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お葬式

遺族が焼香する際のやり方とは?種類別の手順と注意点やマナーを解説

更新日:2022.10.01

弔問

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記事のポイントを先取り!

  • ・焼香の順番は、喪主から個人と関係が深い順に行う
  • ・回し焼香では香炉と抹香のセットを受け取り手元で焼香する
  • ・座礼焼香では基本的に立ち歩かず、膝を使って移動する

遺族として葬儀や法要を主催する場合の、焼香の作法についてご存知でしょうか。

各宗派における焼香の手順などを知っておくことが大切です。

そこでこの記事では、遺族が焼香する際のやり方について解説します。

この機会に、焼香の際の注意点やマナーについて覚えておきましょう。

後半には遺族の焼香マナーについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 焼香とは
  2. 焼香の種類
  3. 遺族が立礼焼香するやり方
  4. 遺族が座礼焼香するやり方
  5. 遺族が回し焼香するやり方
  6. 遺族が線香焼香を立てるやり方
  7. 遺族が焼香をおこなう順番
  8. 遺族が焼香のやり方に不安がある場合の対処法
  9. 遺族が焼香をおこなう際の注意点
  10. 遺族が焼香する際の知っておきたいマナー
  11. 遺族が焼香するやり方のまとめ
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焼香とは

焼香とは、亡くなった方への供養のひとつで、葬儀や法要の際に僧侶だけでなく遺族や参列者も行います。

焼香は主に1人ずつ行うもので、一連の動作に作法とされる動きがあるため慣れていない方は不安に思うものです。

焼香が不安であれば、対策として焼香の種類ややり方、注意点などをあらかじめ確認しておくことが重要になります。

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焼香の種類

ひとくちに焼香といっても、さまざまな種類があります。

ここでは焼香を行う方法として、いくつかのスタイルと特徴について解説します。

立礼焼香

立礼焼香(りゅうれいしょうこう)は立った状態で行う焼香のことで、もっとも採用されている基本的な焼香のスタイルです。

自分の順番になったら席から立ち上がり、香炉の前まで移動して焼香を上げ、終わったら席に戻ります。

夫婦で参列している際は香炉の前まで2人で向かい、ひとりずつ焼香をあげるのが基本です。

座礼焼香

座礼焼香は、文字通り座ったまま行う焼香です。

椅子のない会場などで採用され、香炉が置かれた台も正座で焼香する高さになっています。

自分の座っている位置から香炉まで近ければ、立ち上がらずに焼香台まで向かいます。

ただし遠い場合は、一度立ち上がる必要があるでしょう。

回し焼香

回し焼香では人が動くことはなく、焼香を乗せたお盆の上で焼香をして順番に回します。

焼香台を設置しないため、参列者はその場を動かずに焼香するのです。

香炉と抹香(まっこう)のセットを受け取ったら、手元で焼香を上げ次の方へ渡します。

線香焼香

線香焼香とは、抹香ではなくお線香を用いた焼香です。

また別の意味では、葬儀や法要で行う焼香ではなく、通常のお参りで線香を使うことも線香焼香と呼ばれます。

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遺族が立礼焼香するやり方

焼香のもっともスタンダードなスタイルである立礼焼香を、遺族として行う場合について解説します。

遺族が立礼焼香する際は、基本的に親族への一礼は不要です。

また立礼焼香は宗派によって礼の回数や、押しいただくかどうかなどの手順が異なります。

押しいただくとは、つまんだ抹香を額に持っていく動作のことです。

僧侶に一礼

香炉の台まで移動したら、僧侶に一礼します。

その後、親族以外の参列者にも一礼すると良いでしょう。

遺影に一礼

僧侶や参列者への礼を終えた後は、一歩前に進み遺影に一礼します。

焼香

抹香は、右手の親指と人差し指、中指の3本でつまみ香炉に移します。

宗派ごとの焼香の回数と作法は以下の通りです。

  • 浄土真宗本願寺派:押しいただかずに焼香を1回
  • 浄土真宗大谷派:押しいただかずに焼香を2回
  • 浄土宗:押しいただく焼香を1〜3回
  • 真言宗:押しいただく焼香を3回
  • 天台宗:押しいただく焼香を3回
  • 日蓮宗:押しいただく焼香を1回もしくは3回
  • 曹洞宗:押しいただく焼香を1回、その後押しいただかずに焼香を1回
  • 臨済宗:押しいただく焼香を1回、その後押しいただかずに焼香を1回

合掌

故人の供養のため、目を閉じて合掌します。

遺影に一礼

再度遺影に一礼します。

弔問客に一礼

振り返り参列者へ一礼し、自分の席へ戻ります。

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遺族が座礼焼香するやり方

遺族側が座礼焼香する場合は、下記の手順を参考にしてください。

焼香台の前に移動

座礼焼香の場合は基本的に立ち上がらず、膝で移動して焼香台に向かいます。

僧侶に一礼

焼香台についたら僧侶に一礼します。

遺影に一礼

遺影の正面に向かい、一礼します。

焼香

立礼焼香と同じく、宗派ごとの作法に従って焼香します。

合掌

遺影に向かい合掌します。

後ろに下がる

合掌後、遺影に向いたまま後ろに下がり自分の席へ移動します。

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遺族が回し焼香するやり方

遺族が回し焼香する手順で覚えておきたいのは、自分の番が最後の焼香だった場合です。

自分が最後だった場合は基本的に、近くにいるスタッフに焼香セットを渡すか、喪主へ戻します。

前の人に一礼

焼香セットが回ってきたら、渡してくれた人に一礼し受け取ります。

遺影に一礼

遺影に向かって一礼します。

焼香

手元で、前述の宗派の作法にならい、焼香します。

次の人に渡す

焼香が済んでいない次の方へ焼香セットを回します。

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遺族が線香焼香を立てるやり方

遺族が線香焼香を立てる場合は、下記の手順で行います。

僧侶や遺族に一礼

香炉の前に立ったら、僧侶や遺族に一礼します。

遺影に一礼

遺影の正面に立ち、遺影に一礼します。

合掌

故人の供養のため、手を合わせます。

線香に火をつける

ろうそくの下から線香に火をつけて、ろうそくについた火を左手であおぎ消します。

火が消えたのを確認したら香炉に線香を立てます。

線香は宗派ごとの違いはあまりありませんが、浄土真宗の場合は少し異なります。

浄土真宗の場合は、火を消した後に線香を立てる際、2〜3本に折って寝かせるのです。

浄土真宗の方は間違えないよう、注意しておきましょう。

合掌

香炉に線香が立ったのを確認したら、遺影に向かい合掌します。

一礼

締めくくりに一礼します。

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遺族が焼香をおこなう順番

遺族が焼香をする場合、一般的には順番に従って行う必要があります。

基本的には喪主が初めに焼香して、その後関係が深い順に続くのです。

一例として喪主が故人の子供の場合は、2番目は故人の配偶者です。

その後に喪主以外の子供、喪主の配偶者や子供、喪主の兄弟とその子供、故人の兄弟とその子供と続きます。

それ以降は故人の兄弟、故人の配偶者の兄弟、喪主の配偶者の両親、喪主の従兄弟の順です。

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遺族が焼香のやり方に不安がある場合の対処法

遺族として葬儀などに参列する際、焼香のやり方に不安を感じる場合は下記の方法で対処しましょう。

事前に喪主や葬儀場の人に確認しておく

遺族という立場であれば、喪主との関係性も深いことも多いでしょう。

その場合は葬儀の前段階で、焼香の方法について宗派の作法を含めて喪主に聞いて確認しておくことをおすすめします。

前の人の動作を参考にする

遺族であっても忙しい場合、確認できずに葬儀当日を迎えることもあります。

その場合は、自分より前に焼香を行う方の動きをよく見て参考にしましょう。

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遺族が焼香をおこなう際の注意点

故人の葬儀や法要に参列する際、遺族として気をつけるべき注意点が3つあります。

焼香の時も数珠は必要

仏教の儀式では、数珠を持参して参列するのが基本です。

数珠は基本的に左手にかけておき、焼香の時も必要になるのでポケットなどには入れずに携帯しておきましょう。

火傷に気を付ける

焼香は火を扱うため、ろうそくや線香、焼香の火に触れないよう注意してください。

また回し焼香のお盆は、意外と重いことがあります。

受け取りの際は注意して、火傷しないようにしましょう。

髪を束ねておく

髪が長い方は焼香時に髪を束ねておかないと、不注意で火がついてしまう恐れがあります。

事故にならないよう、自分の焼香の順番がくる前にあらかじめ、髪を束ねておきましょう。

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遺族が焼香する際の知っておきたいマナー

焼香をあげることは、故人や遺族にとっての供養やお悔やみの気持ちを伝える行為です。

しかし、下記のマナーを守らずに焼香することは失礼な行為になりますので、よく確認して守るようにしましょう。

焼香の前に喪主と遺族に挨拶をする

焼香を行う上で基本とされていることが、焼香前の喪主と遺族への挨拶です。

自分は参列者として招かれているからといって、挨拶をしないことはマナーに反する行為です。

そうはいっても、心を尽くした丁寧な挨拶は必要ありません。

たったひとこと「このたびはご愁傷様です」と添えた挨拶で構いませんので、焼香前の遺族への挨拶は必ず行いましょう。

ルールに縛られるのではなく、故人への弔意を見せることが大切です。

身だしなみに気をつける

葬儀に参列する際は、その場にマッチした服装などの身だしなみを整えることは最低限のマナーです。

喪服を着用し、派手なアクセサリーは外しましょう。

また、仏教の教えにおいて殺生は禁止事項となっています。

そのため動物の毛皮や革製のバッグ、動物柄の衣服は避けてください。

手荷物がある時の対処

遠方から葬儀に出向く際には、どうしても手荷物が多くなってしまうこともあるでしょう。

多くの荷物を持ったまま焼香することは、遺族や参列者の迷惑な行為になりますので避けなければなりません。

車での移動であれば車中にスーツケースなどを置けるのですが、公共交通機関の利用では葬儀会場に持ち込まざるを得ません。

その場合は、受付などに荷物を置けないかどうか確認してみると良いでしょう。

会場によってはクロークが置かれているところもありますので、事前に電話で確認しておくのもひとつの方法です。

また、片手で持てる程度の荷物であれば、焼香台に置いて焼香をすることも可能です。

身だしなみと同様に、派手な色や柄のカバンなどは避けて葬儀に見合ったものを選びましょう。

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遺族が焼香するやり方のまとめ

ここまで焼香についての情報や、遺族が焼香するやり方について解説してきました。

まとめると以下の通りです。

  • 焼香には立礼焼香や座礼焼香といったいくつかの種類がある
  • 焼香の回数や押しいただくかどうかは、宗派によって異なる
  • 焼香をする際は、挨拶や身だしなみなどを整えるのがマナー

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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