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お葬式

遺族も香典を渡すべき?判断基準や香典のマナーについて解説

更新日:2022.11.17

弔問

記事のポイントを先取り!

  • 遺族も香典は必要
  • 香典の相場は故人との関係などにより異なる
  • 渡すタイミングも一般の方と同じ

葬儀となると香典を包むのがマナーですが、遺族の場合どうするかご存知でしょうか。

遺族として葬儀に参列する際に香典を用意するか、悩まれている方は多いと思います。

そこでこの記事では、遺族も香典を渡すべきかについて解説します。

この機会に、渡す判断の基準などについて覚えておきましょう。

後半には遺族が香典を渡す際のタイミングについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 遺族も香典を渡すべきなのか?
  2. 香典が必要ないケースについて
  3. 遺族が出す香典の金額相場
  4. 香典のマナー
  5. 遺族への香典返しのマナー
  6. 遺族が香典を渡すタイミングはいつ?
  7. 遺族の香典まとめ
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遺族も香典を渡すべきなのか?

遺族であっても香典が必要な場合はあります。

香典とは主に、その葬儀における遺族へ向けて渡すお金になります。

香典を渡す意図は、葬儀を行うための金銭的負担を少しでも軽くするためのものです。

香典を渡すかどうかの判断でもっとも考慮すべきは、その葬儀における金銭的負担に自分が関与しているかというところになります。

たとえ遺族であっても、あくまで葬儀に参列するだけの立場であれば、香典は必要です。

喪主と同じ立場にたち、金銭的にも葬儀を執り行う側の人間であれば、香典は不要となります。

遺族という立場であり、故人や故人に親しい方たちとあまり交流のなかった方の場合は、香典を用意しない場合もあるようです。

しかし基本的なマナーとしては、遺族であっても香典を用意するものと思っていいでしょう。

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香典が必要ないケースについて

基本的には、遺族であっても香典が必要です。

しかし、特定の場合において香典が不要となるケースがあります。

香典を必要としないケースを3パターンほど紹介します。

故人と世帯を一緒にしていた場合

故人と同一世帯の場合は、原則として香典が必要ありません。

同一世帯の判断は多少難しいところもありますが、多くの場合は生計を一にする家族と思っておけばいいでしょう。

同一世帯と勘違いしやすいものとして、同居しているけれど生計を一にしていない場合や、同居していないけれど世帯が一緒と判断されるケースがあります。

後者はわかりにくいですが、仕送りを受けている新社会人などが該当すると思っておきましょう。

未成年や学生の場合

自分が自立できておらず、まだお金を稼ぐ能力がない立場の遺族も香典は不要です。

おおよその場合は、未成年や学生が該当します。

学生の場合や、未成年でまだ社会人として仕事をしていない場合などは、同居の事実にかかわらず、基本的に香典は不要です。

家族葬などで香典を辞退された場合

遺族に限った話ではありませんが、喪主側から香典を辞退された場合は用意する必要はありません。

むしろ、辞退されたのに香典を用意することはマナー違反なので注意してください。

香典をもらった場合、基本的に香典返しが必要となりますので、遺族の負担になってしまいます。

香典辞退に関しては、遺族側と一般の参列者側とで対応が異なることもあるようです。

一般の参列者には負担をかけないために香典を辞退するけれど、遺族には用意してもらうといったケースもあります。

明確にわからない場合は他の遺族や喪主に直接確認し、そういったケースで渡す際はこっそり渡すような配慮をすると良いでしょう。

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遺族が出す香典の金額相場

香典を渡す場合、故人との関係の深さや自分の年齢によってその金額相場が変わります。

特に遺族であれば金額の違いが顕著であり、香典に包む金額を考える際に注意しなければいけません。

自分にとって故人がどういった立場にいたのか、その立場ごとの相場を紹介します。

両親の場合

故人が自分の両親であった場合は、3万円〜10万円が金額相場です。

自分の年齢が20代であれば3万円から、30代であれば5万円から、自分の生活と故人への想いを考えた上で包むことをおすすめします。

故人が両親となると、喪主の立場となっている可能性もあるため、葬儀における自分の立場は明確にしておくようにしましょう。

また、義両親であった場合も相場は同じであり、故人や遺族とどれほど仲が良かったかによってさらに上乗せしても問題ありません。

祖父母の場合

故人が自分の祖父母であった場合は、1万円〜5万円が金額相場です。

自分の年齢が20代であれば1万円から、30代であれば3万円から、祖父母とどれほど交流があったかなどで判断して包むと良いでしょう。

兄弟・姉妹の場合

故人が自分の兄弟などであった場合、3万円〜5万円が金額相場です。

自分の年齢が20代なら3万円から、30代であれば5万円、現在までの故人との関わりや故人への想いから金額を包むと良いでしょう。

義兄弟などであった場合も相場に変化はなく、自分が結婚している場合は夫婦連名や夫の名前を使って包むのが一般的です。

自分の立場や故人との関係性に応じて、金額を上乗せしても問題ありません。

叔父母の場合

故人が自分の叔父母であった場合、1万円〜3万円が金額相場です。

自分の年齢が20代なら1万円、30代であれば1万円から、叔父母とどのくらい仲が良かったかで判断して包むと良いでしょう。

特に叔父母との関係は複雑なこともあります。

あまり話したこともなければ少なく、幼いころからお世話になっていたのであれば多めに包むのがおすすめです。

その他の親戚の場合

遺族とは言い難いかもしれませんが、遠い親戚が故人であった場合、3,000円〜3万円が金額相場になります。

自分が20代であれば3,000円から、30代なら1万円から、どの程度関わっていたかで判断して包むと良いでしょう。

遠い親戚でも、深く関わっていたりお世話になった親戚であれば、多めに包んでも問題ありません。

香典として包む金額は、相場よりも故人への想いを重要視して考えることをおすすめします。

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香典のマナー

遺族であっても香典を包むことはあります。

葬儀に不慣れなため、香典の書き方などを知らない方もいるでしょう。

香典を書く際には注意する点や最低限のマナーがあるので、書く内容も併せて紹介します。

外袋の書き方

香典を包む際は、香典袋などを用いることが多いでしょう。

香典袋には中袋と外袋があり、それぞれに書く内容が決まっています。

外袋には、表書きと香典を包んだ方の名前を記入します。

表書きは四十九日以前の法要は「御霊前」、四十九日を終えてからの法要では「御仏前」とし、外袋の上半分に大きく記入しましょう。

宗教や宗派によって書く文字は変わるので注意が必要です。

表の下半分にはお金を包んだ方、あるいは代表者などの名前を記入してください。

複数名で包んだ場合は以下の通りに記入しましょう。

  • 2名(夫婦):夫の名前を書き、その左に名字を省いて妻の名前を書く
  • 3名までの場合:右に団体名を書き、左に向かって目上の人から名前を書く
  • 4名以上の場合:団体名一同などとし、連名の方の名簿を中袋に入れる
  • 会社の場合:中央に代表者(社長取締役など)の名前、その右に社名などを書く

中袋の書き方

中袋にはお金を包み、包んだ金額と氏名や住所を記入します。

中袋の表に包んだ金額を記入しますが、この際は大字(旧字)を用いて「金〇〇圓」などと書きましょう。

たとえば5万円を包んだのであれば「金伍萬圓」とします。

住所や氏名は裏面の左下に記入してください。

この際、住所は郵便番号や県名から、氏名はフルネームを記入しましょう。

薄墨で書く

葬儀で香典を包む際は、薄墨を用いて表書きを書くのがマナーとなっています。

古くからの慣習に近いもので「いきなりのことに墨を磨る時間がなかった」といった考え方があるようです。

墨を使うことの少なくなった現代では「悲しみに流した涙でにじんで薄くなった」といった意味合いを込めています。

上記のような考え方のため、このマナーは葬儀でしか適用されません。

葬儀以降の事前にわかっている法要などでは、濃墨を用いて書くようにしましょう。

また、中袋の住所などは文字が小さく読みにくくなってしまうので、葬儀であっても濃墨で書くほうが良いともされています。

お金の入れ方

お金を包む際の入れ方にも、注意する点があります。

お札の種類とお札の入れる向きが、お金を入れる際に注意するマナーです。

弔事、特に葬儀の香典などでお札を包む際は、新札を避けるようにしてください。

新札を用意してしまうと、事前に死期を予想していたかのような誤解を招き、遺族を不快にさせてしまう場合があります。

香典を包む際は、あまり古すぎない程度の古札を入れるようにしましょう。

また、お札を入れる際は袋の表側から取り出した際、肖像画が見えない向きで入れてください。

お札の顔を自分にたとえ「悲しみによって顔を上げられない」であったり「不幸から顔を背ける」といった意味合いがあるようです。

香典の金額は奇数に合わせる

祝儀不祝儀問わず、こういった儀式では偶数を避けることがマナーとされています。

偶数は割り切れる数字ということから、慶事では「別れ」を連想させ、弔事では「縁の切れ」を連想するためです。

気にしすぎることではありませんが、避けたほうが無難でしょう。

また、4(死)や9(苦)などの忌み数なども避けるようにしてください。

ただし、金額の小さくなる2万円などは問題ないともされています。

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遺族への香典返しのマナー

香典返しは、香典を受け取った際のマナーとなります。

このマナーは遺族からの香典にも適用されるため、仮に遺族からの香典であっても香典返しは必要です。

基本的に香典返しの相場としては、包んでもらった金額の2分の1あるいは3分の1となる品物を送るのが良いとされています。

上記はあくまで相場であり、地域や家庭によってルールがあったりするものです。

判断に困った場合は、喪主を経験したことのある親族の方や年配の方など、詳しい方に尋ねると良いでしょう。

香典というのは、あくまで悲しみに暮れる遺族を援助するために包むお金です。

その香典にお返しするため、遺族が負担を負うのは本末転倒と言えます。

香典返しが厳しい場合などは、相場の金額よりもさらに安くしても問題ありません。

また、香典を受け取った際に香典返しはいらないと言ってくれる方もいると思います。

そうした場合は香典返しは不要なため、用意する必要はありません。

ただし、香典をいただいたことや葬儀へ参列してくれたお礼も兼ねて、お礼状を送るようにしましょう。

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遺族が香典を渡すタイミングはいつ?

香典を渡すタイミングは、告別式などに参列する際の受付

基本的に香典を渡すタイミングは、告別式などに参列する際の受付となります。

遺族であればお通夜に参加することも多いと思いますが、お通夜の最大の目的は故人を偲ぶことにあります。

故人を偲ぶことが目的なため、その儀式の中で遺族のために渡す香典というものは、故人に対しても失礼にあたるでしょう。

遺族の負担や儀式の特性、それぞれの観点からも告別式などの受付で渡すのが一般的なマナーです。

一部しか参列できない場合は他で渡してもよい

ただし、お通夜にしか参列できない場合などではお通夜で渡しても問題ありません。

香典は遺族の金銭的負担をカバーするものにもなるため、渡し損ねることだけはしないようにしましょう。

また、葬儀の法式や参列者の方の事情などによって例外もあります。

家族葬などの身内だけで行う小さな葬儀の場合や、やむを得ない事情により参列できない場合です。

家族葬などの小さな葬儀では受付がない場合もありますので、そうした場合は香典を遺族に直接渡しても問題ありません。

葬儀が始まる前の挨拶などで、お悔やみの言葉とともに渡すと良いでしょう。

参列できない場合は、郵送や代理人を立てる

やむを得ない事情により参列できない場合は、現金書留などで郵送しましょう。

郵送で送る場合は、お悔やみの言葉と参列できないことへの謝罪の言葉を書いた手紙も同封することをおすすめします。

また、葬儀に参列するほかの親戚の方に自分の香典も一緒に渡してもらう代理人を用意して自分の代わりに参列してもらうなどの方法もあります。

代理人に参列してもらうことはマナー違反にも思えますが、どうしても参列したかった自分の弔意を表すことにもなります。

代理人を参列させる場合は、事前に喪主の同意を受けておくことが大切です。

代理人を参列させる旨を喪主に伝えておき、お悔やみや謝罪の言葉を記した手紙も送っておくと良いでしょう。

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遺族の香典まとめ

ここまで遺族も香典を渡すべきかや、香典のマナーについて解説してきました。

まとめると以下の通りです。

  • 遺族であっても喪主側でない限りは香典が必要
  • 故人と同一世帯であった場合は原則不要
  • 香典マナーなどは一般の参列者と同じ
  • 香典は基本的に告別式の受付に渡す

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(やまぐち)

山口 隆司(やまぐち たかし)

一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター

経歴

業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。

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