法事法要
位牌の預かりサービスとは?お寺にあるお預かり・永代供養とは
更新日:2022.11.10 公開日:2022.01.28
位牌は故人を祀るため、仏壇に置いておく大切なものです。
しかし、近年では様々な事情により、位牌を自宅に置けない方が多くいるようです。
そこでこの記事では、位牌の預かりサービスと永代供養についてご紹介します。
この記事で位牌の預かりサービスを理解しましょう。
位牌は預け先でどのように管理されるのかについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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位牌とは
位牌とは、仏弟子としての名である戒名(法名)、没年月日、名前などを記した木製の牌のことをいいます。
家庭の仏壇やお寺の位牌壇に設置するのが一般的で、故人の魂が宿される場所として大切な存在となっています。
位牌は、もともと中国の儒教のもので、鎌倉時代に禅僧たちが位牌を持ち込んだことをきっかけに日本で広まりました。
ちなみに、浄土真宗は位牌を使用することはありません。
その理由として、全ての人は極楽浄土へ導かれ、魂は成仏することから、拠り所がある必要がないという考えがあるためです。
しかし、位牌の代わりに法名軸や過去帳を使って故人を偲ぶこともできますので、位牌の代わりになるものが欲しい場合は葬儀場へ相談してみるとよいでしょう。
こちらの記事で位牌について解説しているので、ぜひご覧ください。
位牌をお寺に預ける理由
近年では、位牌をお寺に預けるお預かりサービスを利用する方が増えているようです。
どのような方がどのような理由で同サービスを利用しているのでしょうか。
ここでは、位牌をお寺に預ける理由についてご紹介します。
後継ぎがいない
例えば、自身が独身であるため、位牌の後継ぎがいないという理由からお寺に預ける方がいます。
ただ、自身が独身でなくても「自分の子に位牌の管理のことで迷惑かけたくない」という理由からお寺に預けるケースもあるようです。
お仏壇が家にない
お仏壇がそもそも自宅にないため、位牌を置くことができないという理由からお寺に預ける方もいらっしゃいます。
また、仏壇を置くスペースが自宅になく、位牌を預かってもらう方も多いようです。
長く家を空ける
長期間家を空ける、もしくは空き家である場合も位牌の管理が難しくなります。
家を空けるということは仏壇を含め、家全体にほこりが溜まってしまい、劣化は確実に進んでしまうことになります。
引っ越し先に仏壇がない
引っ越し先に仏壇がない理由から位牌を預けるケースもあります。
もし、位牌を引っ越し先に持っていけるのであれば、仏壇と一緒に持っていくことが一番好ましいのですが、その引っ越し先にスペースがなければ、置くことができなくなってしまいます。
どうしても引っ越し先におきたい場合は手元供養壇といったスペースをとらないようなものもあります。
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お寺で位牌を預かってもらう方法
ここでは、実際にお寺で位牌を預かってもらう流れをご紹介します。
お寺で位牌を預ける
位牌をお預かりしているお寺があれば、事情を相談して預けることができます。
位牌をお預かりしているお寺がなければ、近所にあるお寺に相談してもよいでしょう。
もし、「急にお寺に行く勇気がない」というのであればインターネット上でお寺を仲介してくれる業者もあります。
信用できる業者やお寺であるかしっかりと見極めたうえで位牌を預けるようにしましょう。
安置期間を設定する
一時的に位牌を預かりたい場合は月単位もしくは年単位で位牌をお預かりすることができます。
これを一時預かり供養といいます。
家の建て替えの間だけ、旅行で家を留守にする間だけなど期間が定められているのであればその期間をもとに安置期間を設定します。
費用の目安
一時預かり供養の相場は期間にもよりますが、おおよそ1万~3万円です。
また、お礼として1万円ほどお渡しするのが一般的です。
位牌を永代供養する
位牌を自身で管理することが困難となった場合、位牌を半永久的に供養してもらう永代供養という方法もあります。
位牌を永代供養する場合も、まずはお寺に相談します。
それを踏まえて、永代供養についての疑問点などを聞きながら、位牌の預かりを任せてもよいか、信頼できるかを納得できるまで話し合いましょう。
永代供養の費用相場は安置場所や期間、供養の内容によって異なりますが、一般的には1名(1柱)あたり10万~50万円くらいが相場とされています。
お寺に預けた位牌はどう管理されるの?
お寺に位牌をお預かりした後、位牌はどのように管理されているのでしょうか。
ここでは、お寺に預けられた位牌の管理について解説していきます。
預けるお寺に事前に確認する
位牌を預ける前には、前もって預け先のお寺に確認をしておきましょう。
冒頭で述べましたように、費用はそのお寺によって違いがありますし、預かりには期限が決められています。
一般的には3年までとしているお寺が多いようですので、3年目を迎える前に更新できるかどうか確認が必要になります。
また、お寺によっていつでも位牌のお参りができるわけではなく、行事や時間に合わせてお参りに行かなくてはなりませんのでそちらも事前に相談しておきましょう。
お彼岸・お盆などには読経
位牌の一時預かりをした場合でもお彼岸とお盆の時期には僧侶の方が位牌の供養のため読経してくれます。
また、お預かりするお寺にもよりますが、毎日のご供養や法要も実施しています。
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位牌を処分する方法
位牌の管理が困難で、完全に位牌処分を希望する場合、その位牌はどのように処分すればよいのでしょうか。
ここでは、位牌を処分する場合の流れについてご紹介します。
閉眼供養を行う
位牌を処分するときはそのまま処分してはいけません。
必ず閉眼供養(魂抜き)をお寺に依頼します。
閉眼供養とは、位牌に宿った故人の魂を抜き取るための儀式のことをいいます。
閉眼供養を行った後の位牌は、そこには魂が抜かれていてただの「モノ」となるため、処分してしまっても問題ありません。
位牌の処分
そのままゴミに出してしまうのには罰当たりな気がして「位牌をそのまま捨てる」のに抵抗がある方がほとんどです。
ですので、たいていの場合、お寺や業者に渡してお焚き上げをしてもらいます。
しかし、お寺によって位牌はお焚き上げできても、仏壇や仏具などはサイズが大きいため、受け付けていないお寺もあります。
そのような場合には近くにある仏壇・仏具店であったり、遺品の整理業者へお願いしてみるのがよいでしょう。
位牌のお預かりまとめ
ここまで、位牌のお預かりサービスと永代供養についてご紹介しました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 位牌とは故人の魂が宿る大切な場所である
- 昨今では様々な事情で位牌を預かるケースが増えている
- 位牌のお預かりお願いするときはまずはお寺へ相談する
- 位牌を処分する場合は閉眼供養が必要
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
袴田 勝則(はかまだ かつのり)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。
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