法事法要
お盆の法要でお布施はいくら包む?相場や渡し方、服装についても解説
更新日:2022.05.18
お盆と言えば、夏の法要行事の一つです。
ですが、そもそもお盆とは何なのか知っているでしょうか。
また、お盆に適切な服装などはあるのでしょうか。
そこでこの記事では、お盆に見合った服装やお布施はいくら包めばよいかを中心に解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
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お盆とは
お盆は8月15日前後、8月13~16日までの4日間のことを指すことが多いようです。
お盆がどのような法要なのか、解説していきます。
目的
お盆は亡くなったご先祖様の霊が家に帰ってくる期間です。
そのため、ご先祖様の霊をお迎えすることが目的です。
お盆の時期によく見かける、きゅうりの馬やなすの牛は、ご先祖様が乗るために作られます。
新盆、旧盆の違い
お盆には、新盆と旧盆があります。
新盆とは、7月に行われるお盆です。
旧盆とは、8月に行われるお盆です。
新盆は新暦にのっとり行われており、旧盆は旧暦にのっとり行われています。
全国的には旧盆で行われることが多いです。
一方東京や神奈川の地域では、新盆で行われることが多いようです。
ちなみに初盆とは、故人が亡くなってから初めて迎えるお盆のことを指します。
お彼岸との違い
お彼岸とお盆の違いは、執り行われる時期と目的です。
お盆は、夏にご先祖様をお迎えすることが目的です。
一方お彼岸は、春と秋に行われます。
お彼岸は、彼岸と此岸が最も近づく時に、ご先祖様を供養することを目的としています。
一般的に、春分の日と秋分の日を中日にお墓参りをすることが多いです。
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お盆法要でのお布施の相場
お盆でのお布施の相場を紹介します。
お布施の相場
初盆の時のお布施の相場は、一般的に4万~5万円程度です。
初盆以降のお布施の相場は、一般的に5000~2万円程度です。
基本的に、初盆以降は規模が小さくなっていくことが多いです。
そのため、お布施の金額も低くなる傾向にあります。
御膳料の相場
法要の後に会食を開催する習わしがあります。
しかし、僧侶の都合で会食を辞退される場合もあります。
その際、会食費として御膳料を渡します。
御膳料は会食の内容を鑑みて、5000〜2万円程度が相場となっているようです。
僧侶が会食に参加した場合、御膳料は不要です。
御車代の相場
お盆法要では、自宅に僧侶をお招きして、読経してもらうことも多いかと思います。
この場合は、移動に伴う交通費として、御車代を渡します。
御車代は、5000~1万円程度が相場となっているようです。
お布施の書き方
お布施の書き方には、いくつかマナーがあるため、しっかりと確認しましょう。
表書きの書き方
お布施を包む白封筒あるいは奉書紙の表面に、「お布施」や「御布施」と記載します。
書く場所は白封筒や奉書紙の中心上部です。
そして中心下部には、フルネーム、もしくは「〇〇家」と記載します。
金額の書き方
御布施の金額は、白封筒や奉書紙の裏面に記載します。
金額は大字(旧字)で書きます。
算用数字は基本的に使用しません。
例えば1万円を渡す場合は、「金壱萬圓也」と縦書きします。
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お布施の渡し方
お布施の渡し方にもいくつかのマナーがあります。
渡すタイミング
お布施を渡すタイミングは、法要の前後どちらでも構いません。
渡す時には「お忙しい中、お越しいただきありがとうございます」と一言添えます。
袱紗に包んで渡す
僧侶にお布施を渡す場合、袱紗(ふくさ)に包んで渡すのがマナーです。
お布施をそのまま渡すことはマナー違反になります。
切手盆を用いると、より丁寧な印象になります。
お盆法要の服装
お盆の法要に参加する際の服装のマナーは以下の通りです。
男性の服装
- 無地のスーツ(グレーや黒など目立たない色)
- 白いワイシャツ
- 控えめな色合いのネクタイ
- 黒の革靴
- 黒の靴下
女性の服装
- 無地のワンピース(黒やグレーなどの目立たない色)
- 肌の露出が少ないジャケット
- 控えめ色であればブラウスとスカートなどでも可
- 黒または肌色のストッキング
- 光沢のない黒のパンプス
子供の服装
- 制服
- 落ち着いた色合いの服装
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お盆に執り行われるもの
お盆で執り行われる行事は以下の通りです。
迎え火
お盆の初日にご先祖様の霊をを招くために、焚く火を迎え火といいます。
迎え火は、家の門口や玄関前、もしくはお墓で行われます。
送り火
迎え火と同じように、送り火も取り行われます。
自宅で火を焚き、お墓もしくは玄関先まで、故人を案内します。
故人を送る場所に着いたら、火を消し、黙とうを行います。
盆提灯
お盆の時に玄関先に吊るされる提灯を盆提灯と言います。
故人やご先祖様が、道に迷わないように吊るされる提灯です。
上から吊るす御所提灯(ごしょちょうちん)と、床置きして灯す大内行灯(おおうちあんどん)があります。
初盆の場合は、故人が道に迷いやすいと考えられています。
そのため、白提灯を灯して、故人が迷わないようにする風習もあります。
お盆の法要についてのまとめ
ここまで、お盆についての情報やお布施の渡し方などを中心に書いてきました。
この記事でのポイントをおさらいすると、以下の通りです。
- お盆とは、家に帰ってくる故人の霊をお迎えするための法要
- お盆の服装は、男女問わず、地味で目立たないものがよい
- お盆でのお布施の相場は、初盆の場合は4万~5万円程度
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
山口 隆司(やまぐち たかし)
一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター
経歴
業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。
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