お葬式
お別れの会の服装で注意することは?男女別の平服についても解説
更新日:2022.11.19 公開日:2021.12.14

記事のポイントを先取り!
- 服装は主催者が決める
- 平服の場合が多い
- 髪型や持ち物もシンプルに
近年では葬儀ではなく、お別れの会という形で、故人を見送るケースが増えてきています。
しかしまだお別れの会に参加したことがない、という方も多くいらっしゃるでしょう。
もしもお別れの会に参加する場合、どのような服装をしていけばいいのでしょうか。
そこで今回はお別れの会の服装について詳しく解説していきます。
お別れの会と葬儀の意味の違いや、お別れの会でのマナーや注意点についても言及しています。
ぜひ最後までご覧ください。
みんなが選んだお葬式の電話相談
みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。
24時間365日無料相談
0120-33-3737
電話をかける

手配いたします
ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら
厳選して無料でご案内いたします
都道府県一覧から葬儀場を探す
こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。

こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。
お別れの会とは
お別れの会とは、葬儀とは別に行われる、故人を見送る会です。
昨今では様々な事情により、家族葬などの小規模な葬儀を行うケースが増えてきています。
そのため葬儀後に改めて、故人を見送る場を設けることも増えてきているのです。
また著名人が亡くなった際にも、葬儀後に関係者やファンの方が集って、故人を偲ぶ会が開かれることもあります。
その他にも、かつての社葬の代わりに、お別れの会が開かれるケースもあるようです。
お別れの会という形式は、特にルールがあるわけではありません。
儀礼やしきたりに沿うことなく、自由な形式で故人を見送ることができる点が大きな特徴と言えます。
お別れの会とお葬式の違い
通常のお葬式とお別れの会では、どのような点に違いがあるのでしょうか。
開催意味の違い
仏式の葬儀では、僧侶が読経をあげ、参列者が焼香をします。
キリスト教の葬儀では、牧師や神父が聖書を読みあげ、参列者が讃美歌や聖歌を歌います。
つまり一般的な葬儀は、宗教的に意義のある儀式なのです。
しかしお別れの会には、葬儀のような宗教的な意味合いはほとんどありません。
内容も宗教的な儀式としての役割がないので、主催者が自由に決めることができます。
また葬儀とお別れの会では、開催される時期も異なります。
葬儀は一般的に、故人が亡くなって数日以内に行われるものです。
しかしお別れの会の開催時期には、特に決まったルールはありません。
故人が亡くなってから、おおよそ2週間後以降に行われることが多いようです。
お別れの会は、誰が主催者になるのかも決まっていません。
ご遺族が開催する場合もありますが、故人の友人や知人の呼びかけによって、開催される場合も多くあります。
宗教や開催時期、主催者など特にルールがないという自由さが、葬儀との大きな違いと言えるでしょう。
服装の違い
葬儀では必ず喪服を着ます。
喪服には正喪服、準喪服、略喪服の3種類あります。
葬儀で着るのは、喪主が正喪服で、参列者は準喪服を着るのが、一般的なマナーです。
しかしお別れの会では、服装に関しての自由度は高くなっています。
主催者側からの指定がなければ、平服で出席するのが一般的です。
喪服と指定された場合のみ、喪服で出席します。
形式だけではなく、服装も主催者が自由に決められるという点も、葬儀との大きな違いと言えるでしょう。
香典の違い
一般的な葬儀では、香典にいくら包むのか、明確な決まりがあるわけではありません。
相場と言われるものも一応ありますが、基本的に金額は任意です。
それに対してお別れの会の場合、香典ではなく会費制で行われる場合が多いのが特徴です。
その場合には、主催者側から前もって会費額が提示されます。
いわば香典の代わりに、提示された額の会費を支払うわけです。
なかには、ご遺族が香典を辞退したいというケースもありますが、通常の葬儀のように香典を受け付ける場合もあります。
香典に対する捉え方もお別れの会によってそれぞれ、という点も葬儀と異なる大きなポイントです。
お別れの会には代表的な形式が2つある
お別れの会の形式は、大きく分けると次の2つの形式があります。
セレモニー形式
比較的葬儀に近いタイプのお別れの会です。
会場の前方に祭壇と遺影が掲げられ、参列者には座席が用意されています。
司会者の進行によって、弔辞や献花、黙とうが行われます。
フォーマルかつ厳かな雰囲気で、社葬などに用いられることも多いようです。
会食パーティー形式
カジュアルな雰囲気で行われるお別れの会です。
参列者それぞれに席のあるタイプと、立食タイプのパーティーがあります。
会場のテーブルには料理が置かれ、会食をしながら故人の思い出話をします。
涙のお別れというよりは、和やかに故人を送りたい、という場合に最適な形式と言えるでしょう。
葬儀場で行う場合
葬儀の専用会場である葬儀場でも、お別れの会を開催することができます。
葬儀を行う専門の会場であるため、様々なタイプのお別れの会の開催に対応しているようです。
平服での参列はもちろん、喪服での参列も可能です。
会場がホテルの場合
ホテルで行われるお別れの会の場合、喪服での入場が不可能なケースがあるかもしれません。
ホテルでは、結婚式の披露宴も行われることが多数あります。
もしも結婚式とお別れの会の日時が重なった場合、喪服姿を見た結婚式関係者が不快に感じる恐れがあります。
そのため会場がホテルの場合、喪服を着用するのは控えたほうがいいでしょう。
みんなが選んだお葬式の電話相談
みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。
24時間365日無料相談
0120-33-3737
電話をかける

手配いたします
ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら
厳選して無料でご案内いたします
お別れの会に参加する際の服装
お別れの会に出席する際に、どのような服装で出席すればいいのでしょうか。
喪服と平服の場合について、男女別の服装を確認しておきましょう。
喪服の場合
まずは喪服の場合の服装を男女別に解説します。
男性
喪服での参列を指定された場合には、参列者は準喪服を着用するのが一般的です。
男性の準喪服は、ブラックフォーマルスーツです。
準喪服にはシングルとダブルがありますが、どちらでもかまいません。
ただしズボンの裾は、シングルにします。
「喪服の代わりに、ブラックのビジネススーツでもいいのでは」と思う方もいるかもしれません。
しかし準喪服とビジネススーツでは、同じ黒でも色の深みが異なります。
一目でわかってしまうので、喪服を指定された場合には、素直に準喪服を着て行きましょう。
準喪服に合わせるシャツは白、ネクタイは黒です。
靴下や靴も黒で統一し、靴はフォーマルな飾りなしで紐付きのタイプにしましょう。
女性
案内状に喪服と指定されていた場合、女性も準喪服を着用します。
女性の準喪服は、ブラックフォーマルスーツか、黒いアンサンブルです。
ストッキングは黒で、靴も飾り気のない黒いパンプスを履きます。
ヒールが高いと華美な印象を与えてしまうので、ヒールは低めにしておきましょう。
バッグなどの小物も黒で統一し、光沢のあるものは避けます。
基本的に葬儀の際と同じなので、結婚指輪以外のアクセサリーは控えます。
ただし真珠のネックレスなら許容範囲でしょう。
メイクやヘアメイクも控えめにし、派手で華美な印象を与えないように努めましょう。
平服の場合
続いて平服の場合の服装を男女別に解説します。
男性
男性の平服とは、いわゆる略喪服にあたります。
ブラックフォーマルではない、ダークスーツです。
シャツは白ですが、ネクタイは黒でなくてもかまいません。
ただし落ち着いた雰囲気の、ダークカラーのものを着用します。
靴下は黒で、靴もできるだけフォーマルなタイプの黒いものを履きましょう。
ネクタイピンやカフスボタンは、おしゃれな雰囲気になり過ぎるので控えてください。
女性
女性の平服も、略喪服と呼ばれるものです。
フォーマルなスタイルのスーツやワンピース、アンサンブルやパンツスーツなどが略喪服にあたります。
色は黒でなくてもかまいません。
グレーや濃紺など、質素なカラーでまとめましょう。
ストライプやチェックなど、多少の模様が入っていても問題ないとされています。
ただし肌の露出は避け、控えめな印象を与えるようにしてください。
スポンサーリンク「平服でお越しください」と言われた場合
通常の葬儀では喪服で参列することがマナーですが、お別れの会では必ずしもそうではありません。
会の形式や服装などは、主催者側が自由に決めることができます。
参列者の服装に関しては、案内状に明記されているので、まずは案内状をよく確認しましょう。
では、案内状に平服と指定されていた場合、どのような服装で出席すればいいのでしょうか。
平服は普段着ではない
平服と言われても、どのような服装か、今ひとつイメージできないかもしれません。
「普段着でいいのか」と思う方もいるかもしれませんが、平服とは普段着のことではありません。
平服とは、略喪服とも呼ばれる比較的フォーマルなスーツのことです。
通夜の席や、三回忌以降の法事にも着用できる、れっきとした喪服になります。
弔事の平服指定は、「本来はフォーマルだが、そこまでしなくても良い」という意味合いです。
平服の指定があった場合には、くれぐれもカジュアルな装いで参列しないように注意してください。
平服の略喪服のスーツの色は、必ずしも黒でなくてもかまいません。
黒いスーツの他にも、チャコールグレーや濃紺、茶色などの濃い目の色のスーツなら問題ないでしょう。
派手な模様がついたものは相応しくありませんが、さりげないストライプが入っている程度であれば大丈夫です。
しかし光沢のある生地のスーツは華美な印象を与えるので、避けたほうがいいでしょう。
髪型やメイク、アクセサリーは喪服の場合と同じ
女性の場合、メイクや髪型、アクセサリーなどは、通常の葬儀に参列する際に準拠します。
メイクは薄めで、ナチュラルな仕上がりを意識します。
派手なアイラインやアイシャドウ、鮮やかなリップなどは控えましょう。
髪型も華美な雰囲気にならないように努め、長い髪の場合はシンプルにまとめます。
アクセサリーは真珠のネックレスが基本です。
二重のデザインのものは、不幸が重なることを示唆します。
そのため二重のものは避け、シングルのものを着用しましょう。
みんなが選んだお葬式の電話相談
みんなが選んだお葬式では葬儀社、葬儀場選びのご相談に対応しております 他にも、葬儀を行う上での費用、お布施にかかる費用など葬儀にかかわること全般に対応しております。 なにかご不明な点がございましたら以下のボタンから遠慮なくお申し付けください。
24時間365日無料相談
0120-33-3737
電話をかける

手配いたします
ご危篤・ご逝去で
お急ぎの方はこちら
厳選して無料でご案内いたします
お別れの会のマナー
鞄などの持ち物についても、葬儀のマナーに沿ったものを持って行くのが無難です。
色は基本的に黒で、シンプルなデザインのものにします。
金具が目立つものや、殺生を連想させる動物の皮だとわかるようなデザインのものは避けましょう。
ハンカチは白が基本です。
必ずしも無地でなくてもいいですが、落ち着いたデザインのものにしましょう。
お別れの会当日が、あいにくの天気の場合もあるでしょう。
傘を持って行く場合、やはり派手な色のものもは好ましくありません。
必ずしも黒にする必要はありませんが、少し地味な色合いのものを用意したほうがいいでしょう。
スポンサーリンクお別れの会の服装まとめ

ここまでお別れの会での服装や、平服とはどんな服装のことなのかなどを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- お別れの会とは、宗教色が薄く比較的自由なスタイルで行われる、故人を見送る会。
- お別れの会の服装は主催者からの要望で決まるものだが、比較的平服で行われることが多い。
- 弔事の平服とは、普段着ではなく略喪服のこと。
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
スポンサーリンク都道府県一覧から葬儀場を探す
こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。

こちらでご希望のエリアから葬儀場を検索できます。
監修者

田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
お葬式の関連記事
お葬式

更新日:2023.12.06
葬儀後の労いの言葉には何がある?遺族に声をかける際の注意点も解説
お葬式

更新日:2022.10.20
お悔やみの言葉は親戚同士でも言うべき?避けるべき言葉や挨拶とは
お葬式

更新日:2024.03.28
義理の祖母の葬儀には参列するべき?お悔やみの言葉についても解説
お葬式

更新日:2022.11.19
喪服はネックレスなしでもいい?知っておきたいネックレスの選び方
お葬式

更新日:2024.12.25
お通夜の服装は私服でも大丈夫?私服で良い理由や選び方などを紹介
お葬式

更新日:2022.11.19
喪服で電車に乗るのはマナー違反?喪服が気になる場合の対応も紹介