お葬式
出棺時のクラクションは何?鳴らす理由と鳴らし始めた由来を調査
更新日:2023.11.21 公開日:2021.12.24

記事のポイントを先取り!
- クラクションは弔いの意味がある
- 鳴らさないケースもある
- 霊柩車には様々な種類がある
葬儀に参列した際や町中で、出棺時にクラクションを鳴らしている霊柩車を見たことのある人は多いと思います。
なんとなくクラクションを鳴らす風習があることは知ってはいても、理由まで詳しく知っている人は少ないと思います。
そこでこの記事では、出棺時のクラクションについて詳しくお伝えします。
霊柩車の種類についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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出棺とは
出棺とは故人の遺体を火葬場まで運ぶことです。
ほとんどの場合は葬儀や告別式のあとに行います。
火葬場まで同行するのは、親族や親しかった友人などの故人と特に深い関わりがあった人です。
そのため、参列者にとって出棺が故人との最後のお別れの場になります。
出棺の際には故人の遺体を霊柩車にて火葬場まで運ぶことになります。
出棺時には霊柩車のクラクションを鳴らすことが多いです。
出棺時にクラクションを鳴らす意味
なぜ出棺時にクラクションを鳴らすのか疑問に思った人も多いかと思います。
その理由を以下で紹介していきます。
故人を弔うため
クラクションを鳴らす理由としては、故人を弔う意味合いがあります。
参列者が故人に対して手を合わせて弔うのと同様に出棺時に霊柩車では、クラクションを鳴らしたりします。
出棺の合図・特に意味はない
出棺の際に合図としてクラクションを鳴らし、霊柩車が見えない位置にいる参列者にも出棺を知らせる合図の意味合いもあるとされています。
このような意味合いは後付けであり、誤ってクラクションを鳴らしてしまったことが広まり、クラクションを鳴らすこと自体には特に意味はないとされているケースもあります。
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出棺時にクラクションを鳴らし始めた理由
出棺時にクラクションを鳴らすことが一般的になった現代ですが、そもそもクラクションを鳴らし始めた理由は何なのでしょうか。
以下で紹介します。
一番鶏の鳴き声の代わりに鳴らす
ひと昔前までは葬儀の際は夜明け前に出棺となるケースが多くありました。
出棺する時間は一番鶏が鳴く時間帯であったため、その鳴き声の代わりとしてクラクションを鳴らすようになったことが起源、と考えられるケースが1つ目の理由です。
楽器や鐘の代わりに鳴らす
かつては寺院にて葬儀を行うケースが多く、出棺の際にはお寺にある鐘や楽器を鳴らすことで出棺を知らせていました。
近年では寺院で葬儀を行うことは少なくなり、葬儀会社などに依頼をするケースが多くなりました。
そのため霊柩車のクラクションを鳴らす行為は、かつて行っていたお寺の鐘や楽器の代わりと考えられるケースが2つ目の理由です。
茶碗を割るかわりに鳴らす
地域によっては、出棺の際に茶碗を割ることが風習の地域もあります。
この理由は、茶碗を割ると元には戻せないことから、故人が成仏せずにこの世に残らないようにといった遺族の想いが込められたものです。
このときに割る茶碗は葬儀の際に故人の近くにお供えしている茶碗になります。
このような茶碗を割るといった儀式の代わりとしてクラクションを鳴らすようになったと考えられるのが3つ目の理由です。
空砲または汽笛の代わりに鳴らす
昔は現代のように遺体を長い間安置する技術が発達していませんでした。
そのため航海中などに船の上で亡くなられたケースには、やむを得ず遺体を海に流していました。
その際には空砲や汽笛を鳴らして合図をし、この行為は「礼砲を鳴らす」と表現されていました。
この行為の名残として空砲や汽笛の代わりにクラクションを鳴らすようになったのが4つ目に考えられた理由です。
出棺時にクラクションを鳴らさない理由は?
時と場合によっては出棺時にクラクションを鳴らさないケースもあります。
クラクションを鳴らす理由が理解できたところで次は鳴らさない理由を紹介していきます。
ご近所の迷惑を配慮した場合
クラクションの音は非常に大きく、周囲に鳴り響きます。
そのため葬儀場の周囲にクラクションの音は鳴り響きます。
この音はご近所の迷惑になるため、ご近所トラブルを回避することを考慮してクラクションを鳴らさないケースがあります。
クラクションの音を不快に思う方もいる
普段クラクションは事故の恐れがあるような危険なときに鳴らすものです。
そのため、クラクションそのものの音が不快に感じる人も少なくありません。
さまざまな感じ方の人がいるため、不快に思う人のことを考慮してクラクションを鳴らさないケースもあります。
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霊柩車の種類
一言に霊柩車と言ってもさまざまな種類の車両があります。
詳しくは次の章から順番に紹介していきます。
宮型霊柩車
宮型霊柩車は最近では目にしなくなりましたが、以前は霊柩車と言えばこの種類の車を思い浮かべる人が多かったのが事実です。
見かける機会がほとんどなくなった理由としては、宮型霊柩車はいかにも霊柩車といったようなデザインであり縁起が悪いとされたためです。
普段の生活では死に直面することは少ない中で、このように霊柩車が近所を通ると不快に感じるといった地域住民の意見が多くありました。
そのためこのようなデザインの霊柩車は徐々に自治体で禁止されるようになったのです。
その結果、現在ではほとんどこのデザインの霊柩車は見かけなくなりました。
洋型霊柩車
現在主流となっているのが、一見霊柩車だとはわからない洋型霊柩車です。
以前に主流だった宮型霊柩車とは異なり、派手な装飾はなくなり遺体を搬送することに特化した車になります。
洋型霊柩車はステーションワゴンや高級車などの大型車両を使用し、改造して造られています。
宮型霊柩車とは異なり、死をイメージさせることがないため、支持されるようになりました。
バン型霊柩車
バン型霊柩車とは別名「寝台車」とも呼ばれる霊柩車です。
お通夜のために病院から遺体を搬送する際などによく使用され、その際の遺体は棺ではなくストレッチャーにて運ぶようなスタイルになります。
ストレッチャーは通常の後部座席部分を改造してストレッチャー自体を固定できるしくみになっています。
遺体を運ぶ行為は営業に入りますので、他の霊柩車と同様に緑色の8ナンバーのプレートを付けることが義務付けられています。
バス型霊柩車
バス型霊柩車とは、大型バスやマイクロバスを改造して造られたものになります。
霊柩車として使用していますが、外観だけでは霊柩車だとはほとんど気づかれません。
座席は取り外されスペースが広いため、棺も運ぶことが可能です。
都会ではあまり見かけませんが、雪などがあり冬の寒さが厳しい北国などでよく利用されています。
霊柩車と寝台車の違い

最後に霊柩車と寝台車の違いについて紹介します。
どちらも故人の遺体を搬送するための車両であるため、混同してしまう人もいるかと思います。
大きな違いとしては、まず霊柩車は葬儀場から火葬場まで出棺する際に故人の遺体を運ぶものです。
寝台車は病院などで死亡確認をし、故人の遺体を自宅などに搬送する際に使用する車です。
遺体を自宅に運ぶことが目的であるため、この時には棺などに故人を入れている状態ではなく、ストレッチャーなどで遺体を運びます。
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出棺時のクラクションまとめ

ここまで出棺時のクラクションの意味や、霊柩車の種類に関する情報を中心にお伝えしました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 出棺時にクラクションをならす理由は諸説ある
- 鳴らし始めた理由は、土地ごとの慣習の代わりとされている
- 最近では、洋型霊柩車を利用することが多い
- 霊柩車は葬儀場から火葬場へ、寝台車は病院から自宅または葬儀場へ遺体を運ぶ車両
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者

田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。