お墓にお花のデザインはできる？デザイン墓石の注意点を解説

更新日：2022.12.13

墓石

記事のポイントを先取り！

• お墓に花の彫刻をすることで見た目を明るく華やかにできる
• 故人への供養の気持ちも表すことができる
• 石材店が対応してくれれば基本的にどんな花も彫刻できる。
• 花の彫刻をする際は全体のバランスや色の有無などに注意

お墓にお花の彫刻が施されているものを見かけたことはありませんか？

このようなデザイン墓石を建立する際、どんなことに気を付ければいいのかご存知でしょうか。

そこでこの記事では、お花のデザインのお墓について詳しく説明していきます。
この機会に彫刻できる花の種類と彫刻方法を覚えておきましょう。
墓石に花の彫刻を施す際の注意点についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事も読まれています

墓石の種類はどれがいい？石材の選び方や購入額の相場についても解説

1. お墓にお花のデザインをしてもいいの？
2. 人気のお花の種類
3. 花の彫刻方法
4. 花の彫刻をする上での注意点
5. デザイン墓石の費用相場は約150万〜250万円
6. お花のデザインのお墓まとめ

スポンサーリンク

お墓にお花のデザインをしてもいいの？

近年では個性の光るお墓が増えてきましたよね。

このようなそれぞれの趣向を凝らしたお墓のことをデザイン墓石といいます。

デザイン墓石ではお花の彫刻をする方も多いです。

お墓に花の彫刻を施すことで、お墓自体が華やかな雰囲気になります。

仏様にゆかりの蓮の花や菊の花のほか、故人の好きな花を墓石に彫刻するのもおすすめです。

故人も喜ぶでしょうし、遺族はお参りに来た際に故人を身近に感じることができます。

供養の意味も込め、花の彫刻はお墓のデザインにふさわしいといえるでしょう。

この記事も読まれています

お墓のデザイン墓石とは？費用から注意点などを解説

スポンサーリンク

人気のお花の種類

お墓にはどのような種類の花を彫刻できるのでしょうか？

基本的には石材店が対応できればどんな花でも彫刻できるようです。

下記は人気の花彫刻5選です。

ユリ

ユリは高級感があり、供花としてもよく用いられる花です。

花言葉は「純潔」「無垢」などです。

洋風のデザイン墓石にもぴったりの花になります。

蓮華

蓮華は仏教のシンボルともいえる花です。

仏さまが座っているのも蓮の花ですし、お墓の台座にも用いられています。

彫刻する場合は正面の竿石だけではなく、丘カロートの蓋など墓石の下部にあしらわれることも多いようです。

蓮華の彫刻にはあの世でも仏様に導いて貰えますようにという願いが込められています。

桜

桜は特に女性に人気があり、テンプレートを用意している石材店も多いようです。

花のみの場合や、枝から咲きこぼれる桜などバリエーションも豊富です。

広く親しまれている花なので、一族で使うお墓でも違和感なく使い続けられます。

満開の時だけではなく、花びらが散る際の潔さがあることも人気の理由のひとつです。

菊

法要の際によく用いられるのが菊の花です。

一輪ではなく複数をまとめたボリュームのあるデザインが人気のようです。

竿石の左右に配置したり、花立部分に彫りこみをする場合もあります。

水仙

水仙はお釈迦様のそばに咲き誇っている花です。

本物の水仙は毒性があるので供花としては避けます。

咲き誇っている優美な出で立ちは彫刻として人気があるようです。

バラ

華やかなバラは洋風のガーデニング霊園などに非常にマッチします。

トゲがあるためお供えには不向きとされていますが、彫刻デザインではよく使用されています。

この記事も読まれています

お墓で使える「文字」を解説！家名以外に使える文字も紹介

みんなが選んだお墓の電話相談

みんなが選んだお墓ではお墓選びのご相談に対応しております。 お客様のご希望予算と地域に応じた霊園をご提示することも可能ですので遠慮なくお申し付け下さい。

花の彫刻方法

それでは、花のデザインはどのようにお墓に彫刻するのでしょうか？

ひとくちに彫刻と言っても、その方法は様々です。

また彫刻の方法ごとに見た目が全く異なります。

以下ではお花のデザイン墓石でよく使われる代表的な2種類の彫刻方法をご紹介します。

線彫り

花の輪郭に沿って彫りこむ方法で「スジ彫り」とも呼ばれています。

細かい線を表現するのに最適な彫り方で、花の彫刻をする場合に多く用いられる掘り方です。

彫った部分に色を入れることもできるためお墓のアクセントになります。

立体感には欠けますが、花を忠実に再現したい場合は線彫りがおすすめです。

立体彫り

花びらや花弁がまるで浮き上がっているかのように見える、立体的な彫り方です。

手彫りで行う場合とサンドブラストで仕上げる場合があります。

サンドブラストとは、圧縮した空気を砂と混ぜ、墓石に噴射して彫刻加工する方法です。

藤の花のような細かい花よりも、ユリなどの少し大きめの花を彫刻した方が映えます。

この記事も読まれています

おしゃれなお墓にはどんなものがある？お墓の選び方と注意点を解説！

スポンサーリンク

花の彫刻をする上での注意点

お墓にお花を彫刻するときにはどのようなことに注意すれば良いのでしょうか。

お墓に花を彫刻する際の注意点についてお伝えします。

全体のバランス

お墓にどんな花を彫刻するかを検討するときに、全体のバランスを考えることが重要です。

お墓には花の彫刻以外にも「○○家」という文字を入れたり、「心」「やすらかに」などのメッセージを入れたりします。

そのとき、文字の大きさと花の大きさのバランスや、仏花を供えたときに文字やイラストが隠れてしまわないかなどに気を付けます。

彫刻する前にレイアウトはしますが、平面で考えるのと実際に彫刻するのとではイメージが少し変わってきます。

経験豊富な石材店とよく相談することが大切です。

色の有無

花を彫刻した部分に色を入れる場合もあります。

花だけに色を入れて文字だけ暗い感じになってしまわないか、などの考慮も必要です。

文字の部分も彫った後に白や黒の色を入れることが可能です。

お墓の石材の種類によっては、彫刻しても彫った部分が目立ちづらい恐れがあります。

色を入れることでお花が際立ちキレイに見えるかもしれません。

墓地選び

墓地や霊園によってはデザイン墓石が禁止されているところもあります。

彫刻自体に制限があることは稀ですが、お墓のかたちをや石材の種類などは管理者へ確認が必要です。

墓地には大きく分けて「規格墓所」と「自由墓所」の2種類があります。

規格墓所では墓石も霊園の定める寸法でしか建てられない墓所です。

それに対して自由墓所は好きな形状の墓石を建てることができて、宗派も不問の場合が多いようです。

事前にどちらか確認しましょう。

石材店選び

石材店によって技量や取り扱っている彫刻に差があります。

特に民間墓地では指定石材店のみの取り扱いの場合もあります。

イメージ通りの花の彫刻ができる石材店を探し出しましょう。

この記事も読まれています

洋風のお墓にはどんな種類がある？お墓の費用やメリットもご紹介

みんなが選んだお墓の電話相談

みんなが選んだお墓ではお墓選びのご相談に対応しております。 お客様のご希望予算と地域に応じた霊園をご提示することも可能ですので遠慮なくお申し付け下さい。

デザイン墓石の費用相場は約150万〜250万円

デザイン墓石の費用相場は約150万～250万円です。

使用する石材の種類と石材量によって異なります。

それにさらに特殊な加工を施す場合は加工料金が上乗せされます。

これはあくまでも墓石のみの費用です。

このほかに墓地を建てる土地の使用料である「永代使用料」や年間でかかる「管理料」などは別途かかります。

永代使用料は都心部の場合70万円ほどの費用がかかるようです。

管理料は民間か公営かによっても変わりますが4000円～1万5000円程度です。

寺院の場合は法要の度にかかるお布施や、檀家に入る際の入檀料もかかります。

スポンサーリンク

お花のデザインのお墓まとめ

ここまで、お墓に花を彫刻する場合の詳細についてお伝えしてきました。

この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

• お墓に花の彫刻を施すことで見た目が明るく華やかになり、故人への供養の気持ちを表すことができる
• 石材店に相談して、対応できるものであれば基本的にどんな花も彫刻できる。
• 花の彫刻をする際は全体のバランス、色の有無などに注意する。

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

スポンサーリンク

監修者

お墓の関連記事