じまいの挨拶は気分を害する恐れがあるのです。

メールで年賀状じまいを伝えても良い相手なのか、考えたうえで行ないましょう。

寒中見舞いで伝える

喪中などの理由で年賀状が出せなかった方は、寒中見舞いで年賀状じまいの旨を伝えましょう。

いきなり年賀状じまいを伝えると、不躾な印象をあたえてしまいます。

そのため、季節の挨拶を添え近況の報告をすることから始めると良いでしょう。

また、寒中見舞いは松の内(1月7日)を過ぎてから立春(2月4日)までに出すことがマナーなので、上記の期間中に出しましょう。

年賀状じまいを親戚に伝えるタイミング

年賀状じまいを親戚に伝えるタイミングには、3つほどのパターンがあります。

年賀状じまいを伝えるときは年賀状じまいをする理由を書くため、内容に合ったタイミングで伝えるのが良いでしょう。

年賀状じまいを考えている方は、以下で紹介するいずれかのタイミングに合わせて行なうことがおすすめです。

子どもの成長

年賀状には近況の報告として、子どもの写真を用いることが多いものです。

普段会う機会の少ない親戚にとっては、子どもの成長を知ることができる大事な内容と言えます。

子どもが成人したり独立したりしたタイミングで、子どもの成長の過程を理由に年賀状じまいすると良いでしょう。

また兄弟がいる場合は、兄弟のうちで最年少の子に合わせたタイミングで行ないましょう。

定年退職

定年退職をきっかけに、付き合いがなくなる上司や会社関係の方との年賀状じまいをする方は多いかと思います。

そのタイミングで、親族にも年賀状じまいを行なうと良いでしょう。

なぜならば、一斉に年賀状じまいをすることで誰に年賀状じまいを送ったのか、あるいは送っていないのか混乱しないで済みます。

また、年賀状じまいをする手間が一度で終了するため、別々に年賀状じまいするよりも楽に伝えられるのです。

祝い歳に合わせる

祝い歳もキリが良いタイミングなので、年賀状じまいのタイミングとしてはおすすめです。

祝い歳とは、61歳の還暦や70歳の古希、77歳の喜寿、80歳の傘寿、88歳の米寿、90歳の卒寿、99歳の白寿など、名前の付いた節目でお祝いをする年齢のことです。

このタイミングで、加齢で年賀状の作成が困難になったなどの理由を伝えて年賀状じまいをしましょう。

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年賀状じまいを親戚に送る文面のポイント

年賀状じまいを作成する機会はそうそうありません。

そのため、作成した文面が失礼のないものとなっているか心配に感じる方も多いでしょう。

そこで、今からは文面のポイントを紹介していきます。

以下で紹介するポイントを参考に、文面を作ってみると良いでしょう。

挨拶

年賀状じまいを伝えるタイミングが寒中見舞いなどの場合、最初に挨拶から始め、続いて近況の報告をしてください。

年賀状じまいの連絡から始めた場合、相手に対して不躾な印象を与えるので避けましょう。

年賀状で年賀状じまいを受けることに関して、否定的な意見を持つ方もいます。

そのため、お祝いのあいさつをしっかりと伝えることや相手に対する敬意を忘れてはいけません。

また、今後も変わらぬ付き合いをお願いしたいという気持ちが伝わるような挨拶をすることも大切です。

印刷でも問題ありませんが、直筆で書くことを重視する方も多くいるため、可能な限り直筆で書いた方が良いでしょう。

年賀状じまいの理由

相手に誤解を与えないためにも、年賀状じまいをする理由を伝える必要があります。

理由の内容にオリジナリティは必要ありません。

相手が読むことに対して負担のないように、簡潔で要領を得た内容にしましょう。

やめるタイミングを明確に書く

年賀状以外のタイミングで年賀状じまいを伝える場合、やめるタイミングを明確にしましょう。

年賀状じまいを伝える年から年賀状をやめる場合は、相手に年賀状作りの手間をかけないためにも、年賀状を作り始めるタイミングの前には連絡することをおすすめします。

代替案の提示

年賀状じまい後もお付き合いを続けたい気持ちを表すためにも、年賀状に変わる連絡先(代替案)を提示しましょう。

メールアドレスやラインのアカウントを提示するだけで問題ありません。

ただし相手がご高齢の方の場合、メールやラインを利用していないこともあります。

相手によっては電話番号を提示するなど、臨機応変に対応してください。

年賀状じまいの理由を親戚に送る例文

年賀状じまいをする理由は様々です。

そこで、年賀状じまいの代表的な理由を元に例文を紹介していきます。

子どもの成長を理由とした例文

早いもので子どもたちも立派に成長し、成人を迎えました。誠に勝手ではございますが、今年をもちまして年賀状じまいとさせていただきます。

定年退職を理由とした例文

長年勤めた会社を退職する運びとなりました。誠に勝手ながら来年より、皆様への年始のご挨拶状を辞退させていただくことに致します。

お祝い歳の節目を理由とした例文

私自身、〇〇(祝い年)をむかえ、年波には逆らえません。誠に勝手ながら本年をもちまして年始のご挨拶状を控えさせていただきたく存じます。

高齢を理由とした例文

高齢のため筆をとるのが年々難しくなって参りましたため、皆様への毎年の年賀状を今年限りで失礼させていただくことに致しました。

時代の変化を理由とした例文

毎年頂いておりました年始のご挨拶ですが、時代の移り変わりもあり、誠に勝手ではありますが、今年をもちまして年賀状を最後とさせていただくことになりました。

家族の話し合いを理由とした例文

誠に勝手ではございますが家族で話し合った結果、今年をもちまして年賀状じまいとさせていただきます。

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年賀状じまいを親戚に伝える際の注意点

年賀状を大切に考えている方からすれば、年賀状じまいをすること自体こころよく思われないこともあります。

そのため、相手へ失礼のないように伝えるために注意すべき点がいくつかあります。

しっかりと把握しておきましょう。

全員に年賀状じまいを送っていることを伝える

年賀状じまいの文章中に「どなた様にも」や「皆様にも」というフレーズを入れましょう。

そうすることで、年賀状じまいをするのはあなただけではなく全員に行なっているということを示すことができます。

送る相手によって文面を変える

送る相手の年齢や関係に配慮し、文面を変えましょう。

ビジネス関係の方や親戚に送る文面では、形式ばった文面となってしまいます。

その文面のまま友人などに送ってしまうと、距離を取られたような印象をあたえる恐れがあるのです。

しかし、だからといってくだけ過ぎた文章では失礼になります。

友人との関係性や、相手の性格を元に文章バランスを考えて作成することが大切です。

今後も付き合いは変わらないことを伝える

年賀状のやりとりが終わることに、寂しさを覚える方も多いでしょう。

年賀状でのお付き合いは終了しますが、お付き合い自体は続けていきたいということをアピールしてください。

そこで、メールアドレスや電話番号などを添えると気持ちが伝わります。

年賀状じまいをするメリット

年賀状じまいをすることで様々なメリットが得られます。

どのようなメリットがあるのか、3点ほど紹介します。

連絡先の整理ができる

ライフスタイルの変化で、昨今では年賀状の付き合いだけとなっている知人や親戚もいるでしょう。

今後も付き合う見込みがない場合は、思い切って年賀状じまいをすることで連絡先の整理ができます。

年賀状の手間がなくなる

ただでさえ忙しい年末に、年賀状を作成して送る手間は自分の負担になってしまいます。

また、年賀はがき代やプリント代といった作成するための費用も掛かるでしょう。

年賀状じまいをすることで、手間や費用もなくなるのです。

親戚づきあいが復活する

年賀状じまいをするときには、お付き合い自体は続けていきたいという旨を示すために年賀状以外の連絡先を記載したほうが良いことは前述しました。

その連絡先をみた相手から連絡がくることがきっかけとなり、年賀状だけの付き合いだったころよりも密に連絡を取り合うようになるかもしれません。

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年賀状じまいをする人が増えている?

終活における身辺整理の一環として年賀状じまいをする方も多いです。

終活といえば、一般的に65歳あたりから始める方が多いのですが、終活ブームが起きたことで40代、50代でも終活を始める方が増加しました。

終活をする年齢層が広がったことで、終活を理由とする年賀状じまいをする方が増加しています。

また、前述したようなメリットを得られることから、終活以外の目的でも年賀状じまいをする方も増えているようです。

年賀はがきの発行枚数は、直近13年間連続で前年比マイナスを記録しており、2022年用年賀状は前年と比べてマイナス6.01%を記録しました。

以上の結果から、年賀状を購入し作成する方が減少していることが分かると思います。

年賀状じまいする方が増えている理由

上記でも軽く触れましたが、具体的に年賀状じまいする方が増えている理由についてみていきましょう。

メールやSNSによる普及

メールやSNSが普及していなかった時代は、電話や手紙などしか連絡手段がありませんでした。

年賀状は新年の挨拶を伝え、近況報告の連絡として重要な存在だったのです。

しかし、現代ではメールやSNSなどがあるため、年賀状を出さずとも連絡や近況報告が済ませられます。

メールやSNSで連絡が取れるようになったことは、年賀状を出す方が減った理由の1つと言えるでしょう。

お金と手間がかかる

年賀状を作成する場合、デザインの選考や投函する手間がかかります。

また、年賀状を作成するにあたって、年賀はがきの代金や印刷代などの費用も必要です。

お金や手間をかけずに連絡や近況報告ができるこの時代に、わざわざ年賀状を作成するメリットは少ないと言えるでしょう。

そうした理由も、年賀状を書く方が減った理由の1つです。

そもそも住所を知らない

近年では個人情報保護法の観点から、個人情報の取り扱いに厳しい制限がかけられるようになりました。

そのため、個人の名前や住所を知るためには本人に訪ねなければいけません。

わざわざ、そのような手間をかけてまで年賀状を出す必要が感じられない方が増えたことも、年賀状が出されなくなった理由の1つになります。

親戚に年賀状じまいについてのまとめ

ここまで年賀状じまいを親戚に伝える方法や、送る文面のポイントを中心に解説してきました。

まとめると以下の通りです。

  • 年賀状じまいは年賀状のやりとりを終える最後の年賀状
  • 年賀状じまいは何かしらの節目に送ると良い
  • 理由と年賀状以外の付き合いは変わらないことを伝えるのがポイント
  • 昨今の連絡手段の多様化により年賀状じまいが増加傾向にある

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(はかまだ)

袴田 勝則(はかまだ かつのり)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。

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