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お墓

お墓の引っ越し費用はいくらになる?費用を抑える方法も紹介

更新日:2022.07.05

お墓 費用

記事のポイントを先取り!

  • お墓の引っ越しは手間がかかる
  • お墓の引っ越し費用は100万円~200万円程度
  • 元々の墓石を再利用可能
  • お墓の引っ越しのタイミングは自由

最近は「お墓が遠方にあって管理が難しい」「お墓を引き継ぐ人がいなくなった」などの理由でお墓の引っ越しをする方が増えてきました。
しかし、お墓の引っ越しをしようと思っても、費用がどの程度かかるか心配で、なかなかお墓の引っ越しに踏み切れない場合もあるでしょう。


そこでこの記事では、お墓の引っ越し費用について詳しく説明していきます。


お墓の引っ越し手順や、費用を安く抑える方法を覚えておきましょう。
楽に引っ越しを済ませられるサービスも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. お墓を引っ越しするには?
  2. お墓の引っ越し費用
  3. 墓石も一緒に引っ越しできる?
  4. 遺骨も郵送できる?
  5. 引っ越しを安く抑えるには?
  6. 楽に引っ越しできる移転代行サービス
  7. お墓の引っ越しはいつがおすすめ?
  8. お墓の引っ越しの費用まとめ
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お墓を引っ越しするには?

お墓の引っ越しをするために必要な手順を7つに分けて紹介します。

「埋葬証明書」「受入証明書」「改葬証明書」の発行


お墓の引っ越しである改葬を行う際に必要な行政手続きを行います。
まず、元々遺骨を埋葬していた霊園や墓地の管理者に埋葬証明書を発行してもらい、次に引っ越し先の霊園や墓地の管理者から受入証明書を発行してもらいます。
そして埋葬証明書と受入証明書を引っ越し先のお墓がある自治体に持っていき、改葬証明書を発行してもらいます。

魂抜き・閉眼供養の儀式を行う


遺骨をお墓から取り出す際には、墓石に宿っている故人の魂を抜く魂抜きや閉眼供養と呼ばれる儀式を行います。
魂抜きは僧侶に読経をあげてもらうことで完了します。
魂抜きの儀式は僧侶に1万円~5万円ほどのお布施をする必要があるので、近年は費用を抑えるために魂抜きの儀式をしない場合も増えています。

遺骨を取り出す


魂抜きが終わったら、お墓から遺骨を取り出します。
お墓の納骨室は、自分で開けられるものとそうでないものに分かれているため、自分で開けられないものの場合、石材店に依頼する必要があります。
また、自分で開けられるものの場合でも、墓石や遺骨を傷つけてしまうこともあるため、石材店に依頼すると安心です。

新しいお墓を建てる


引っ越し先の霊園や墓地にお墓を建てておきましょう。
現在使っている墓石を再利用してもいいですし、新しくお墓を建てても大丈夫です。
どちらを選ぶかは、予算と相談して決めましょう。

魂入れ・開眼供養を行う


新しいお墓に魂を入れる魂入れや開眼供養と呼ばれる儀式を行います。
こちらも魂抜きと同じく、僧侶に読経をあげてもらうことで魂入れが完了します。

遺骨を新しいお墓に移す


古いお墓から取り出していた遺骨を、新しいお墓の納骨堂に移動します。
このときも取り出すときと同様に、石材店に依頼すると確実です。

古いお墓を解体する


古いお墓を解体して墓じまいとします。
思い入れがあるなら解体せずに残しておいても構いませんが、管理費などのランニングコストがかかるため、墓じまいとする方がほとんどです。


以上がお墓の引っ越しの手順になります。

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お墓の引っ越し費用

白い電卓

お墓の引っ越しではさまざまなタイミングでお金がかかります。
ここでは、お墓の引っ越しにかかる費用の内訳を、具体的に説明していきます。

引っ越し前の費用

それまで使っていたお墓を解体するまでにもさまざまな費用が発生します。

閉眼供養料

魂抜きや閉眼供養をしてもらう際も、僧侶に謝礼としてお布施をする必要があります
相場は1万円~5万円程度となります。


ただ、宗派によっては魂抜きが必要ない場合もあり、そのような宗派ではお布施代はかかりません。

離檀料

お墓がお寺にあってそのお寺の檀家になっていた場合は、檀家をやめるときに離檀料がかかります
離檀料は本来仏教界に存在するものではありませんが、檀家の減少は菩提寺の収入源の減少に直結します。


そのため、離檀料は決まった金額はありませんが、檀家の減少を防ぐため高額の料金を請求されることもあるようです。
一般的にはお布施に該当するため気持ちの範囲の金額とされていますが、高額なお寺だと数十万円もの離檀料を請求されることもあるようです。

遺骨の取り出し費用

遺骨の取り出しを石材店に依頼する場合は、遺骨1人分に対して3万円程度が相場になります。

墓石の撤去費用

墓石の撤去も石材店に依頼します。
こちらの相場は1平方メートルあたり10万円~20万円程度とされています。


ただ、場所や環境によっては重機の搬入が難しいなどの理由で追加料金がかかる場合もあります。

引っ越しするのに必要な書類

お墓の引っ越しに必要な書類は以下の通りです。

  • 埋葬証明書
  • 受入証明書
  • 改葬証明書


これらの費用は数百円から1,500円程度です

引っ越し先での費用

お墓の引っ越し先でもさまざまな費用がかかります

新しい墓石代

新しく墓石を購入する場合は、使用する石材の値段により変わりますが、100万円~200万円程度となります。
一般的な金額の石材を使用すると、120万円~150万円程度とされています。


ただ、移転前の墓石を運搬して再利用する場合は墓石代は必要ありません。

納骨費用

納骨は石材店に依頼することになり、遺骨1人分につき3万円程度となります。

開眼供養料

魂入れや開眼供養も僧侶へのお布施として、1万円~5万円ほどかかります。

永代供養料

永代供養料は地域や墓地によって大きな差がありますが、全国平均は約68万円となっています。

事務手数料

お墓の引っ越しの受け入れ先の自治体に事務手数料を払う必要があります。


金額は数百円から1,500円程度です。

引っ越しの相場費用

お墓の引っ越しの費用総額は100万円~200万円程度といわれています。

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墓石も一緒に引っ越しできる?

お墓の引っ越しでは墓石ごと、移転先に引っ越しすることも可能となっています。

墓石ごと引っ越しもできる

移転先の霊園や墓地の管理者の許可を得られれば、墓石ごと引っ越しすることも可能です。
墓石の運搬費用などがかかりますが、業者や石材店に相談すれば対応してくれることがほとんどです。


ただ、移転元の場所や環境によっては費用が高額になってしまうこともあるので、墓石ごと引っ越すかは業者の見積もりを確認してから決めたほうが良いでしょう。

墓石の輸送費用

墓石を運搬する際にかかる費用の総額が80万円~170万円程度で、新しく墓石を購入する場合にかかる費用は120万円~200万円程度になります。
両者を比べるとほとんど違いがないため、どちらを選ぶかは元々使っていた墓石に思い入れがあるかどうかで決めると良いでしょう。

墓石ごと引っ越しする際の注意点

墓石ごと引っ越しをする時は注意しなければならないこともあります。

引っ越し先が受け入れ禁止の場合もある

墓石の持ち込みを許可している霊園や墓地は少なく、基本的に公営の墓地でしか持ち込みはできません
民営霊園や寺院墓地にはほとんどの場合で業務提携している指定業者がいるため、そこで墓石を買ってお墓を建てなければなりません。


引っ越し先が墓石の受け入れをしているか、事前にしっかりと確認しておきましょう。

墓石が破損するリスクがある

墓石を運搬する際はどうしても破損のリスクを避けることはできません


特に墓石が古いものだった場合は、内部にひび割れがあり、そこから割れてしまうこともあります。


運搬費用もかなりの金額がかかるので、墓石ごと引っ越すことを考えている場合は、破損する可能性を頭に入れて検討しましょう。

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遺骨も郵送できる?

遺骨の移動は、電車や飛行機など交通機関で手荷物として持ち込み可能なので、自分が直接運ぶ場合は余計な費用はかかりません。
しかし、自分が運ぶのが難しい際はゆうパックで郵送するという方法もあります。


多くの宅配業者は遺骨の配達は受け付けていませんが、郵便局はゆうパックであれば遺骨を郵送してくれます
遺骨の郵送は、一般の荷物と同じく、重さと郵送先の距離で料金を計算します。


25㎏以下のものしか送れないので、25㎏以上の遺骨を送る場合は分割する必要があります。

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引っ越しを安く抑えるには?

お墓の引っ越しにかかる金額はとても高いものになるため、できれば安く抑えたいという方は多いでしょう。
ここでは、お墓の引っ越しを安く済ませる方法を具体的に説明していきます。

見積もりを比較する

石材店の工事費用は業者ごとに算定方法が異なるため、場合によっては予想以上に高い値段の請求をしてくることもあります。
このような状況を避けるために、複数の石材店から見積もりをとり、費用を比較して頼む業者を検討しましょう


ただ、霊園や墓地によっては指定の石材店がある場合もあるので、複数の石材店を比較する方法は取れない場合もあります。


また、撤去後の墓石は産業廃棄物となるため、廃棄には各都道府県の許認可が必要です。
極端に費用が安い業者は不法投棄で費用を抑えている場合もあるため、きちんと許認可を取得しているかどうかも業者選びで重要な点となります。

埋葬方法を変える

自分の家でお墓を用意するのではなく、合祀タイプの納骨堂を使用したり、散骨を選んだりするとあまり費用はかかりません
どちらも費用は5万円程度から埋葬できるので、非常にリーズナブルになっています。


ただし、他の方との共同埋葬になったり、納骨した場所が分からなくなったりと、後々の供養で困る場合もあります。
これらの埋葬方法を選ぶ場合は、デメリットがあることをよく理解して決める必要があります。

法要を断る

閉眼供養や開眼供養の法要を開催しないことで費用を抑える方法もあります
ただ、法要を開催しない場合は、僧侶に事前説明しないで決めてしまうともめごとに発展してしまう場合もあるようです。


あらかじめ僧侶に相談し、しっかりと説明することを忘れないようにしましょう。

補助金を活用する

自治体によっては墓じまいに対する補助金を出しているケースと、墓じまいしやすい制度を設けているケースがあります
墓じまいしやすい制度とは、既納使用料の還付であったり、囲障の撤去の免除であったりと自治体ごとにさまざまな取り組みを行っています。


補助金や制度がある自治体はそこまで多いわけではありませんが、自治体によってはお得に墓じまいできることもあります。
墓じまいを安く抑えたいなら、一度自治体に相談してみると良いでしょう。


自治体がこのような取り組みを行っている理由は無縁仏にあります。
無縁仏とはお墓を管理する人がいなくなってしまった状態のことで、少子高齢化の影響で近年増加しています。


無縁仏を減らすために、生前に墓じまいすることで無縁仏を減らそうという趣旨で、補助金や援助を行っています。

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楽に引っ越しできる移転代行サービス

お墓の引っ越しはとても労力がかかる大変な作業です。
できれば楽に済ませたいという方も多いと思いますが、そのような方には代行サービスがおすすめです。


ここではサービス内容とどのくらい費用がかかるかを説明していきます。

代行サービスの内容

お墓の引っ越し代行のサービス内容は、基本的に上記で説明した引っ越しに必要な手順の全てを代行してくれると考えて大丈夫です。
代行業者によってサービス内容は変わりますが、見積もりから引っ越し完了まですべて代行してくれます


また、移転先の霊園や墓地の提案や、納骨堂が小さい場合や分骨する場合にあわせた粉骨サービス、元の墓石のリメイクなどのサービスを行っている場合もあります。
お墓の引っ越しを最初から最後まで代行する、あるいは一部の作業だけ代行する業者もあるようです。

代行サービスの費用

代行サービスの費用の相場は以下のようになります。

  • 必要書対の申請と取得   8万円
  • 墓地管理者との交渉、同行 5万円  
  • 墓石の解体工事      10万円~15万円
  • 遺骨の移動作業      3万円~5万円
  • 法要の手配        2万円~3万円


合計して30万円程度が相場となります。
決して安いサービスではありませんが、お金を払ってでも楽に引っ越ししたいという方には、便利なサービスになっています。

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お墓の引っ越しはいつがおすすめ?

お墓の引っ越しは基本的に好きなタイミングで問題ありません。
多くの人は身内の他界や、退職、還暦、転居など人生の節目になるタイミングで行う場合が多いようです。


ただ、好きなタイミングで引っ越ししてもいいと言っても避けたほうが良いタイミングはあるようです。
お盆やお彼岸、年末などは寺院の繁忙期に当たり、希望のタイミングで閉眼供養や開眼供養をできないこともあります。


また、梅雨の時期はクレーンなどの重機で墓石を持ち上げるときに、墓石が濡れていると滑って墓石が欠けたり割れたりする可能性があります。
お墓の引っ越しをするタイミングがいつでもいいのなら、これらの時期は避けて行うことをおすすめします。

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お墓の引っ越しの費用まとめ

「ま」「と」「め」と書かれた積み木と電卓と時計

ここまでお墓の引っ越しの費用についての情報などを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • お墓の引っ越しにはさまざまな許可を受けるなど、必要な手順がある
  • お墓の引っ越し費用は100万円~200万円とかなり高額になる
  • やり方によっては引っ越し費用を安く抑える方法もある
  • 楽にお墓の引っ越しができる代行サービスも存在する


これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(やまぐち)

山口 隆司(やまぐち たかし)

一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター

経歴

業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。

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