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法事法要

初盆にはいくらお布施を包むの?お布施袋の書き方や渡し方も紹介

更新日:2022.07.14

お盆

電卓と疑問符

記事のポイントを先取り!

  • 初盆のお布施の相場は1万〜3万円
  • お布施のマナーや注意点は通常と変わらない

初盆には、僧侶や親戚を招いて盛大に法要が行われます。
このような初盆では、僧侶に渡すお布施はいくら包んだらいいのか悩みます。

そこでこの記事では、初盆のお布施について詳しく説明していきます。 

初盆で僧侶に渡すお布施の相場や、渡し方のマナーについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 初盆とは
  2. 初盆のお布施の相場
  3. 初盆のお布施の封筒の選び方
  4. 初盆のお布施の書き方
  5. 初盆のお布施の渡し方
  6. 宗派によって初盆のお布施の相場は変わる?
  7. その他の法要のお布施相場
  8. 新盆ですること
  9. 初盆のお布施まとめ
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初盆とは

初盆とは、故人が亡くなってから49日以降に初めて迎えるお盆のことです。

「はつぼん」または「ういぼん」と読み、あるいは「新盆」と書いて「にいぼん」や「あらぼん」と読む場合もあります。

仏教では、故人は49日間旅をして、49日である最後の日に行き先が決まると信じられています。

お盆の行事は、度を終えた故人の魂をあの世から現世へ迎え入れる儀式です。

そのため、初盆は49日以降に行うもので、8月13日~16日に行われることが多いです。
また、7月13日~16日に行われる地方もあります。

初盆も通常のお盆と同じ日程行なわれるのです。

通常のお盆の場合、故人の住んでいた家に親戚が集まって仏壇にお祈りをします。
あるいはみんなで菩提寺に行って、墓参りを行います。

一方初盆では、49日法要から続く故人に対する供養の儀式が行われます
僧侶による読経が行われたり、参列者を会食に招いたりします。

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初盆のお布施の相場

初盆法要に欠かせない僧侶の読経に対して、お布施を支払う必要があります。
お布施について解説します。

お布施の相場

初盆では僧侶による読経が行われるため、お気持ちとしてお布施を渡します。
お布施には決まった金額はありませんが、法要によって相場があります。

初盆は3万~5万円程度が相場となります。

初盆は親戚などたくさんの人が訪れ、大がかりな式典となるため、通常の法要より多くの金額を包みます。

御車代と御膳料について

読経の他にも、御車代という僧侶の交通費も必要になります。
御車代の相場は、どの法要でも5,000~1万円程度です。

また、法要の後に会食が行われますが、これに僧侶が出席しない場合は御膳料を払います。
御膳料の相場は、5,000〜1万円程度です。

僧侶が会食に出席する場合は、御膳料を払う必要はありません。

お札は新札を包む

お布施に使われるお札は、新札でも旧札でも問題ありません
新札でも旧札でも失礼にはならないのです。

お布施とは、僧侶への感謝の気持ちを伝えるものであり、新札の方が丁寧です。

香典には旧札を使うのがマナーであることから、新札に抵抗を覚える方もいることでしょう。
しかし、旧札を用いるのは香典の場合だけです。

お布施は、僧侶に感謝の気持ちを伝えるものなのできれいなお札でも全く問題はありません。

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初盆のお布施の封筒の選び方

お布施の袋の選び方について詳しく解説します。

奉書紙または白い無地の封筒

お布施は、奉書紙の袋に包むのが伝統的な方法です。
奉書紙は役所の公文書などに使われるもので、儀式の際にも用いられます。

奉書紙で包むことによって、僧侶への強い感謝の気持ちを表します。

奉書紙がない場合は、白い封筒で代用しましょう。
白い封筒は、郵便番号の枠が記載されていない無地のものを選びます。

水引は不要

お布施の袋に水引は必要ありません。

黒白や黄白などの水引は、故人を供養するためのものです。
お布施は、あくまでも僧侶への感謝の気持ちを表すものですので、水引は不要です。

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初盆のお布施の書き方

墨汁が付いた筆の先

お布施の表書き・裏書きの書き方について詳しく説明します。

表書きの書き方

表書きは、「お布施」や「御布施」と書きます。

「読経料」「戒名料」と書かれているのを見かけますが、「料」や「代」と書くと、僧侶の労働に対する対価というイメージになってしまいます。

あくまでも僧侶への感謝を伝えるものなので、「料」などを使った表書きは避けます

また、お布施の表書きの下半分には、喪主や施主の姓名を記載するのが一般的です。
あるいは、法事を行った家の名前を書くこともあります。

裏面の書き方

お布施袋の裏面に金額および喪主や施主の名前、住所を記載します。

裏面の右側に「金○○圓」というように、漢数字の旧字体を使って書きます。

名前と住所は、裏面の左下に縦書きで記載します。
住所の数字も漢数字で書きましょう。

裏側に空きスペースがあれば、電話番号も記載しておきましょう。

中袋を使う場合は?

お布施の袋に中袋がある場合は、中袋表面の中央に金額を、裏に住所と名前を書きます。

住所の数字も縦書きの漢数字で書きましょう。

金額の書き方

お布施に金額を書く時は、下記のように漢数字の旧字体を使用します。

1
2
3
5
6
7
8
10

そして、4と9は忌み数とされており、冠婚葬祭では避けるようにしましょう。

筆は黒墨を使う

お布施には、全て墨を使って書くのが正式です。

墨は葬儀の時のような薄墨は使用せず、普通の濃い墨を使用しましょう。

薄墨は、亡くなった人のことを偲んで使うものです。
僧侶へ感謝の気持ちを伝えるのに、薄墨で書いてしまうと失礼になってしまいます。

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初盆のお布施の渡し方

お布施の渡し方やタイミングは、どうすればいいのでしょうか。

渡し方

お布施は、僧侶に直接手渡してはいけません。

切手盆という小さなお盆の上にのせたり、袱紗に包んだりして渡すようにしましょう。

渡す時は、僧侶から見て正面になる向きにします。

弔事の場合、袱紗は紺色や深緑色、灰青色、紫色といった暗い色にしましょう。
紫は慶事にも使えるので便利です。

読経が終了した時などに、お礼の言葉を伝えながら袱紗や切手盆にのせて渡します。

渡すタイミング

お布施を渡すタイミングに決まりはなく、渡したいタイミングで渡してかまいません。

儀式が終わって、お礼のあいさつをする時に渡すことが多いようです。
あるいは、僧侶が来られて法要の前のあいさつをする時に渡すのもいいでしょう。

渡せなかった場合は?

お布施を渡す前に、僧侶が帰ってしまったという場合もあるでしょう。
当日中に渡す時間が取れなかった場合は、後日僧侶へ直接渡しに行っても問題はありません

いつまでという期限はありませんが、できるだけ早く渡すべきです。

渡す時は、法要で読経していただいたことへのお礼の言葉も改めて伝えましょう。

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宗派によって初盆のお布施の相場は変わる?

初盆のお布施の相場は、宗派によって違ってきます。

宗派お布施の相場
真言宗3万〜5万円
曹洞宗1万円
天台宗1万円
臨済宗1万円
浄土宗1万〜3万円
日蓮宗1万〜3万円

真言宗の場合は、3万~5万円程度と比較的高めになっています。
これは、追善供養を重要視し、読経への感謝とご本尊へのお供えを兼ねるからです。 

曹洞宗や天台宗、臨済宗の場合は1万円程度です。
読経や法要に対するお礼という考えになります。

浄土宗の場合は、1万~3万円程度です。
浄土宗の場合、お布施のことを喜捨と言い、仏様に捧げるものとされています。

日蓮宗の場合は、1万~3万円程度です。
お布施は、高額なほど功徳に繋がるとされています。

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その他の法要のお布施相場

初盆以外の法要には、どのようなものがあるのでしょうか。

法要には大きく分けて2つの種類があります。
命日から一定の日数が経って行う「忌日法要」と、一定の年が経って行う「年忌法要」です。 

忌日法要 

亡くなった日から7日ごとに49日まで行われる法要が、忌日法要です。
初七日・二七日と続き、最後は七七日(四十九日)の計7回です。 

この法要は、故人が極楽へ行けるために49日まで定期的に法要を行います。

浄土真宗では、故人は亡くなると極楽へ行けるとされています。
そのた、故人のためではなく、故人への感謝を伝えるために行うのです。

年忌法要 

年忌法要とは、故人の命日に合わせて一定の年周期で行われる法要です。
一周忌・三回忌・七回忌と続き、三十三回忌で最後とするのが一般的です。

法要毎のお布施の相場は、以下の通りです。

法要お布施の相場
葬儀・通夜3万〜5万円
初七日3万〜5万円
四十九日3万〜5万円
初盆3万〜5万円
一周忌3万〜5万円
三回忌以降1万〜3万円
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新盆ですること

ここからは新盆にすることを説明していきます。

内容を参考にしてお盆に故人を迎えるための用意をしておきましょう。

お寺と日程調整

まずは新盆の日程を決めましょう。

新盆を行う日程は一般的には8月14日か15日とされていますが、必ずしもこの日程である必要はありません。

親族の方が来やすい日程を選ぶと良いでしょう。

地域によっては8月ではなく、7月14日か15日に行われることもあります。

また、新盆では法要を行うため、お寺の僧侶に読経をお願いすることとなります。

しかし、お盆は僧侶も忙しい時期であるため、思い通りの日程が押さえられないこともあるでしょう。

そうした場合を見越して、お寺のスケジュールを事前に確認しておく必要があります。

新盆の日程をお寺と調整する際は、なるべく早めの相談を心がけましょう。

お墓の掃除

新盆は通常のお盆と同様に、法要が終了した後はお墓参りをします。

迎え盆のタイミングでのお墓参りでお墓掃除をするのが一般的です。

故人が眠る場所であるお墓を綺麗にすることで、故人の供養にもなります。

具体的には墓石やその周囲を水拭きをしたり、掃き掃除をしたりすることでお墓を綺麗にしていきます。

ただし、墓石を傷つけてしまわないように、たわしなどの硬い材質のものを使って掃除することは避けましょう。

精霊棚やお供物の準備

精霊棚は、故人がお盆の間に滞在するための場所だと考えられています。

そのため、お盆の時期には精霊棚を用意することで、故人を迎えるための場所を整えます。

新盆を迎える方は、事前に精霊棚の準備をしておきましょう。

精霊棚には飾りとして、故人が無事にたどり着けるように盆提灯を飾ります。

また、精霊棚には先祖へのお供え物も供えることとなります。

お供え物として代表的なものに、精霊馬があります。

精霊馬とは、きゅうりでできた馬と、ナスでできた牛のことです。

この精霊馬に乗って、故人はこの世とあの世を行き来すると考えられています。

他にも、仏教でよく使われる線香やろうそく、供花といった定番の品物や、果物やお菓子などの食べ物がお供えされます。

お供えする食品は、日持ちがするものを選び、お盆が終わった後に親族が食べられるようにしましょう。

迎え火を焚く

8月13日の夕方に行われるお盆行事が迎え火です。

この迎え火は、新盆に限らずお盆によく行われる儀式で、この儀式によって先祖があの世からこの世へと帰ってくると考えられています。

迎え火には、先祖があの世からこの世に迷うことなくたどり着けるようにという意味が込められています。

迎え火は苧殻(おがら)を燃やして火を起こすのが昔ながらの方法ですが、他にもろうそくや松明を迎え火とする場合もあるようです。

送り火を焚く

送り火はお盆が終わる日である8月16日の夕方に行われるお盆行事です。

この送り火を焚くことで、先祖たちがこの世からあの世へと帰っていくと考えられています。

そのため、迎え火と同様に重要な儀式の1つです。

送り火を焚く時間は、一般的に迎え火よりも遅い時間となる場合が多いです。

これは少しでも長く、先祖たちと一緒にいたいという思いが込められていると考えられています。

送り火が終わると、お盆の行事は終了となります。

そのため、この翌日には精霊棚などの飾りも片付けることとなります。

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初盆のお布施まとめ

この記事では初盆のお布施について詳しく解説してきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 初盆のお布施の相場は、3万~5万円程度
  • お布施は奉書紙を使って包み、黒墨を使って書く
  • お布施は切手盆という小さなお盆の上にのせたり、袱紗に包んだりして渡す
  • 宗派によってお布施の相場は変わる

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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