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お葬式

葬儀に使う車の種類は?寝台車と霊柩車の違いや相場も解説

更新日:2024.01.23

葬儀 費用

記事のポイントを先取り!

  • 病院から葬儀場や自宅へ運ぶ寝台車と葬儀場から火葬場へ運ぶ霊柩車がある
  • 法で定められた基本料金料となっている
  • 業務でなければ自家用車で遺体を運んでも違法ではない

故人を運ぶための車として、霊柩車・寝台車があります。
一昔前までは派手な飾りを乗せた霊柩車を日常で目にしたものです。

見聞きしたことのある方でも、霊柩車と寝台車の異なる特徴や、費用の相場を知らない方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では葬儀で使われる車について詳しく説明していきます。

この機会に葬儀で使われる車の種類や料金の相場について知っておきましょう。
自家用車でも違反にならないケースについても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 寝台車と霊柩車の特徴
  2. 寝台車と霊柩車の費用の相場
  3. 霊柩車の種類
  4. 自家用車での遺体の搬送は法律違反になるのか?
  5. 霊柩車に関する様々な言い伝え
  6. 葬儀の車まとめ
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寝台車と霊柩車の特徴

葬儀で使われる車の霊柩車と寝台車。

それぞれの特徴を解説します。

寝台車

寝台車は主に病院から故人宅、もしくは葬儀会場へ運ぶための車です。
ストレッチャーや担架などに遺体を寝かせて移動させるため、固定器具が設置されています。

寝台車と一般車両との違いはナンバープレートです。

法律で遺体は「貨物」とされています。
そのため、寝台車には8ナンバーの緑色のナンバープレートが義務付けられています。

霊柩車

霊柩車は葬儀が終わって火葬場へ移送するための専用車です。
遺体を運ぶという役割は寝台車と同じです。

霊柩車も寝台車と同じく8ナンバーで緑のナンバープレートの貨物自動車です。
車体前方には「霊柩専用」や「霊柩」という許可を得た証がつけられています。

霊柩車には棺桶を入れる作りになっています。
世間一般では霊柩車というと、派手な飾りを乗せた車で知られていると思いますが、現在はシンプルなデザインのものが多いです。

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寝台車と霊柩車の費用の相場

寝台車と霊柩車を使用する場合の金額はいくらくらいでしょうか。

追加費用なども含めてご紹介します。

基本料金の相場

両車とも貨物車両なので料金体系が法律で明示されています

寝台車

車庫〜遺体引取先(病院など)〜遺体の安置場所までの距離別で料金が異なります。

10キロ未満1万〜2万円程度
40キロ以上50キロ未満1万9,000〜3万5,000円程度
90キロ以上100キロ未満3万5,000〜6万円程度

霊柩車

霊柩車も距離に応じて料金が異なります。

霊柩車のタイプによっても金額が変わるため、相場の価格帯が広がります。

10キロまで:1万3,000〜5万円

10キロを超える場合は追加10キロ、20キロという区切りで加算されます。

寝台車や霊柩車の運転手にチップのような「心づけ」を渡す方も多いです。

心付けの相場は3,000~5,000円です。

車両留置費

車両留置費とは荷降ろしの出発地点や到着地点での積み下ろし作業(もしくは待ち)時間にかかる費用のことです。

予定時刻に荷物が積めなかったり降ろせなかったりすると、待機時間が発生します。

ドライバーと車両の費用は、発注者や荷下ろしを担当する側の責任になります。

待機時間料という言い方もあります。

その他の追加料金

追加料金は

  • 豪雪地帯での「冬季割増料金」(2割増し)
  • 早朝・深夜などの「時間帯による割増料金」
  • 別途費用がかかる道路使用による「有料・高速道路割増料金」

などがあります。

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霊柩車の種類

一昔前までは霊柩車は街中で非常に目立つものでした。

葬儀と同じように霊柩車も時代とともにスタイルが多様化しています。

宮型

宮型は一般的に広く知られている種類の霊柩車です。
その名の通りお宮(宮殿、神社のような模型)が車の上に乗っています

家族葬が増えたことなどで使われる機会が減少し、現代では日常で見ることはあまりありません。

現在はモンゴルやアフリカで「走るお寺」として再利用されているそうです。

洋型

近年の霊柩車としてメジャーなのが洋型です。

ロングボディのワゴンタイプで、ベースが高級車のものが多く見られます。
カラーはブラックで落ち着いた雰囲気の車が多く利用されています。

バス型

小型のバスがベースの霊柩車です。
大小バスサイズなので、棺桶と一緒にある程度大人数を移送できます。

雪が積もる豪雪地域や、葬儀場と火葬場が離れているといった条件の場所でよく見られます。

バン型

背の高いバン型霊柩車は、寝台車と兼用されることもあります。

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自家用車での遺体の搬送は法律違反になるのか?

病院で息を引き取った家族を、一度家に安置するため自家用車で遺体を運んでも違法ではありません。

法律違反になるケースは、一般車両で遺体の移送を業務として行った場合です。

遺体は排泄器官も含め穴が緩んでいる状態にあたります。

場合によっては体液が漏れ出す可能性があるので、棺の準備やフラットシートにできる車で搬送しましょう。

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霊柩車に関する様々な言い伝え

霊柩車には昔から様々な言い伝えや風習があり、そこから存在するマナーや決まりがあります。
理由と共にご説明致します。

同じ道を通ってはいけない

火葬炉が併設されていない葬儀場の場合、火葬のために故人は霊柩車で移動が必要になります。
その際、基本的に行きと帰りで霊柩車が走る道が異なります。
理由としては故人を道に迷わせて帰って来れないようにすることが挙げられます。

土葬が一般的で車がなかった時代に行われていた「野辺送り」という墓まで先導から順に葬列を組み、棺を担ぎ埋葬する風習からきています。

発車前にクラクションを鳴らす

近年では近所迷惑になるという理由から鳴らさないことも多いのですが、以前は発車前にクラクションを鳴らすのが一般的でした。

故人様との最期の別れを意味しています。

見たら親指を隠す

若い方はあまり聞き覚えのないことかもしれませんが、霊柩車を見たときに親指を隠しなさいと言われた経験がある方がいるかと思います。

これは大正時代以前にかかれた書物が発祥とされており、その当時、親指は人の御霊を取り込む神聖なものとして認知されていました。
そのようなことから、親指を隠さないと親の死に目に会えなくなる、親族に不幸が訪れるなどの言い伝えが広まりました。

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葬儀の車まとめ

キーボードの上に載っている「ま」「と」「め」と書かれた積み木

ここまで、葬儀で使われる車の基本情報や、特徴などを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 病院から葬儀場や自宅へ運ぶ寝台車と葬儀場から火葬場へ運ぶ霊柩車がある
  • 法で定められた基本料金料となっている
  • 業務でなければ自家用車で遺体を運んでも違法ではない

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(はかまだ)

袴田 勝則(はかまだ かつのり)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。

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