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法事法要

浄土真宗の初盆は何をする?仏壇の飾り方・初盆法要の準備まで解説

更新日:2022.09.14

お盆

線香が立てられた仏壇

記事のポイントを先取り!

  • 浄土真宗は初盆の代わりに歓喜会を開く
  • 浄土真宗での初盆では、仏壇で飾り付けする
  • 精霊棚、盆提灯、送り火迎え火などは使用しない

日本で最も信者数の多い浄土真宗。
しかし、浄土真宗の法要のルールは独特です。
初盆においても仏壇の飾り方から法要の準備まで、他の宗派とは異なります。

浄土真宗の初盆はどのように過ごすべきなのでしょうか。
浄土真宗の初盆のお墓参りについても解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。


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  1. 浄土真宗とは
  2. 初盆とは
  3. 浄土真宗では初盆をしないの?
  4. 浄土真宗では歓喜会の法要を行う
  5. 浄土真宗の初盆の準備
  6. 浄土真宗の初盆でやらないこと
  7. 浄土真宗での初盆の仏壇
  8. 浄土真宗は初盆にお墓参りをする?
  9. 浄土真宗の初盆の服装
  10. 浄土真宗の初盆まとめ
  11. お盆に関連する記事はこちら
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浄土真宗とは


浄土真宗とは、鎌倉時代の親鸞(しんらん)によって開かれた仏教の宗派です。
浄土真宗は、さらに10の宗派に分かれており、代表的な宗派は真宗大谷派(東本願寺派)と本願寺派(西本願寺派)です。
本尊は阿弥陀如来となります。

浄土真宗では、念仏を唱えさえすれば、本尊の力により亡くなった後誰でもすぐに極楽浄土に行けるとされています。
したがって、他の宗派のように故人の魂がこの世に残るという考え方はありません。

こちらの記事で浄土真宗について解説しているので、ぜひご覧ください。

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初盆とは

初盆はつぼんういぼんとは、故人の四十九日が終わってから初めて迎えるお盆のことで地域によっては新盆にいぼん、あらぼんと呼ばれることもあります

初盆は通常のお盆と同じように、通常8月13〜16日の日程で行われます。
故人が亡くなってから初めてのお盆に、故人の四十九日が終わっていない場合には翌年のお盆が初盆となります。

初盆は故人の供養を目的として行われるため、僧侶を招いての法要やお墓参り、参列者との会食などを行うことが多いです。

こちらの記事で初盆について解説しているので、ぜひご覧ください。

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浄土真宗では初盆をしないの?


浄土真宗では、故人は亡くなった後すぐに成仏するため、お盆に故人の魂が霊となってこの世に戻ってくる考えはありません。
つまり、初盆のような追善供養は必要なく、お盆という考えも存在しないのです。
そのため、浄土真宗のお盆の過ごし方は独特です。

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浄土真宗では歓喜会の法要を行う

浄土真宗ではお盆は歓喜会かんぎえと呼ばれます
これには浄土真宗において亡くなった人は皆、成仏して仏になると考えられていることが関係しています。

すでに成仏しているということは、故人の魂がこの世に残ることはないということを意味します。
そのため、浄土真宗では死者を迎え入れるお盆という行事がありません。

代わりとして浄土真宗では、お盆の時期に歓喜会として、故人を思い出して先祖へ感謝する法要を行います。

上記の理由により、他宗派で行われる迎え火や送り火、精霊棚・精霊馬のようなお盆特有の儀式や飾りは、浄土真宗では使われません。

こちらの記事で浄土真宗のお盆について解説しているので、ぜひご覧ください。

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浄土真宗の初盆の準備

浄土真宗の方も、個人的に初盆法要を執り行う方もいらっしゃいます。
自宅や斎場で初盆法要を執り行う場合に必要な準備について解説します。

僧侶の手配

お盆の時期は法事が大変多いため、僧侶は大変忙しく、予約がなかなか取れない傾向があります。
早めに日取りを決めて予約するようにしましょう。

案内状の送付

参列者への案内状はなるべく早めに作成し、送付するようにしましょう。
早めに返信を受け、人数の確認をすることが大切です。
早めに人数を把握することで、円滑に準備を進めることができます。

会食の手配

把握した人数に合わせて会食の手配をします。
忙しい時期に差し掛かると注文を受けてもらえなくなる可能性があるので、早めに行いましょう。

お布施の準備

法要では、お布施を用意しなければなりません。
初盆に代わる歓喜会のお布施相場は3万円、通常の歓喜会であれば1万円程度となります。

不祝儀袋の表書きは他の宗派同様、お布施と記載します。
浄土真宗では、お布施はご本尊に供えるものであるため、回向料、読経料とは書かないようにしましょう。

案内状を送付する

初盆を迎えるにあたって、参列してほしい知人や友人、親族などには事前に案内状の送付を行いましょう。
案内状の送付は、1ヶ月前までに送るのが望ましいです。

また、案内状には返信はがきや往復はがきなどを用いて法要に出席するかどうかを確認できるようにしておきましょう。

返礼品を手配する

歓喜会に参列する方は、遺族が辞退していない限り、香典を持参します。
そのため、香典をもらった人に対して、会場でお渡しする返礼品を用意しておく必要があります。

返礼品の金額は香典でいただいた金額の1/3から1/2程度が相場です。

こちらの記事で初盆のお返しについて解説しているので、ぜひご覧ください。

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浄土真宗の初盆でやらないこと

浄土真宗では初盆という考えはありません。
それによって生じる、浄土真宗と他宗派の初盆の違いは一体何なのでしょう?
ここでは、他宗教では行われ、浄土真宗では行われないことを解説します。

精霊棚

精霊棚とは、祭壇の上に供物を置いて飾り付けをする、故人や先祖の魂を迎え入れるための仏具です。
浄土真宗では、魂は極楽浄土に行くと考えられているため、精霊棚は不要です。

盆提灯

浄土真宗では、盆提灯も使用しません。
その代わりに切子灯籠(きりことうろう)を飾ります。
切子灯龍とは角を落とした多面体の火袋のことで、悪霊を払う力があると言われています。

本願寺派、大谷派で、それぞれ専用の切子灯籠があります。
切子灯籠は、迎え火として門提灯の役割も果たし、中には豪華な仕様のものも存在します。

送り火・迎え火

迎え火とは、故人の魂があの世からこの世へ戻って来る時に、迷わないための目印となるものです。
一方、送り火とは、故人の魂をこの世からあの世へ送り出す役割をするものです。

浄土真宗では、故人の魂は亡くなってすぐ極楽浄土に行き、帰ってくるものではないと考えられています。
したがって、送り火も迎え火も不要です。

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浄土真宗での初盆の仏壇

浄土真宗の場合、初盆の行事として歓喜会が開催されます。
歓喜会では命の尊さを再確認し、念仏の教えに出会えたことに感謝します。
歓喜会では、多宗派の初盆のように特別に用意するものはありません。

精霊棚などは必要なく、仏壇を年忌法要と同じように飾ります。

仏壇の飾り方

浄土真宗の正式な仏壇の飾り方について解説します。
せっかくの初盆に、仏壇をきれいに飾りたいという方はぜひ御覧ください。

①夏用の打敷(うちしき)を敷く

打敷とは三角の布でできた仏壇に飾る荘厳具(しょうごんぐ)です。
お盆では夏用の打敷を掛けます。
お盆には白か金、あるいは青色のいずれかを使用します。
打敷は、卓の本体と上板の間に挟み込みます。

②供笥(くげ)にお餅をのせる

供笥とは仏前に餅を備えるために使う仏具です。
供笥は大谷派が8角、本願寺派が6角と形が異なります。

③白ろうそくを用意する

僧侶にお越しいただいた際は、白い和ろうそくを使用します。
浄土真宗ではイカリ型という先が太い和蝋燭がよく使われます。

④仏花や華瓶に青木差し

仏花や華瓶に青木を差し、仏飯をお供えして線香を炊きます。

⑤仏飯器に仏飯をお供えし、線香を焚く

ご飯をお供えする仏具を仏飯器(ぶっぱんき)と言います。
仏飯の供え方にはルールがあります。

供え方のルールは以下の通りです。

  • ご飯は蓮のつぼみに似た形に盛る
  • 本尊の阿弥陀の掛け軸のみが仏壇にかけられている場合は一つ備える
  • 仏壇に掛け軸が三つある場合は、三つ備える

地域差はありますが、線香は寝かせて置いておくことが一般的です。

仏壇に置くお供え物

浄土真宗の初盆で仏壇に供えるお供え物は、餅・仏飯・お菓子が基本的です。
お菓子を用意する際は故人が好きだったものを用意すると良いでしょう。

注意点として、たばこは臭いが強いことや嗜好品を供えることが好まれないことから、避けるべきお供え物です。
また肉や魚などの四つ足生臭ものと呼ばれるものも避けるほうが無難です。

殺生をイメージさせること、腐りやすいことなどがお供え物に向かない理由となります。

こちらの記事で浄土真宗のお盆での仏壇の飾り方を解説しているので、ぜひご覧ください。

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浄土真宗は初盆にお墓参りをする?

晴天の墓地

浄土真宗の場合、お墓はご先祖様や故人の成仏を願う場所ではありません。
阿弥陀様への信仰心を新たにし、仏様との縁を結ぶ場所です。
故人は、亡くなるとすぐに成仏して極楽浄土へ行き、生まれ変わると言われています。

したがって、お墓は故人の魂や霊がとどまっている場所ではないのです。
他の宗派のお墓には、〇〇家之墓や〇〇家先祖代々之墓と刻まれます。
浄土真宗の場合は、南無阿弥陀仏や倶会一処(くえいっしょ)と刻みます。

双方の意味については以下の通りです。

  • 南無阿弥陀仏 
    阿弥陀様どうかお救いください
  • 倶会一処
    同じ極楽浄土で再会しましょう

また、浄土真宗では戒名は法名、お墓は「法名碑」と呼ばれています。
お墓には霊は存在しないので、「霊」という文字は使用されません。

さらに、浄土真宗では追善供養という考え方はないため、故人の追善供養のための卒塔婆や五輪塔も必要ありません。

こちらの記事で浄土真宗のお墓参りについて解説しているので、ぜひご覧ください。

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浄土真宗の初盆の服装

浄土真宗の初盆における服装は、喪服を着るのが一般的なマナーです。
正喪服を選ぶ必要はありませんが、準喪服略喪服を着用すると良いでしょう。

ただし、初盆の規模や各家庭の考え方で異なります。
自宅で行う場合には私服でも問題ないこともありますので、事前に相談しておくと良いでしょう。

ちなみに、男性はブラックスーツの中に白いシャツ、黒のネクタイを着用し、靴下や革靴も黒に統一したものが準喪服となります。
女性の場合は、黒のスーツやワンピースあるいはアンサンブルなどに黒のシャツ、ストッキングやパンプスも黒に統一したものが準喪服です。

いずれの場合もアクセサリーは外しておき、天然物の革やファーが使われている小物は避けて下さい。

こちらの記事で初盆の服装について解説しているので、ぜひご覧ください。

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浄土真宗の初盆まとめ

キーボードの上に載っている「ま」「と」「め」と書かれた積み木

この記事では浄土真宗の初盆について詳しく解説してきました。

この記事をおさらいすると以下の通りです。

  • 浄土真宗は初盆の代わりに歓喜会を開き、阿弥陀様の念仏を聞く
  • 浄土真宗の初盆では精霊棚、盆提灯、送り火迎え火などを使用しない
  • 浄土真宗での初盆では、精霊棚は使用せず仏壇で飾り付けする

この記事が少しでも皆さんのお役にたてれば幸いです。


最後までご覧いただきありがとうございます。

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お盆に関連する記事はこちら

お盆に関して以下の記事で解説しているので、ぜひご覧ください。

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