法事法要
初盆と一周忌はどちらが優先?まとめて行う際のお布施や香典を解説
更新日:2022.08.28 公開日:2021.12.25
初盆と一周忌はどちらも大切な法要の1つですが、時期が重なってしまうことがよくあるようです。
そのような場合、どう対応すれば良いのでしょうか。
そこで、この記事では初盆と一周忌について解説していきます。
初盆と一周忌について理解し、時期が重なっても正しい対応ができるようにしましょう。
初盆と一周忌をまとめて行う場合の案内状の書き方についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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- 初盆と一周忌はどちらが優先?
- 初盆と一周忌の法要をまとめてもいい?
- 初盆と一周忌のお布施について
- 初盆と一周忌をまとめて行う場合の注意点
- 初盆と一周忌法要のお返し
- 初盆と一周忌をまとめて行う場合の案内状の書き方
- 初盆と一周忌のまとめ
- みんなが選んだ終活の無料相談はこちらから
初盆と一周忌はどちらが優先?
まず、ここではそれぞれの概要について解説していきます。
初盆とは
初盆とは、故人が亡くなってから四十九日後に初めて迎えるお盆のことです。
故人が初めて戻って来るので迷わないよう白提灯を目印として飾ります。
こちらの記事では、初盆について詳しく解説しています。
初盆法要でお悩みの方はぜひこちらもご覧ください。
一周忌とは
一周忌とは、故人が亡くなられてから1年後の命日におこなう法要のことです。
年忌法要の中でも最も重要な法要にあたるのが一周忌であり、親族や親しかった友人にも参列いただきます。
こちらの記事では、一周忌の法事について詳しく解説しています。
法事でお悩みの方はぜひこちらもご覧ください。
初盆と一周忌が近い場合は一周忌が優先
どちらも故人にとっては大切な法要になりますが、時期が近い場合は一周忌を優先するのが一般的です。
初盆では故人含めすべてのご先祖様を供養する日になりますが、一周忌では故人のみを供養する日であり、どちらかと言えば、一周忌のほうが故人にとって大切な日となります。
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初盆と一周忌の法要をまとめてもいい?
どちらの法要も別々で執り行うことが望ましいですが、まとめて同日に行っても問題ありません。
一周忌は通常と同じスタイルで皆様に参列をお願いする一方、初盆は少し規模を小さくして行なうのも良いでしょう。
また、参列者の方に何度も足を運んでもらうことをためらうのであれば、午前に一周忌で午後に初盆と同日にまとめて法要を行うこともできます。
別々で執り行うか、まとめて同日に執り行うかで悩んでいる方は、住職や親族に相談するといいでしょう。
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初盆と一周忌のお布施について
初盆と一周忌法要を同時に行う場合
初盆と一周忌を同時に行うといっても、それぞれの法要を同日に分けて行う場合が少なくないです。
お布施は、供養してもらったお礼として僧侶に渡すものなので、2つの法要を同時に行う場合でも、法要ごとに別々にお布施を包む方が良いでしょう。
初盆のお布施の相場
金額は宗派や法要の規模、地域によっても違いがあるので、確認する必要があります。
しかし、「お気持ちで」と言われることが多く、明確な金額設定がありません。
ある程度の目安の金額はあります。
初盆の相場は、3万円〜5万円で、通常のお盆(1万円円程度)より多めになります。
こちらの記事で初盆のお布施について解説しているので、ぜひご覧ください。
一周忌法要のお布施の相場
一周忌法要も決まりはありませんが、初盆、四十九日法要と同様、相場は3万円〜5万円です。
ただし、こちらも宗派や法要の規模、地域によって違いがあるので詳しい方に確認しておくといいでしょう。
お布施以外にかかる費用
お布施以外には、「御車代」があります。
お寺以外の場所に来ていただいた場合に包むもので、相場は5,000円程度です。
施主がタクシーを手配した場合や、送迎した場合は不要です。
また、僧侶が法要後の会食に参加しない場合に謝礼として「御膳料」を包みます。
相場は5,000円〜1万円程度です。
僧侶が複数名の場合は、人数分を1つの袋にまとめます。
お弁当をお渡しする場合もありますが、近年は御膳料を包むという形が一般的です。
こちらの記事で一周忌のお布施について解説しているので、ぜひご覧ください。
初盆と一周忌をまとめて行う場合の注意点
ここでは、初盆と一周忌をまとめて行う場合の注意点について解説します。
本来なら別日で執り行う法要を一日で行なうため、注意すべき点がいくつかあります。
お寺への連絡は早めに
お盆の時期は全てのご先祖さまが帰ってくる時期なので、住職はとても忙しい時期になります。
希望する日に住職に来てもらえない可能性もあるので、早めにお寺に連絡を取り、日程調整を行ないましょう。
香典は1回分でよい
事前に初盆と一周忌をまとめて執り行うという連絡ができていれば、香典は1回分で問題ありません。
また、会食に参加する場合はその分も上乗せして包むようにしましょう。
初盆の方も香典や提灯代を用意する予定であった場合は、一周忌の香典にプラスして用意されると良いでしょう。
服装のマナー
法要には喪服で参加することがマナーとされています。
喪服には3段階の格式、「正喪服」「準喪服」「略喪服」があります。
喪主の服装
喪主は正喪服か準喪服を着用します。
正喪服は、和装と洋装があります。
男性の和装は、紋付羽織袴で、羽織は黒の羽二重、五つ紋です。
洋装は、黒いモーニングコートでネクタイ、ベスト、靴下も黒で統一します。
女性の和装は、黒無地の染め抜き五つ紋。
洋装は、シルク又はウールの黒いワンピーススーツ、アンサンブルスーツなどを着用します。
露出や装飾を抑えたデザインを選びます。
男性の準喪服はブラックスーツです。
女性の準喪服はツーピース、アンサンブルスーツなどのブラックフォーマル を着用します。
正喪服との違いは、生地に高級素材を使用していないものや、レースなどの控えめな装飾が施されたものもあります。
参列者の服装
参列者は準喪服又は略喪服を着用します。
親族以外の参列者が喪主よりも格式の高い正喪服を着るとマナー違反になるので、気をつけましょう。
略喪服は、ブラックフォーマル以外の黒、濃紺、茶色などの地味な色のスーツやワンピースを指します。
昔は亡くなった当日に通夜をすることが多く、喪服を着ていくと不幸を予期していたと捉えられることがあるため、略喪服で参列することがマナーとされてきました。
しかし、最近ではお通夜も翌日以降に開かれることが増えたため、準喪服で参列するのが一般的になっています。
こちらの記事で一周忌法要について解説しているので、ぜひご覧ください。
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初盆と一周忌法要のお返し
法要のお返しの相場
初盆と一周忌法要を同時に行う場合、参列者も多めに「ご仏前」をお持ちになる場合があります。
「ご仏前」は、仏教では霊が成仏し、仏様になったとされる四十九日以降のお香典を指します。
多めにいただいた場合は、お返しも少し多めに準備すると良いでしょう。
通常の法要でのお返しの相場は3,000円〜5,000円です。
お返しの品
お返しの品物は、食品や消耗品などの「消えもの」を送るのがマナーです。
初盆のお返しの品でよく送られるのは、ゼリーや羊羹などのお菓子や素麺、洗剤などです。
食べ物を送る場合は、保管方法や賞味期限に注意して選びましょう。
のし紙の書き方
初盆と一周忌を一緒に行う場合も、他の法要と同様です。
のし紙の表書きは、「志」もしくは「粗供養」とします。
地域によっては「初盆志」「初盆粗供養」などと書く場合もあります。
薄い墨で書くのが一般的ですが、地域によっては濃い墨で書くところもあります。
こちらの記事で初盆のお返しについて解説しているので、ぜひご覧ください。
初盆と一周忌をまとめて行う場合の案内状の書き方
初盆と一周忌をまとめて執り行うことを明記した案内状を1ヶ月~2ヶ月前には出しましょう。
案内文を作成するに当たり、注意する点がいくつかあります。
文例と共に解説していきます。
書き方の注意点
初盆と一周忌の案内文は厳粛な儀式の場であるため礼儀作法に十分注意しましょう。
- 案内文は縦書き
昔は毛筆で縦書きでしたが、現在は縦書きと横書きが混在しています。
案内文は儀礼的な場面ですので、従来の慣習に従い縦書きで書きましょう。
- 句読点はつけない
句読点は文章を読みやすく区切る意味でつけます。
諸説ありますが、儀式の流れを止めることなく執り行われるようにと、句読点はつけないように書きましょう。
- 冒頭1文字は下げずに書く
句読点同様に儀式の流れを止めず、滞りなく行う意味があります。
- 忌み言葉は使用しない
「ますます」「くれぐれ」など繰り返し言葉や4(死)、9(苦)などの不幸を連想させる言葉のことを指します。
これらの言葉は法要などの場で使用してはいけません。
- 数字は漢数字で書く
縦書きである案内文には漢数字を使用しましょう。
文例
初盆と一周忌の法要を一緒に執り行う場合の案内状になります。
<文例>
拝啓
紫陽花の候 皆様におかれましてはご健勝のことと拝察いたします
このたび 故○○の一周忌法要と初盆供養を営むこととなりました
ご多用中のところ恐縮ではございますが ご会葬ご参列を賜りたくお願い申し上げます
敬具
記
日時
場所
住所
電話番号
法要後○○(会食会場)にて会食の席を設けております
会食会場名
会食会場住所
会食会場電話番号
お手数ですが ○月○日までにご返信いただきますようお願い申し上げます
こちらの記事で一周忌法要の案内状について解説しているので、ぜひご覧ください。
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初盆と一周忌のまとめ
ここまで初盆と一周忌について情報やまとめて行う場合の案内状の書き方などを中心に書いてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 初盆と一周忌が近い場合は一周忌を優先する
- 初盆と一周忌の法要はまとめて行なってもよい
- 法要をまとめて行う場合も、お布施は両方を支払う
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
袴田 勝則(はかまだ かつのり)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。
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