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法事法要

お盆の送り火はいつやる?送り火の手順や家でのやり方を解説

更新日:2022.08.07

お盆

迎え火・送り火

記事のポイントを先取り!

  • 送り火は無事に旅立つのを祈る
  • 送り火は焙烙とおがらを用意する
  • 送り火は16日の夕方に行う
  • 盆提灯で代用できる

お盆には迎え火を焚いて、ご先祖様の霊をお迎えし、最終日に送り火を焚いて送り出します。
この送り火ですが、地域によって習慣が異なり、戸惑われる方もいらっしゃると思います。

そこで本記事では、お盆の送り火について中心にご紹介します。

送り火の意味をきちんと理解し、次の世代に引き継ぐためのご参考になれば幸いです。
ぜひ最後までご覧ください。


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  1. お盆の送り火とは
  2. 送り火はいつやるの?
  3. 送り火は何時にやる?
  4. 全国の送り火事例
  5. お盆の送り火のやり方
  6. お盆の送り火と迎え火はマンションで可能?
  7. 初盆の送り火のやり方
  8. 宗教によって異なる迎え火と送り火
  9. お盆の送り火まとめ
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お盆の送り火とは

開いた本の上に置かれた虫眼鏡

お盆の迎え火、送り火には、大切な意味があります。
意味を理解した上で行うことで、お盆のひとときの過ごし方もより深いものになります。

お盆の送り火の意味

あの世へ向かうご先祖様の霊が、無事に旅立つのを祈って焚く火を送り火と呼びます。
本来は、仏壇の火を提灯に入れてお墓まで見送り、お墓の前で火を消すという流れでした。
しかし現在では、自宅の玄関先や庭先でおがらなどを燃やして送り火とするのが一般的です。

現在では、お盆の行事は8月の旧盆に行われるケースが多いですが、一部の地域では7月15日を中心とした新盆に行われます。
お盆の時期が地域によって異なる理由は、明治時代に行われた改暦に伴って、日本の各行事が1ヶ月遅れとなったためです。

旧盆・新盆のいずれについても、お盆の迎え火を焚くのは、お盆初日の夕方です。
お盆の送り火も、夕方に火をつけます。
送り火にはご先祖様の霊が家で夕食を召し上がってから、ゆっくり帰ってほしいという意味があります。

お盆の迎え火の意味

ご先祖様の霊が迷わず家に帰って来るための目印として、お盆初日に焚かれるのが迎え火です。
昔は、お墓などで灯した提灯の火を家まで持ち帰って仏壇に移していました

しかし、現在では送り火同様、自宅の庭先や玄関先でおがらなどを燃やして迎え火とするのが一般的です。

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送り火はいつやるの?

送り火は、盆明けの日に行われます。

7月16日、もしくは8月16日の夕方に行われることが多いです。

しかし、盆の時期が地域によって異なるため、送り火をやる日にちは地域によって異なります。

一日前後で行われる日にちが異なることがあるので、注意しましょう。

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送り火は何時にやる?

送り火をする時間に特に決まりはありません。

ですが、午前中はご先祖様も滞在していることが多いので、17時から19時頃が目安です。

あまりにも遅い時間だと、夜道でご先祖様が道に迷ってしまうこともあるでしょう。

また、夜遅くに火を焚くのは危険を伴うため夕方ごろに行うのをお勧めします。

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全国の送り火事例

送り火は自宅で行うことが多いですが、地域のお盆行事として行われることもあります。
京都の五山送り火や九州の精霊流しなどは、地域全体の大規模な送り火と言えます。

こうした行事のある地域では、各家庭での送り火が行われないこともあります。

京都五山送り火

京都五山送り火はお盆の精霊を送る伝統行事で、京都市登録無形民俗文化財に指定されています。
東山に大文字、松ケ崎に妙・法、西賀茂に船形、大北山に左大文字、嵯峨に鳥居形が灯ります。

大文字送り火は、護摩木に自分の名前と病名を書いて、火床の割木の上に載せて焚くと、病が癒えると信じられています。
また、消炭を持ち帰って粉末にして服用すると、持病が治るともいわれています。

8月15日から16日にかけて、祖霊供養や家人の無事息災への祈りが護摩木に記されます。
護摩木は、送り火の点火材として当日山上ヘ運ばれ、弘法大師堂でお灯明がともされます。
般若心経があげられた後、このお灯明を親火に移し、一斉に送り火が点火されます。

長崎の精霊流し

毎年8月15日に行われる精霊流しは、初盆を迎える遺族が故人の霊を極楽浄土へ送り出すために行う長崎の伝統行事です。

故人の霊を弔うために手作りの船を造り、行列が船をひきながら街中を練り歩きます。
各家で竹や藁を使って造られる船は大小様々で、船首(みよし)には家紋や家名、町名が大きく記されます。
当日夕方には鐘の音とドーイドーイの掛け声、爆竹の音が鳴り響き、夜遅くまで続きます。

本来は精霊船を海に流して故人の霊を送る行事ですが、環境への配慮から実際に船を流すケースは減っています。

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お盆の送り火のやり方

パソコンを見て納得する男性

お盆の送り火は、京都の五山の送り火や、長崎の精霊流しなど、地域全体で行うケースもあります。
しかし、多くの地域では家の玄関先や庭などで送り火を焚くのが一般的です。

ここでは、自宅で送り火を行う際に準備するものや、一般的な流れについて解説します。

お盆の送り火の準備

送り火には、素焼きの器の焙烙(ほうらく)おがらを用いるのが一般的です。
お盆の時期になると、どちらもスーパーや生花店などで売られますが、ネットで購入することも可能です。

おがら

おがらとは、皮を剥いだ麻の茎の部分を指します。
古来より、麻は清らかな植物と捉えられており、魔除けの働きがあると考えられています
また、麻の茎であるおがらに火を灯すことで、空間を清めるという意味があります。

地域によってはおがらの代わりに、松やカンバ(白樺の皮)を使用することもあります。

焙烙

焙烙とは、素焼きの平たい皿を指し、本来はお茶の葉や豆などの穀物を煎るために使います。
熱の伝わりがゆるやかで焦げにくく、ごまなどを煎る際に用いられますが、茶道具では灰器としても使用されます。

盆提灯

盆提灯は、ご先祖様の霊が迷わず家にたどり着くための目印として飾るものです。
そのため、お盆初日の13日から最終日の16日まで火を灯すのが一般的です。

現在では、火災予防の観点から、住宅密集地などで送り火を行うのは難しくなっています。
こういった場合は、家の中で盆提灯を灯すことで送り火の代わりとなります。

また、初盆を迎える家では初盆用の白提灯を灯し、故人の霊が初めて里帰りするための目印とします。

お盆の送り火の流れ

お盆の時期は地域によって7月と8月に分かれますが、お盆の送り火は最終日の16日に行うのが一般的です。

当日の流れは、以下の通りです。

  1. 送り火の当日は、午前中のうちに精霊棚へお供え物をする
  2. おがらを焙烙の大きさに合わせてカットする
  3. おがらを焙烙からはみ出さないように、縦横に組み合わせて並べる
  4. 完全に日が暮れてからおがらに火をつけ、先祖の霊を見送る
  5. おがらが燃えきったら水をかけ、燃えカスなどをきれいに掃除する

おがらは長すぎると火の勢いが強くなり、煙も多くなりますので焙烙の大きさに合わせてカットします。
また、おがらだけでは火が付きにくいこともありますので、新聞紙などを用意しておくと便利です。

火災防止のため、あらかじめ水を入れたバケツを用意し、風が強い場合などは安全な場所を選びます。

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お盆の送り火と迎え火はマンションで可能?

マンションなどの集合住宅にお住まいの場合、お盆の迎え火、送り火を諦めている方も少なくありません。
特に最近のマンションでは、うっかり火を焚くと火災報知器が反応する可能性もあるのでなおさらです。

しかし、実際に火を焚くことが出来なくてもご先祖様の霊を迷わずお迎えし、お見送りする方法はあります。

盆提灯とは迎え火、送り火のように先祖や故人の霊が迷わず帰ってくる目印として飾る提灯です。
盆提灯を灯すことで故人の冥福を祈り、感謝と共にお盆の供養を表すこともできます。
マンションなどの集合住宅では盆提灯を灯すことで迎え火や送り火の代わりになります。

飾る場所は屋内の精霊棚や仏壇の前になるので、共用部分のルールに違反することもありません。
マンションなどの規則で、直火の使用を禁じられているケースでも、電気式の盆提灯であれば使用できます。
また、発熱しにくいLEDライトを使用した盆提灯は長時間使用しても問題ありません。

盆提灯は外から見える方が良いとされていますので、マンションのベランダや窓辺に飾ることもできます。

また、盆提灯を使って迎え火や送り火の儀式を行うこともできます。
迎え火当日の夕方に盆提灯を持って玄関先に立ち、一礼して黙とうし、盆提灯の明かりを消します。

そして、送り火当日の日が暮れてから、同じように盆提灯を手に持ち、玄関先に立ちます。
ご先祖さまをお見送りする気持ちで一礼して黙とうし、盆提灯の明かりを消します。

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初盆の送り火のやり方

初盆の送り火のやり方は、通常のお盆の送り火と同様です。

しかし、初盆では故人が道に迷わないように家の前や仏壇などに、白の提灯をつるして道しるべを用意します。

この初盆で使用した提灯は、送り火として燃やしたりお寺で焚き上げをしたりして処分しましょう。

この白提灯は、ひとりの故人に対して一つの提灯が原則なので注意しましょう。

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宗教によって異なる迎え火と送り火

仏壇に向かって座っている僧侶の背中

迎え火と送り火は宗教によって作法が異なってきます。
ここではいくつかの宗教でのやり方を解説します。

浄土真宗

浄土真宗では、亡くなった方は阿弥陀如来の導きで、全て浄土に向かうと考えられています。
そのため、先祖や故人の霊魂は存在しないとされ、霊魂を慰める意味合いのお盆行事は行いません

浄土真宗では、お盆の時期に阿弥陀如来に感謝し、命の大切さを再認識する歓喜会(かんぎえ)の法要があります。
いま生きている命に感謝し、人生を振り返る時間として過ごすのが、浄土真宗のお盆の迎え方です。

その他の宗派

曹洞宗、臨済宗、真言宗など浄土真宗以外の主な宗派では、お盆の迎え火と送り火を行います。
精霊棚にキュウリの精霊馬やナスの精霊牛などを飾り、ご先祖様の霊をお迎えします。

精霊棚には、他にも団子や素麺など、さまざまなお供え物を飾ることも多く、地域や家庭ごとに、お供え物に違いがあります。

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お盆の送り火まとめ

ここまで送り火の意味や方法、地域や宗派ごとに異なるお盆の情報を中心にお伝えしました。
要点を以下にまとめます。

  • お盆の送り火は、ご先祖様の霊が無事に旅立つのを祈って焚く
  • 送り火には焙烙とおがらを利用するのが一般的
  • 送り火は自宅だけでなく、お盆行事として地域全体で行うこともある

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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