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お墓にお供えする花の輪ゴムは外す?花の種類やマナーも解説

更新日:2022.11.21

お墓参り

お墓 お供え 花

記事のポイントを先取り!

  • お墓の花の輪ゴムを外してもいい
  • お墓にお供えする花は菊や百合
  • トゲや毒のある花は避ける

お彼岸やお盆になると、ご家族揃ってご先祖様のお墓参りに行かれることでしょう。
お墓参りにはお線香や、故人の好きだった飲み物・季節の果物などのお供えを持参します。

そして故人とお墓参りをする人々の心を穏やかにするため、お花を供える慣習があります。
そこでこの記事では、お供えの花の選び方と、マナーについてお伝えします。

お供えの花を長持ちさせる方法も解説しているので、、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. お墓にお供えする花の輪ゴムは外す?
  2. お墓に供えるのに適した花
  3. お墓に供えない方がいい花
  4. お墓にお供えする花の相場
  5. お墓に花を供えるポイント
  6. お墓のお花を長持ちさせる方法
  7. お墓にお供えする花の輪ゴムにまとめ
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お墓にお供えする花の輪ゴムは外す?

花の纏まりや見た目が良いように、花を輪ゴムなどで結束する花屋もあります。
輪ゴムを外すこと自体は問題ないですが、やはりバランスなどまとまりが悪くなります。

左右対称に花立に供えたいので、わざわざ整った花束の輪ゴムを外したくはないはずです。
プロがまとまりを考えて輪ゴムで結束してくれたので、付けたままでも構いません。

しかし輪ゴムの結束部分から傷みやすいため、花の持ちが悪くなり、水も濁ってしまいます。
輪ゴムではなく、茎に優しいヤシの繊維でできたラフィア麻紐ならベストです。

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お墓に供えるのに適した花

お墓のお供えの花は故人が好きだった花や、キンセンカ百合、スターチスカーネーションがあります。

お墓に供える花の色

お墓参りにおすすめな花は、長持ちするもので故人が好きだった花が最適です。
花びらが散らばりにくい花のほうが、お墓周りを綺麗に保てるので、掃除も楽になります。

花の色については「ピンク」の5色が一般的ですが、4色や3色もあります。
4色は「白・黄・赤・紫」で、3色が「白・黄・紫」の組み合わせが多いようです。

四十九日までは白色の花が良いとされていますが、淡い色や青や紫でも構いません。
ただし、赤や黄色はマナー的にふさわしくないので、避けるようにしましょう。

お墓にお供えする花の代表的なものが菊です
菊は花もちがいいうえに、枯れても花びらが散乱しにくいため、供花としては最適と言えるでしょう。

菊には、スプレーマムやピンポンマムなど、いろいろな種類がありますので、見た目や花の色などを見ながら選んでみましょう。

キンセンカ

キンセンカは菊の仲間で菊と同じように花もちがいいのが特徴です

「別れの悲しみ」や「寂しさ」という花言葉を持っているので、亡くなられた方への思いをお伝えするのには、一番適しているとも言えるでしょう。

百合

欧米では葬式花として飾られることが多い百合も、お墓にお供えするのに適しています。
大型の花なので華やかさを感じさせつつ、厳かな雰囲気を持っています。

ただし、花粉が多いので、あらかじめ花粉を取り除いておくようにしましょう。

スターチス

スターチスはドライフラワーの材料によく用いられており少ない水分でも枯れづらいことが特徴といえます
色が豊富なので好みで選ぶことができます。

また、暑い日でも花もちがいいので、春ごろのお参りにはお勧めできます。

カーネーション

やさしい雰囲気を持っているカーネーションは、お供えにおすすめの花といえます。

カーネーションは、母の日に赤い花を、父の日に黄色い花を贈る習慣がありますので、特別な人への墓参時に選んでみてはいかがでしょうか。

ちなみに、白い花は故人に贈るものとされています。

神道では榊(さかき)を供える

神道の場合は供花の代わりに榊を供えるのが一般的とされています

榊は神事のお祓いなどで使われる植物ですが、木へんに神と書くことで分かるように、神様とかかわりのある神聖なものというとらえ方をしているようです。

また、榊は一年を通して常に鮮やかな緑の葉をたたえ、枯れにくいことも、お供え物として重宝される理由となっています。

こちらの記事でお墓の榊について解説しているので、ぜひご覧ください。

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お墓に供えない方がいい花

トゲのある花

トゲのある花は、お参りする人や墓地を管理する人がケガをする可能性があります。

また、トゲは「けがや死」を連想させてしまうため、お供え物には避けるべきだと考えている人もいらっしゃいます。

トゲのある花の代表的なものはバラアザミやイラクサなどがあります。

香りの強い花

香りが強い花もお供えには向いていないとされています
花の香りには好みがあるため、匂いを嫌う人がいることにも十分配慮する必要があります。

また、香りが強すぎると虫が寄ってきてしまうという欠点もあります。
香りが強い花は、キンモクセイやクチナシなどです。

毒がある花

毒がある花も、お供えには避けた方がいいと言われています。

「毒」が死を連想させると忌み嫌われるだけでなく、花の持つ毒によって参拝者や管理者に危険が及ぶことにも留意しなければなりません。

とくに、小さな子供が花を口に入れてしまう、という万が一の事態も想定しておくべきです。
毒がある花には、スイセン彼岸花スズランなどがあります。

花粉が散る花

花粉や花びらが散りがちな花も避けた方がいいでしょう。

花粉や散った花びらが墓地を汚してしまい、墓参者や管理者にご迷惑がかかってしまうからです。
花びらが散る花には椿やサザンカなどがあります

とくに椿は、花ごと落ちてしまうため、忌み嫌われることが多いです。
花粉が散る花である百合は、供花として用いる場合、花粉を取り払っておきましょう。

こちらの記事でお墓参りに持参する花について解説しているので、ぜひご覧ください。

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お墓にお供えする花の相場

供花の相場は、一般的には一束500円~1000円程度です。
しかし、お盆やお彼岸の需要期には、相場が高くなります。

自分で花を選ぶことが難しい場合は希望の予算を伝えれば、、花屋で選んでもらえます。

こちらの記事でお墓参りの花の値段について解説しているので、ぜひご覧ください。

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お墓に花を供えるポイント

ポイント

お墓に供える花は花屋さんやスーパーで、季節に合った色の組み合わせが売っています。
最低限のマナーをクリアした供花ですが、やはり故人が好んだ花を飾りたいものです。

花を供えるマナーを守って見栄えを良くするための、準備や供え方について説明します。

お花に必要な準備

お墓に花を供える際に必要な準備のポイントについて解説します。

まず花の葉の部分が水に浸ってしまうと腐敗が進み、花の持ちも悪くなります。

よって、花立の水に浸る葉の部分はあらかじめ取り去っておきましょう。
花を長持ちさせるには水を吸い上げやすいように茎の先端を斜めにカットします。

斜めにカットすることで水に浸る面積が大きくなり、十分に水を吸い上げられます。

花を供える向き

花の供え方には、仏様に向ける向上相」、八方に向ける向中相」、供養者に向ける向下相の三つの花の向け方があります

お墓に供える場合には、供養する側の心を清めるという思いも込め、お墓参りをしている側に向ける「向下相」がいいでしょう。

お供えする花の本数

花の本数は、慶事に用いられる数字である「奇数」にするのが原則です。

お墓の両側に飾るので、2束で1対とし、7本くらいまでが妥当といえるでしょう。

造花を供えてもいい

お供えは造花でも構いません
とくに真夏など花が傷みやすい時期では、昔から造花を使っている地域もあるようです。

ただ、周囲の方から「花を替える手間を惜しんでいる」と見られたり、考え方の違いで親族とトラブルになったりする可能性もあるので、注意や配慮が必要です。

生花の処分方法

お供えした花はお供えしてから数日後に持ち帰って処分するようお勧めします

遠方から来ている方は、その日のうちに持ち帰るのが望ましいですが、霊園や墓地の管理者が処分してくれることもあるので、問い合わせてみてください。

こちらの記事でお墓の花の供え方について解説しているので、ぜひご覧ください。

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お墓のお花を長持ちさせる方法

ポイント

残念ながらお墓に供える花は手入れが行き届かず、長持ちしないことが多いようです。
お墓が遠方の方など頻繁にお墓参りに行けない場合は、造花を飾るケースもあります。

お墓の生きたお花を長持ちさせるには面倒でも毎日欠かさず、朝と晩に水を替えましょう。
どうしても水温が上がってしまうと雑菌が繁殖し、栄養分を摂れなくなってしまいます。

とはいえ、お墓が遠方でなかなかそうはいかないケースが多いのが実情です。
そこで綺麗に供えた花が長持ちするベストな方法を、以下に分かりやすくお伝えします。

10円玉を入れる

お墓に供えた花を長持ちさせるには、新しい10円玉を入れると良いです。
ピカピカの10円玉は銅イオンが水に溶け出し、雑菌が増えるのを抑える働きがあります。

10円玉同様に雑菌を抑え、水が腐るのを抑えてくれる塩素系漂白剤も有効です。
また夏場は気温が上がり、花立の水の温度も高くなり雑菌が増加しやすくなります。

それを防ぐため、他にも中性洗剤を入れる方法も有効です。
氷と中性洗剤を入れることで、水温が下がり雑菌の繁殖を防ぐ効果が期待できます。

中性洗剤は問題ありませんが、注意点として絶対に酸性洗剤は避けることが挙げられます。
花立が金属製の場合、錆が出たり、最悪の場合には溶けてしまう可能性があります。

花屋で手に入る延命剤を使用する

お墓に供えた花を長持ちさせる方法として、花屋さんでもらえる切り花延命剤も有効です。
花屋さんで入手できない場合は、ネットでも数百円程度で購入できます。

気温や花の種類などにもよりますが、約1週間程度は花が長持ちします。
とにかく雑菌を繁殖させないようにしないと、茎に雑菌が侵入してしまいます。

そうなると茎が詰まってしまい、水を吸い上げられなくなり枯れてしまうのです。
他にも花の切り口を火で炙る方法も茎に雑菌が侵入するのを防ぎ、花が長持ちします。

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お墓にお供えする花の輪ゴムにまとめ

これまでお墓に供える花の輪ゴムの情報や、マナーを解説しました。
この情報のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 花を結束してある輪ゴムは取らなくてよい
  • 人に危害を与える花は避け、ご先祖様の好みの花を供える
  • 奇数本数の花を左右対称に、バランスよく花立の倍の長さで供える
  • 切り花延命剤や10円玉を入れて雑菌の繁殖を抑える

この情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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監修者

評価員(やまぐち)

山口 隆司(やまぐち たかし)

一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター

経歴

業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。

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