お墓の砂利って何の意味があるの？砂利の種類や敷き方を解説

更新日：2023.11.19

墓地

墓地でお墓の周りに砂利が敷かれているのをよく見ます。
色や形状は様々ですが、墓地の砂利にはどのような意味があるのでしょうか。

そこで、この記事では

• お墓の砂利の意味
• お墓の砂利の種類
• お墓の砂利の敷き方

以上の内容で解説していきます。
お墓の砂利の歴史についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

1. お墓に砂利を敷く意味
2. 砂利の種類と相場
3. 砂利の敷き方
4. 砂利を敷くことのデメリット
5. 敷砂利の歴史
6. 砂利の掃除方法
7. お墓の砂利の意味まとめ

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お墓に砂利を敷く意味

お墓に砂利を敷く意味はいくつかあります。

景観が良くなる

お墓に敷いている砂利石のことを「化粧石」や「化粧砂利」などといいます。
お墓に化粧をするように、お墓の見た目を良くするために使用するからです。

砂利には色々な種類やカラーがあり、砂利によってお墓の雰囲気が変わります。
墓石に近い色の砂利を選んで明るい雰囲気のお墓にしたり、黒い砂利を選んで高級感を出したりできます。

水はけが良くなる

砂利を敷くと水はけが良くなるので、雨が降ってもぬかるむことはありません。
お墓を清潔に保つことができます。

雑草対策になる

砂利を敷くだけでは完全ではないですが、雑草を生えにくくすることができます。
生えても砂利の隙間から抜けばいいので、草取りの手間が減ります。

なかなかお墓参りに行けなくても、お墓が雑草に覆われてしまうようなことが少なくなります。

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砂利の種類と相場

砂利には様々な種類があります。
石の単位は「分」で、1分はおおよそ直径3ミリです。

砕石

砕石（さいせき）は、機械で石を砕いたもので、大きさは6分程度です。
角ばって尖った形状です。
墓地を素朴で落ち着いた雰囲気にします。

砕石には2種類あります。

• 青砕石…乾いている時は青緑がかったグレーで、雨に濡れると黒くなります。
• 白砕石…大理石の白い部分を砕いたものです。日光に当たると白く光っているように見えます。

相場は青砕石も白砕石も、1キロあたり100〜200円程度です。

玉砂利

お墓の砂利として、最も多く使用されています。
丸みを帯びた高級感のあるもので、自然の風合いも残しています。
大きさは5分くらいです。

玉砂利には色々な種類がありますが、主に次のものがあります。

五色玉砂利

何色かの玉砂利をミックスしたものです。
カラフルで華やかなイメージがあります。

相場は1キロあたり約50〜150円です。

白玉砂利

白色の石灰石で作った玉砂利のことです。
和洋どちらのお墓にもマッチします。
真っ白で、お墓を明るくスッキリとした雰囲気にすることができます。

相場は1キロあたり約100〜200円です。

黒玉砂利

黒色の玉砂利のことで、他の玉砂利より少し大きめです。
もともと和歌山県の那智地方で産出されていたため「黒那智」とも呼ばれます。
現在は外国産のものが主流です。

黒玉砂利には艶ありと、艶なしのものがあります。
黒玉砂利は高級感があり、敷きつめるとお墓がシックで落ち着いた雰囲気になります。

相場は1キロあたり約100〜200円です。

砂利

他のものより小粒の1、2分の石です。
色のものや、カラーミックスのものなど、色のバリエーションが多いです。
踏んだ時に、ジャリジャリと心地の良い音がします。

相場は1キロあたり約50〜150円とリーズナブルです。

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砂利の敷き方

砂利を敷く時、業者に頼むこともできますが、自分で敷くこともできます。
ここでは自分で敷く方法を、解説していきます。

砂利の量を算出

まず、必要な砂利の量を計算します。
おおよその砂利の量は、次の計算式で算出することができます。

区画面積（㎡）✕ 砂利の深さ（cm）✕ 20 ＝ 砂利の量（kg）

砂利の量を算出したら石の種類を決めて、ホームセンターやネットで砂利を購入します。

土を掘り返して除草シートを敷く

次に、砂利を敷く部分の土を5cm以上掘り返し、雑草を抜きます。
深く掘れば掘るほど、雑草が生えにくくなります。
小石なども取り除き、土をきれいにならし固めます。

その上に、除草シートを敷きます。
除草シートを敷くと、雑草が生えにくくなり、砂利が土埋もれるのを防ぐことができます。
除草シートはなくてもいいですが、ある方がお墓がきれいな状態が長持ちします。

砂利を敷く

最後に砂利を敷きます。
最初に掘り返した土と同じ深さの砂利を敷きます。
全体を均等にならして完成です。

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砂利を敷くことのデメリット

お墓に砂利を敷くとお墓がきれいになりますが、次のようなデメリットもあります。

【手入れが大変になる】
砂利の上からホウキではく事が難しいので、落ち葉やゴミを手で拾わなくてはなりません。

【砂利のメンテナンスが必要】
砂利も劣化していきます。
雨風で砂利が汚れたり、苔が生えることもあります。
少量なら洗剤で洗って、苔を落とすこともできますが、大変です。

また、砂利が減ったら同じような砂利を探して、補充します。

【砂利を購入する費用がかかる】
自分で砂利を敷く場合も、はじめに砂利を購入する費用が必要です。

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敷砂利の歴史

砂利は昔からお墓に敷かれているわけではありません。

昔は、遺体を土葬していたため、お墓の地面は土でした。
しかし、最近は遺体を火葬するようになり、お墓をきれいにしたいという人が増えました。
そのため、お墓に砂利を敷くようになったそうです。

また、昔は大多数の人が農民だったので、土は大切にされていました。
大切な土に砂利を敷くことは、タブーという考えがありました。
現代では、お墓の景観を良くすることが供養になると考える人が増えたため、敷砂利が一般的になったといわれます。

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砂利の掃除方法

雨風にさらされて、砂利が汚れたり苔が生えることがあります。
その場合、砂利を洗剤で洗い、ザルで水気を切ります。

この時、雑草も一緒に取り除きます。
その後、掘り起こした土を踏み固めて、洗った砂利を戻します。

砂利の劣化が激しい場合は、新しい砂利に入れ替えましょう。

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お墓の砂利の意味まとめ

ここまで、お墓に砂利を敷く意味や砂利の種類などを中心に書いてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下のとおりです。

• お墓の砂利には、景観を良くするため、水はけを良くするため、雑草を生えにくくするためという3つの意味がある
• お墓の砂利の種類は主に、砕石、玉砕石、砂利の3種類
• お墓の砂利は、業者に頼むことも、自分で敷くこともできる

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

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