法事法要
お盆に葬式はできる?お盆中の注意点と葬式が難しい理由を解説
更新日:2022.05.17 公開日:2021.11.21

記事のポイントを先取り!
- お盆でもお葬式はできる
- お盆期間はお寺が忙しく断られることもある
お盆はお寺が忙しくなる時期と言われていますが、どうして忙しくなるのでしょうか。
訃報は時期を問わず、急な出来事です。
お盆の時期でもお葬式を行うことは可能なのでしょうか。
この記事ではお盆のお葬式について解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
都道府県一覧から葬儀場を探す
こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。

こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。
お盆に葬式はできる?
お盆の最中でもお葬式を行うことはできるか、解説していきます。
葬式はお盆でも可能
結論から言えば、お盆でもお葬式をすることはできます。
お葬式が行われにくい日としては、友引の日が多いようです。
友引の日を休業とする火葬場がよく見られます。
火葬場が休みであれば当然お葬式もできません。
しかし、お盆と火葬場の休みは何の関係もありません。
お盆の時期の火葬場は休みではないので、お葬式も可能となっています。
葬儀先によっては断られる可能性も
葬儀社や葬儀場の営業状況を見ると、基本的に年中無休となっています。
そのため、年末年始に親戚の方などが亡くなったとしても心配は無用です。
しかし、通常の会社と同じように正月休みを取っている社員がいるかもしれません。
社員の人手が足りず、葬儀の時期をずらさなければならない場合もあります。
お盆の時期も同様で、営業はしていますが、お盆休みを取っている社員が多い場合もあります。
そのような会社に依頼した場合は、お盆が終わった後に葬式を行う必要があるでしょう。
お盆に葬式がしにくい理由とは?
お盆にお葬式がしにくい理由として、お坊さんが多忙なことがあげられます。
お盆の時期は、寺院にとって非常に忙しい時期で、お葬式が順番待ちのような状態になることもあるようです。
では、なぜお盆の時期に寺院が忙しくなるのでしょうか。
お盆にまつわる法要のため
仏教の信者が多い日本の場合、お葬式のほとんどが仏教の形式です。
お盆は仏教の行事なので、お寺からお坊さんを招いて法要を行う家がたくさんあります。
そのため、お盆はお寺のお坊さんが大変忙しい時期になります。
お盆期間中に檀家を回る必要があるため
お寺のお坊さんはお盆の期間中、たくさんの檀家を訪れて法要を行います。
そんな時期にお葬式をお願いしても、なかなかお坊さんの時間は取りにくいでしょう。
したがって、お葬式の時期をずらさざるを得なくなってしまうわけです。
みんなが選んだ法事法要の電話相談
みんなが選んだ法事法要では葬儀や法事法要のご相談に対応しております。 お悩みにある方はご相談ください。

24時間365日無料相談
0120-33-3737
電話をかける

5万円からご案内!
4万円からご案内!
お盆にお葬式が行えない時の注意点

お盆にお葬式がおこなえない場合は、どういった点に注意すべきでしょうか。
棺にドライアイスを入れておく
お盆の時期はお寺が忙しいため、お盆明けにお葬式が行われる場合もあります。
冬ならまだしも、夏場に遺体を保存するのは大変です。
お盆明けまで待つと遺体の腐敗が進んでしまう可能性があります。
そこで、棺の中にドライアイスを入れて保冷し、自宅で安置するという方法があります。
故人の状態変化を遅らせることができるようです。
家に遺体を置けない場合は遺体安置施設を利用
家に遺体を置けない場合は、保冷機能のある遺体安置施設で保存することも可能です。
安置の期間が長引く場合は、葬儀社の遺体安置施設を利用させてもらうのがいいでしょう。
暑い夏でも安心して、お葬式の日まで遺体を安置することができます。
親族などへの説明が大切
お葬式はお坊さんの予定に加え、葬儀会場や火葬場などもおさえておかなければなりません。
また、参列者や司会者などにも連絡を取り、そちらの予定もおさえておく必要もあります。
お盆にお葬式や火葬などの予定がとれず、延期となる場合は、その理由を親族に説明しましょう。
親族の納得が得られなければ、トラブルに繋がることも考えられます。
葬式の日程はどうやって決める?

お葬式の日程はどのようにして決めるのでしょうか。
お通夜と葬儀の一般的な日程
お葬式を行うにあたり、まず日程を決めなければなりません。
日程としては、故人が亡くなった翌々日に、お葬式と火葬を行う場合が多いようです。
しかし、都心部では斎場や火葬場の空きがなく、予約が取れない場合があります。
したがって、逝去して2~3日たってから、お通夜やお葬式が行われるケースもあります。
故人が長く病床に伏していた方や高齢者の方の場合は、ある程度余裕をもって準備することが可能です。
しかし、突然の事故などで亡くなった場合は、精神的にも時間的にも余裕がなく日程調整も大変な場合があります。
逝去した当日に通夜を行う地域も
故人が逝去した次の日がお通夜で、その次の日にお葬式を行うのが通常の流れです。
しかし、地域によっては、逝去した当日のうちにお通夜が行われることもあります。
また、普通はお葬式の後に火葬場に移って火葬するものですが、逆に火葬してからお葬式を行う地域もあります。
地域によって様々な決まりがあるので、事前によく確認しておきましょう。
六曜で日程を決める必要はない
本来、六曜はその日の運勢を占うのが目的であり、仏教との関連性はありません。
したがって、葬式の日取りで気にするものではありません。
最近では慣習にとらわれることも少なくなり、友引の日に葬式が行われることも多くなってきたようです。
とはいえ、友引に葬式を避ける長年の習慣から、現在でも友引の日を休みとしている火葬場は多いです。
さらに、友引の日が休館となる葬儀関係の施設も多く見かけられます。
事前に火葬場や葬儀関係施設の休みの日を確認しておくことが大切です。
みんなが選んだ法事法要の電話相談
みんなが選んだ法事法要では葬儀や法事法要のご相談に対応しております。 お悩みにある方はご相談ください。

24時間365日無料相談
0120-33-3737
電話をかける

5万円からご案内!
4万円からご案内!
お盆の葬式まとめ
この記事ではお盆に行われるお葬式について、そもそも行うことができるのかなどについて詳しく解説してきました。
- お盆でもお葬式を行うことは原則可能
- お盆にお葬式がしにくい理由は、お坊さんが多忙なため
- お盆にお葬式ができない場合は、棺にドライアイスを入れ、保冷して安置する
この記事が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
都道府県一覧から葬儀場を探す
こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。

こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。
監修者

袴田 勝則(はかまだ かつのり)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。
法事法要の関連記事
法事法要

更新日:2022.09.14
初盆の合同法要とは?お寺で行う時の流れやマナーなどを解説!
法事法要

更新日:2022.09.14
浄土真宗の初盆は何をする?仏壇の飾り方・初盆法要の準備まで解説
法事法要

更新日:2022.09.14
曹洞宗における初盆飾りとは?曹洞宗の特徴や他宗派との違いを紹介
法事法要

更新日:2022.08.16
お盆に海へ入ってはいけない理由とは?川遊びやプールの場合も紹介
法事法要

更新日:2022.08.07
お盆は祝日ではない?お盆休みの正式な期間や銀行の営業を解説
法事法要

更新日:2022.05.17
お盆のお膳の中身はどうする?お膳の並べ方やお供えする期間も紹介