法事法要
お盆にお供えする団子の意味とは?作り方やお供えの際の注意点を紹介
更新日:2022.08.06 公開日:2021.10.24

記事のポイントを先取り!
- 団子はご先祖様への感謝や敬意
- お盆の時期で団子の種類を変える
- お供えする際は6個以上が基本
お盆の時期に、団子をお供えする慣習があることをご存知でしょうか?
今回は、お盆にお供えする団子の意味についてご紹介します。
団子を下げるタイミングや食べる際のアレンジのアイデアもご紹介しています。
ぜひ最後までご覧ください。
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お盆期間中にお供えにする団子に関してご不明点・ご質問あれば、お気軽にお問い合わせください。

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お盆で団子をお供えするのはなぜ?
香飯(仏前に供えるための飯)を食べることなく亡くなられたお釈迦様に、香飯の代わりとして団子をお供えするようになったといわれています。
仏事により呼び方は異なりますが、基本的にはどの仏事でも団子がお供えされます。
主な仏事ごとの団子の呼び方は、次のようになります。
- 命日から火葬の前まで…枕団子・早団子
- お盆…お迎え団子・お供え団子・送り団子
- お彼岸…お彼岸団子・積み団子
- 初七日・四十九日…枕団子
現代では、他の食べ物と同じく、故人がお腹を空かせることなく極楽浄土まで行けるようにという気持ちを込めて枕団子をお供えします。
お盆にお供えする団子とこの枕団子とは、呼び方と共に意味合いも異なります。
お盆にお供えする団子には、ご先祖様に対する感謝や敬意の気持ちが込められているといわれています。
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お盆にお供えする団子の種類

お盆の時期にお供えする団子として、お迎え団子・お供え団子・送り団子があります。
それぞれお供えする日が決まっており、またお供えの意味合いも異なります。
ここでは、お盆の時期にお供えする3種類の団子についてご紹介します。
お迎え団子
お盆の始まりとされる8月13日にお供えする団子がお迎え団子です。
お迎え団子には、あの世から帰って来られたご先祖様の霊に対し、お団子を食べて疲れを癒して頂きたいという意味が込められています。
お迎え団子としてお供えするのは、タレやあんこのお団子が一般的です。
お供えする団子の数や積み方などに明確な決まりはありませんが、6個以上お供えするのが一般的とされています。
また、団子を積み上げた形でお供えする場合には、20個で4段に積み上げるケースが多いようです。
お供え団子
ご先祖様の霊がこの世に帰って来られている間にお供えする団子がお供え団子です。
お供えする期間は、8月14日から15日です。
お供え団子には、ご先祖様の霊にゆっくりと過ごして頂けるよう、おもてなしの意味が込められています。
お供え団子としてお供えするのは、御萩(おはぎ)が一般的です。
地域によっては、おけそくと呼ばれる白くて平たいお餅をお供え団子としてお供えするところもあります。
お迎え団子と同じく、数や積み方などに明確な決まりはありません。
送り団子
お盆明けの8月16日にお供えする団子が送り団子です。
送り団子には、あの世に帰られるご先祖様の霊に持って帰って頂くお土産の意味が込められています。
送り団子としてお供えするのは、シンプルな白い団子が一般的です。
団子の数や積み方などに明確なきまりはありませんが、ピラミッド状に積み上げてお供えするのが一般的とされています。
こちらの記事ではお盆にするべきことについて解説してますので。是非ご覧ください。
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お盆にお供えする団子の数
前にも少し触れましたが、団子をお供えする際、お供えする団子の数には明確な決まりがありません。
一般的には、6個の団子をお供えするケースが多く、それは仏教における六道と深い関係があります。
仏教には六道輪廻という考え方があり、亡くなった人は地獄・飢餓・畜生・修羅・人間・天上の6つの世界を何度も生まれ変わりながら行き来するとされています。
六道以外にも仏教と数字の6には深い繋がりがあるため、お供えする団子の数に悩む場合には6個お供えすることをおすすめします。
地域や宗教によっては13個や49個お供えすることもあります。
お盆のお団子の作り方
お盆にお供えする団子は、ご家庭でも簡単に作ることができます。
ここでは、一般的な団子の作り方をご紹介します。
材料
団子を作るのに必要な材料は、次のようになります。
- 上新粉
- お湯
上新粉の代わりに白玉粉やだんご粉でも構いません。
作り方
団子の作り方には、茹でる作り方と蒸す作り方があります。
【茹でる場合の作り方】
- お湯を沸かす
- 上新粉を入れたボールにお湯を適量入れて、耳たぶの硬さになるよう混ぜる
- 団子の形に丸める
- 団子がくっつかないように気をつけながら、沸騰したお湯に入れて茹でる
- 団子が浮き上がってきたら、団子を取り出す
茹でた団子は、水をかけて冷やす必要はありません。
そのまま乾燥させることによって、お供えする際に団子が積みやすくなります。
【蒸す場合の作り方】
- 蒸し器に水を入れて沸騰させる
- 上新粉を入れたボールにお湯を適量入れて、耳たぶの硬さになるよう混ぜる
- 団子の形に丸める
- 団子を蒸し器に入れる
- 団子の表面がてかり始めたら、蒸し器から取り出す
団子を蒸す時間は、10分程が目安です。
蒸した団子は、茹でた団子と同じく水をかけて冷やす必要はありません。
団子が出来上がったら、タレやあんこなどで味付けをします。
味付けをしないシンプルな団子の場合には、粉をこねる行程で砂糖を少量入れておくと甘みのある団子になります。
こちらの記事ではお盆にお供えするおすすめのお菓子について解説していますので、是非ご覧ください。
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団子をお供えする時の注意点

前に少し触れましたが、団子をお供えする際、団子の積み方に明確なきまりというのはありません。
しかし、仏教の六道にちなんだ団子の積み方や見た目にもきれいに見える積み方があります。
ここでは、団子をお供えする際に注意する点についてご紹介します。
ピラミッド型になるように積む
お供えする団子の数によっても積み方は異なりますが、どの個数であってもピラミッド型になるように積み上げるのが基本です。
個数別に積み方をご紹介します。
【6個】
1段目に5個を花のように丸く並べて、2段目中心部に1個のせる。
【12個】
1段目に縦横共に3個ずつの正方形に並べ、2段目に三角型になるよう3個積む。
【13個】
1段目に縦横共に3個ずつの正方形に並べ、2段目に縦横共に2個ずつの正方形に積む。
【15個】
1段目に縦横共に3個ずつの正方形に並べ、2段目に縦横共に2個ずつの正方形を積み、3段目に正面から見て縦2個を並べる。
【20個】
1段目に向かって手前から4個・3個・2個・1個と逆三角形に並べ、三角錐になるように積む。
団子を置く向きに注意する
団子をお供えする場合には、団子を置く向きにも注意が必要です。
積み上げた団子お供えする際には、平面を仏壇の方へ向け、三角の尖った面を自分の方へ向けるのがマナーとなります。
また、団子の下に半紙を敷く場合も、団子と同じく三角の尖った面を自分の方へ向けて置きます。
こちらの記事では団子以外にもお盆では他に何をお供えするのかについて解説してるので、是非ご覧ください。
お盆にお供えした団子は翌日には下げる
お盆にお供えするお迎え団子・お供え団子・送り団子共に、お供えをした次の日には下げるのが一般的です。
8月14日・15日の2日間お供えするお供え団子の場合には、お供えした次の日には一度下げて、あらためて新しい団子をお供えします。
お供えした団子を下げるタイミングは地域によっても違いがあり、お供えした当日には下げるところや、お盆の期間中同じ団子をお供えしているところもあります。
一般的に、お供えした食べ物は、お下がりとして頂くことが良いと言われています。
お盆にお供えする団子も同じで、お供えした団子は下げた後に頂いても問題はありません。
シンプルな団子をお供えしていた場合には、下げた後に味を付けて食べたり、お汁粉やお善哉などに入れてもおいしく頂けます。
団子が固くなってしまいそのままでは食べづらい場合であれば、汁物に入れて火を通すことによって団子が柔らかくなるのでおすすめです。
お供えした団子をリメイクして食べている方は多く、ネットでも様々なレシピが紹介されています。
具体的な例を挙げると、
- みたらし団子
- 鍋
- 肉巻き
- 磯辺焼き
など、があります。
団子を食べる際に注意すべき点として、衛生面があります。
お供えしている部屋の状況などにもよりますが、お供えした当日や次の日に下げた団子であれば特に問題がないかと思います。
しかし、長時間お供えしていた団子は衛生的な面からも食べるのは避けた方が無難です。
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お盆の団子のまとめ

今回の記事では、お盆にお供えする団子について、その意味や作り方、お供えする際の注意点などをご紹介しました。
今回の記事をまとめると、次のようになります。
- 団子には、ご先祖様に対する感謝や敬意の気持ちが込められている
- お盆には、お迎え団子・お供え団子・送り団子をお供えする
- 一般的な団子の作り方は、上新粉とお湯を混ぜて耳たぶの硬さにし、団子の形に丸めて茹でる(または蒸す)
- 団子をお供えする際には、ピラミッド型に積み、平面を仏壇の方へ向くように置く
これらの情報が、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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監修者

袴田 勝則(はかまだ かつのり)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。
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