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法事法要

お盆に海へ入ってはいけない理由とは?川遊びやプールの場合も紹介

更新日:2022.08.16

お盆

青空の下で海に向かって立つ僧侶の後ろ姿

記事のポイントを先取り!

  • お盆の海へ入ってはいけないのはクラゲや高波などがいるため
  • お盆に川遊びも集中豪雨が多く起こりやすいため気を付ける
  • お盆だからという理由で山登りがだめということはない

お盆とはご先祖の霊を祀る、日本では古くからある行事です。
子供の頃に「お盆の間は海に入らないように」と教えられたことはありませんか。

入ってはいけない理由を深く考えることはあまりない人もいるでしょう。

そこで今回の記事ではなぜお盆に海水浴に入ってはいけないのかを中心に解説していきます。

海や川遊び以外に、プールで泳いで良いのかなどについても解説しています。
ぜひ最後までご覧ください。


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  1. お盆に海に入っていけない理由
  2. お盆に海に入ってはいけない心霊的理由
  3. お盆の海に入ってはいけない期間は?
  4. お盆にはなぜクラゲが増えるの?
  5. お盆にするべきでないこと
  6. お盆に川遊びはしても良いのか?
  7. 山登りは問題ない?
  8. お盆の海まとめ
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お盆に海に入っていけない理由

○と×のプラカードを持って悩む男性

お盆に海水浴はダメといっても理由まで知る機会はなかったのではないでしょうか。
ここではダメな理由を4つ解説していきます。

クラゲが増え始める

お盆の時期になるとクラゲが大量発生します。
海にもよりますが、その数はとても多く、大変危険です。

クラゲに刺された直後は、強い痛みや湿疹などが表れ、触手が触れた範囲が広い場合には、ミミズ腫れが起こります。
また、種類によっては毒性の強いクラゲもいます。

命に関わる場合もありますので、注意が必要です。

台風が発生しやすい

台風もお盆の時期に発生しやすいと言えます。
この影響から海は高波が多くなります。

よって水難事故の危険性が高まり、特に小さい子供であれば簡単に引き込まれてしまうこともあります。

土用波のリスクがある

土用波とは、夏の土用(立秋の前の18日間)の頃に海岸に打ち寄せる大きな波のことです。
遠くで発生する台風によって、引き起こされたうねりが原因です。

現在は予報によってある程度の回避ができます。
しかし昔は、この土用波はとても恐れられていたといわれています。

土用波がとても恐れられていた理由は、気象観測や予報の体制が整備されていなかったからです。

もちろん危険であることには違いありません。
事前によく確認しておくことが必要です。

離岸流のリスクがある

離岸流は、海岸に打ち寄せた波が沖へと戻るときに発生する、非常に強い流れのことです。
この強い流れは人の目では確認できません。

また、突然発生するため、その動きを予測することも難しいです。
流れの速さは、最大で1秒間に2mほどで、人が歩くスピードと同じくらいです。

水中であることから、普通に歩くことは難しいです。
一度この離岸流の中に入ってしまうと、自力で流れに逆らうことは困難でしょう。

もし流れに巻き込まれてしまった場合は、流れに逆らって体力を消耗してはいけません。
とにかく落ち着いて、まずは力を抜いて水に浮くことを最優先に考えましょう。

また、岸と平行に泳ぐことで回避できる場合があります。

水温が下がり始める

お盆はまだ外気温が高い時期のため、海も温かいと考えがちですが、お盆の時期にはすでに海水の水温が下がり始めます。
これはお盆の時期には台風が発生しやすく、台風によって海が混ざることで、海水が冷たくなる日が出てくるということです。
水温が下がった状態の海に入ると、急激に体温が変化するため足が攣る可能性があり、思わぬ事故につながりかねません。

また、お盆の時期はまだまだ暑いため、体力を消耗します。
体力があまりない状態で冷たい海に入ると、心臓麻痺や痙攣といった事故が発生してしまう可能性があります。

そのため、お盆に海水浴に行くのは避けたほうが良いでしょう。


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お盆に海に入ってはいけない心霊的理由

お盆は多くの方にとって休暇の時期ですが、同時にご先祖様があの世からいらっしゃる時期でもあります。
そのため、お盆に海水浴をしてはダメな理由として、心霊的なものも多く存在します。

以下で詳しくご紹介します。

ご先祖様をお迎えする時期だから

そもそもお盆とは、1年に1回家に帰ってくるご祖先の霊をお迎えし、供養する行事です。
家族が集まり、帰ってきたご先祖の霊と対話をすることで、魂を鎮められるといわれています。

家族が久しぶりの再会を楽しみ、和気あいあいとする姿は、ご先祖を安心させることになるでしょう。
そうしてお盆の最終日には、心穏やかに浄土に戻ることができると言われています。

お盆の期間はご先祖の霊に思いを馳せてお墓参りをしたり、迎え火や送り火を始めとした、様々なお盆ならではの行事を楽しむ時期です。
元来お盆休みとは、そのために設けられているのです。

そのため、海水浴をするのは本来のお盆の過ごし方ではないと言えるでしょう。

幽霊に足を引っ張られる

「お盆に海に入ると、幽霊に足を引っ張られる」という話もあります。

お盆に戻ってくるご先祖の霊は、海から泳いで戻ってくるといわれています。
しかし、そこには行くあてもない、供養されない霊たちが、寂しさで漂っているそうです。

そういった霊たちは、楽しそうな海水浴客を見ると、寂しさから一緒に連れて行ってしまいたくなるのだとか。
霊感の強い人はこの時期、沢山の霊が海に漂う姿が見えてしまうそうですよ。

また、地獄の蓋が開いているからなんていう話もよく耳にします。
お盆というのは、地獄の休日。
この時期ばかりは閻魔様と鬼たちも、お休みに入ります。

問題なのは、なぜか地獄の入り口となる地獄の蓋を開けっ放しにしているということ。
このことにより、地獄にいる魂も、地獄と現世を自由に行き来することができるそうです。
地獄の悪い魂がやってきて、海水浴客に悪さをし、足を引っ張ると言われています。


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お盆の海に入ってはいけない期間は?

お盆の時期は地域によって、「新盆」と「旧盆」が分かれています。

  • 新盆:7月13日から7月16日までの4日間
  • 旧盆:8月13日から8月16日までの4日間

全国的に多いのは、旧盆ですが、一部新盆をお盆としている地域もあります。

これには日本の歴史的な背景が絡んでいます。
明治時代当時、それまでの日本は独自の暦を使用していました。

しかし、世界基準に合わせるために、それまでの旧暦を改暦しました。
現在の日本の暦は新暦となっていますが、旧暦と新暦には30日間のズレがあります。
そのため、本来のお盆であった7月15日は8月15日(旧盆)となりました。

いち早くこの改暦に対応した地域は本来の7月がお盆となっていますが、多くの地域は改暦に対応できませんでした。
よって、現在の8月がお盆であることが一般的です。

西日本の海水浴の目安は8月末とされています。
お盆の8月13日頃からはクラゲの数も増え、天候の急変もあります。
海水浴をするなら海開きが始まる7月上旬から8月上旬の約1か月が無難でしょう。

東日本も海水浴の時期としては同じく8月末がほとんどです。
東日本には一部において新盆の地域があります。

その地域に該当する場合は、7月13日から16日のお盆は確実に避けると良いでしょう。
海水浴の時期としては、西日本と同じく8月の中旬頃までが無難です。

一つの目安としてご参考ください。


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お盆にはなぜクラゲが増えるの?

お盆にはクラゲが増えるとされており、危険だと考えられているというのはこの記事内でも前述したとおりです。
これには2つの理由があります。

お盆の時期にはクラゲにとって海水の温度が適温になるということが、1つ目の理由として挙げられます。
そのため、クラゲが海辺に多く出没するようになるのです。

クラゲにとって20〜30度の水温が最も過ごしやすいと考えられており、お盆の時期には水温がそこまで上昇します。
お盆は台風が起こると水温が大きく低下しますが、台風以外の時期は水温が比較的高いためクラゲも過ごしやすい環境になるのです。

そして、クラゲがお盆の時期に大人のクラゲに成長するというのが2つ目の理由です。
実際にはクラゲはお盆に増えているわけではないとされています。

元々存在していたのが、お盆の時期に大人に成長し、海を漂い始めるため、増えているように見えるのです。
私達は大人のクラゲに刺されることで痛みを感じたり腫れたりなどの怪我をします。
お盆はクラゲで怪我をしやすいため、海水浴に行くのは避けたほうが良いでしょう。


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お盆にするべきでないこと

お盆には海水浴以外にも、やってはいけないことが存在しています。
お盆は先祖の供養を行う時期で、日本の昔からの伝統的な行事です。

以下のことをお盆の期間にやるのは避け、故人の弔いに時間を使いましょう。

殺生

お盆の時期には殺生をしてはいけないとされています。
仏教では生き物の命を粗末にしてはいけないという教えがあり、お盆の時期はこの教えに則って生活しましょう。

ここでいう殺生には、釣り虫捕りなどがあたります。

夏場は釣りを行う方も多いとは思いますが、お盆の時期は釣りをするのは避けましょう。
また、お子さんなどは虫捕りを楽しみにしている場合もあるかもしれませんが、お盆の時期には行わないようにしましょう。

この他にも、食事面で肉や魚を食べるのを避けることもあります。
バーベキューなどは、肉や魚を食べる場合が多いため、お盆の時期には向かないでしょう。

お盆には伝統的に肉や魚を食べず、精進料理を食べる家もありますが、現在はそこまで厳しく行われていません。
食事に関してはそこまで神経質にならなくても良いでしょう。

針仕事

お盆には針仕事をするのも避けましょう。

針仕事とは、裁縫のことを指します。
針を使っていると、誤って指に針が刺さって血が出てしまうことがよくあります。
仏教では血はけがれであると考えられています。

そのため、先祖があの世から帰ってきているお盆の時期に針仕事をするのは失礼だと考えられているのです。
血が出てしまうのを避けるために、針仕事をするのは避けましょう。

赤い花・とげのある花を飾る

赤い花というのは血を連想させるため、お盆の時期に飾るのはNGだと考えられています。
前述したとおり、血は仏教ではけがれだとされているため、赤い花も避けなければなりません。

また、とげのある花も針仕事と同様に、とげを誤って触ってしまうと怪我をして血が出てしまう可能性があります。
そのため、とげのある花も飾るのは避けましょう。

例えばバラはこの両方の条件が当てはまるもののため、避けたほうが無難です。

結婚式・入籍

結婚式や入籍などの祝い事をお盆に行うのはマナー違反だとされています。
これはお盆の時期は先祖が帰ってくるため、その供養にあてるべきだと考えられているためです。

また、お盆は多くの方が帰省したり実家に帰ったりしている時期でもあります。
そのため、この時期は多忙な方も多く、結婚式のために時間を割くのが難しくなります。

特に年配の方などは、お盆に結婚式・入籍などの祝い事を行うのは失礼だと考える方が多いです。
地域によっても事情は異なりますが、もし急いでいないようであればお盆を避けて結婚式・入籍をした方が良いでしょう。

引っ越し

お盆の時期は引っ越しも避けた方が良いでしょう。
お盆は先祖が家に帰ってくる時期です。

そんな時期に引っ越しをしてしまうと、先祖がどこに帰れば良いのか分からなくなってしまう可能性があります。

そのため、引っ越しをこのお盆期間中に行うのは避けましょう。

また、前述したとおり、お盆は祝い事を避けるべきだというのも引っ越しを避けるべき理由の1つです。
引っ越しは、新たな門出として縁起の良い日にちを選ぶことも多いため、できるだけお盆の引っ越しは避けましょう。

納車

新車の納車もお盆の時期に行うのは避けたほうが良いでしょう。
お盆は霊が集まっている時期であり、そうした時期に運転を始めるのは避けたほうが良いと考えられています。

納車も引っ越しと同様、事故を避けたいという思いから縁起を担ぐことが多いイベントです。
もし新車を納車をするならお盆の時期を避けて、縁起の良い日に行いましょう。


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お盆に川遊びはしても良いのか?

考えているビジネスマン

海で泳いではいけないということを解説してきましたがそれなら川は良いのでしょうか?
ここでは、お盆に川遊びをしても良いのか解説していきます。

川遊びもNG

川は海のような大きな波はありません。
激しい流れが起こっているような川を選ばなければ、海ほどの危険はないように見えます。
しかし、お盆の時期の川遊びにも大変な危険が潜んでいます。

お盆は集中豪雨が多く起こりやすい時期です。
そのため、普段は流れが緩やかで安全な河川であっても、急変することが考えられます。

よって、想定外の事故に巻き込まれる危険性が高まります。
海と同じぐらいに、お盆の川遊びは非常に危険が伴うということです。

釣りもNG

釣りも海遊びや川遊びと同じ理由から危険であると判断することが妥当でしょう。
お盆の時期は水難事故の危険性が高まります。

釣りは水面に近いポジションで行うことが通常であるため、非常にリスクを伴います。
高波や急激に強くなった水の流れに、巻き込まれる可能性は十分にあります。
お盆とその前後の時期くらいは避けておいた方がよいでしょう。

また、お盆というのはご先祖を祀る時期で、仏教ではお盆中の殺生は禁じられています。
魚を釣るという行為自体が殺生行為であるとされる認識も強くあるようです。

プールでの水遊びならば問題ない

プールであればお盆に入っても問題ありません。
同じ水であっても、海・川とプールではその性質は異なります。

最も大きく違うのは、自然環境であるかないかの違いがあります。
自然環境であるがゆえに、天候の急変などのリスクがあります。

しかし、プールはあくまでも人によって造られた、いわば大きな水槽です。
お盆であるからとプールを禁止することはありません。


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山登りは問題ない?

感嘆符を指さす女性

山登りに関してはお盆であるから危険ということは無いようです。
しかし、登山というのはお盆の時期に限らず常に天候の急変が付き物です。

常に危険を伴っています。
そのため、お盆の時期に山登りをすること自体は問題ありませんが、出発前の準備を入念に行いましょう。

また夏の時期は大変暑いです。
水分補給などの熱中症対策も必要です。

天候の急変にも対応できる装備をしましょう。


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お盆の海まとめ

マスクをつけてOKサインを出す女性

ここまで、お盆の海水浴についての情報や、お盆の時期などを中心に書いてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • お盆に海へ入ってはいけないのはクラゲが大量発生し、高波や、離岸流があるから
  • お盆に川遊びも集中豪雨が多く起こりやすいためしないほうが良い
  • お盆だからという理由で山登りがだめということはない

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。


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監修者

評価員(やまぐち)

山口 隆司(やまぐち たかし)

一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター

経歴

業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。

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